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 昨日、当S研ブログでは、清水が名古屋に先制を許したら、追い付くのは絶対ムリと断言しておいた。しかし、57分に敵の前田に決められ、敗色濃厚だったところを、久し振りにサンタナが大仕事をしてくれた。74分、藤本からのクロスを、ダイレクトで右足で合わせ、GKランゲラックの反応できないコースぎりぎりに流し込むテクニカルなシュートを決めてくれた。

 昨日の試合内容からすると、引き分けは御の字だろう。今季の名古屋にとって、先制しながら追い付かれてドローに終わったのは初めてだったはずで(他に負けが1回あったらしいが)、上位・名古屋の勝ちパターンを狂わせたという意味で、それなりに意地を見せた格好となった。

 それにしてもサンタナ、最近はポストプレーの時に敵に激しくマークされ、ファウルだろアピールが目立ちすぎ、前節に至ってはそこからチームが崩壊していたし、今回の名古屋戦もその悪い癖が出ていた。個人的には、もう代えた方がいいんじゃないかなんて思いながら観ていたが、最後に大仕事をするあたり、やはり代えの利かない存在なんだなと、今回ばかりは納得した。

 五輪中断明け以降、上位のマリノスと名古屋とは引き分けており、勝ち点を計算していなかった試合で、一応は勝ち点1を拾えているという意味では、本来はポジティブである。しかし、勝たなければいけない試合で勝てていないので、本来なら貴重な上位相手の勝ち点1も、色あせてしまう。そこが問題だ。


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