吉田監督って、「冷蔵庫にある、ありあわせの材料で、そこそこウマい飯を作る」というのが、ものすごく下手なタイプなのではないだろうか。確かに、「自ら商店に出かけ、お金をかけ、必要な良い食材を揃えた上で、料理する」というやり方なら、素晴らしいシェフなのかもしれない。しかし、北川・カピシャーバ不在時の、チームの機能不全を見るにつけ、「やりくり下手だなぁ、この人は」という印象を禁じ得ないのだ。
言い方を変えようか。吉田監督の指導者としての優れた資質として、「選手にフラットな競争をさせる。基準に達していない選手は使わない」ということが言われる。それでは、「基準に達している選手」で、怪我無く稼働中のプレーヤーが5人くらいしかいない場合には、どうするのか? 試合放棄するのか? むろん、そんなことはあるまい。そこは妥協して、「今は、基準に達していない選手も使わざるを得ない」と判断し、試合に臨んでいるのだろう。恐らく、今の清水のチーム状態は、そんなところなのではないか。
そんなわけで、今回の岡山戦、本当に「無」と呼びたくなるような試合だった。ワクワクするような場面は皆無で、湧いてくる感情は「恥ずかしさ」だけ。
いや、そもそも、「3連勝中の清水」という表現が良くなかった。誰が見ても、最近の清水はずっと低空飛行を続けていた。4試合連続で先制点を許していた。運良く追い付けた試合も、チームとしての攻撃の形は無く、力任せに押し込んだり、個人が頑張ったりしただけ。本当の勝利と言えるのは、京都戦だけで、それも相手の退場に助けられただけだった。
第17節にして、この内容というのは、しんどい。何の積み上げも感じられない。夏に相当大胆な補強をしないと、来季に待ち受けているのは、破滅であろう。
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