エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > オレンジ戦士

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 先日、何かのメディアで、「この試合に勝って、ゴンちゃん、テルを良い形で迎える」という見出しが出ていて、当方は思わず、「ん? アスルクラロ沼津の中山ゴンと伊東テルの話か?」と思ってしまったのだが、よく見たら、清水がルヴァン仙台戦に勝って、代表に行っている権田と原輝綺を迎えようという話だった。なるほど、時代は移ろっているのだな(笑)。

 しばらくリーグ戦がなかったので、当S研ブログでは、これまでのリーグ戦のデータ分析でもしようかと思って、フットボールラボのページを眺めたりしていたのだが、どうもデータの見方が良く分からない。たとえば、GKの「セーブポイント」という指標で、権田がランキング1位になっていたので、「さっすがー」と感心させられた。ただ、消化試合数が人それぞれなので、90分当たりで並べ替えたところ、権田は仙台のスウォビクに次いで2位だった。まあ、トップクラスには変わりないだろう。それを示したのが上の表である。

 ただ、これを見ると、仙台、浦和、湘南、FC横浜といった、今季苦戦しているチームのGKが上位に来ている。たぶん、GKの「セーブポイント」というのは、ピンチにさらされてシュートをたくさん浴び、それをストップした方が、数字が高まるのだろう。だとすると、権田がこのランキングで上位にいるのは、「ピンチは多いけれど権田が何とか止めている」ことを意味し、手放しでは喜べない。

 鳥栖のパクイルギュなんか、今季いまだに無失点だけど、チームが上手く機能しているので、そもそも試合の中でセーブ機会がほとんどない状態だろう。目指すべきは、そういう状態だろう。

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 今回のインターナショナルマッチウィークは、権田と原のお陰で、フル代表も、U-24も、自分たちに関係のあることとして、楽しめた。

 しかし、それは大熊GMが彼らを新規獲得してくれたお陰である。本来であれば、生え抜き選手や、ユース出身者が、せめて五輪代表くらいには食い込んでほしいものだが、今年に入って立田の招集も途絶え、どうやら東京五輪(もし仮に開催されたら)のU-24は清水生え抜き・ユース出身者がゼロのチームになりそうだ。

 原輝綺の五輪代表選出は、どうだろうかね? 今回のアルゼンチンとのテストマッチ2戦目では、最初のうちこそ固さが見られたものの、徐々に思い切ったプレーも見せるようになり、力は出し切ったように見えた。このチームで、DFとしての序列は高いとは思えないが、もしかしたら、センターバック、両サイドバック、ボランチと全部高いレベルでできるポリバレント性が買われ、守備のマルチバックアッパーとしてメンバーに滑り込むことは、まったくないとも言い切れない。

 それにしても、返す返すも、立田の伸び悩みは、残念だった。ここ3年ほど、清水にとっては重要な存在ではあったのだが、いかんせん2年連続最多失点チームでは、アピールは厳しい。ロティーナに出会うのが、あと1年か2年早かったら、もうちょっと落ち着いたセンターバックに育って、今のセレッソの瀬古歩夢くらいの立ち位置は確保できていたかもしれない、なんて思いたくなる。

 まあ、くどいようだが、あくまでも、あるかどうか分からない東京五輪の話だ。その先のフル代表は確実にあるわけだし、立田もまずは清水での出場機会を確保しなければ、始まらない。

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 昨日、日本代表の韓国戦に出場した権田修一は、3:0勝利に貢献。日本代表の試合で出場し、8試合連続で無失点となり、すでに7試合のタイで並んでいた楢崎正剛を抜き去り、連続無失点の新記録を打ち立てた。

 その新記録を、清水の所属選手として達成してくれたというのが、嬉しいではないか。実を言うと所長は、「さすがに韓国相手に無失点でしのげるかどうかは分からない。韓国戦は別のGKで行って、権田にはもっと楽なモンゴル戦で確実に8試合連続無失点記録を達成してほしい」なんて思っていたのだが、そんな考えは日本代表にも権田にも失礼だったようだ。

 それにしても、権田がこうやって日本代表のGKとしてファーストチョイスになっているということは、権田は現時点で日本一のGKということなのだろう。改めて、彼のどこがすごいのか、考えてみたい。

 身長は、187cmであり、日本人のトップクラスのGKとしては突出して高いわけではなく、割と標準的である。清水では大久保の190cmの方がデカい。

 権田のシュートストップは素晴らしく、すでに清水は何度も助けられている。しかし、個人的には、単純にシュートストップだけをとったら、ガンバの東口が日本で一番強いのではないかと考えている。

 足下やフィードはどうだろうか? もちろん、これも一流である。ただ、パントキックの正確性では、浦和の西川の方がおそらく上だろう。また、権田は普段はフィードではリスクを避け、「ここぞ」という場面でしか攻撃的なフィードはしないという印象を受けている。

