2026

 先日、「時間帯で見ると、得点は集中、失点は満遍なく」と題し、ハーフシーズンにおける吉田清水の時間帯別得失点を図にしてお目にかけた。

 ただ、その後、また一つ気になるポイントが出てきた。吉田清水、得点が期待できるのは75分くらいまでであり、試合終盤の得点が乏しかったということは、言い換えれば、途中投入選手の得点が極端に少なかったのではないか? そう思い、先日の図をカスタマイズし、途中投入選手による得失点を赤で示して、図を作り直してみた。

 そうしたところ、予感は的中した。ハーフシーズンの吉田清水、途中投入選手による得点は2つしかなかった。逆に、敵の途中投入選手によるゴールは7に上っているわけで、これでは勝負弱くなるのは当然である。

 よく、途中投入したストライカーがゴールを奪うと、実況や解説が「監督の采配、ずばり的中!」などと騒ぐことがあるが、守備側が疲れた時間帯にフレッシュなアタッカーが投入されれば、ゴールが生まれやすくなるのは当然であり、交代選手はむしろかなりの確率で得点を奪うものなのである。そのような場面が、ハーフシーズンの吉田清水では2度しかなかったわけで、はっきり言ってこれは異常値である。

 しかも、問題は2度あった途中交代選手による得点の中身である。1度目は5月10日のホーム福岡戦であり、この試合では疲労を考慮してベンチスタートになっていたセフンが56分に投入され、75分にゴールを挙げた。なので、本来はスタメンである選手が、たまたま連戦の疲れで途中投入された事例だったわけで、実質、先発のゴールみたいなものである。

 2度目は、5月24日のホーム(国立)ガンバ戦における弓場のゴールである。しかし、この試合では負傷した宇野に代わり19分に投入された弓場が58分に先制点を奪ったものであり、試合終盤にアタッカーを投入して得点を奪うような通常の「交代選手による得点」とは違った。

 要するに、ハーフシーズンの吉田清水には、「スーパーサブ」と言えるような、途中交代で得点を奪える選手が、皆無だったのである。何度も言うように、怪我人多発、選手層の薄さに加え、チームとして組織的に得点を奪うような共通理解が落とし込まれておらず、「個の力のあるスタメンが疲れて退いたらジ・エンド」というチームだったのだ。


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