エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > オレンジ戦士

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 横浜との練習試合に練習生として参加した高橋大悟君は、鹿児島キャンプの京都との試合で得点を決めてた子みたいだ。屋久島出身で神村学園高に在学中であり、最近スカウトの間で人気銘柄になっているらしいが、果たして清水入団となるのだろうか。

 ただ、所長個人の率直な意見を述べさせてもらうと、これは高橋大悟君個人のことではなく、あくまでも一般論なのだが、「もう小兵はいいよ」というのが本音である。チームの中に1人くらい小兵がいるというくらいなら問題ないかもしれないが、今の清水には金子や河井といった160cm台の選手がすでにおり、近く中心選手となる(はずの)石毛だって決して大柄ではない。お遍路修行中の水谷もいるしなあ。チーム編成上、「今後10年は160cm台の選手はとらない」というくらいの原則を設けてもいいのではないかと思っている。個々の小兵がどうこうと言っているのではなく、あくまでもチームのバランス上、「小柄なテクニシャン」タイプに偏りすぎるのはいかがなものかと言いたいのである。今季の開幕戦、神戸のイレブンが立派な体躯ばかりなのを目の当たりにして、「やっぱJ1はこうでなきゃ通用しないな」と、改めて思った。

 個人的にそういう思いが強いので、今回の横浜との練習試合で、金子→高橋大悟という選手交代に、「何も、ご丁寧に、小兵から小兵に交代させなくても・・・」などと、つい思ってしまう所長なのである。いや、むろん金子は大好きだし、高橋大悟君も清水に入ってくれたら、それはそれで嬉しいのだけれど・・・。でも、現に金子はJ1ではまったくボールをキープできないし、体格で劣る清水がセットプレーで失点を喫しがちという現実もある。まあ、小柄でも、メッシ並みに点をとるとか、金子みたいに常人の1.5倍走るとか、際立った長所があればいいんだけどね。

 なお、土曜日の練習試合では、高橋大悟君に良い状態でパスが出たような場面はなく、これといった見せ場もなかったので、能力のほどは分からなかった。

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 専修大との練習試合は観ていないから、何とも言えない。それにしても、今の清水はリーグ戦のスタメンは一定レベルを満たしていると思うが、Bチームがだいぶ心許ない。これから、ルヴァンカップ、サテライトリーグと、試合をこなしていけるのだろうかという不安を覚えてしまう。せっかくの戦力上積みの機会が、逆に消耗の場にならないことを祈る。

 さて、日曜の三保のことは分からないので、自分が観た横浜との練習試合についての話を続けさせていただく。この試合、個人的に最大の注目点は、フレイレが本職とも言えるセンターバックで試されるのではないか、という点だった。ヨーロッパ仕込みの対人、危機察知能力などを、しかとこの目で拝見しようという関心から、横浜に駆け付けた。しかし、試合前にアップが始まると、フレイレは控え組の中に。しかも、先発と控えの顔触れからして、センターバックの控えと位置付けられているのはビョンであり、フレイレはボランチのバックアップということらしい。角田不在という、ある意味でフレイレのセンターバック起用にとって絶好の状況にもかかわらず、それを積極的に試さないということは、小林監督はフレイレを最終ラインで起用することに、かなり否定的ということなのだろうか? あれだけ「清水の守備を強化してくれる救世主」という期待が大きかったフレイレだけに、ボランチのサブという位置付けに留まってしまっているとしたら、何ともビミョーである。

 今回の練習試合では、確かに後半途中に犬飼に代わりフレイレが最終ラインに入った。写真は、その時の最終ライン4人。「おお、やっと来たか」と思ったのも束の間、今度はボランチの六平がお役御免となり、代わりにフレイレがボランチに上がったので(ビョンがセンターバックに入った)、フレイレがセンターバックとしてプレーしたのはわずか20分程度で終わってしまった。これでは全然テストにもトレーニングにもならず、単に主力を休ませるための代役にすぎない。

 それにしても、小林監督が頑ななまでに、フレイレをセンターバックで使わない理由は何か? 正直、まったく分からないが、おそらく考えられることの一つは、やはり日本語によるコミュニケーションができず、現在の清水のように個人というよりは組織で守るチームにとっては、細かいすり合わせが難しいということだろう。でも、そんなことは、獲得する前から分かり切っていた話であり、だからこそこうした練習試合でチームに溶け込ませて欲しい気がするが。もう一つ、フレイレのプレーを見ると、自分より前の相手を潰すことには長けているものの、後ろを突かれると若干弱さがあるような雰囲気もあり、ディフェンスラインの裏をとられることを異常に忌避する小林監督にとっては、危なっかしいDFに思えるのかもしれない(完全なる印象論です、悪しからず)。

 所長的には、横浜との練習試合を見る限り、フレイレがセンターバックで、何の問題もないように思うんだけどな。もう一人、忘れられたカヌという存在もあり、近々竹内が復帰するとなると、首脳陣も我々サポも、選手起用について頭を悩ます日々が続きそうである。

