みんなはどう思ってたかわからんけど、個人的には、広島アウェー2連戦を前にして思ったのは、「2連敗だけは避けたい」ということだった。天皇杯の勝ち上がり、リーグ戦の勝ち点3は理想ではあるけれど、どちらかだけでも、いやもっと言えばリーグ戦の勝ち点1でも、OKだろうと思っていた。
その意味では、天皇杯で勝ち上がるよりも、より死活的なのはリーグ戦の勝ち点1である。それを達成してくれたので、個人的には、満足、納得だ。秋葉清水は、戦術的なレベルが低い分、監督の気合注入でチームを引き締めるしかない。リーグ戦の勝ち点1のためと思えば、天皇杯の惨敗も、個人的には我慢しようと思う。最悪の結果は免れた。
はっきり言って、清水は残り試合、全部引き分け狙いでもいいだろう。それで充分残留できる。まあ、実際は、引き分けを狙って実際に引き分けられるわけではないのだが、そういうスタンスの方が、逆に勝てたりもするものである。
増してや、今節は、降格危機の他チームが、軒並み敗戦を喫している(新潟だけは今日試合だけど)。そういうことから考えても、清水が今節勝ち点1を確保したことは、大きな半歩である。
さて、試合の方は、ハートに火をつけた清水イレブンが序盤から飛ばし、前半は優勢だったが、後半巻き返され、どちらが勝ってもおかしくない試合で、引き分けという公平な結果に終わった。80年前の出来事を、日本国民として追悼するのは当然として、ピッチ上にまで持ち込まれるのはフェアでないと感じたが、それに変な形で巻き込まれず、よかった。
ここ2年の清水は、北川・乾の前線コンビによる前プレスが基本戦術になっていたが、北川がポストタイプではないので、ロングボールの収め所がないというのが悩みの種だった。そこで、今回の広島戦では、高橋カルロスを1トップに起用し、新戦術を模索しているのか?などとも思えた。だが、試合後の秋葉監督の発言によれば、「後半勝負」だったとのことである。つまり、今季何度かあった(そしてあまり上手く行かなかった)、過密日程の際に前半はゼロゼロで我慢して北川・乾を後半から出し勝負をつけるという狙いの采配だったようだ。
残念ながら、北川・乾を投入して、清水の攻撃の迫力が増したという印象はない。特に、乾はピッチコンディションも影響してか、ミスが目立った。乾のプレー精度があの程度だと、来季以降も見据えて、否応なしに、脱乾依存を進めざるを得ないかもしれない。
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