 このように、個々のスペックをとったら、権田よりも優れたGKは他にもいる気がするのだ。それでは、なにゆえに、権田が日本のGKの中で頂点に君臨しているかと言えば、それはGKとしてのバランスのとれた能力に加えて、チーム全体を統率する力であり、また試合の流れを読んでそれを統御する力ではないかと思うのだ。

 たとえば、最近知った話で驚いたのは、セレッソ戦の試合終了間際、1:2でビハインドだった上に、PKをとられる絶体絶命の場面があった。その時、権田が考えていたのは、PKを止めた上で、ボールを素早くフィードし、同点に追いつくことだったという。それゆえ、自ら進んで素早くボールをスポットに運び、主審には、「自分もハンドでPKだと思います。ただ、僕はPKを止めて、そのあとうちが同点に追いつきますので、VARの間もちゃんと時計を止めておいてくださいよ」と声をかけたというのである。一体、何という落ち着きだろうか。状況の中で、常に冷静に、ベストの選択をとろうとしているのである。

 というわけで、くどいようだが、清水には現在、日本一のGKがいるのである。諸君は、それを有難いと思ったら、四の五の言わずに、徳島戦、浦和戦のチケットを買うことだ。


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 それにしても皆さん、2021シーズンの公式ユニを早速購入して、それで観戦されているのは、偉いなあと思う。所長は、サッカーそのものへの興味の方が圧倒的に大きく、グッズなどへのこだわりや執着は、そもそもあまり大きくないタイプだ。なので、申し訳ないのだけれど、いまだに3年くらい前のユニで観戦している。それでも、今年は清水というクラブが大きく変貌しようとしている節目の年だし、最近エスパルスストアもリニューアルオープンしたところなので、先日初めてストアに出向き、今シーズンのユニを買おうかと思ったのである。はっきり言って、カネを落とす気満々だった。

 新しいユニ、背番号を誰のにするか、特に決めていなかったのだが、ちょうど中山が2試合連続で得点を決め、またキャラクターも可愛く、「今年は中山推しで行くか」と、その場で決めた。皆さまご存じのとおり、新装なったエスパルスストアでは、その場で背番号やネームを圧着してくれるサービスがあるので、背中がブランクになった公式ユニを手にし、「すいませ~ん、これに11番・NAKAYAMAを付けてくださ~い」と店員にお願いしたのである。

 そしたら、店員はちょっと不慣れな様子で、「少々お待ちください、在庫があるかどうか…」と述べ、リーダー的な店員の方にそれを確かめに行った。その結果、「すいません、11番は売り切れでして」と言われてしまったのである。

 うーむ、その場で背番号やネームを付けてくれるサービスは、過剰在庫だとか、逆に売り切れだとか、そういう事態を回避しながら、その場ですぐに欲しいものを用意できる点がメリットだと思うのだが、肝心の背番号およびネームが売り切れって、アンタ(笑)。中山が急激にブレークして、人気が沸騰しちゃったのかな? それはそれで喜ばしいことだけど、それならなおさら、グッズの対応を迅速にして、需要急増に対応できるようにしなければ駄目でしょうが。まあ、新装ストアの運営面は、まだまだこれからなのかな。

 ちなみに、鳥栖戦では前後半に一度づつ、中山が右サイド深くまで侵入し、大きなチャンスになりかけた場面があった。しかし、中山はクロスや仕掛けを躊躇し、結局チャンスはしぼんでしまった。ああいう試合では、数少ないチャンスでの思い切りが肝心だと思うのだが。特に、前半のシーンでは、カルリが中に詰めていたので、出してもよかったと思うんだけどね。そのシーンは立田の絶妙なパスから中山が抜け出したもので、あれが得点にでもなっていたら、その後立田がイップスまがいのプレーを続けることにもならなかったのではないか、などと考えたくなる。


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 今シーズンは、個人的にかける思いが強いということもあり、選手名鑑というものを初めて買ってみた。サッカーダイジェストのオマケとしてついてくる名鑑は手にしたことがあったが、今回購入したのはエルゴラッソの名鑑であり、名鑑を単体で買うのは初めてだ。

 アンケートの「好きなアーティスト」という項目で、「清水翔太」とか答える選手が多い中で、GK永井堅梧だけ「長渕剛」と答えていたのが、ちょっとツボだったかな。

 分かりやすい指標として、推定年俸というのが出ているので、2000万円を超えている選手だけ整理してみる。あくまでも推定なんで、悪しからず。また、自動の箇条書きなので、同じ5000万円でも順位に差があるように表示されちゃうのもご勘弁。やはりブラジル人助っ人が上位を独占している。ただ、実際に選手が受け取る報酬は、出場給とか勝利給とかあって、ここに書いてある数字の倍くらいは手に入るのかな。知らんけど。

  1. エウシーニョ:8000万円
  2. ヘナト:5000万円
  3. ヴァウド:5000万円
  4. カルリーニョス:5000万円
  5. サンタナ:5000万円
  6. 権田:5000万円
  7. マテウス:4000万円
  8. 河井:3000万円
  9. 竹内:2700万円
  10. 金子:2500万円
  11. 鈴木(皇帝の方):2500万円
  12. 立田:2000万円