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 ワールドカップ予選の対UAE戦は快勝だった。中東で日本代表のあれだけたくましい姿は、久し振りに見た気がする。昨年あたりは、ハリル監督の「縦に速く」というコンセプトと日本人プレーヤーの持ち味が噛み合っていない印象が強かったが、チームとしてやり方がはっきりしてきた。むろんまだ油断は禁物なものの、予選突破の道筋が、だいぶ見えてきたと言えるのではないか。

 それにしても、清水サポが日本代表というものに心から思い入れられなくなって、久しい。2010年のW杯南ア大会に岡崎が出場し、本田のプレゼントパスから得点を決めた場面が、我々にとって今のところ最後の輝きになってしまっている(後にも先にも、清水所属選手がW杯で得点したのは、あれが唯一)。その後は、海人が代表に呼ばれたけど出場は適わなかったり、太田が実質Bチームでイエメンかどっかに遠征したりと、せいぜいその程度。オリンピック代表も、かするかかすらないかというレベルになってしまった。代表は遠くなりにけりだ。

 このオフに、大前や三浦が清水を去っていったのも、代表入りを見据えると、大都市のなるべく規模の大きいクラブに所属した方が有利という考えがあってのことだろう。何しろ、現代表は海外組が中心であり、国内組はビッグクラブの主力レベルでないと、候補に入るのも難しい。そう言えば、何ヵ月か前に数十人の日本代表予備登録メンバーが発表された時も、J2の清水から選ばれたのは、新潟からの預かり物の川口だけだったしなあ。

 今の清水のイレブンで、代表に近いのって、誰かいるだろうか? まあ、六反は、日本人のGKとしては十本の指には入ると思うので、主力に怪我人が出たら、第三キーパーくらいの位置付けで呼ばれることはあるかもしれない(むろん、清水で目を見張るような活躍をすれば、序列はもっと上がる)。清水サポの贔屓目では、白崎や松原を推したい心情はある。しかし、今の白崎が即座に原口や宇佐美に勝てるかと言えば疑問で、より一層精進するしかあるまい。松原も、左SBは希少とはいえ、長友、酒井、太田と超えなければならない壁は多く、クロス一つとってもまだ太田の精度には遠く及ばないので、大化けする必要がある。北川は、ツボにはまったときは目を見張るようなプレーをすることもあるが、プレーの幅を広げないと、代表レベルにはたどり着けないだろう。うちにとってはレンタルながら、野津田はえげつないフリーキックを身に付ければ、将来的にお呼びがかかるかもしれない。あとは、立田の成長に期待とか、フレイレが帰化しないかなとか(笑)、そんなところかな。残念なのは、松原も北川も海外志向が強そうなので、仮に代表レベルにまで成長することがあるにしても、その時には清水のプレーヤーではなくなっている可能性が高いことだろう。

 案外、現状の清水イレブンが代表に登り詰めるよりも、岡崎が清水に戻ってくれるという確率の方が、高いかもしれない。ただし、清水が買えるような値段に落ち着いた時に、彼が代表の地位を保持しているのかというのは、大いなる疑問だが。

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 DAZNから恒例の第3節ベストイレブンが発表され、清水から枝村と松原の2人が選ばれた。「選考理由」とか説明せずに、単にベストイレブンの顔触れだけ発表するのが、DAZN流なのかな。ただ、チームとして結果が出ていない大宮、札幌からも選ばれているのが、チト微妙という気もする。

 にしても、皆さん、DAZNってどうですか。個人的には、最も困るのは、見逃し配信開始に時間がかかりすぎること。追っかけ再生はできないし、生視聴を逃すと、当日中の見逃し配信は無しで、録画を観られるのは翌日になってしまうようである。当方、昨今はテレビ番組の生視聴なんかほとんどせず、大部分が録画してのタイムシフト視聴なのだが、DAZNによってその自由度を大幅に奪われた。まあ、清水の試合だったら可能な限りリアルタイムでテレビの前にかじりついて観るが、他のチームの試合を「お手並み拝見」的なノリで見物する時に、タイムフリーでないのは辛い。画質なんかは妥協するし、時々画面がフリーズしたりするのもしょうがないと思ってるけど、見逃し配信の迅速対応だけは何とかしてもらいたいものだ。あと、ハーフタイムを飛ばして観たりするために、チャプターくらい打ってくれればいいのにね。

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 フレイレの加入が正式に決まり、何はともあれ、よかったのではないか。今のところ、チラホラ目にしているJ1順位予想では、清水を下位予想する向きが多いようだが、これで少しは見直してもらえるだろうか。

 断片的な動画くらいしか見ていないので(下はその一つ)、どんなプレーヤーなのか、良く分からない。上に見るように、有名なTransfermarktのサイトでは、主戦場がセンターバックで、右サイドバックもこなせると書いてあるが、ボランチとのデータはない。漏れ伝わってくる情報では、小林監督はフレイレのボランチ起用を想定しているようだが、果たしてどうなるか。個人的には、実績充分のセンターバックで使った方が、いいような気がするのだが(ていうか、ワンちゃんがいまいち信用できないので 笑)。

