これは、禁句かもしれないが、「こんなことなら、中国に売っちゃえばよかったかな…」という考えが、かすかにでも頭をよぎっているのは、所長だけではないだろう。もちろん、ドウグラスのことである。磐田戦で見た彼の状態、DAZNの実況によれば「コンディションは70%くらい」という話だったが、見た限りでは30%程度にしか思えなかった。競れない走れない。あれだったら、前線にヴァン君でも投入して、ひたすらロングボールの的にでもした方が、まだしも機能するのではないかとすら思われた(この日、ヴァン君は不在だったが)。昨年の磐田戦の活躍が鮮烈だっただけに、今回の姿には、余計に悲哀が漂った。

 さあ、これは困った。今季のチーム編成は、ドウグラスが1年フルで稼働することを前提としていた。しかも、丁寧にビルドアップしてショートパスで中央を崩すなんて挑戦はどこへやらで、結局は磐田戦でもロングボール頼みであり、そうなればますます「強いFW」が必要となる。テセの復調は嬉しい限りだが、現状ではテセが疲れた時の交代カードが見当たらないし、考えたくないが、テセが怪我で離脱などということになったら、代わりが見当たらない。こういう時に丁度良いバックアッパーだった長谷川悠を手放したのは、失敗だったか。平墳あたりが覚醒してくれるといいのだけど、ルヴァンでさえその姿を見ることはないし、滝や高橋はまったくタイプが違う。

 こうなると、マジで、クリスラン復帰待望論が出てくるかもしれない。あと、岡崎が欧州でヒマしてるらしいが、そのあたりはどうなのだろうか。まあ、ドウグラスがトップコンディションを取り戻してくれることが、一番良いのだけれど。

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