
時々取り上げるけど、ウェブのサッカー情報「タグマ!」のサッカーパックの中でも、河治良幸さん責任編集の「サッカーの羅針盤」は、Jリーグ各クラブや選手に関する非常にディープな談義が披露される。有料だけど、それだけの価値はあるので、ご購読を検討されてはどうか。
そのサッカーの羅針盤で、河治さんと元川悦子さんが、「J1中間観測」という長大な対談を行っている。当然、ロティーナ清水についても語られているので、以下で両者が清水について語っている部分の骨子だけ紹介することにする。
- ロティーナ清水は良い試みをしており、最終的な評価はシーズン後になるが、清水のようなところでは、オフザピッチから寄せられるパワーにオンザピッチの結果が付いてきてないと、辛いところがある。
- ロティーナが清水で時間がかかるのは最初から分かっていたが、怪我人の発生などでさらに難しくなっている。
- セレッソが上手く行き出したのがゴールデンウイーク明けだったから、「うちだったらもっとかかる」と兵働も言ってた。セレッソは松本戦で瀬古を初めて使ってそこからぐっと上がって行ったというパターンで、そういうきっかけが必要。
- 開幕の鹿島戦で勝っちゃったので、期待感が高まったけど、ロティーナは1つハマったからイケイケどんどんと言うサッカーじゃない。
- 鹿児島キャンプで、一見、早い段階で設計が上手く行っていたかのような印象があったけど、ロティーナのサッカーにフィットしていた選手、特に片山、原が軒並み負傷したのが痛かった。
- 原などは鳥栖でキム監督に5レーンを叩き込まれていたので、ロティーナ戦術も一番理解しているかのように、最初から立ち位置が巧みだったのに。
- 原、片山、鈴木義宜あたりの早期フィット組に頼りすぎたところはあった。最大の理解者である片山をマルチで動かして、そこから理解者を徐々に広げようとしたのかもしれないが、結果的には失敗したのかもしれない。
- サンタナなどは開幕から頑張ってるが、逆に休ませたくても休ませられないという事情か。サンタナは孤軍奮闘でかわいそうで、もうちょっと周りがサポートをして、ボックス内の力を発揮させてあげたい。
- 開幕からのコンディションを維持しているのは中山くらいで、さらにブレイクする可能性がある。
個人的にちょっと評価が違うところもあるが、このお2人はちゃんと見ている人たちだなと、感心する。
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