エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > オレンジ戦士

 2020シーズンのチーム編成、若干遅れ気味だったが、GKヴォルピ、DFヴァウドと発表があって、FWティーラシンは確実、FWカルリーニョスもおそらくは来てくれるのではないか。もう一人のブラジル人FWジウベルトは逃したようだが、おそらくカルリーニョスまたはジウベルトという二択だったのではないかと思われ、「誤算」ということではないと推測する。いくら大熊GMが妥協なき補強と称していても、もうお腹いっぱいという感があり、ここいらで打ち止めではないかと思うわけである。

 そんなわけで、メンツがほぼ固まりつつあるということで、ここからは各ポジションの序列を考えてみたい(有力な順に並べる、高卒ルーキーは割愛)。監督が先日言ったように、4-3-3を前提に考えてみる。

 GK:ヴォルピ 大久保 西部 新井・・・既存の大久保や西部は足元の上手いモダンなGKというよりは古典的なタイプと思うので、やはりヴォルピに期待。

 右SB:エウシーニョ 奥井・・・エウソン、土曜日にいなかったけど、大丈夫か?

 センターバック:ヴァウド 岡崎 ソッコ 立田 吉本・・・ここが一番難しい。ヴァウドは当確だと思うが、誰がコンビを組むのか? また、右利きの選手ばかりで、左CBの人選に苦労しそう。福森は左利きのはずだが、個人的にプレーを見たことがないので、レギュラーのCBを任せられる選手なのか、見当がつかない。

 左SB:金井 福森 伊藤・・・ここも良く分からない。金井は試合で散々見てきたはずだが、まさかうちに来るとは思わなかったので、注意して見てなかった。福森は上記に同じ。報道では石毛が左SBを練習してたなんて出てたが、ニセSBならありかもしれない。

 アンカー:ヘナト 六平 宮本 西村・・・ヘナトに次ぐ二番手が心もとなく、彼を怪我で欠く序盤どうするのか気がかり。六平、あるいは竹内あたりを配置してヘナト不在を乗り切るのか。もっとも、我々はヘナトが絶対的柱だと思っているわけだが、ヘナトがモフサッカーに合うのかどうかは、実は良く分からない。個人的には、岡崎アンカーも見てみたい気がする。

 左右のサイドミッドフィルダー:竹内 河井 石毛 宮本 西村・・・順当に行けば右・河井、左・竹内。よく考えると、結構手薄かもしれない(特にヘナトがいない序盤は)。中村とか西澤とか、前目の選手を下げるかも。

 センターフォワード:カルリーニョス ティーラシン テセ 平墳・・・カルリーニョスはあまり上背は大きくないようだが、クロスに点で合わせるシュートが上手いようなので、モフサッカーのCFははまるのではないか。

 右ウイング:金子 後藤 滝 川本・・・頼むぜ選手会長。後藤はこの場所で合ってる?

 左ウイング:西澤 中村 ドゥトラ 石毛・・・最大の激戦区。このポジションは序列というよりも横一線。監督の好みで誰が使われるか分からない。もちろん、左右ウイングが入れ替わることもありそう。

 こうやって見ると、皆が最優先の補強ポイントと思っていたボランチは、今のところ宮本の復帰くらいしか上積みがない。また、ヴァウド、岡崎の加入で厚みを増したCBも、ヴァウド以外は決め手を欠き、左右のバランスも良くない。

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 ティーラシンは、昨日のイベントには間に合わなかったが、すでに静岡に到着し、早速、松屋に行って牛丼に舌鼓を打ったらしい。発表は目前。これは前所属クラブの公式YouTubeチャンネルだと思うのだが、移籍していく選手を、ここまでフォローしてるんだなあ。我々もタイの英雄を大事にしないと。

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 かなり前から獲得が決定的と言われていたGKネト・ヴォルピの加入が、昨日ついに正式発表された。めでたいことである。

