エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

2020年12月

 ご存知の方も多いと思われるYouTubeチャンネル「MILKサッカーアカデミー東京校」で、「【月刊J1|11月号】月間1-2位は鹿島と清水!序盤で遅れなんのその!」というのをやっていた。11月の成績だけをとれば、J1で鹿島が1位、清水が2位だったということらしい。明日はその絶好調(?)同士が直接対決するということになる。

 ただし、個人的に感じるのだが、確かに平岡監督に代わってから、ブースト効果もあってマシにはなったけれども、じゃあ今の清水が瞬間風速的に本当に日本で2番目に強いサッカーチームかと言われると、そうとは思えない。ACL組が過密日程で苦労したりとか、さすがの川崎も優勝決定前後にはもたついたりとか、今までやられっぱなしだった下位3チームが持ち直してきたりとか、色んな巡り合わせがあって、たまたま11月に清水がそこそこ勝てたということにすぎないと思う。清水が本当に強靭なチームになってほしいという目で見ている当方などは、相変わらず、寄せの甘さ、切り替えの遅さばかりが目に付いてしまうのだ。

 なお、ミルアカと言えば、昨日、チーム別分析シリーズの清水編が出たので、それを下に貼っておく。

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 昨晩は、変な夢を見たな。土曜日の鹿島戦、何らかの事情で前半を観ることができず、後半頭からDAZNで観ようとしたら、その時点ですでに1:4で清水が大幅リードされてるという夢だった。ピーター時代の「前半の段階で大幅リードを許し、絶望的」というイメージが潜在意識に刷り込まれてしまったのだろうか。

 実際には、平岡監督に代わってから、札幌戦こそ大量失点があったものの、それ以外は簡単には失点しなくなり、粘り強い戦いができている。来たる鹿島戦でも、「前半だけで4失点」などという悪夢は、よもや起きまい。

 清水にとっては、何年も勝てていない苦手なチームというのがあり、鹿島はその一つだ。だが、ぶっちゃけ、ここ2~3年くらいの鹿島は、どうしてもかなわない難攻不落の相手というわけではなく、よくまとまって安定したチームという程度である。それなのに、清水はなんとなく名前負けして、委縮してしまうような雰囲気がある。

 今の清水の勢いをもってすれば、鹿島相手でも悪くない戦いができるんじゃないかなどと、勝手に期待している。

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 清水は、監督が代わって、すっかり戦績が上向いたので、もう危機的状況を脱したかのように考えがちである。しかし、今季のJ1で最下位という不名誉な順位に沈む危険性は、まだ去っていないのだ。

 当S研ブログでは、下位3チームのことを「ビリッケツトリオ」などと呼んで揶揄してきたわけだが、このトリオは実に奇妙なデッドヒートを続けている。3チーム揃って勝てない時にはまったく勝てなかったが、最近になって3チームとも調子を上げており、上位から堂々と勝ち点を奪ったりしている。なので、この3チーム、上表に見るとおり、相変わらずダンゴ状態のままだ。仙台が消化試合が1試合多いとはいえ、勝ち点差1の中に3チームがひしめき合っている。どう決着するか、まったく予断を許さない。

 以下では、3チームの最近の戦績と今後の対戦相手をチェックするために、各チームのラスト10試合のデータを見ていこう。

 まずは湘南。このチームは10月18日の柏戦で粘り強く戦って勝利したことが自信に繋がったと言われており、そのゲームから6試合連続負け無し(4勝2分)で急激に勝ち点を積み上げた。ただ、最近4試合は逆に勝ち無しで、停滞気味である。残り試合は、浦和、大分と難しい相手が続いて、最後はアウェーで仙台との下位直接対決。

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 我らが清水に関しては、皆さんご存知のとおり。過去8試合で1敗しかしておらず、平岡監督に代わってからの6試合では3勝2分1敗。残り試合は鹿島、ガンバという強豪と、仙台との下位直接対決。

