いや~、札幌のBチーム相手に負けるとは、ガッカリだなあ。まあ、想定したよりも札幌の本気度は高く、当S研で「都倉帯同はないだろう」なんて予想したのに、実際には連れてきたし(出場までした)、Bチームとはいえ、それほど寄せ集め感のない、良くまとまったチームだったことは事実である。

 ただ、スカパー!の実況・解説は、しきりに「札幌の強固な守備」と強調していたけど、別にそれほどでもなかっただろう。浦和の主力なら普通に3~4点はとれる相手だった。こじ開けられなかったのは、清水側の決定力と工夫の欠如に尽きる。シュートはそれなりの数打ったものの、クロスやセットプレーからのヘディングシュート、または無理矢理打ったようなシュートが多く、連携で崩したビッグチャンスは多くなかった。

 そして、敵のコーナーキック1発に泣くという、お決まりのパターン。それにしても、札幌のサッカーは特に魅力的とも思わなかったが、点をとってから試合を「殺す」のは、上手かったねえ。最後の10分、5分なんて、ほとんどアクチュアルプレイングタイムがなかったんじゃないの。全部、流れをぶつ切りにされて。清水だったら、自陣に釘づけにされて、集中砲火を浴びそうなところ、札幌は最後の10分くらいをのらりくらりとやり過ごして、大きなピンチも招かずに逃げ切った。ああいう試合の締め括り方、今の清水ができていないことの一つなので、謙虚に学ばないといけないと思う。

 残念ながら、ルヴァンカップでは、グループステージを勝ち抜く展望が厳しくなってきたかもしれない。ここは発想を変えて、コーナーからの失点という、きついお灸をすえられたのが、カップ戦でよかったと思うしかない。これを教訓に、チーム全員でセットプレー守備を特訓した結果、その後の清水はセットプレーから一切失点しなくなりましたとさ、めでたしめでたしと、シーズン終了後に笑いたいものである。

 新戦力についての論評は、また明日。

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