取り上げる順番が前後してしまったが、4月8日(土)に行われた高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグの一戦、清水エスパルスユースvsFC東京U-18。スカパーで放送したのを録画してあったので、それを観てみた。結果は3:2勝利(こちら参照)。個人的に育成年代は不案内で、大会方式も、清水ユースの顔触れも、詳しくないのだけれど、やはりエスパルスのユニを来たチームの公式戦は、血がたぎる。しかも、アディショナルタイムに勝ち越し点を奪うという劇的勝利で、結構熱くなってしまった。

 何と言っても、17分の平墳迅君による先制点が鮮烈だった。センターサークル付近からの、相手GKの位置を冷静に見極めた超ロングシュートであり、プロでもあれを決めるのは難しいだろう。残念ながら、敵のスター、久保建英に直接フリーキックを決められて追い付かれてしまうのだが、28分にはお返しとばかりに清水の滝裕太君がフリーキックを決めて、2:1リードで折り返した。前半は清水側の鋭い出足で、互角の戦いだったが、後半に入り清水側が体力を消耗すると、体格やスピードに勝るFC東京に圧倒され、清水は防戦一方に。66分には敵の平川怜のドリブルにズルズル下がってしまい、そのままドリブルシュートを決められて、2:2同点。最後の方は完全に劣勢であり、逆転弾を浴びるのも時間の問題と思われた。しかし、後半アディショナルタイム、敵ゴール前で混戦となり、最後は鈴木魁人君が抜け出してGKと一対一になり、これを冷静に決めて、劇的な勝利を収めた。

 周知のとおり、ユースの主要メンバーは、こぞってJリーグ2種選手登録してるし、現に平墳君は早速ルヴァンカップ出場も果たした。彼らがトップチームの救世主となる日は、案外遠くないのかもしれない。

 何年か前まで、清水は、ユースからトップに選手が上がってくることこそあったものの、ユースとトップはバラバラに運営されている印象が強かった。ここに来て、両者が一体化する度合いが強まっていることは、ポジティブだと思う。

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