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gonda

 雑誌の『サッカーダイジェスト』最新号。毎年恒例、有識者によるJ1およびJ2の順位予想が出ていたので、当S研恒例の「評論家リーグ」の準備のために、買ってみた。だから、今日は順位予想の話をしようかと思っていたのだけど、同じ号に権田修一のインタビュー記事が出ていたので、今日はまずそれを取り上げたい。

 この中で権田は、こんなことを話している。

 「(今季の目標は)まだ漠然としていますが、しっかりと結果を残したい。ポルトガルではほとんど試合に絡めなかったですから、もっと自分をアピールしたい。表現したいと思っています。具体的に言うとエスパルスの新スタジアムを建てる構想がありますよね。じゃあ何が建設の後押しになるかと言われれば、エスパルスが好成績を残すこと。クラブが大きくならないと、街も動いてくれない。それくらい影響を与えられたらいい。

 まさに、我が意を得たりという思いである。というのも、所長は以前から、新スタを前進させるためには、情報発信力の強い選手たちを巻き込むことが絶対に必要だと思っていたのである。ところが、清水の選手が新スタの問題に言及した事例など、所長の記憶が正しければ、これまではただの一度もなかったのだ。

 これは、たとえば広島などと比べると、完全に劣っている点だった。広島も市の行政は新スタには非常に後ろ向きだったが、たとえば選手たちが試合後のインタビューなどでも、積極的に新スタの必要性に触れ、そうしたことの積み重ねで、建設に向けた機運を醸成し、ようやく岩盤のごとき行政を動かして、新スタが実現することになった経緯がある。それに対し、清水の場合は、いくらフロントが「一応、市に要望は出してます」などと言っても、選手やサポを巻き込んだうねりを起すことができず、まったく本気度が伝わってこなかった。

 というわけで、所長の認識が正しければ、プレーヤーとして初めて、新スタの問題に言及してくれた権田。まさに外様も外様、半年前まで縁もゆかりもなく、完全な敵だと思っていた権田の口から、新スタの課題が語られるとは、感慨を禁じ得ない。この男を信じ、ついていこうといいう思いを、改めて強くした。

 ただし、これはいつも申し上げていることだが、「新スタを実現するためにも清水は好成績を挙げよう」というのは正しいのだが、いつの間にか、「好成績を挙げなければ新スタを要望する資格がない」などと話がすり替えられてしまわないように、気を付けたいものである。成績はどうあれ、新スタが必要であることに変わりはないからだ。

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 昨日に続き、タグマのサッカーパックのネタだけど、こちらの記事で、ディサロが取り上げられている。本人いわく、「僕が動いたことでスペースを開けてボールを受けさせたり、その人が開けてくれたスペースを僕が使ったりという連動の部分を練習でもやっているので、試合で出していけたらいいなと思います。そうした役割と結果の両立をしていかないといけない。慣れた環境だったらそういうところもうまく分担できたりするかもしれないですけど、新しい環境で新しいチームなので、僕も探り探りやっている部分はあります」などとコメントしている。くどいようですが、ご興味のある方は、ぜひサッカーパックのご購読を。

 さて、この記事を読んでいて、個人的に初めて気付いたのだが、ディサロは東京の三菱養和の出身ということである。三菱養和と言えば、栗原イブラヒムジュニアの出身クラブとして認識はしていたが、ディサロもそうだったか。そんなことを思いつつ、ウィキペディアのページを眺めていたら、何と永井堅梧の名前もあった。下の画像に表示されているのは、最初に入団したチームのようで、松本になっているが、今季うちに加わったあのGK永井に他ならない。ジュニアみたいに、三菱養和から直で清水に来た選手は分かりやすいが、ディサロも永井も三菱養和というのは、今回初めて認識した次第だ。年齢的には永井26歳、ディサロ24歳、ジュニア19歳と離れているが、一応上下関係みたいのもあるのではないか。

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 今季の新加入選手の中でも、指宿洋史は異彩を放っている。たまたま、上に見るような動画を見付けたので眺めてみたが、サッカー選手として輝かしいキャリアを築いてきたというよりは、高卒でいきなりスペインに挑戦し、下部リーグを中心に試行錯誤をしてきたという、そのストーリーの方に興味を惹かれる。EXILEっぽい風貌も相まって、ピッチ上でプレーを観たいというのもさることながら、トークショーでもしてほしいというか、そんな感じを受ける。

 上の動画、良く聞くとそんなに面白いことを話しているわけでもないのだが(インタビュアーとあまり噛み合っていない印象)、やはり我々としては指宿のスペイン語力に興味が行く。当然、高卒でスペインに渡った時には、スペイン語力はゼロだった。それが、クラブが週2のスペイン語レッスンを用意してくれ、またチームメイトたちは懲りずにずっと話しかけてくれたので、1年くらい経って聞き取れるようになり、2年くらい経って自分も返せるようになった、ということである。その後、1年だけベルギーでプレーしたこともあったが、その時の監督もたまたまスペイン人で、ミーティングも通訳なしでスペイン語でやっていたので、むしろチームの中では自分にアドバンテージがあったという話が面白かった。