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 最後に、仙台は、ここに来て急に勝ち点がとれるようになった。433布陣に戻したのがはまったのか、欲しい時に点がとれるようになり、特に長沢の覚醒が大きい。残りが2試合だけというのが苦しいが、その対戦相手は清水、湘南と下位直接対決なだけに、自分たち次第で順位をひっくり返せる立場でもある。仙台は今季まだホーム未勝利であり、最終節のホーム湘南戦は色んな意味で修羅場になるだろう。ただ、J1でシーズンをホーム0勝で終えたチームは過去にもあったそうで、13年大分トリニータ、14年徳島ヴォルティスがそれに該当するそうだ。

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 川崎戦で平岡監督が後半途中にWボランチを一気に2枚替えしたのには驚いた。5人交代可能な今年ならではの作戦とも言えるが、おそらく清水としてもそんな交代術は初だろうし、サッカーでもまず見ない場面である。

 そして、試合後のインタビューで平岡監督は、竹内とヘナトという先発2人のボランチが運動量豊かに献身的にプレーしてくれたことを、高く評価していた。その口ぶりからして、最初からWボランチは飛ばし気味にゲームに入り、行けるとこまで行って、その部分で川崎に対して優勢に立とうというゲームプランだったのだろう。そして、疲れてきたところで若くフレッシュな宮本と西村のコンビを投入し、試合を締め括ると、そんなゲームプランが読み取れる。実際、竹内の攻撃参加が実り、先制点が奪えた。

 終わってみれば、結局は同点に追いつかれてしまったので、すべてが上手く行ったわけではない。しかし、そういう監督の作戦があって、選手がどれだけそれに応えられるか、そして相手はそれにどう対応してくるのかという様々な要素が絡み合うので、観ている我々も興奮し、たとえ応援するチームが勝てなくても見応えがあるわけである。

 残念ながら、ピーター監督の時代は違った。ピーター清水の試合は、人間ドラマが希薄で、何と言うか、理科の実験をしてその結果を調べているような、「はい、今日もリトマス試験紙は青でしたね」というような、そんな雰囲気がどことなくあった。サッカーとしては、大きな何かが欠落していたとしか、思えないのである。

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 川崎戦、実は所長はどうしても都合がつかず、現地観戦ができなかった。清水の試合で、現地観戦を逃して、後から「ああ、こんなことなら行けば良かった」と後悔することはあまり多くないが(逆は頻繁にある)、川崎戦は珍しくそんな思いにさせてくれる試合だった。試合そのものもそうだし、試合の前後の出来事も。

 おそらくJ史上初めて行われたと思われる、優勝チームの川崎を称える「ガードオブオナー」、とても良かったのではないか。我がクラブがJの新しい歴史を刻んだようで、何やら誇らしい。発案者とされる平岡監督の人柄も、これで多くの人が知るところになるのではないか。

 しかし、所長には一つだけ不満がある。試合後、平岡監督には、次のようにコメントしてほしかった。「川崎フロンターレさんのような素晴らしいサッカーで見事に優勝されたチームを、このように称えるのは、当然のことです。しかし、我々清水エスパルスは、いつまでも勝者を拍手する側でいるつもりはありません。いつか必ず、川崎さんを超えるような強いチームを作って、Jリーグチャンピオンになり、勝者として、拍手される側になるつもりです。」

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 ホームの川崎フロンターレ戦。いやあ、惜しかった。本当に惜しかった。大間の巨大マグロを、あとちょっとで釣り上げられるところだったのに、寸前で釣り逃した気分だ。

 事前の各種プレビューにおいては、「ジャイアントキリングのためにはどう戦うか?」などという表現もあり、おいおい曲がりなりにもカテゴリーが同じチーム同士の試合をジャイキリとは言わないだろうと感じたが、もし清水が川崎に勝ったら、ジャイキリとは言えないまでも、金星であったことは間違いない。それを、あと一歩のところで、逃した。

 川崎は、ベストメンバーではあったが、ベストコンディションではなかった。優勝を決めた後に、ちょっと間隔が空き、さすがのあのチームも、リズムが狂ったのだろう。いつもの厳しさがないように感じた。