 もしもフレイレが「レオ・シルヴァ」クラスの大当たり外国人なら、2017年にJ1で一桁順位という目標が、俄然現実味を帯びてくるのではないか。

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 我らが鄭大世のツイッターに、上掲のような動画が上がっていた。実は所長は2016シーズンをずっと見てきて、「テセのヘディングは普通のJリーガーのやり方と違うのではないか」ということを感じていた。日本人選手の多くは、ボールを額という面で打っており、しかも大きく振っているというイメージである。それに対しテセのヘディングは、面で捉えるというよりも、点で捉えている感じがして、その割には強いシュートが、良いコースに飛ぶ。よく見る日本人のヘディングがテニスのラケットなら、テセのヘディングはビリヤードのキューで突いているような、そんなイメージの違いを感じていた。で、所長はサッカーの技術的なことは分からないので、テセ本人に会う機会があったら、そのことを直接質問してみたいとすら思っていたわけである。そしたら、上掲の動画に見るように、どこぞやの番組で、本人がその極意を語ってくれていて、概ね所長の想像していたとおりだったので、大いに合点が行った。やはり、面で大きく振るというよりは、ぎりぎりまで引き付けて、最後に首の振りでインパクトを与えるというのが、極意のようだ。あー、スッキリした。

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 野球がシーズンオフなので、広島カープからドジャーズに移籍した前田健太が日本に一時帰国して、テレビ出演したりしている。それを眺めていて所長は思ったのだが、2016年の広島カープと、2017年の清水エスパルスの状況は、似ていると思う。マエケンは何年もカープの勝ち頭であり、彼が抜けたら苦しいと思われ、現に2016年のセリーグ順位予想ではカープを最下位候補に挙げる識者も多かった。しかし、実際には残された選手たちが危機感を抱いて努力した結果、リーグ優勝を勝ち取ったわけである。実は、確かにカープにおけるマエケンの存在は大きかったが、彼をローテの基軸として回すためにイニング数を制限し、それがブルペンへのしわ寄せになったりして、チームの負担になっていた部分も小さくなかったのである。マエケンが去って、意外とやりくりが楽になったとも言われている。

 同じことは、昨シーズンまでのエスパルスにおける大宮元紀についても言えよう。確かに、ここ数年、彼がチームで最も多くの得点を稼ぎ出していたし、2016シーズンもチームで2番目の18ゴールを生み出した。しかし、そのプレーヤーが去ることが(行き先はメジャーではなく日本だが 笑)、マイナス18となるとは限らないというのが、チームスポーツの面白いところである。サッカーでは守備と攻撃が表裏一体なので、野球以上にそのことが言えるだろう。まあね、マエケンはカープを円満退団したので、大宮元紀のケースとは事情が異なるものの、とにかく、オレンジ選手諸君、世間の下馬評を覆すような、神るやつ、出てこいや!

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 清水が獲得有力とされているブラジル人DFレアンドロ・フレイレって、所長は今まで知らない人だったけど、これか。確かに、球際、危機察知能力など、今の清水の守備陣に欠けているものを高いレベルで備えているプレーヤーのようで、こりゃ実現したら強力な補強になりそうだ。まあ、動画は好プレー集なので、良く見えるのは当然だけど、それにしたって、期待せずにはいられない。練習参加しているドス・サントスとの兼ね合い、CB起用としたら誰が相棒になるのか、懸案の強固な守備力のボランチのさらなる補強はあるのかなど、いくつか不透明な要素はあるにせよ、まあまあ良い線で強化が進んでるのではないか。むろん、日本人の奮起も期待。

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 当ブログでは、移籍報道に一喜一憂したりという姿勢は、表向きはあまり見せていないが、この話題には触れないわけには行くまい。

 個人的には、2016年、皆の団結により、奇跡の自動昇格を成し遂げたという充実感に、もう少し浸っていたかったというのが本音だ。まだ、「プレイバック2016」のシリーズも、半分くらいしか終わっていないし。それが、昇格劇の登場人物だった選手たちの移籍話がちらほらと出始めて、興を殺がれたような感じになり、果ては大前元紀の移籍決定となると、あの団結、一体感、感動は一体何だったのだろうかと、白けた感情を抱いてしまう。皆でJ1復帰を勝ち取り、その勢いのままJ1に殴り込みをかけると、そこまで込みでの昇格物語ではなかったのかと、大きなわだかまりを感じる。

 まあ、しかし、大前元紀が清水ではなく大宮でプレーしたいと言うのであれば、そのこと自体はやむをえない。キャプテン、10番、2度目のゼロ円、大怪我からの復活ドラマ、「ここまで引っ張って、最後は金か?」など、サポの立場から言いたいことは山ほどあるが、決まってしまったことに、あーだこーだ言ったところで、何の足しにもならない。

 所長の見るところ、大前元紀の移籍は、どちらかと言うと、象徴的・精神的な痛手という側面が大きいと思う。逆に言えば、戦力面での打撃は、彼が2016年にたたき出した18ゴールという数字ほどは、意外と大きくないのかもしれないという気がしている。

