
2016年に清水がJ2で2位に入り、自動昇格を決めた時に、一緒にJ1に復帰したのが、コンサドーレ札幌(J2優勝)とセレッソ大阪(プレーオフ勝利)だった。これは以前も書いたことがあるが、その後この3チームは、いずれもJ1に定着している。一緒にJ2からJ1に挙がった2チームなり3チームが、その後も数年間も揃ってJ1に定着するというのは、極めて珍しいケースである。おそらくJリーグでは初のことであり、今後も100年は破られない記録なのではないか。普通は、昇格チームというのは、翌年の降格候補の筆頭であり、特にJリーグではプレーオフによる昇格チームは翌年に降格するのがお決まりのパターンだった。それだけ、2016年の昇格争いはレベルが高く、本来であればJ1を戦う体力のあるチームが揃っていたということだろう。
ただし、このように「花の2016年J1再昇格決定トリオ」とでも呼ぶべき清水、札幌、セレッソであるが、2017年以降のJ1における成績では、明暗が分かれている。この3チームの中では、清水が常に一番下であり、2018年のプチ躍進を除けば、毎年降格危機に直面している。一方、札幌は中位を確保し、2018年には4位躍進もあった。セレッソはずっと一桁順位である。カップ戦についても然りであり、セレッソは2017年にルヴァンと天皇杯を戴冠、札幌はタイトルこそないが2019年にルヴァン決勝で死闘を繰り広げたことは記憶に新しい。清水だけが、カップ戦のタイトルにすら絡めていないということになる。てか、こうやって見ると、セレッソってロティーナが来る前から強かったのね(笑)。
我々は、単にJ1に復帰するだけでなく、復帰した後が大事だということを、思い知った。でも、2021年は、いよいよ、トリオの中で、清水が輝く年である。セレッソさんが、自爆テロよろしく、ロティーナを解放してくれたので、我々は名将をありがたく頂戴し、戦力を整え、躍進あるのみだ。セレッソさん、札幌さん、これからも3人仲良く生き残っていきましょうね(いつの間にか上から目線になっている)。
PS ちなみに、下に見るように、倍返し社長の本が出るみたい。
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