 本人いわく、自分のスペイン語は綺麗なものではないかもしれないけど、自然に会得したものなので、スペイン語はスペイン語のままのものとして考えたり理解したりできるということである。やはり、スペイン語/ポルトガル語軍団としてのロティーナ清水の中で、指宿の存在は+αの意味を持ってきそうだ。

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 昨日、クラブから「権田選手のキャッチフレーズ募集」というツイートが発信された。ちょっと語呂も良くないし長すぎるのでキャッチフレーズには合わないが、個人的には「ボールだけでなくサポの心もがっちり掴む権田」という気がしている。これも昨日配信された【清水】新加入のGK権田修一「このクラブがこの位置にいるのはおかしい」という記事を読んで、その思いを強くした。

 いろいろなことを感じながら生活していますが、昨年(16位)成績が振るわなかった理由がなんとなく分かる。このクラブがこの位置にいるのはおかしい。可能性をすごく秘めている

 選手にも伝えていますが、J1でレベルが足りないわけではない。5連敗が3回あったという話を聞くと、1回目の5連敗でなぜ気付かないのか。2回目が起きないように「もっとここ、こうしようよ」と、納得いくまで選手同士で話し合わなきゃだめ。力ある選手がいるので、あとは個人個人が引っ張るって意識がまだまだ足りないと感じだ

 人任せとは言わないけど、誰かが提案したらできる選手が多い。でもグラウンドの中では応用が利かないとだめ。ベンチの指示待ちじゃなくて、自分たちで解決しなきゃいけない場面がでてくる。31歳の僕がチーム最年長ですけど、最初は自分が要求しても、徐々にみんながチームを引っ張れるようになれれば良いと思う。

 といったことを語っている。ちなみに、権田は今のJ1全チームの中で、「最も若い最年長」なのだそうだ。

 まあ、はっきり言って、近年の清水の低迷を考えるに、ゴトビ監督と選手の関係が冷え切り、気骨のある選手は皆出て行ってしまい、残ったのはイエスマンばかりで、それがやたらと受け身のチームカラーとして根付いてしまったということがあったと思う。それであまりにヤバくなって、クラブは慌ててホンタクを呼び戻したり、武闘派のテセや角田を補強したりしたが、彼らをもってしてもチーム体質が強靭化されるには至らず、彼ら自身もチームを去って行った。結局、外様の権田に駄目出しされるようなチーム体質がそのまま残っているわけである。

 そう考えると、権田の獲得は、単なる戦力補強以上の意味を持ってくるかもしれない。

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 GK西部洋平が富山に完全移籍することが発表になった。清水が満了という判断をしたから移籍先を探したのか、それとも清水は延長の意思があったが本人が出場機会の可能性が高い移籍のオファーを待ち、それが来たから退団ということになったのかは、分からない。何にしても、新天地での出場、活躍を願わずにはいられない。

 人それぞれ、西部については色んな思い出があると思うが、個人的にはJ2時代の「青空ミーティング」のエピソードかな。確か、あの時はアウェーでヴェルディに負け、「このままじゃいけない」ということで西部が選手たちを招集し、思いをぶつけ合ったのだった。その直後の試合で、ホームで群馬に8:0と快勝し、低迷から抜け出したのだった。2016年、いくつかターニングポイントがあったなかで、間違いなくあれは重要なものの一つだった。その時点で西部は大きな怪我をしており、試合に出ていないもどかしさもあったと思うが、それでもベテランとしてリーダーシップを発揮してくれた。アスリートなので、本来ならプレーの名場面を選ぶべきかもしれないが、ここ数年の存在感はチームの精神的支柱としてのそれだっただろう。

 テセも西部もいなくなり、チームを鼓舞するようなベテランがいなくなることに、不安を覚えるサポも多いだろう。しかし、我々が思い入れのある選手を全員ずっと抱えていたら、すぐに100人、200人を超えてしまう。ベテランを中心に、人員整理するからこその、今オフの活発な補強であり、チームが前に進むためにはやむをえない。

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 1年前の新規入団会見を見た時に、「今年清水に入った人の中で、社長が一番デカくね?」と思ったものだったが、それもそのはず、山室社長は186cmあるそうである。GKを任せてもいいくらいの長身だ。大熊GMは、178cmだそうだから、あの世代としては高身長だろうし、ガタイは立派だ。

 そんな2人の好みが反映された、わけじゃないだろうが、今オフの新規加入選手、高身長が目立つ。整理してみると、以下のとおりである。

  • GK永井堅梧:184cm
  • GK権田修一:187cm
  • DFウィリアム・マテウス:181cm
  • DF鈴木義宜:184cm
  • DF片山瑛一:180cm
  • MF中山克広:177cm
  • MF原輝綺:180cm
  • FW指宿洋史:195cm
  • FWディサロ燦シルヴァーノ:175cm
  • FWチアゴ・サンタナ:184cm
  •  以下は参考。

