
秋葉清水の2025シーズンの戦いを振り返ってみると、「ツイていた」ということを実感する。
何と言っても、開幕で2連勝し、頭の3試合で勝ち点7とれたのが大きかった。その貯金があったので、シーズンを通して、比較的落ち着いて戦えたという印象だ。
開幕2戦で、力が落ち、相性も悪くない相手との対戦だったことが、モノを言った。開幕のヴェルディ戦はアウェーながら国立で「半ばホーム」みたいな感じだったし、新潟戦は押され気味だったのに相手が退場者を出し流れを引き寄せた。
開幕2連戦に限らず、今季の清水は相手の退場とPK獲得にずいぶん助けられた。PKは、外したのも3本くらいあったが、あれだけPK機会に恵まれたのは今季のJ1で随一だったのではないか。もちろん、退場やPKの判定は、それ自体は妥当なもので、清水の戦いぶりの結果として付いてきたものではあるが、それにしてもツイていたと思うわけである。
考えてみてほしい。開幕3連戦が、戦術的完成度や個々の技能に優れた柏、セレッソ、川崎とかが相手だったら、秋葉清水はほぼ確実に大差で3連敗しただろう。そこから立て直せたとは思えず、たぶん前半戦のうちに監督交代だっただろう。実際うちらは今季3連敗フィニッシュだったわけで、対戦相手やチームのバイオリズム次第では、そういう恐れもあった。
開幕3戦で勝ち点7を確保し、そこから先は、連敗あり、大敗ありとチームは落ちかけたが、そのたびに秋葉監督が気合を注入し、何とか踏み止まったという印象だ。清水がチームとしての組織的完成度を高めた結果として盛り返すというよりは、やはり「喝を入れる」ことでチームを引き締め、崩壊を免れた。
気合注入の一本足打法で、初のJ1シーズンを乗り切った秋葉監督は、ある意味ですごい人ではあるし、J1の下の方にしがみついているだけならば、現状維持でいいのかもしれない。しかし、クラブがJ1での躍進を期すのであれば、秋葉監督は役割を終えたというGMの判断は妥当であり、吉田監督の手腕は正直まだ分からないが、個人的には決定を支持する。
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