
ピーター・クラモフスキー氏が今どこで何をしているのかは知らないが、このオフの清水の動きを見て、目を白黒させているのではないか。ピーターはフロントの消極的な補強を嘆いており、今オフはコロナ禍もあり財布のひもが固くなると思われた。ところが、今オフの清水、いつになく積極的な強化に動いている印象である。しかも、報道などで事前に伝えられた情報が、今のところすべて現実になっているので、いやがうえにも期待感を抱かせる。
ただ、GK権田はレンタルだし、本人の口振りからしても、清水に骨をうずめるという雰囲気はあまり感じられない。たまたまポルトガルで出番を失っていたところにタイミング良く声がかかって、1年くらいなら清水でやってみようかと、そんな判断だったのかもしれない。我々としては、「この守護神がいれば5年、10年は安心だ」というGKに出てきてほしいのだが、権田がそんな存在になるのかは今のところ分からない。もう一つ気になるのは、日本代表との兼ね合いである。2021年はW杯のアジア予選があるはずだが、代表戦のある期間に、J1は開催されるのだろうか? もし権田が代表に招集され、仮にその間もリーグ戦も続いたりすると、セカンドキーパーがしっかりしていないと困る。
そんな観点からも注目されるのは、昨日完全移籍での獲得が発表になったもう一人のGK、永井堅梧(松本山雅FC)である(上の写真)。永井は今季、北九州でプレーしており、個人的に北九州はコバさんや大悟がいるので試合はずっとチェックしていたが、安定感のあるとても良いGKだと思う。「あ、やられた」と思う場面でも、永井が止めるというシーンが多く、良いGKだなーと思って観ていたが、まさかうちに来るとは思わなかった。安定感や総合力で、既存の大久保より上かもしれない。こうなると、大久保、西部、梅田らの去就が気になるところである。
もう一人、昨日完全移籍での獲得が発表になったのが、片山瑛一(セレッソ大阪)だ。ロティーナがセレッソから誰かチルドレンを連れてきてくれるのではないかという期待があったが、主力のSBの獲得に成功した。申し訳ないが、個人的には顔と名前が一致しないプレーヤーだったものの、左右両方できる有能なSBで、攻撃的な位置もできるらしい。
SBに関しては、以前から、ブラジル・コリチーバの左SB、ウィリアム・マテウスを獲得かという情報が流れている。ただ、もしもマテウスが来てエウシーニョも残留するとなると、4バックのうち 3人もがブラジル人という、おそらくJの歴史でも前代未聞の布陣ができあがる。他にもヘナト、カルリーニョス、チアゴ・サンタナとレギュラークラスのブラジル人を3人も抱えるので、5人の枠をオーバーする。個人的な予想としては、もしもエウシーニョが残留ならマテウスは来ず左SBが片山、逆にマテウスが来るならエウシーニョは移籍で右SBが片山、ということになるのではないか。
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