いやはや、なかなか楽しい娯楽だった。「最低」という言葉が飛び交った水曜の試合から、中3日で、ここまで建て直せるとは思わなかった。「控えの力が劣る」という評価も、見事に覆して見せた。
まあ、ここまで余裕をもって楽しめる試合になったのは、やはりセフンの鮮烈先制弾に尽きる。あれが「シュート」とカウントされるのかどうかは知らないが、とにかくあれで我が軍は完全に勢いに乗り、敵は出鼻をくじかれた。
嶋本は、高校時代は「アタッカー」という印象だったのだが、清水に来てからはボランチとか汗かき役になっていた。今回は、トップ下というかシャドー的な位置で先発し、本来の得点能力が活かされたという感じである。
そんなわけで、わずか4分で2点をリードする展開になったわけだけど、リードした後、攻め急がずに、相手に全くボールを触らせることなく、何分かパス回しをした場面が素晴らしかった。以前の試合では、有利な試合展開でも、同じように前線にロングボールを入れ続けて行ったり来たりの展開になってしまったことがあったが、今回のように状況によってはボールを保持できるようになれば、戦い方の幅が広がるし安定もする。今後は、1点差のよりしびれる展開や、試合終盤の中でも、同じような落ち着きを出せるかが、課題だろう。
後半にダメ押しの追加点がとれれば百点満点の試合だったが、まあそこまで贅沢は言えまい。連戦で、必ずしもベスメンでない中で、ここまで楽しい試合を見せてくれたことに、感謝したい。
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