 言うまでもなく、上掲のような好プレー動画は、良いところばかり選んでるだろうから、割り引いて評価する必要はあるだろうが、見た限りでは、良さげな印象である。助っ人GKとしては高さが189cmと平凡であり、上の動画でもハイボールで強みを発揮したような場面は少ない。ストロングと思えるのは、シュートを浴びる際に、ギリギリまで見極めて、シュートコースに鋭く反応する技量なのではないか。

 我ながら、ボキャブラリが貧弱だなと思っていたところ、こちらの記事が参考になったので、引用させていただく。「JリーグのGK、特に日本人選手の多くは、主にゴールディフェンスと1対1のテクニックが不足していました。ゴールディフェンスではダイビングに対する効率が良くなく、ダイナミックさが足りない。つまりシュートに対してダイビングする際に、無駄なステップやプレジャンプが多いためにタイミングが遅れています。わずかにボールに触れることができたとしても、弾ききれずにそのままゴールに入ってしまうシーンが多かったです。ブンデスリーガのGKの場合、ダイビングする際に無駄がなく効率がいいので、より力強く、ダイナミックなプレーができています。つまり速いシュートや難しいシュートでも弾き出す、またはキャッチすることができているのです」とある。所長が言いたいのは、ネト・ヴォルピは、まさに「ダイビングする際に無駄がなく効率がいいので、より力強く、ダイナミックなプレーができている」ということでした。

 あと、上の動画を見て思ったのは、キックが、それほど大きく振りかぶっていないのに、簡単にセンターラインを越えるところが凄いね。低い弾道でコントロールも良く、しかも状況判断が良さそうなので、カウンターの起点になれるだろう。足下もありそうなので、モフさんのサッカーには向いているのでは。

 それにしても、南米人の名前は良く分からんな。何となく、皆さん「ネト」と呼ぶような雰囲気だけど、動画で現地の実況では「ヴォルピ」と呼ばれている。「ネト」が名で「ヴォルピ」が姓ということなのかな? あるいはブラジル人にありがちな愛称的なものも交じってるのかな?

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 松原のベルギー移籍が本決まりとなり、本人のコメントが公式HPに掲載されたが、非常に良いコメントだった。これだけ気持ちがしっかり座っていたら、山口蛍のようにホームシックで日本に逃げ帰ったり(?)はしないだろう。ゼロ円移籍のことを云々おっしゃる方もいるかもしれないが、諸々の巡り合わせでこうなっただけで、本人に落ち度はない。一人の青年としてしっかりと成長したということを感じる。あとは、サッカーの技量がどれだけついてくるかということだけだろう(それが一番難しく、なおかつ肝心なのだが)。活躍を祈りたい。

 さて、出ていく方ではなく、入ってきた方のサイドバック要員につき、昨日は「奥井がタカトシのトシに似てる」なんてことを申し上げた。実は、こちらのsoKKuri?というサイトが、「誰と誰は似ている?」というネットアンケートのサイトとなっている。投票をすると、その結果を見られるようになっている。トシと奥井で調べてみたら、そっくり率71.05%だった。奥井の今の短髪なら、もっと似てるような気がするんだけどなあ。

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 さて、昨日、金井貢史の入団会見の画像を見ていたら、「ジャングルポケットのおたけに似てないか?」という気がしてきたので、それも上記サイトで調べてみた。結果は、そっくり率82.35%で、こちらの数字の方が高かったようだ。

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 このサイト、色々調べると面白そうだなあと思って、たとえばドウグラスと似てる人っているかな?と思って検索してみたら、「ドウグラス ネイマール」なんてのがあった。似てねーよ。

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 取り沙汰されている外国人は別として、もう日本人の補強は打ち止めかなと思っていたところ、昨日になって、名古屋から左サイドバックを主戦場とする金井貢史を完全移籍で獲得することが発表された。名古屋と今季の契約を済ませていたので、そこからの「電撃移籍」となった。

