エスパルスとはほぼ関係ない話題で恐縮だが、清水・静岡勢のライバルである国見高校を長く率い、最近では長崎総合科学大付監督を務めていた小嶺忠敏さんが亡くなったということだ。第100回高校選手権開催中の、まさかの急逝である。
まだ76歳ということで、生涯現役を貫いたということか。国見時代には、自らマイクロバスを運転して全国に遠征していたといったエピソードもあった。すべてを高校サッカーに捧げた人生だったのだろう。
個人的には、1988年に東海大一VS国見の第66回大会の東海大一VS国見の決勝を国立に観に行った思い出がある。前年の第65回大会で東海大一が初優勝し、当然その再現に立ち会うべく国立に出かけたのだが、現実にはフィジカルを前面に押し出した国見のサッカーに屈し、悔しい思いをした。今回、その試合の模様を、上掲のような動画で久し振りに観直した。国見の堅い守備に阻まれ、東海第一は決定機らしい決定機はなかったんだよなあ。
小峰監督にとっては、この時が選手権での初優勝だったようだ。
まあ、この試合で相まみえた東海第一の澤登と国見の永井が、その後、エスパルスにとっての初タイトルとなる1996年ナビスコカップ優勝の立役者となったりもするわけだが。
小嶺忠敏監督のご冥福を心よりお祈りいたします。
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藤井貴彦/福岡竜馬 東京ニュース通信社 2021年12月