 ただ、清水の側が、今できることをすべてやって、価値ある勝ち点1を手繰り寄せたことは、紛れもない事実だろう。選手のハードワークもそうだし、ピーター時代にはまったく感じられなかった監督のゲームプラン、駆け引きを見て取れ、チャンピオンチームを相手にしても、勝負を堪能できた。

 こういう試合で逃げ切って勝ち点3をとるためには、清水にはまだまだ足りない点がある。寄せが甘く、シュートブロックに行かないで自由にシュートを打たせる場面が多すぎる。途中までは前線からの運動量で誤魔化せても、終盤になってくるとそういう弱点が出る。今回の川崎のように、途中から小林悠だの齋藤学だのを投入してくるような反則技を使われると、決壊は時間の問題である。今の清水の守備強度では、今回のように理想的な試合展開になっても、勝ち切るところまでは難しい。まだまだやるべきことは多いということも感じた。

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 そんなわけで、本日はホーム・アイスタに、チャンピオンチームの川崎フロンターレを迎えることになった。

 もうチケットは完売しているので、ネガティブなことを述べても、集客の営業妨害にはならないだろう。まあ、どう考えても、勝ち目はないわな(笑)。平岡監督に代わって、セレッソのような堅守の上位チームにも勝てたし、今ならどこが相手でもそんなに悪くない戦いができそうな気がする。しかし、川崎だけは別だ。異次元の強さであり、清水が上回れる要素が一つも見付からない。

 いや、「意欲」だけは、上回れる可能性があるか。もうすでに大きな目標を達し終えた川崎と、自分たちを必死で取り戻そうとしている最中の清水。

 絶対に勝ってくれとは言えない。でも、どれだけ劣勢になっても、最後までファイティングポーズをとり続けてほしい。たとえ失点をしても、次の失点を防ぐことに、とことんこだわってほしい。それが観ている我々の満足になるし、来季以降にも繋がるはずである。

 現実的なことを言うと、最下位を回避する上で、最終的に仙台と得失点の争いになってくる恐れもあるので、大量失点は避けたいところである。

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 皆さんも注目されたことと思うけど、「【清水】ブラジル人FW獲得調査 ポルトガル1部得点ランク2位・サンタナをリストアップ」という記事が報じられたね。

 J1清水が、ポルトガル1部リーグで得点ランク2位タイの6得点を挙げているブラジル人FWチアゴ・サンタナ(27)=サンタクララ=をリストアップしていることが2日、分かった。

 センターFWで利き足は右だが、左足でも強力なシュートが打て、身長184センチからのヘディングシュートも得意。フィジカルの強さだけでなく、足元の技術も高い。ブラジル代表歴はないが、巧みなトラップでボールを収めてのポストプレー役としても期待できる。

 まあ、確かに、強力なセンターフォワードは補強ポイントだ。テセの去就は不明。ティーラシンは不発気味でタイ移籍濃厚。出せば意外と点はとるのがドゥトラだが、伸びしろはなさそう。ジュニアはまだ未完成。そう考えると、既存戦力のアウトと並行して、強力な新戦力のインは、確かに必要だろう。ピーター政権下では、屈強なセンターフォワードを配置することに重きが置かれていなかった印象だが、来季、よりオーソドックスなサッカーにシフトする上では、やはり強いFWは欲しい。

 ただし、誰もが心配になるのが、清水のお財布の中身だろう。来季の経営にはコロナの影響がより色濃く表れると言われているだけに、「そんなお金あんの?」という疑問は、どうしても抱いてしまう。それともあれかな? ポルトガルあたりは、日本よりもずっとコロナの打撃が大きく、サッカーもそれをモロにかぶっているはずなので、今は逆にヨーロッパから選手を獲得しやすくなっているのかな?

