エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2026年02月

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 完全に、1年分の運を使い果たしたという感じだ。相手のDOGSO退場に、PKに、交代で入った選手の負傷退場で2人分もの数的優位という、まさかのトリプルラッキー。それでも、PK以外は、ほとんど得点の匂い無し。新体制に移行して、まず1勝できてホッとした半面、本当に勝っただけの試合という印象だ。

 相手が10人になり、敵の攻撃の脅威は薄れたが、ボールを持てたことで、逆に困っているような印象だった。これは秋葉体制時代からの悪い癖だが、1人がボールを保持し「どうしようかな?」考えている時間が長すぎる。数的有利なのに、それを活かして相手を揺さぶったり急所を突いたりということができず、個人レベルの無理な突破でしか前に進めず、コンビネーションは全く合わない。人数の少ない神戸の方が、ボールを奪った時には、効果的な繋ぎができていた。たぶん、PKがなかったら、得点は奪えなかったと思う。数的有利になったことで、吉田清水がまだまだ組織として機能していないことが、かえって可視化された。

 今季、セットプレーの期待度が、極端に下がっている。だいたい、コーナーをブエノや北川が蹴ったりしている時点で、どうかしている。今日の神戸戦も、コーナーは9本あったが、何も起きなかった。もしかしたら中原は怪我なのかもしれないが、セットプレーのキッカーとして松崎はレギュラー起用したい。

 そうすると、右サイドでほとんど機能していない北川を外し、松崎の右サイド起用が、有効なのではないか。千葉はトップ下で意外に良い動きをしているので、そこはいじらなくていいだろう。

 吉田監督になってから、吉田豊の動きが良く、今日はまさかのMVPだった。試合後には、「あの人」と何やら話し込んでいた。「あの人」も、まさか三浦カズ並みの22分で退くとは思っていなかっただろう。

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 まあ、「それしかないだろ」という話ではあるのだが、清水駅東地区の再開発の事業主体として、鈴与が名乗りを上げるようだ。個人的には、既定路線と受け止めている。

 当然のことながら、水面下で鈴与が決意を伝えていたからこそ、市も土地の購入に踏み切ることになったのだろう。土地を買って、民間業者が誰も開発に乗り出さないなどということになったら、公金をドブに捨てることになるので、鈴与の意向は事前にENEOSおよび静岡市に伝えられていたはずである。

 もしかしたら、もっと巨大資本が入札に参入して、鈴与でなくそちらが開発主体になる可能性も、理屈の上では、無いわけではない。しかし、こと本件に関しては、流れは決まっているものと推察する。

 さて、2030年代のいずれかの時点で、遅くとも10年以内には、新スタは完成するはずである。

 それまでに、大事なことは、まず、まかり間違っても、エスパルスはJ2に落ちてはいけないということである。新スタの気運を削ぐような低迷は許されない。クラブの成績が低迷し、集客も伸び悩むようであれば、「駅前スタジアムも2万人収容で充分か」などという話になりかねない。今回の新スタ・プロジェクトは、清水がビッグクラブになる最後のチャンスである。そのためには、チームは最低でもJ1にしがみつかなければいけない。

 もっと言えば、2020年代のうちに何らかのタイトルが欲しい。今回の清水の新スタの模範例となっている広島では、市の行政に散々冷たくされ、「J1で3回優勝したら新スタ建ててやる」などと吹っ掛けられ、サンフレが実際に3回優勝したら手のひらを返され、粘りに粘って、ようやく念願の新スタが出来たのである。それに比べれば清水は恵まれており、まだリーグ優勝できていないのに、地元の熱意と市政の理解で、新スタを手にできることになったのだ。せめて、日本平暮らしの間にもう一度、カップ戦なりとも獲得しなければウソであろう。

 そして、我々サポは、とにかくアイスタの客席を埋め続けることである。これも上述のとおり、アイスタの客入りが悪ければ、「2万で充分か」という話になりかねない。まずは次の神戸戦だ。


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kaiken

 まず、当S研ブログとしては、以前の発言を撤回したいと思う。当ブログでは以前、難波市政は新スタにビタ一文出さないつもりだなどと、市長の姿勢を批判していたのだが、それは誤りだった。実際には、このほど発表されたとおり、静岡市は清水駅前のENEOS遊休地の一部を40億円あまりで購入し、そこで新スタジアムの建設を推進することになった。お詫びして前言を撤回する次第である。

 ただし、土地購入のお膳立てこそしてくれたものの、難波市政の立場が、「上物は民間の資金で」であることもまた事実である。新スタジアムの建設という大事業の割には、財政負担は40億円ちょっとと、非常に安く上げたなというのが、偽らざる感想だ。難波市長のイニシアティブで、長年宙に浮いていた新スタが動き出すのは有難いと思う反面、やはり公的資金は相当に出し渋っている印象である。

 それで、本日17日の市長定例会見で、「清水東口地域づくりエリアの土地利活用方針」という資料が発表され、その中で駅前再開発の区画割の図が示されたので、それを抜き出して上掲のとおりご紹介する。クリック・タップし拡大してご覧ください。市長は、「民間が手を挙げないと新スタは実現しない」というようなことを言っているが、図にはすでにスタジアムの配置や「ホームスタンド」などの表記が見え、すでに「民間」が関与してある程度の素案が作成されつつあることをうかがわせる。

