
そう言えば、名古屋戦終了後、異様な光景があった。
皆様ご存じの通り、ホームでの試合終了後には、選手たちが場内を一周して、何箇所かで立ち止まり、観客に一礼して挨拶して回ることになっている。名古屋戦では、竹内不在、鈴木義宜途中出場だったので、権田がキャプテンマークを巻いており、試合終了後の挨拶も権田が取り仕切っていた。
まあ、試合終了後はだいたい選手も疲れているし、緊張感も解けて、観客への挨拶はダラダラとやりがちである。
ところが、名古屋戦後の挨拶では、選手たちが整然と整列し、キャプテン権田の「礼っ」という掛け声に合わせて、選手たちが丁寧に頭を下げていたのである。まるで体育の授業か高体連のチームのようだった。それだけ、「せめて態度だけはきちんとしなければ」という意識があったのだろう。あるいは、横浜FC戦後に、バックスタンドの客と立田が揉めそうになった(鈴木義宜が立田にこらえさせて事無きを得た)そうなので、名古屋戦ではトラブル回避のため、あらかじめ「ちゃんとやろう」と申し合わせていたのか。はたまた、キャプテン権田のキャラクターによるものか。
我々サポとしては、どんなに選手の態度が悪くても、勝ってくれる方がいい。でも、勝てない時に、最低限、きちんとした態度を示してほしいというのはある。その意味では、名古屋戦後の権田の統率には、わずかながら救われた思いはした。
権田は開幕前に、「2020年の清水が、5連敗を2度もしながら、その時点で、選手同士で話し合ったりして解決しなかったのは、おかしい」と指摘していた。今年は4チームも降格するシーズンなので、昨シーズンの5連敗×2以上に、すでに危険水域に入っていると考えるべきだろう。
ということは、少なくとも、もう、選手同士で「話し合い」はしてるよね? その成果が近いうちに出ると、期待していいの? どうなの?
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