 結局のところ、大前元紀は「ポジション争い」に敗れたのだと思う。この場合の「ポジション」というのは、単に先発のフォワードという意味ではない。清水の象徴、中心、王様としての確固たるポジションを失ったということだ。実のところ、2017シーズンに大前がフォワードのレギュラーとして活躍し、チームのトップスコアラーになること自体は、依然として可能だろう。しかし、2016シーズンの後半戦を見れば、大前がもはや絶対的なエースではなく、彼を中心にチームが回っているわけではないことは、明白だった。象徴的なことを言えば、PKのキッカーも、大前元紀から鄭大世に代わった。清水が2016年夏から徹底するようになった2トップによるプレス戦術に最適な組み合わせはテセ・金子であり、実際にも大前の不在中にチーム成績は上向き、テセがエースの座を不動のものにしていた。むろん大前復帰後は2トップの基本的組み合わせはテセ・大前に戻ったものの、大前は得点だけに集中するというよりは、テセにどやされて守備に奔走する役回りに転じたわけである。J1復帰決定後、大前は、「あの怪我がなければ、ぶっちぎりでJ2優勝していたはず」と強弁していたが、本人の怪我前の昨年5月頃の清水の闘い振りを思い出せば、残念ながら、そう信じる根拠はない。

 2016年序盤の大前の得点王争い快走 → 大怪我 → 復帰 → J1昇格というドラマには、王位を失った大前が出て行くという続きがあったのだ。今となっては、そう考えるしかない。むろん、これからもまだ物語は続いていくだろう。

 本人は最近、2017年の目標として、「とにかく代表に入りたい」と発言していた。残念ながら、清水からはもう何年も日本代表選手は出ていないし、ハリルホジッチがJ2上がりの地方クラブを視察に来るとも思えない。2018年のワールドカップを目指すなら、2017年にJ1得点王をとるくらいの活躍が必要。それに近付けるのは、もはや自分が中心でない清水よりも、玉座を用意してくれているらしい大宮かもしれない。ならばそれに賭けてみようと、そんな思いに傾いたのではないか。むろん、それに加えて、金銭面の隔たりも大きかったのだろうが。

 大前のことは決まってしまったので、もうどうしようもないが、これが、若手にとっての変な先例みたいになってしまわないことを、願う。そうならないためには、清水というクラブのブランド価値を上げていくしかない。

 個人的に、本件に納得したとか理解を示すということではなく、自分なりにこのように気持ちを整理してみた、といったところ。大宮との対戦で、ブーイングとかでもいいけれど、大前のチャントをマイナーメロで歌うとか(笑)、そのくらいのことはしてもいいと思う。ただ、「大前キラーとして、町田から井上の獲得を」とか、そういう品のないことを言うのはやめましょうね。

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 当S研でも投票を呼びかけさせていただいたが、白崎凌兵選手のセレッソ戦でのゴールが、2016年のJ2年間最優秀ゴールに輝いた。白崎君、おめでとう。そして2017年もうちに残ってくれるようで、本当に嬉しく思う。

 ただし、「ベストゴール」というもの、前々から、「定義次第だよなあ」と、個人的に思っていた。よくベストゴールに選ばれるのは、目の覚めるようなスーパーゴールだろう。弾丸ミドルとか、バイシクルシュートとか、強烈な無回転キックとか、そういう派手なゴールが選ばれることが多い。「もう一度やれと言われても、無理」というような、鮮烈な得点は、確かにベストゴールと呼ぶにふさわしいかもしれない。

 もう一つ、試合終了間際の劇的な同点・逆転弾とか、優勝を決定付ける得点とか、そういう「状況ゆえ」のゴールがベストゴールに選定されることもあるだろう。

 今回の白崎のゴールは、上記2点を兼ね備えているがゆえに、「合わせ技一本」のような形で、年間ベストゴールに選ばれたと言えるのではないか。ただ単に「アクロバティックなすごいシュート」とかなら、他にももっとふさわしいゴールがあったような気もする。

 さて、所長にとっての「ベストゴール」とは、どのようなものか。少々へそ曲がりのようだが、所長は、派手さのない、理詰めでとった得点こそ「最良」であり、ベストゴールだと考える。たとえば、2016年の清水で言えば、リーグ戦の大詰め、アウェー讃岐戦の2点目などは(大前が枝村に浮き球でスルーパスを出し、折り返しを中央でどフリーのテセが決めた場面)、ゴラッソでも何でもないが、とるべくしてとった必然のゴールという意味で、ああいうのこそ実はベストゴールではないかと、個人的に思うのである。そういう意味で言えば、「セットプレーのこぼれ球を詰める」という松本得意の得点パターンだって、立派なベストゴール候補だ。

 こういう、とるべくしてとる必然の得点を、どれだけ増やせるか。安定して勝てるチームになれるかは、それにかかっている。むろん、エンターテイメントとしての華のあるベストゴール選出などは、それはそれで楽しめばいい。

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 シーズンオフでヒマなのか、最近のサポさんたちの話題の一つに、ウタカの去就問題がある。「あの得点能力は捨てがたい。J1得点王を放出するのか?」、「いや、小林サッカーに、守備をしないFWは合わない」等、喧喧諤諤の議論が起きている。

 当S研の公式見解を申し上げれば、どちらかというと「要らない」という結論かな。確かに能力はすごいし、キャラクター的にも愛すべき存在である。静岡おでんを好物に挙げる外国人助っ人など、これまで聞いたこともなく、まったく憎めない男だ。