 清水は、右サイドバックについても、タカ&トシのトシ、じゃなかった、奥井諒を先日「電撃移籍」で獲得したばかりだ。奥井も大宮と契約を更新して、当然今季も大宮とプレーすると思われていたところでの移籍だったので。

 地味なイメージのある清水が、短期間のうちに2度も「電撃移籍」を実現させ、しかもそれが左右のサイドバックというのは、なかなか面白い現象だ。残留争いおよび天皇杯準決勝、3役の交代などもあり移籍市場で出遅れたこと、左右のサイドバックがごそっと抜けたことが原因だろう。名古屋にも大宮にも移籍金を払っているはずで、若干高くついたか。サポとしては、もっと早く動いてくれよと言いたい気持ちもあるが、このオフに限ってはやむをえないだろう。

 近くブラジル人GKおよびDFの正式加入を発表する時、奥井が同席して、「南米か!」ってツッコんでくれないかなあ(するわけがない)。

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 そんなわけで、女優さんのお薬問題でスタートが遅れていた大河ドラマ「麒麟がくる」が、ようやく今日から始まるようだ。所長は大河ドラマはだいたい観るようにしているけど、「いだてん」は好みに合わず、途中で脱落してしまった。「麒麟がくる」はどんなもんだろうか。

 こじつけみたいな話の持って行き方で恐縮だが、いよいよ、ティーラシンも来るのだろうか? 昨日あたり、「合意間近」なんて情報がチラホラと聞こえてきた。

 もちろん、ドウグラスの代わりなどには、ならない。タイプも力量も違うと思う。個人的にも、広島時代のプレーは、ごく断片的にしか覚えていないので、評価も困難である。まあ、ただ、新しいサッカーを始めようというところで、一定の実力を備えた新戦力の獲得はプラスだし、提携国枠ということで、外国人枠を使わなくて済み、なおかつファン層をタイにも広げるチャンスである。吉報を待ちたいと思う。

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 U-23アジア選手権、日本はカタールと引き分け、結局日本は1勝もできずに大会を去ることとなった。最後のカタール戦は、岡崎ではなく立田がスリーバックの真ん中で先発出場、相変わらず微妙なプレー振りに終始した。ただ、こちらの記事によると、大会を通じて岡崎も立田も、可もなく不可もない星3つの評価になっている。今大会のメンバーに富安やオーバーエイジも加わることを考えると、岡崎および立田は当落線上といったところかな?

 それにしても、今大会のVARの運用は、見ていて、「勝手にサッカーのルールを変えるな!」と叫びたくなるような、そのくらいVARで試合の流れを一変させてしまう場面が、日本の試合でも目立った。そりゃあ、サッカーなんだから、良く見れば接触があったとか、良く見れば相手を蹴ってしまっていたとか、いくらでもあるだろうけれど、そんなのをいちいち全部PKだの一発レッドだのにしていたら、サッカーが全然違う競技になってしまうと思うわけである。VARというのは、あくまでも、「重大な見逃し」だけを対象にしてほしいものであり、「良く見たら多少接触していた」みたいなレベルの事象は取り上げないでいただきたいものである。そのあたり、おそらくヨーロッパの審判なら「サッカーの本質」みたいなものを重視してくれそうな期待があるが、頭の固い日本人審判や、今大会のような低レベルなアジアの審判だと、ビデオをチェックして「良く見たら接触してたのでPK」、「良く見たら蹴ってたので退場」の類が続発しそうで、今からウンザリする。今大会、中東のチームがやっていたように、「接触っぽい場面があったら、取りあえず痛がって倒れておけ。それがVARで拾ってもられば儲けもの」みたいな風潮が蔓延するかもしれない。

 今季の清水は、新監督の下で新しいサッカーに挑戦するから、そこまでの余裕はないかもしれないが、本来なら「VARの傾向と対策」みたいなこともバッチリやってシーズンに臨みたいところだなあ。

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 新体制が発表されたけど、ちょっと情報量が多すぎて消化しきれないので、それは明日にでもコメントしたい。それにしても、社長が一番デカいように見えるが、気のせいか(笑)?

