しかし、DAZNもスカパー!もそうだけど、スイッチングで画面をごちゃごちゃ切り替えすぎ。サッカーなんてものは、俯瞰でじっくり眺めるのが一番なのだが、サッカー放送を担当する連中は、ワイドの選手が突破してセンタリングを上げようとすると、文字どおり馬鹿の一つ覚えで、その選手のアップ画面に切り替えようとし、観ている側は全体像が分からなくなる。DAZNでは、インプレー中なのに、すでに終わったシーンのリプレーをのん気に流して、そうこうするうちにピッチ上ではゴール前のビッグチャンスになってた、なんてことが非常に多い。臨場感のある放送で視聴者を引き付けようとしているのだろうが、日本の無能なスイッチャーが変にテクを見せようとすると、かえって中継がぶち壊しになるだけである。

 と、ひとしきり不満を述べたところで(笑)、問題の新戦力の評価なのだけど、まあそれなりに収穫はあったかな。ただし、前線の選手は、新顔だけでなく、お馴染みの村田やデュークも含め、自己アピールが前面に出てしまって、チームとして噛み合うところまで行っていなかった。

 チアゴは、確かに、部分的に良いものは見せてくれた。特に、ロングシュートは、Jではまずお目にかかれない異次元の弾道だった。コーナーキックの精度や種類も申し分なく、チアゴがキッカーを務めるだけで、普段のリーグ戦よりもセットプレーの期待感がだいぶ増していた気がする。逸材であることは間違いなく、できれば先発で起用したいが、本人のコンディションと、使い所、守備意識などが問われてくるだろう。普通の監督ならすぐに使うんだろうけど、石橋を叩いて引き返すとまで言われる慎重派のコバさんは、さてどうするのか。

 カヌは、あまり目立たなかったので、能力のほどは良く分からなかったというのが本音。高さ・強さで敵の攻撃を跳ね返すタイプと思われ、ボランチとしての展開力は未知数のままだった。だとすると、フレイレとキャラがかぶってしまうが、果たしてどう使うのか。

 思わぬ収穫は、ユースの平墳迅君だったかな。トップチームでも違和感なくやれており、特にポストプレーに頑張る姿が印象的で、意外に今のトップチームにはいないタイプかもしれない。現在は180cmらしいけど、まだ伸びるかな?

 ただ、予想外の驚きは、新戦力というよりも、旧戦力の杉山浩太だったりして。最近、フリーキックで清水サポをざわつかせることが多い彼だけど、今回もゴール前の角田に合わせたFKは見事だった(みそぎで決めろや、隊長!)。

 ミッドウィークに角田をフル出場させたということは、週末のリーグ戦はまた二見なのかな?

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