 ただ、所長が2015シーズンに受けた印象では、ウタカは決して1人だけで得点をとってしまうノヴァコヴィッチのようなFWではない。味方がある程度お膳立てをしてあげて、最後の仕上げをするというタイプだと思う。2015年には、むろんウタカはある程度の点はとったが、チームがウタカを助けられず、ウタカもチームを助けられないという、お互いに不幸な結果に終わってしまった。

 一方、清水からウタカを獲得した広島の関係者は、確か、「ウタカは清水さんではカウンター要員のようになって機能していなかったが、パスを繋いで崩すうちのやり方ならもっと生きると思った」というような趣旨のことをおっしゃっていたと記憶する。実際、ウタカは広島にフィットし、周りがウタカを活かす、ウタカも周りを活かすという良い関係性が成立した(特に浅野あたりとのコンビネーションが秀逸だった)。ただ、それでも広島では守備の貢献度が低いことが問題視され、シーズン後半には調子を落としたということもあって、高年俸に見合わないということで見切りをつけたのだろう。

 こうしたことを考えると、「広島で機能したから清水でも活躍できるだろう」、「10点は計算できる」などと早合点すべきではない。残念ながら、計算できるのは失点増の方だろう。ウタカ個人のことをディスる意図はまったくなく、どこか別の新天地で活躍してくれることを祈るばかりだが、とにかく今のうちには合わないということだ。

 そもそも、2016年の清水では、「テセとゲンキは共存できるか?」という問題が、我々を大いに悩ませたのである。これにウタカまでもが加わったら、個人的にはどう整理していいか、見当が付かないというのが本音だ。確かに、J1屈指のスリートップが誕生するかもしれない。メッシ、スアレス、ネイマールのMSNトリオの日本版、名付けてOUT(Omae、Utaka、Tese)トリオといったところか!? まあ、でも、名前からしてアウトだよね。

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 先日、富士山静岡空港で、河井陽介選手と鎌田翔雅選手によるトークショーがあり、その模様を上掲のとおりYouTubeにアップしてくださった方がいた。ありがたいことである。

 それで、J1復帰記念トークショーなので、全体に安堵感に溢れた、ほのぼのとしたやり取りなのだけれど、個人的に非常に気になる部分があった。両選手がオフの時は何をして過ごしているのかという話になった時に、どうも2人とも海外のサッカーをほとんど観ていないようなのである。所長は、日本のサッカー選手にしても、サッカーファンにしても、草木もなびくように皆ヨーロッパになびいてしまう現状を、非常に嘆かわしく思っている。そういう意味では、自分のことを非常にドメスティックな価値観の持ち主だと自認している。しかし、現実として競技面で欧州が最高峰であることは間違いないのだから、清水の選手にも欧州のサッカーをチェックして、そのレベルを目標にしたり、自分のプレーに活かすような心がけは持って欲しいのである。ところが、今回のトークショーで河井は、「オフにサッカーの試合は観ない。今やっているクラブワールドカップなんかは、一応観たりもするけれど、テレビで流れているのを眺める程度」と発言している(すいません、きちんと文字起こししたわけではなく、だいたいそんなことを言っていたということです)。

 うーん、そんなんで、いいんだろうか? 所長なんか、プロでもなんでもないし、ヨーロッパのサッカーを観るのは癪に障るけど(日本人が観ることによってさらに欧州にカネが流れていくわけだからね)、一応はチャンピオンズリーグなんかを観て、清水の試合に活かせるヒントは見付からないか、白崎がこの中でプレーしたらどのくらい通用するか、なんてことをつい考えてしまう。クラブワールドカップなんかでも、清水は出ていないのに、朝からそわそわするし、試合が始まれば固唾を呑んで観戦する。河井は照れ隠しで「テレビで流れているのを眺める程度」なんて言ってるのかもしれないけど、もし本当にそうなら、チト意識低すぎじゃありませんか、アナタ?

 Jリーガーって、実はあんまり海外のサッカー観ていないというのは、時々指摘されることだけど、清水の選手たちもやっぱりそうなのかな? その点で、またテセを持ち上げる感じになっちゃうけど、テセは明らかに日頃から世界のサッカーにアンテナを張って、それを自分を高めるための糧にしており、そのあたりの意識からして、清水の他のプレーヤーと全然違うなと思ってしまうのである。

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 石毛秀樹選手のことを考えてたら、ちとモヤモヤしてきたなあ。石毛と言えば2012年のナビスコカップにおけるニューヒーロー賞が思い出されるわけだけど、下に見るように(出所はこちら)、改めてナビスコのニューヒーローの顔触れを見てみると、ほとんど日本代表クラスであり、少なくともJ1でレギュラーは張っている連中である。残念ながら、2012年の受賞者だけ、一般的な知名度およびJ1での実績が、ガクンと落ちることは否めない。石毛も、最初はアジア最優秀ユース(だっけか?)選手の鳴り物入りで、「マンCに3億円で売れる」といった噂まであり、確かにこのナビスコくらいまでは輝きがあった。しかし、そもそもナビスコのニューヒーロー賞は決勝戦の前に決まっているという、明らかな欠陥がある。2012年の決勝で躍動したのは、石毛ではなく、鹿島の柴崎だった。柴崎は前年のJ1リーグでもある程度出場していたので、ナビスコのニューヒーロー賞の資格があったのかどうかは知らないが、紛れもなく真のニューヒーローは柴崎だった。そして、2016年冬、柴崎がレアル相手に世界を驚かせたのに対し、石毛はJ1に復帰する清水を離れ、一人J2への武者修行へ。。。うーん、モヤモヤする。