  • FW加藤拓己(正式は来季):180cm
  • DFノリエガ・エリック(レンタルバック):182cm
  • FW栗原イブラヒム・ジュニア(レンタルバック):191cm

 素晴らしいな、ほとんど180cm以上じゃないか。まあ、GK、DF、FWが多いので、必然的に高身長が増えると言えば、それまでではあるが。

 当S研ブログでは以前、「清水生え抜きの選手はなぜか小柄なテクニシャン・タイプに偏重するので、今後の新規獲得は必ず175cm以上にするくらいの方針が必要」と主張したことがあったが、このオフの補強はそれを地で行くようなものだ。

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 2020年にレンタルに出された選手のうち、テセ、大悟、高木和などは即戦力として期待され、実際にも多くの試合に出場して貢献した。しかし、その他の若手、放牧組は、だいぶお寒いものだった。

 下に見るのは、J2町田に出されていたノリエガ・エリックの出場状況。終盤の守備固め(時間稼ぎ?)で何度か出場機会を得た程度だった。まあ、J2だからそこそこ壁は厚いし、CBゆえ組織的にチームに順応するのにも時間がかかるので、こんなもので仕方ないか。2021シーズンは、とりあえず清水復帰が決まった。一応、戦力として期待はされているが、状況次第ではシーズン途中の再びのレンタルもあるかもしれない。

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 J3沼津に武者修行に出たジュニアの出場状況が下に見るとおり。試合終盤にスーパーサブ的に何度か起用され、ダイジェストなどで記憶している限りでは、2度ほど決めなければならない決定機があったが、結局無得点。最後は大きな怪我をして戦線を離脱した。2021シーズンは清水復帰が決まり、我々には楽しみだが、現実的に考えれば、清水が戦力として必要としたというよりも、沼津から延長のオファーがなかったというニュアンスなのではないか。彼も、可能性があれば、もう1年くらい外で出場機会を積んだ方が将来のためという気がする。

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 大きな失望は、J3富山に出されていた滝だった。下に見るように、出場機会はある程度与えられたものの(Sが付いているところはスタメン)、得点という目に見える形でインパクトを残すことができなかった。2019シーズン前半戦は清水の救世主で、年代別代表にもお呼びがかかったことを考えれば、伸び悩みは否めない。このタイミングで契約満了ということはまだないと思うが、大熊GMの構想に戦力として入っているかは微妙であり、何とか別の活躍の場が見付かればと考える次第だ。

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 J3藤枝に出されていた平墳は、確か移籍直後に1、2試合くらいベンチ入りしたことはあったと記憶しているが、下に見るとおり、結局出場はなし。これでは藤枝からの延長オファーなし、清水との契約満了も致し方ないだろう。先日のトライアウトを受けていたようだが、JFLでも東南アジアでも何でもいいから、サッカーを続けられるといいのだが。期待していた選手だけに、残念である。

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 ちなみに、大悟はさらに1年北九州でやることが決まり、その翌日に横浜FCの中山克広の獲得が発表になった。両者はポジションがかぶっており、大悟が戻らないから中山をとる、あるいは逆に中山をとるから大悟は延長でいい、というような裏表の関係だったのかもしれない(梨誉についてもそうかも)。普通だったら、サポの期待も大きい大悟や梨誉を優先してもよさそうなものだが、生え抜き云々は特に考慮せず、チームに必要な選手をゼロベースで選ぶのが、大熊流なのだろうか? まあ、強くなるためには、そういう姿勢が必要なのだろうが。

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 2021シーズンに向けた清水のチーム編成は、豪華な新メンバーに加えて、既存選手の契約更改も続き、今のところ「順調すぎる」という印象である。今オフの傾向として、獲得が噂され、「ホントに来るのか? 来たらいいな」と思っていた新メンバーは、すべて獲得が実現。一方、「この既存メンバーには、ぜひ留まってくれなければ困る」と思っていた選手の確保にも、今のところ成功している。トータルで見れば、アウトもインも、人数・予算ともつり合っているのかもしれないが、本当に怖すぎるくらい上手く行っている。

 昨日の発表の中では、竹内、鈴木あたりは、そりゃ残るだろうという印象である。逆に、新GK獲得でどうなるかと思っていた大久保の残留は、かなり意外だった。河井は、そろそろ立場が危うくなってきた気もするが、2020年の最後の2試合の好パフォーマンスで、契約を勝ち取ったようなところだろうか。

 ソッコは鳥栖へ完全移籍。これは、個人的にはある程度覚悟はしていた。愛着はあるし、いてくれれば助かる存在であることは間違いないが、ブラジル人だけで外国人枠が飽和状態だから、序列的に言ってやむをえない。2018年のフレイレとのCBコンビで、1桁順位への躍進を支えてくれたことは、忘れない。再就職先がJ1で、本当に良かったと思う。