 こんな図を拝んでしまうと、「いよいよだな」と、待ち切れない思いがする。しかし、報道によれば、新スタが完成するのは、順調に行っても、2030年代半ばということだ。せめて2030年代初頭にはならないものか。


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 2026.2.14 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド WESTグループ 第2節 IAIスタジアム日本平、VS 京都サンガF.C.戦。

 ホーム開幕戦と言えば、スタジアムに到着する選手バスをサポが盛大に歓迎するのが恒例だろう。なので、京都戦では早めにアイスタに向かったつもりだったのだが、所長が正面入り口に着いた時には、まさに選手バスも到着するタイミングで、慌ててスマホを構えた。

 しかし、待ちに待った開幕のはずなのに、「特別なシーズン」ゆえか、熱気はイマイチでしたな。


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 実にイヤな負け方をした。気持ち良い負け方というのがあるのかは知らないが、とにかくこのPK敗戦は受け入れがたい。

 モヤモヤするのは、負け方だけでなく、自分自身も含めた、ムード全体のこともある。ホーム開幕戦というのに、スタンドはガラガラ。一向に高まらない高揚感。先方の曺貴裁監督は、まるでカップ戦のように、どんどんメンバーを替えてくるし、ますます真剣勝負味が薄れる。自分自身、どう気持ちを込めたらいいのか、迷っているうちに、変な負け方をしたので、モヤモヤだけが残ったという感じだ。

 我が軍にとっては、名古屋戦と違って、序盤から明確な決定機の多い試合だった。しかし、敵GKの太田岳志が当たりまくり。もちろん存在は認識していたが、あんなに能力が高い人だとは知らなかった。

 清水のシステムに関しては、前節と同じ印象で、松崎のポジションに千葉、宇野のポジションに小塚が入った違いだけだった。やはり小塚が右インサイドハーフ、千葉が左インサイドハーフという印象からは程遠く、ほぼブエノと小塚がダブルボランチで、千葉がトップ下と呼んだ方が正確であろう。

 この試合、京都が自分たちの形で清水のゴールに迫った場面は、ほとんどなかったのではないか。清水は、DFが時々変なミスをした時だけ大きなピンチになるという感じだった。失点する、負ける要素はなかったはずなのだが、最後に究極のミスが出て、勝ち点2、400万円を落とす結果となった。流れを変えた感もあるロングVARへの恨みも募る。

 この試合で、沖が特別悪かったということはなく、まあまあ普通のプレーを見せてくれたと思う。しかし、相手GKが太田が凄すぎて、見劣りしてしまった感は否めない。

 むろん、PK負けに関しては、GKよりも、キッカーのヘマという他ない。たぶんコイントスに2連勝して、有利な清水側コート、先攻になったと思うのだが、その有利な状況すら活かせなかった。4人蹴って3人失敗というのは、あり得ない。コイントスの時、ブエノが勝ったのに、先攻か後攻かベンチに確かめるバタバタした場面があり、「ああ、こいつらPK戦にロクな準備してないんだな」と悲しくなった。最重要なのは「本番」の2026/27シーズンを戦うためのチーム作りということは分かるが、勝って勢いをつけることも大事なはず。


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 仕事が忙しく、しばらくブログの更新ができず、申し訳ありませんでした。とはいえ、地味に開幕はしたので、また試合ごとの寸評を再開したい。

 戦術がシンプルな吉田サッカーに比べ、ミシャの新攻撃サッカーへの移行を図る名古屋の方がいかにも時間がかかりそうであり、完成度の差で我が軍の方に分があるのではないかと期待したのだが、見た印象は清水の方がまだ模索中という感じだった。0:1で開幕戦を落とすことになった。

 吉田監督が神戸流の4-3-3を持ち込むと言われ、その先入観で観ていたのだが、どうも当方の未熟な観戦能力では、陣形が良く分からない。少なくとも、左右対称では全然ないような。所長が見ていて感じた基礎布陣を図にすると、上図のような感じじゃないかなという気がした。

 松崎が、インサイドハーフというよりは、トップ下というかシャドー的な高い位置でプレーしていた印象である。カピシャーバは一応FWとされているが、位置の高さというよりも、幅をとる専門という感じ。

 誰もが感じたと思うが、とにかく早めにセフンにロングボールを当てるというのが戦術のキモである。低い位置での手数をかけたビルドアップなどしないので、昨シーズンまであったような「ビルドアップで詰まりボールを奪われる」という場面は逆になかった。このあたりがリスクを最小化した戦い方ということだろうか。

 セフンは相手の密着マークを受けながらも奮闘し、そこそこ競り勝って、まあまあ収まっていたとは言える。収まり具合ということで言えば、サンタナや北川よりはずっと上だろう。しかし、セフンに収まっても、そこから特に何も起きないなという印象だ。

 セフンの場合、「大迫の代役」を期待されている。しかし、大迫の場合は、収めるだけでなく、そこから前を向いてフィニッシュまで持っていくスキルを持っている。これだけセフンへのロングボールを主体とした戦い方をする以上は、「そっからどうする?」というのを突き詰めていかないと、これからもゴールが遠そうだ。

 まあ、まだ1試合で、これからだ。短い特別シーズンだけど、吉田清水の成長を期待し、共に戦っていきましょう! というわけで遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。


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