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 2016シーズン、第14節のアウェー東京ヴェルディ戦から左サイドバックを務め、結局最終節まで先発の座を守り通したのが、松原后選手だった。福村貴幸選手からレギュラーの座を奪った形である。

 それにしても、松原后ほど、2016年に我々をワクワクさせたり、ヤキモキさせたり、とにかく色んな感情を揺さぶってくれた選手はいなかったかもしれない。鬼師匠と駄目弟子みたいなテセとの師弟関係も、物語性があったし。とにかく、普通の物差しでは計れないというか、評価が分かれるというか、何とも表現しがたい存在が、松原后という男である。

 清水に入団した当初から、本人は海外移籍を視野に入れていたと伝えられる。また、テセがバラした話によると、本人は「3年以内に代表に入る」と豪語しているらしい。近年のエスパルスで、これほどまでに野心をギラつかせたプレーヤーがいただろうか? ただ、現時点の実力がその野心にまったく追い付いていないことは、誰が見ても明らかだし、さすがに本人も自覚している様子である。しかし、人間の成長というのは、本人が描いている目標以上には達しないものだから、ともかく野心が大きいということは、理論的な伸びしろも大きいということになる。師匠のテセも、「現状では后が代表なんてお笑い草だが、希少な左サイドバックというポジションだし、もしかするともしかするかも・・・」なんてニュアンスで語っていた。

 松原后は、プレースタイルも独特である。あんな変わったサイドバック見たことないというのが、所長の印象だ。テセも、「もっの凄く遅いドリブルなのに、なぜか抜いちゃう」と指摘していたが、確かに抜き方が普通のサイドバックと全然違うと思う。元々フォワードだったせいか、センターフォワードみたいな抜き方をする。あるいは、バスケットボールのフォワードみたいに、敵に体を預けてグイグイ押しながら、相手の体勢が崩れた瞬間に抜くみたいな、そんな場面が見られる。なんだか、やることも、風貌も、引退した矢島っぽいのよね。ポジションは違うけど。

 そんな具合に、野心と現実のギャップが大きく、伸びしろが計り知れず、プレースタイルも独特で他と比べられないなど、とにかく見ているサポの側は良い意味でも悪い意味でも色々とざわついてしまうという、これが松原后問題である。

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 一応「研究所」と名乗っている以上は、当方色々と来季の構想を練ったりしているのだが(所長の頭の中だけ、誰の役にも立たない 笑)、皆さんと同じように、所長も頭を悩ませているのが河井陽介問題である。

 河井選手、一見派手さこそないが、チームメートたちは一様にその技術とサッカーセンスを称賛する。角田隊長も、「対戦相手として戦っている時はそれほど感じなかったが、一緒にやってみて、河井の凄さを実感した」というようなことを証言していた。

 2016シーズンの清水にはいくつかのキーポイント、ターニングポイントがあったが、河井のボランチ起用がはまったことが、その中でも重要な点の一つだった。これまで、歴代の監督に様々なポジションで起用され、一番の適正ポジションはどこなのか?という疑問が付きまとったバンディエラに、ついに適正ポジションが見付かったと思わせた。

 実際、J2の格下相手に、真綿で首を締めるように相手を弱らす戦いをする時には、ボランチ河井が威力を発揮する。彼が中盤でパスをさばくことによって、相手の逆を突いたり、敵を動かして疲れさせたりして、あら不思議、試合が終わる頃には相手チームは足をつってバタバタと倒れ込み、清水が2~3点リードして完勝、バンバンザイという試合が数多くあった。

 しかし、多くの皆さんが指摘するように、河井はJ1のボランチとしてはひ弱すぎるという問題がある。J2でも1試合に1回くらい、ボールを持っている時に激しく寄せられて球をかっさらわれるシーンがあった。まあ、ファウルぎりぎりなので、審判がそれをどう判定するかということ次第でもあるが、おそらくJ1になれば審判はより接触プレーを許容するだろうし、プレースピードも速く、ボランチ河井が潰されるシーンは増えるに違いない。敵に当たられて河井が悶絶しているうちに、ショートカウンターを浴びて即失点と、そんなシーンが目に浮かぶ。そういえば、テセは、「河井の守備は素人同然」と、酷いこと言ってたよなぁ(笑)。

 J1では河井のボランチ起用が危ないとなると、ではサイドハーフか? いや、2016シーズン最初の数試合で試したが、悪くはないものの、攻撃的MFとしては迫力不足だった。かといって、河井をセンターフォワードとか、サイドバックというのも最適な配置とは思えない。このように、誰もが認める、チームで一番のサッカーIQと技術の持ち主なのに、どうも最適なポジションが定まらない、これこそが「河井陽介問題」なのである。