 先日、たまたま、2016年のJ2時代の試合の録画を観てみたのだ(何となく、レコーダーから消せないでいる。当時はスカパーだから簡単に録画できた)。そしたら、驚いたのが、松原の動きがキレていること! 「お前はカズか?」と言いたくなる今のようなモッサリした動きではなく、2016年の身のこなしには切れ味がある。「ああ、こういう魅力、なくなっちゃったなあ」と、しみじみ感じたのである。もちろん、松原が成長したとおっしゃる方もいて、確かにポジショニングとか良くなった部分はあるのだろうけど、個人的にはここ2年くらいの松原に関しては期待外れの方が大きかった。

 さて、退団が決まった選手以外は、契約更改がほぼ完了したけれど、松原だけは「海外移籍交渉中」ということで、選手一覧に名前がなく、背番号も発表されなかった。つまりは、海外の移籍先が見付かれば、出ていくということなのだろう。

 ただ、海外移籍は普通、「ベルギーのどこそこからオファー」とか、「ドイツ2部のどこそこがリストアップ」とか、そういう具体的な話が先行するものである。今回の松原のように、具体的な移籍先なしで、それでいて海外移籍ありきということは、要するに欧州側からオファーがあったというよりも、こちらから欧州に「こんな左SBいまっせ」ということで、売り込みをかけているということなのかな? 本田圭佑の「逆オファー」をもっと地味にしたような感じか。

 個人的には、松原の場合、海外の移籍先さえ見付かれば、送り出してあげるということでいいのではないかと思う。申し訳ないが、このまま清水にいて、日本代表クラスに成長する(本人はそれを目指しているはずだ)というイメージが湧かない。もちろん、海外に行っても成功できる保証はないが、あえて厳しい環境にでも身を置いた方が、まだしも化ける可能性があるのではないかと思うからだ。本人が納得するようにやってみればいいと思う。

 でも、欧州だったら、どこでもいいのかね? ポーランド2部とか、エストニア1部とか、そんなんでもいいの? そして、もしも移籍がまとまらなかったら、まだ清水でプレーする可能性は残っているのだろうか?

 PS その後、今朝の報道を見たら、松原はベルギー1部のシントトロイデン移籍が内定したということである。ベルギー1部で、先方の補強ポイントでもあったようなので、それなりに晴れがましい移籍になったと言えそうだ。

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 先日、「岡崎慎選手 なぜ東京が貸してくれたのかは謎」という記事を書いた。ただ、その後、良く考えてみたら、岡崎が清水に期限付き移籍してきた理由は明白だなと気付いた。要するに、FC東京では控えなので、今年夏のオリンピックのために試合勘を保つためには、今年に限っては、確実にレギュラーとして出場できる清水に在籍することが得策だと判断したのだろう。FC東京としても貴重なバックアッパーを失うのは痛いはずだが、五輪の晴れ舞台で活躍させてあげたいという親心から、「今年は清水で頑張ってこい」という話になったのではないだろうか。

 さて、五輪に向け個々のプレーヤーが生き残りを図る上でも、チームを成熟させる上でも、残り少ない重要な実戦の場であるU-23アジア選手権。清水サポにとっても、岡崎と立田への期待感から注視していた大会だったが、何と2連敗でグループステージ敗退が決定した。しかも、両方の試合とも、岡崎が失点に絡み、昨日の試合に至っては立田までそこに居合わせたということで、我々としては何ともモヤモヤしてしまう。

 清水が間もなく始動し、しかもかなり難しいサッカーに挑戦するということを考えれば、岡崎や立田が早く合流してくれることが望ましく、狭い清水目線で言えば、グループステージ敗退は好都合という面もある。しかし、五輪を目指す岡崎や立田のエネルギーをチームの力に変えるという意味では、両者とも傷心で帰国するかもしれず、どんな精神状態でチームに合流するのか、気がかりである。そもそも、五輪チームがこんな体たらくでは、森保監督の解任で選手選考もやり直しなんてこともあるかもしれないし、センターバックにオーバーエイジをという話になるかもしれないし、岡崎・立田にとっては気が気でないだろう。