 さらに、以前から情報が流れていたブラジル・コリチーバの左SBウィリアム・マテウスが本決まりらしい。さらにさらに、なんと湘南の長身FW指宿の獲得も確定的なのだとか。さすがにこれは驚いた。これからオレンジのユニに袖を通そうというプレーヤーのことを悪く言うつもりは決してないのだが、ここまで来ると、「要る?」と首をかしげるサポさんも多いのではないか。指宿をとるくらいだったら、テセを残してほしかったという意見も出そうだ。いずれにしても、この積極補強、油田説、徳川埋蔵金発見説が何やら信憑性を帯びてきた。

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 それにしても、編成が順調すぎて、怖いくらいだ。昨日発表になった鳥栖のDF・MF原に加えて、本日あたり北九州のFWディサロ、大分DF鈴木義宜の獲得が発表される見通しである。「静岡で油田でも見付かったのか?」なんて驚きの声が上がっている。あるいは、山室社長が「地域スポンサーも大事だけど、ナショナル・スポンサーの獲得も目指したい」と言ってたから、もしかしたら全国区の大企業のスポンサーでも見付けたのか? まさか、ロッテ? 社長、うちはグリコですから、ロッテは駄目ですよ。

 しかし、新規獲得と既存戦力の保持は今のところ順調ながら、それらの戦力がロティーナ戦術にフィットするかというのは、慎重に考える必要があるだろう。

 たとえば、すでに延長が発表されていたヴァウド、ヘナト、それから昨日発表されたエウシーニョ。彼らは、従来の清水にとっては、救世主的存在だった。それは、チームが組織として上手く機能していない中で、彼らの属人的能力によってピンチを防いだり、あるいは何もないところから得点を生み出したりできるからだった。しかし、これからは、図式が変わるというか、むしろ変えなければならない。攻守において、どれだけ論理的にオーガナイズできるかが、ロティーナ清水の生命線となる。もちろん、属人的能力が高い方が、組織も強靭になると期待はできるが、これまでのような自己流・即興プレーは、もしかしたらロティーナから駄目出しをされるかもしれない。2021年もブラジル人プレーヤーたちが鍵を握るチームであることは間違いないので、彼らの属人的能力をロティーナがどのように組織的に活かしていくのか、とくと拝見することとしたい。

 日本人プレーヤーたちの契約更新は少々遅れ気味という気もするが、昨日は金子、中村、宮本の更改が発表された。個人的には、清水の既存戦力の中で、ロティーナ体制で活きそうだと期待するのが、金子である。彼は、明確な組織的役割を与えた方が輝くと思われるからだ。また、宮本は、2020シーズンに与えられた少ない出番の中ではパスミスなど至らない点が目立ち、正直放出もあるかと思っていたが、新監督の下で化けることを期待したい。

 ちなみに、もしかして、立田って、海外移籍、模索してる?

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 観た人も多いと思うけど、昨日YouTubeで配信されたGK権田の入団会見、所長も拝見し、大いに感心させられた。詳しくはご自分で観ていただければと思う。結構長くしゃべっているが、時間をかけて観るだけの価値はある。

 このプレーヤーについて、失礼ながら、ふてぶてしい立ち居振る舞いゆえ、あまり好感を持っていなかった清水サポさんも多いことだろう。しかし、いざ味方になってみると、頼もしいのなんの。自分自身のプロ意識が高いのは、言わずもがなだ。それに加え、清水に入ればある程度年上にもなるわけだし、代表の常連でもあるし、GKとして最後尾からチームを束ねる立場でもあるし、そういう自分の立場をわきまえ、清水の守備全体、さらにはチーム全体に良い影響を及ぼそうという姿勢が素晴らしい。インタビューの受け答えも、内容がしっかりしているだけでなく、ちゃんと自分の言葉で話し、自分が話すべきでないことはきちんと自制し、お馬鹿マスコミのお馬鹿質問にも調子を合わせてあげる余裕もある。何やら、テセの情報発信力と、六反の意識の高さを兼ね備えたような、そんな頼もしい存在に思えてきた。おまけに、簡単なポルトガル語までできるって、ブラジル人依存度の高い我が軍には打って付けではないか。

 権田には大熊GMがかなり早くから声をかけ、スピード感をもって、また本気度を見せながら交渉に当たったことが、獲得の決め手になったようだ。まったくもって、清水を変えるのは外様だな。

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 昨日、テセの契約満了が発表になった。こうなることは、ある程度、覚悟はしていた。テセがチームの中心にいたのは2017年までで、もう3年も前のことになる。ヨンソン監督がテセを使わなかったのは不当な冷遇という感もあったが、その後の篠田監督、ピーター監督もテセを主力とは位置付けていなかった。我々には分かりにくい部分もあるが、J1チームのエースストライカーとしては衰えがあったのかもしれないし、そもそもクセのあるプレースタイルなので、チーム戦術にフィットしない部分もあったのかもしれない。さらに時間は流れ、平岡監督から来季はさらにロティーナ監督に移行しモダン戦術に挑戦するということで、来年3月に37歳になるテセにはそこに居場所はないということなのかもしれない。コロナでクラブの財政が火の車ということを考えれば、稼働率が低くなるであろうベテランを抱えておけないということは、理解できる。