 以前情報が出た左サイドバックのブラジル人も含め、補強ポイントが生じると、すぐブラジル人獲得に走るのが、昨今の清水ということになるかな。来季も、外国人枠を目いっぱい使いながらの戦いになりそうだ。

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 今季の清水については、もう極めて後ろ向きな目標しか残っていない。具体的には、せめて、最下位を回避すること、そして降格した2015年に記録した清水としての最少勝ち点25を上回ることだ。

 それで、勝ち点に関しては、時々更新するこのグラフを、久し振りに更新してみた。各節ごとの勝ち点の推移を記したものだが、ご存知のように今季は節がぐちゃぐちゃに入れ替わったりしたので、正確には節というよりも試合消化数ごとの勝ち点ということになる。

 紫色の2020年を見ると、どうにか現時点で、降格した2015年よりは勝ち点獲得のペースが上回った。あと勝ち点1をとれば最悪だった2015年に並び、2をとればそれを上回るというところまでは来た。残り試合は難敵揃いとはいえ、なんとかあと4くらいはとりたいものである。

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 当S研では以前、「大迷惑! メインSS席の『ダメダメおばさん』」というエントリーをお届けした。きわめて残念なことに、大迷惑シリーズの第二弾をお届けせざるをえない。今度は、バックのSS席に陣取っているジジ・ババのコンビの話である。ただ、会話を聞いていると、どうも夫婦ではなく、観戦仲間のようである。

 そのジジ・ババの何が迷惑と言って、試合中ずっと、清水のプレーヤーについてシニカルな悪口を大声で言って冷笑し続けていることである。そりゃ、所長だってオレンジ戦士がミスすればがっかりするし、このブログで辛口なことを書くことだってある。しかし、そうしたことを述べるのは、あくまでもオフザピッチの談義としてだ。今まさに選手たちが戦っているその時に、彼らをコケにするようなことを言い続けるというのは、どういう神経か。良い歳をして、そういうことをしたら、周りの人間がどれだけ不快な思いをするか、そして自分たちの生むネガティブな空気が、集客や、ひいてはチームの成績・経営にすら繋がる可能性があるということに、思いを致さないのだろうか? 本当に、「こういう歳のとりかただけはしたくない」と思わせる迷惑コンビである。

 そのジジ・ババの会話の一部を、再現してみよう。

 ジジ:また金子ミスかよ。

 ババ:金子に渡ったところで、もうダメだと思ってたけど。

 ジジ:ハハハ、言えてる。足が遅いし、そもそも短い。

 ババ:後藤もダメだね。

 ジジ:そう、やることが雑なんだよ。

 ババ:もうブラジル人だけでやればいいのに。

 ジジ:ほら失敗した。下手に日本人が混じるからそうなるんだよ。ハハハ。

 なんて具合に、のべつまくなし、駄目出しを続けているわけだ。周りの人間が、どれだけ嫌な思いをするか、お分かりいただけるだろう。確かに、清水のプレーヤーに至らないところもあるだろうが、老害コンビに指摘される筋合いはない。

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 当S研では、湘南戦の前のエントリーで、「今季の清水はロースコアの試合は必ず0:0か1:1で引き分ける」とか、「1点差で勝ったことは一度もない」ということを指摘していた。

 実際、湘南戦がまさにその法則に合致した結果になってしまい、なんだか申し訳ない気持ちである。湘南戦、最後に1点とって勝ってくれれば、試合前に指摘した法則などすべて吹き飛んだわけだが、一歩届かなかった。もちろん個人的には自分の指摘が当たることよりも、「外れてくれ」と願いながら観ていた。

 そこで、罪滅ぼしとばかりに、新しい法則を考えた。それは、「平岡清水は4バックの相手には勝てる!」というものである。

 実際、平岡監督就任後、清水が勝利した相手は、神戸、セレッソ、横浜FCと、全部4バックのチームだった。逆に、勝てなかった札幌、湘南は3バックなのである。

 それで、今季残りの4試合を展望してみると、なんと、全部4バックのチームじゃないですか(笑)。まあ、仙台は時々3バックも使うが、基本は4だと思う。

 見えたな。4連勝フィニッシュの道筋が。

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