もうすぐルヴァンカップが始まるということで、しょうがないから、またスカパー!に加入するハメになった。ただし、ご存知のとおり、スカパーのサッカーセットでは、ACLはカバーされない。昨日のFC東京のACLを観たかったものだから、サッカーセットに加え、日テレG+も追加することとなった。巨人ファンならともかく、実に無駄な出費である。多少料金がアップしてもいいから、Jリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯、ACLと、どこかに一本化してほしいものである。
さて、そんなわけで、清水が開幕戦で当たるFC東京を敵情視察した。昨年までの4-4-2から変わって、今季の東京は4-3-3に取り組んでいる。しかし、清水がやろうとしている4-3-3とは、似て非なるものである。すでに申し上げたとおり、クラモフスキー流の4-3-3は、むしろ4-2-1-3と言った方が真相に近いと思う。それに対し、東京は中盤はフラットに3枚、前も3枚ということで、よりオーソドックスな4-3-3という気がする。
それで、FWの3枚が、オリベイラ、アダイウトン、レアンドロというブラジル人助っ人を並べた形で、3人の縦への突破力を攻撃の武器としている感じである。スタートポジションはアダイウトンが中央、オリベイラが右だったので、「どっちかというと、オリベイラ中央、アダイウトンがサイドの方が機能するのではないか」なんて思いながら観ていたのだが、実際には3人はポジションを目まぐるしく入れ替え、スタートポジションはほとんど意味がないという感じがした。ウイング2枚が外で幅をとるという感じではない。こういう感じの3トップは、Jの歴史を振り返っても、ほぼ前例がないのではないかと思われ、今季の東京はこの形が機能するかどうかにかかっているだろう。
ただ、前を厚くする結果、中盤を3枚で守る形となり、相手のサイド攻撃への対応が(特に東京の左サイドで)遅れる場面が見られた。相手チームは、サイドでは数的優位を作れるのではないか。昨年までの鉄壁守備を大前提としたチームから、よりアグレッシブなチームへと変身しようとしているのかもしれないが、対戦相手にはある程度の付け入る隙も出てきそうである。
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