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 報告が遅くなったが、ルヴァンカップの相模原戦を現地観戦してきたので、その感想。

 全体的には、やはり低調な試合だったと言わざるを得ないのではないか。ボールを持っている時間は長いが、狙いを持って相手ゴールに迫るということが全然できていない。前半3本、後半7本に終わったシュート数が、問題を物語っている。

 個々の選手に関して言えば、このレベルの相手でアフメドフが機能しなかったのは、残念だった。「おっ!」と思うようなプレーを見せそうになる場面もあるが、今のところすべてが未遂である。J3相手でのカップ戦であっても、1点さえとれれば、その後リーグ戦でもケチャップドバドバに繋がるかもという期待は、裏切られた。今季の清水は、センターフォワードが最激戦区などと言われていたが、蓋を開けてみれば計算が立つのは北川だけで、連戦に向け不安を残した。

 小竹のプレーにも期待が集まったが、デュエルで負ける場面が多く、これまた不発。仕掛ける際に、「はい、これから仕掛けますよ」という間合いなので、相手が対応しやすいように見えた。もっとパスの引き出しからトラップ~仕掛けまでスムーズにプレーできるようになると、相手を出し抜けるのではないか。

 小竹が決定的な仕事ができたら、「スター誕生」ということになったと思うが、実際にはその小竹に代わって72分に登場したユースの土居佑至君がゴールを決め、ラッキーボーイに。巡ってきた出番をどれだけ活かせるかで、キャリアが左右されるわけで、小竹にも次のチャンスで大きな仕事をしてほしい。

 期待の新戦力の中では、ボランチとして出場した弓場のプレーは安定していて良かった。試合勘が鈍っているのか、宮本がパスミスを見せたりしていたので、もしかしたら弓場がボランチの序列を3番手に上げたかもしれない。

 結果的には3点がとれたが、終盤の2点は相手が前がかりになったところを突いたもので、それぞれ痛快ではあったものの、攻撃の形が結実したという感じではなかった。公式戦の連敗は止まったものの、個人的には今後の連戦に向け不安を払拭できないでいる。


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