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 鹿島がACL出場を逃したせいで、実に奇妙な日程になった。清水は3月4日(水)にホームで鹿島とルヴァンカップを戦ったのに続いて、8日(日)にはアウェーで今度はリーグ戦を鹿島と戦うことになったわけである。

 水曜日のルヴァンカップは、清水は控え中心のメンバーで臨み、1:2と敗れていた。しかし、ベストメンバーで臨むリーグ戦は、アウェーとは言え、是が非でも今季初勝利を挙げたいところ。

 ただ、この試合の清水は、なぜか精彩を欠いた。ホームの鹿島の低調さに(まだ今季リーグ戦では無得点だった)、まるでお付き合いするように、攻守にアグレッシブさが見られない。両チームとも新監督の下でチームを改造中であり、その波長がかみ合って、お互いに手探りのような試合になった。

 これといった見せ場もないまま、このままタイムアップかと思われた後半アディショナルタイム、清水に千載一遇のチャンスが巡ってくる。アタッキングサードでティーラシンが鹿島DFの犬飼智也をあっさりとかわし、抜け出しそうになったティーラシンをペナ直前で町田浩樹がファウルで止めた。もちろん町田にはイエローカード。それにしても犬飼の対応は、かつて反町康治氏に「犬飼の守備は綿菓子のように軽い」と指摘されたそのままだった。

 絶好の位置でのフリーキック。これがラストプレーか。キッカーは西澤健太。その右足から放たれたシュートは、枠に行っていたが、壁に弾かれる。しかし、清水の選手たちは、鹿島側のハンドだと猛アピール。首を横に振る西村主審だったが、ここで無線の連絡が入る。そう、VARの介入だ。画面で映像をチェックした西村主審は、さすがに三竿健斗が意図的に手を伸ばしてボールを弾いたと認めざるをえなかった。三竿にはレッドカードが提示される。清水にはPKが与えられ、キッカーはやはり西澤。アウェーの大ブーイングの中、西澤が冷静にPKを沈めると、その瞬間にタイムアップの笛が鳴る。

 かくして、クラモフスキー清水は、初勝利を挙げた。調子の上がらない鹿島にお付き合いするように、清水のパフォーマンスも今季最低に近かったが、その先にあったのが勝ち点3なのだから、分からないものである。

 第3節を終えた戦績:1勝・1分・1敗 勝ち点4 3得点・4失点(得失点差マイナス1)。


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