 まあ、ただ、しかし、我々の心の中には、それだけでは割り切れないものが残る。あのJ2降格の屈辱と、J1再昇格の日々の、共有体験。チームに魂を注入し、それを対外的にも発信してくれる存在。男くさい本人の人間ドラマに、温かい家族の肖像。たとえ試合に出ていなくても、常に強烈な存在感を放ち、過去5年の清水の象徴であり続けた。

 結論としては、今回のクラブの決定は、一言で言えば、やむをえないものだとは思う。ただ、現経営陣を批判するわけでは決してないが、もしも人情家の左伴社長だったら、テセの目に見えない無形資産的な価値を含め、もう1年くらい清水でやってもらう、あるいは何らかの形でクラブに残る選択肢もあったのではないかなどと考えてしまう。鹿島に小笠原満男がいたように、川崎に中村憲剛がいたように、清水にテセがいてくれる意味は大きいのではないか、と。

 テセはレンタル先の新潟で、ハーフシーズン(26試合)ながら、9点をとった。J2でフルに出れば、まだ15点は狙えると信じる。もちろん、J1だってできるだろうし。我々としては、この5年間の感謝の念を込めつつ、テセに新たな活躍の場が得られることを、心から願おうではないか。

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 個人的な心境としては、せっかく悪くない船出をした平岡清水を、もっとじっくりと見ていたいという気持ちなのだが、早くも選手の移籍に関する情報が飛び交っている。昨日は一気に6選手の契約満了が発表された。これらは、新規の戦力獲得情報と、裏表の関係にある。

 ジュニオール・ドゥトラ。いてくれれば、助かる存在であることは間違いない。今季は19試合で5点だそうで、出場機会の割には結果は残した。先日の鹿島戦もそうだったが、ちょっとメンバーを落とすとがくっと力が落ちてしまう清水にあって、ドゥトラはBチームの中でもJ1クオリティに近い「違い」を見せてくれた。しかし、ポルトガル1部で活躍中のブラジル人FWサンタナの獲得がほぼ決定のようなので、そう何人もブラジル人アタッカーを抱えるわけにも行かず、年齢的にもベテランの域に近くなってきたので、優先順位でドゥトラがはじかれてしまうのはやむを得ない。ドゥトラの場合は、まだまだ、J1の控え、またはJ2の主力レベルで、やれるだろう。

 ネト・ヴォルピ、こればっかりは契約満了は納得だろう。ある種の能力は秘めていると思うのだが、腰痛が思わしくなかったのか、あるいはよほど日本または清水の水が合わなかったのか。本当に、大いなる謎というべき存在のまま、1年が過ぎてしまった。近年のブラジル人助っ人は、当たり外れが大きいという印象を受けている。

 GKは、なんと欧州から権田の獲得が濃厚らしい。例の「村松小突き事件」で、悪い印象を持っているサポさんも多いことと思うが、それだけ闘志を出すタイプということだろうし、清水に気合を注入してくれるのなら、歓迎だ。ただ、レンタルということらしく、腰掛けで終わらなければいいのだが。権田獲得資金の確保という意味でも、ヴォルピの放出は当然だろう。

 金井貢史との契約満了は、ちょっとあっけない印象を受ける。まあ、もともとモフサッカーを知るプレーヤーとして引っ張ってきたようなところもあったし、本人も渡り鳥プレーヤーで、一所に長く留まるタイプではないのかもしれない。キャラ含め、面白い存在だったのに、満了は残念である。ただ、金井を手放すということは、ちょっと前に噂になったブラジル人左SBウィリアム・マテウスの獲得という情報が、信憑性を帯びているのかもしれない。

 六平光成、彼については在籍歴が長かっただけに、愛着を持っているサポさんも多いことだろう。最近は見ないが、六平パパの出没話なども楽しかった。ただ、本人のポテンシャルからすれば、低迷期のぬるま湯・清水にどっぶりと浸かってしまい、選手として大成できなかった印象を禁じ得ない。下のカテゴリーになってしまうかもしれないが、このあたりで環境を変え、もう一花咲かせるというのは、本人にとって悪くはないのではないか。

 ユース上がりの伊藤研太、平墳迅に関しては、とても残念ではあるが、こればっかりは仕方がない。もう、今季あたりで終了ということは、だいぶ前から明白だった。平墳はJ3でベンチにも入れていないし、伊藤はレンタルの引受先すら見付からなかったわけだし。これから先のサッカー人生、あるいは人生そのものは、彼ら自身が切り開いていくしかない。我々もエールを送り続けよう。

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sa

 皆さんも注目されたことと思うけど、「【清水】ブラジル人FW獲得調査 ポルトガル1部得点ランク2位・サンタナをリストアップ」という記事が報じられたね。

 J1清水が、ポルトガル1部リーグで得点ランク2位タイの6得点を挙げているブラジル人FWチアゴ・サンタナ(27)=サンタクララ=をリストアップしていることが2日、分かった。

