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 前節と今節で、数的有利・不利はデカいなという当たり前のことを再認識した。余計なことを言わせていただけば、グスタボ・バヘットは2枚のイエローで退場になったわけだが、両方のプレーとも、一発レッドに相当だったのではないだろうか? 笠原寛貴氏のジャッジは以前に比べて安定してきたと思うが、その点は疑問として残った。

 気になったのは、ハイラインが信条の吉田清水が、2試合続けて、裏を取られ重大な結果を招いてしまったことである。前節のジェラの退場を招いた場面に続き、この試合でもマルコ・トゥーリオに抜け出され先制点を許してしまった。今さら戦法を変えることはないと思うが、どうにかしてほしいものである。

 しかし、逆転できたから良かったものの、数的有利で戦った後半の攻撃にも、逆転した後の戦い方にも、個人的に納得は行かなかった。

 まあ、確かに、ハーフタイムにも、ミドルシュートを狙っていこうといった指示が出ていたようなので、その意味では狙い通りの逆転劇だったのかもしれない。ただ、宇野、嶋本のゴールはそれぞれ素晴らしかったとはいえ、逆に言えば必ずしも再現性のあるゴールではない。数的有利で、アタッキングサードまでは確実に持ち込めるのだから、そこからは可能性が低い長いクロスを放り込むよりも、もっとコンビネーションを使ってポケットをえぐるような崩しが必要だろう。残念ながら、この試合でもそのような工夫は見られず、日頃のトレーニングでそのような形を植え付けているとも思えない。どうやってチームとしてゴールに迫るのかという部分が、相変わらず見えてこないと感じた。

 そして、嶋本のゴールが決まり、逆転した後の試合運びが、相変わらず稚拙だと感じた。逆転するまでは、ずっとボールを握っていたわけだから、一番確実に勝つ方法は、圧力を弱めず3点目を狙いに行くことだろう。11対10の戦いなのだから、充分できたはずである。それが、変に守りに入り、結果的に際どいシュートを許す場面もあった。

 試合終盤に獲得したコーナーキックでも、カウンターには警戒しつつ、普通に点を取りに行くのが一番良い。いくらセットプレーの期待度が絶望的な吉田清水とはいえ、偶然入ることもあるかもしれないし、相手も普通に攻められた方が嫌だろう。それが、中途半端にコーナー付近で時間を稼ごうとして、結果的に10秒くらいしか時間が稼げず、すぐに相手のターンに変わってしまう場面が続いた。あのあたりの拙さを見ていると、このチームまだまだだなと感じる。


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