個人的には昨日までをゴールデンウィークと捉えているのだが、その間のホームの4試合はすべて現地観戦した。できれば3つ勝ってほしい、最低でも勝ち点8くらいは、と思っていたのだが……。終わってみれば、PK勝ち2つに留まり、勝ち点は4か。
この間にはアウェーも1試合あり、それには90分勝ちだった。しかし、敵が退場で一人少なくなった試合だった。PK勝ちも、普段であれば引き分けで勝ち点1であるとするならば、GW5連戦で勝てたのは相手が数的不利の試合だけだったということになる。はっきり言って、吉田清水は機能していない。極めて危うい状況と捉えている。
今の吉田清水は、「ベストメンバーが揃った時だけ、良い試合をする」という状態だろう。元々、豪華なスクワッドの神戸で結果を残した指揮官なので、「メンバーが見劣りする時に、それでも上手くやりくりして、それなりのサッカーをする」人なのかどうかは、分からない。今のところ、だいぶ怪しい。
秋葉氏の自由放任サッカーを引き継ぎ、清水を率いることになった吉田監督は、チームとしての守備組織の約束事が徹底されていないことに驚き、まずはその部分に手を打ったようである。まあ、確かに、秋葉時代に比べれば、守備組織は改善したのかなと感じる。問題はその先であろう。吉田監督の口ぶりからは、どうも、良い守備をすれば自ずと良い攻撃も付いてくるというような哲学を感じるのだが、そんなに簡単なものだろうか? チーム全体で攻める形を構築・共有できていないからこそ、主力に怪我が出てメンバーが落ちたとたんに、シュートもろくに打てなくなるのではないか。
そんなわけで、今回の福岡戦、セフンは疲労を考慮しベンチスタート、左ウイングのカピは恐らく前日練習で怪我、右ウイングの北川は結局GW連戦間に合わず(連休前の決意に満ちたインタビューはなんだったのか)ということで、だいぶ苦しい先発メンバー編成となった。そして、案の定、前半はまったく機能しなかった。
それにしても、ブエノは普段から舐めプ気味のプレーをすることがあるが、この福岡戦は特に酷かった。彼が危ない位置でも飄々とボールをキープして、トリッキーなプレーで相手をかわしたりすると、無知なスタンドが沸くことがあるが、個人的にはブエノのああしたプレーが大嫌いである。相手に詰められたら必要以上に持たず、すぐにボールを離すべきなのに、無理に持ち続けるということは、本人が自信過剰で、チームもそれに任せサポートする形ができていない証拠である。いつか大怪我をするだろうと思っていたが、案の定、彼のキープミスから、痛恨の失点を喫した。この試合のブエノは、イライラして相手を突き飛ばしたりするし、PKも外すしで、まるで良いところがなかった。それなりに上手い選手なのに、欧州等ではなく、極東の田舎チームでプレーしているということは、何らかの問題を抱えているはずであり、その問題が可視化された試合になった。サポ連中も、「ブエノの鬼キープは、チームの機能不全のバロメーター」と知るべきだろう。
というわけで、タカさんチームが躍進できるかどうかは、スクワッド次第ということが、だんだんはっきりしてきた。夏の移籍市場で、セフン互換のバックアッパーFW、強力ウインガーあと1枚くらい、ブエノ・宇野に次ぐくらいのボランチ要員を確保できれば、上位進出もあるかもしれない。しかし、今のままでは、降格候補であろう。もちろん、どんなチームでも、成績が人材次第というのは当たり前なのだが、恐らく吉田監督はそれに左右される度合いが強い人だと思うのである。
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