 センターFWで利き足は右だが、左足でも強力なシュートが打て、身長184センチからのヘディングシュートも得意。フィジカルの強さだけでなく、足元の技術も高い。ブラジル代表歴はないが、巧みなトラップでボールを収めてのポストプレー役としても期待できる。

 まあ、確かに、強力なセンターフォワードは補強ポイントだ。テセの去就は不明。ティーラシンは不発気味でタイ移籍濃厚。出せば意外と点はとるのがドゥトラだが、伸びしろはなさそう。ジュニアはまだ未完成。そう考えると、既存戦力のアウトと並行して、強力な新戦力のインは、確かに必要だろう。ピーター政権下では、屈強なセンターフォワードを配置することに重きが置かれていなかった印象だが、来季、よりオーソドックスなサッカーにシフトする上では、やはり強いFWは欲しい。

 ただし、誰もが心配になるのが、清水のお財布の中身だろう。来季の経営にはコロナの影響がより色濃く表れると言われているだけに、「そんなお金あんの?」という疑問は、どうしても抱いてしまう。それともあれかな? ポルトガルあたりは、日本よりもずっとコロナの打撃が大きく、サッカーもそれをモロにかぶっているはずなので、今は逆にヨーロッパから選手を獲得しやすくなっているのかな?

 以前情報が出た左サイドバックのブラジル人も含め、補強ポイントが生じると、すぐブラジル人獲得に走るのが、昨今の清水ということになるかな。来季も、外国人枠を目いっぱい使いながらの戦いになりそうだ。

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 札幌戦、決してGK梅田のせいで負けたわけではない。しかし、一流のGKだったら、5失点ではなく、2~3失点程度に抑えられたかなとは思う。いや、仙台のヤクブ・スウォビックだったら、もしかしたら引き分けくらいに持ち込めたかもしれない。

 個人的に、梅田は結構好きな選手だし、将来的に期待はしている。点をとられても、「別にオレのせいじゃないし」という感じで、淡々とプレーを続けるところが良い。ピーターが、足元や配球に見所のある梅田をチョイスしたことは、理解できる。

 しかし、伸びしろありそうというだけで若いGKを使うと、どれだけ酷い目に遭うかというのは、我々は櫛引の時に嫌というほど思い知った。GKだけは、カネをケチっては駄目である。日本人なら代表クラスか、あるいは力量が確かな外国人の実力者を起用すべきである。4チームも降格する恐怖の来シーズンを、梅田で戦うのは不安が大きすぎる。

 まあ、そもそも、2020年の清水のつまずきは、GK問題から始まったようなものだ。六反がプレーできるかどうかが判然とせず、レンタルに出したのが痛かった。鳴り物入りで加入したネト・ヴォルピは、試合にまったく絡めていない。残りは正直、帯に短したすきに長しで、期待値込みで梅田を主に起用しているものの、やはり未熟であることは否めない。

 梅田の場合、シュートストップもさることながら、声を出してディフェンスラインを統率する部分が弱すぎる。味方のシュートブロックが甘かったら、たとえ先輩や外国人であろうと、叱り飛ばすくらいの姿勢が必要だが、ちょっとそういうキャラクターには思えない。

 来季は、六反の復帰が、一番無難なシナリオだろう。しかし、契約がどうなっているのか分からないし、もしかしたら六反の気持ちもすでに清水から離れているのかもしれない。その場合は補強ポイントになってくるだろう。

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 セレッソ戦で前半精彩を欠き、ハーフタイムで交代させられた金子と後藤。代わって鈴木と中村が入り、結果的に後半3点とれて勝ったので、たとえば、「金子よりも鈴木の方がプレーヤーとしての価値が上なのか」とも思いたくなる。

 しかし、個人的にこの試合ではむしろ、鈴木のパフォーマンスに不満を感じた。球際が非常に淡泊であり、一度競り合いに負けると、二度追い、三度追いを全然やらない。自分がカッコ付きの「良いプレー」をすることしか頭になく、ちょっと上手く行かないともう諦めてしまうような雰囲気がある。しょせんサッカーの競り合いなんて五分五分なのだから、それに勝てないこともあるのは当然で、むしろ奪われた後に切り替えたり、しつこく追ったりすることの方が重要なのに、そのあたりの本質が分かっていないのではないかと感じる。

 その点、金子などは、確かにセレッソ戦の前半でミスも多かったが、FWながら守備のしつこさで今日の地位を築いたような選手である。自分がアシストやシュートのような決定的な仕事をするというだけではなく、チーム全体のバランスを考え、無駄走りになるかもしれないけどボールを追い、危ないシーンでは守備に戻り、エウシーニョのフォローをしたりと、色々気を使いながらプレーをしている。まだ自分のプレーしか見えていない鈴木とは、そこが違う。

 そういう風に、総合的に考えれば、鈴木唯人はまだまだひよっこで、金子翔太の方がプレーヤーとしての価値は上ではないかと思う。

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