 まあ、これも多くのファンが言っているように、守備力の強い「刈る系」のボランチと、構成力のある河井を、ダブルボランチとして組み合わせるのが、彼の能力を一番活かせるのかなあと、所長も思う。これも多くの指摘があるように、その場合に最適なパートナーは、やはり同級生の村松大輔じゃあなかろうか。これほど相互補完的な組み合わせはないだろう。

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 金子の勝ち越し弾でJ1復帰が決まり、皆さん、あの試合の細かいことはすべて吹き飛んでいるかもしれないけど、ちょっと時計の針を巻き戻して、J2最終節徳島戦、70分過ぎくらいのことを思い出してほしい。あの時間帯、小林監督は金子に次いで、村田を投入しようとしており、すでに村田はサイドラインでスタンバっていた。あと1つプレーが切れたら、村田は入るはずだった(たぶん枝村に代える予定だったのだろう。上の写真に見るように、今季の定番交代だった)。ところが73分、その状況でのラストワンプレーで金子がゴールを決めたため、小林監督は急遽村田投入を取り止め、交代カードは85分の本田、88分の鎌田と、逃げ切りを図る状況で守備的な選手を入れることができたわけである。

 所長は今でも考えるのである。金子のシュートが決まらなかったら、あの試合は一体どうなっていたのだろうか? むろん、村田が入ることにより、清水のカウンターのキレが増し、得点できる可能性も高かっただろう。もしかしたら2点くらいとれたかもしれない。しかし、枝村から村田への交代は、守備を犠牲にするわけだから、清水が失点するリスクもまた高まる。おそらく、アディショナルタイム含め最後の20分は、ずっとカウンターの応酬のようなオープンな試合展開になり、観ている側はとても生きた心地はしなかっただろう。ジェットコースターのようなその20分だけで、静岡県の平均寿命がちょっと下がったかもしれない。

 2016年シーズン、村田は9月くらいまではコンスタントに活躍していた。所長は、後半村田が敵陣をかき回して、面白いように追加点を重ねていくゲーム展開を、「虐殺コース」と呼んで楽しみにしていた。しかし、村田は10月2日の古巣セレッソ戦で、クロスへの対応で競り負け敵に先制点を与える原因となってしまってから、輝きを失った印象がある。その後の目立った仕事と言えば、10月16日のアウェー金沢戦で、カウンターからテセのゴールをアシストしたくらいか。リーグ最終盤のしびれるような数試合で、彼の活躍はなかった。何しろ村田のプレースタイルははっきりしているから、J2のリーグ戦も終盤になると他チームにその情報や対策法が行き渡り、封じ込められてしまったのかもしれない。

 しかし、あれほど相手との接触プレーを嫌がるサッカー選手も、珍しいよなあ。一芸はすごいんだけどなあ。ドリブルで切れ込んで鋭いクロスを上げるという一点だけとったら、それこそ代表クラスなんだけどなあ。

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 しかし、世の中には色々便利なウェブサイトがあるもので、こちらのサイトでは、2016年のエスパルス各選手のJ2リーグ戦における出場時間がグラフで示されるようになっている。上の画像はそのイメージ図だが、ぜひリンク先の原典でチェックしてみてほしい。青がフル出場した時間、黄緑が先発して途中交代した試合の出場時間、オレンジ色が途中出場、茶色っぽいのが途中入退場(たぶん2016年の清水で該当する選手はなかったと思うが)、グレーがベンチ入りしたが出場しなかった試合の長さということになる。元のサイトでは、カーソルを当てると、具体的な数字も示される(西部のフル出場は450分とか)。

 皆さんご存知のとおり、2016年の清水では、主力選手はほとんど全員が何らかの形で戦線離脱した時期があり、全試合フル出場といった選手は出なかった。その影響もあり、大部分の選手がベンチ入りし、出場機会を得ることになった。その中で、トータルの出場時間が最も長かった選手は、河井ということのようである。一方、先発フル出場時間が最も長かったのは、白崎だった。2016年のチームMVPは鄭大世以外にありえないと思うが、所長的には河井と白崎に「陰のMVP」の称号を授けたい思いである。

 ゴールキーパーは、1人がずっと先発フル出場というチームが多い中で、この面で2016年の清水は特異だった(第5GKまでスタンバイとか、普通はありえない)。

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 ご存知の方も多いと思うが、こちらのネット番組で、鄭大世が1時間あまりにわたって2016年の清水、Jリーグ、サッカーについて語っているので、よかったらご覧いただきたい。色んな人が入れ替わり立ち代り登場するマラソン番組のようで、テセの出番は16時間48分くらいからとなっている。しかし、本当にすごい人だ。発言のすべてが、金言である。

 大前元紀は「清水の王様」と呼ばれて久しく、本人もそう自負しているだろうし、チームメートたちも認めている様子である。しかし、今季の清水における鄭大世の存在感は、別次元だった。ゲンキが「王様」だとしたら、テセは「帝王」ではないかと、そんな感じがする。

