
当S研ブログは、2016年に清水がJ1復帰を決め、その感動の中で立ち上げたものだった。ちなみに、この年に流行ったものと言えば、テレビドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」である。なので、この年の締め括りの投稿で、所長はそれを文字って、「落ちるは恥だが役に立つ(ただし1回だけ)」という記事を書いた。以下はその一部。
振り返ってみれば、近年の清水は、「何かを成し遂げる」ということが、ついぞなかったように思う。強いて言えば、2014年のJ1残留は一つの成果達成ではあったが、決して強いとは思えない相手にホーム最終戦でやっとの思いで引き分けての残留であり、あの時の感情は達成感には程遠いものだった。それに比べると、2016シーズンの方が、「成し遂げた」という感覚は、はるかに強い。こんな晴れやかな気持ちで年末年始を迎えられるのも、クラブのお陰であり、そのありがたみを噛み締めているところである。
2015年のJ2降格は屈辱以外の何物でもなかったが、問題はその教訓や経験を、今後どれだけクラブの発展に活かしていけるかだろう。「落ちるは恥だが役に立つ」、まあむろん1回限りの話だが(笑)、J2降格という苦い経験を糧に、強靭なクラブを作り上げていけるかどうか、すべては自分たちにかかっている。
それから5年近くの時が経ったわけだが、我が清水は、「J2降格という苦い経験を糧に、強靭なクラブを作り上げ」られただろうか? 残念ながら、そうとは言えまい。2018年のプチ躍進を除けば、毎年、降格ラインをフラフラとさまよっている。そして、名将とされる監督の招聘と、大型補強を敢行し躍進を期した今季もまた、蓋を開けてみれば、何のことはない、降格危機に直面することになった。
最近、新垣結衣と星野源の「逃げ恥婚」が話題になったものだから、以前自分が使った「落ち恥」という言葉を思い出した次第。ゴメン、ただそれだけ。
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