仙台の現状については、こちらの記事が参考になる。リーグ戦開幕当初は僅差の試合を制しアウェー戦も含めて勝ち点を伸ばしていた仙台だったが、ここ4試合は複数失点が続いており、中でも浦和相手に0:7でボロ負けした試合は衝撃的だった。コピらせていただけば、以下のような流れとなっている。
第1節 2月25日 H札幌 1-0 〇
第2節 3月4日 A磐田 1-0 〇
第3節 11日 H神戸 0―2 ●
第4節 18日 A柏 1-0 〇
第5節 4月1日 H川崎 0―2 ●
第6節 7日 A浦和 0―7 ●
第7節 16日 H鹿島 1-4 ●
第8節 22日 A広島 3―3 △
上掲の記事にもあるように、今季から仙台は3-4-3の新布陣に取り組んでいる。しかし、失点シーンを見ると、守備の人数は揃っているものの、守備位置を気にするあまり、ボール保持者に対して誰が対応に行くかが曖昧となり、バイタルがぽっかり空いたりして、そこからミドルシュートを撃たれたりドリブルで切り込まれたりしている。明らかに、敵の守備組織は未完成であり、付け入る隙はあるはずである。
ちなみに、仙台のセットプレー守備はなかなか面白いので、皆様しかとご覧いただきたい。ゾーンディフェンスなのだが、選手が自陣ペナ内でミニ5-3-1-1のように段差をつけて並び、見ていると「電車ごっこかよ!」とツッコミたくなる(縦一列ではなく、ちょっと横に広がった形だが)。先日のルヴァンカップでも、うちのコーナーキックの場面で、そのゾーンの中に入り込んだ立田がどフリーになる場面があった。清水は今季まだコーナーやフリーキックからの得点を挙げていないものの、ここらで一発決めておきたい。
あまり得点数が伸びていない仙台ながら、前節の広島戦で2点を先制されながら、あっという間に3点を奪って逆転した時間帯は迫力があった。最大の脅威はやはりFWクリスランだと思うが、先日のルヴァンカップでも垣間見えたとおり、際立った特徴はなく、高さ・速さ・上手さなど、わりと平均的なブラジル人助っ人かなという感じがしている。リーグでの広島戦、ルヴァンでの清水戦と、仙台は連続して3点を挙げたので、「点はとれる」という自信はつけてきているのではないか。
試合自体もさることながら、我々清水サポとしては、フレイレ・金子・テセには、特別に盛大な声援を送りたいところである。まあフレイレの場合ベンチ入りするかどうかも分からないが、カップ戦での理不尽な退場処分で気落ちしているかもしれないので、君は悪くない、オレ達は信じてる、チームにはお前が必要だというメッセージを込めて、大声援を送りたい。金子は、言うまでもなく、2万ゴールの祝いを、ホームで改めて表してあげたい。そして、テセ。この男がいなかったら、我々は間違いなく、今年もJ2でクサい飯を食っていたはずである。ところが前節には、応援席のごく一部だったとはいえ、90分間走り回り、憔悴し切ったキャプテンに、あろうことか罵声を浴びせる向きがあった。迎えた今日のホームゲームで、サポがどれだけテセを盛り立てられるか、我々も真価が問われている。
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