 ホーム最終戦となった岡山戦でも、テセが敵のオウンゴール誘発して、追加点もとって、相手のセットプレーは全部跳ね返して、最後はゴールライン上でATフィールド展開して、試合後のエンターテイメントまで引き受けてと、なんだ結局全部テセじゃんというような試合だった。もちろん、本人が謙虚に語っているように、ゴールは周りのお膳立てあってこそという面もあるが、かといって味方が作ったチャンスをことごとくものにする決定力は、異次元だ。

 確かに、2015年の惨状に比べれば、2016年の清水は個々もチームも見違えるように復活した。しかし、所長のイメージでは、ほとんどの選手はまだまだJ1.5くらいのレベルではないかと思う。そうした中で、テセ1人だけが特J1クラスのプレーヤーであると、そんな印象を受けている。

 岡山戦を観ていて、所長はこう思った。ああ、たぶんテセにセンターバックをやらせても、この中で一番強いんだろうなあ、と。つまり、「逆・闘莉王」のようなものであり、闘莉王は普段センターバックであるのに、いざという時には前線に上がっていって、並のフォワード以上に点を決めてしまう。テセは、普段はセンターフォワードだが、ピンチの時にはゴール前に戻って、ディフェンダー以上に強固な守備力を発揮してしまうわけである。

 しかし、ここまで1人のプレーヤーが偉大だと、チト困ることにもなる。今季テセは、試合中に、「自分か大前のどちらかを交代させて、守備ができる選手を入れてくれ」と、監督に要求したことがあったと聞く(うろ覚えだが)。また、上掲の動画でも、来季に向けた編成に関する持論をほのめかしたりもしている。まあ、監督やフロントがテセの言うことをいちいち聞き入れるということもないと思うが、とにかくテセの影響力がチームの中で絶対的なものになりつつある。もちろん所長もテセの強力なリーダーシップで清水が躍進してくれることを期待しているが、テセにダメ出しされて面白くないと思う選手も現実的には出てくるだろう。

 基本的にはテセは清水のことを「終の棲家」と考えてくれていると認識している。しかし、未確認だが、テセは「プレミアから10億円のオファーがあったら行く」というようなことを最近どこかで発言したと聞いた。プレミアから10億は分からないが、中国やUAEから3億くらいのオファーならいつ来ても不思議でない。その時にあたふたしないような、強靭な清水であって欲しい。

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 皆さん、J2最優秀ゴール賞の投票はお済みでしょうか? 清水からは唯一、白崎のゴールがノミネートされています。9連勝の幕開けとなった、あのセレッソ戦のゴールです。これが2016年の我々の最後の戦いです、白崎に最優秀ゴール賞をとらせてあげましょう。投票はPC、スマホから簡単にできます。大きな声では言えませんが、たぶん、デバイスが違えば、1人で何票でも投票できるようです。


 さて、上に見るように、2016年のテセのすべてのゴールとアシストを動画にまとめてくれた人がいる。これを見て、若干意外に感じるのは、ゲンキがテセの得点をアシストした場面が少ないということである。たぶん、コーナーキックの2本だけだと思う(ホームの群馬戦とアウェーの群馬戦)。流れの中のアシストは、1つもなかったようである(ゲンキのシュートのこぼれ球をテセが詰めて決めた場面はあったが、それがアシストとしてカウントされるのかは知らん)。ちなみに、テセが流れの中でゲンキの得点をアシストしたことは2度ほどあった。テセのゴールを一番多くアシストしたのは、たぶん村田だと思う。

 まあね、テセとゲンキが相性が悪いとか、仲が悪いとかいうことはなく(笑)、テセはクロスから得点することが多いから、必然的にサイドバックやサイドハーフがアシストすることが多くなるのでしょう。


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2top

 惜しくも得点ランキングのワンツーフィニッシュこそならなかったが、それでも元紀が3ヵ月も離脱していたことを考えれば、鄭大世・大前元紀のコンビがJ2では規格外の強力2トップであったことに異論はなかろう。

 個人的に、この2人について注目するのは、上の表に見るように(こちらから拝借した)、得点に占める右足・左足・ヘディングのバランスがとれていることである。2人とも、右足が利き足のはずだが、左足でもそれと遜色のないくらい正確で強いキックが蹴れる。テセのヘッドの強さは言わずもがなだが、周知のようにゲンキも小柄な割にはヘディングシュートの上手い選手である。「右足でしかシュートできない」というFWは、チャンスの場面で右足に持ち変えるので、どうしても時間がかかるしDFやGKに対応されやすいが、うちの2トップはゴール前で右足・左足・頭と最適な選択を瞬時にでき、敵もプレーを読みにくいので、決定率が高くなるのである(比較しては申し訳ないが、横浜のイバなどはほぼ左足でしかゴールできていない)。どうだ、参ったか!

 それに、テセとゲンキは、2人ともFWとして求められるものをバランス良く兼ね備えていると思う。パスワーク、クロス、ドリブルなどいずれも高水準で、直接フリーキックも蹴れる。得点だけでなくアシスト数も多い。守備もできる(ゲンキに関しては、意図的に前残りしたり、わざと曖昧なポジショニングをすることもあるが、スイッチが入った時の守備能力は決して低くない)。これだけレベルの高い万能型のFWが2人も揃っているというのは、J2を戦うチームにとっては贅沢なことだった。

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