 昨日の2失点目の場面、無理に攻めてミドルサードでボールを奪われ、岡崎がデュエルで負けて敵の独走を許し、そのままフィニッシュまで持って行かれてあえなく失点という、昨年清水で何度も見たような失点パターンだった。変な意味で、「岡崎が清水に馴染むのは早そうだな」なんて思ってしまった。パスセンスはセンターバックとは思えないほど素晴らしいんだけどねえ。

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 だいぶ前に「決定的」という報道が出て、その時はいったん覚悟したのだけど、その後情報がぱたりと止まり、そうこうするうちにSNS界隈で「ドウグラスは清水残留の可能性が高まった」なんて観測も流布されていたので、ちょっと期待しかけていたのだが。終わってみれば、結局、資金力で圧倒的に勝る神戸がもっていった。

 気休めを言っておけば、おそらく、今回神戸が清水に支払う違約金は、2018~2019年に清水がドウグラスに払ったお給料1年半分に、ほぼ匹敵するのではないか。だとすれば、清水は2018年、2019年の残留を、タダで買ったようなものだ。ビジネスとしては、非常に上手く行った。ハハハ…

 一部でタイ人プレーヤーのティーラシンの獲得が噂されているように、まだ2020年の攻撃陣の全容は見えていない。しかし、結論はシンプルである。もうドウグラスはいないのだ。困った時に預ける大黒柱、無茶振りに近いパスを収めてくれるスーパーマン、そして信じられないようなゴールでチームを助けてくれる神は、もういない。かくなる上は、組織で戦い、得点を奪う方法を身につけていくしかないのだ。もう後戻りはできない。

 もう日本人プレーヤーたちも、惰眠をむさぼっているわけにはいかない。

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 我々清水サポにとっては、U-23チームにおける立田の立場が微妙となり、「もしかしたら清水からの東京五輪への選手選出はゼロか?」と思いかけたところに、FC東京から岡崎慎がレンタルで来てくれて、楽しみが広がっていたところだった。「ひょっとしたら東京五輪の晴れ舞台で岡崎と立田のコンビでディフェンスライン形成?」なんて色めき立ってしまう。タイで開幕したAFC U-23選手権、やはり立田よりも岡崎の方が序列が高いようで、初戦サウジアラビア戦では3バックの真ん中で岡崎が先発出場、立田はベンチに回った。

 試合は、全体として日本が支配し、サウジはパスに振り回されてダメージを受けているように見えた。しかし、後半、一瞬の集中力と連携の欠如を突かれるような形で、日本は2失点し、敗戦を喫する。とくに終了間際に最終ラインの連携ミスを突かれて岡崎がPKを献上したのは、痛恨だった。

 その連携ミスの内幕については、こちらの記事で語られている。森保監督がフル代表の監督を兼任する皺寄せで、U-23日本代表のチーム作りは明らかに遅れており、今回の失点もチームとして未完成であったがゆえに生じたと思いたいところだが… だが、我々としては、岡崎が清水に来てくれて、代表とはいえ最初の重要な試合で、戦犯になってしまうとは、何ともビミョーな心境である。

 日本の攻撃が停滞したのは、ワントップの小川によるところが大きそうだ。この試合を観た限り、小川は常に自分のタイミングで欲しがるばかりで、味方のパスに合わせて動き出すのがあまり上手くない印象を受けた。やはりオーバーエージで大迫にご登場願うしかないか。

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 2019シーズンの清水の試合を観ていたら、「日本人は全員クビでいいよ」と思ったものだったが、シーズンが終わり、移籍の話が具体化してくると、現金なもので、流出する人材が惜しいような気がしてくるものである。

 おそらく、このオフは、10人前後の選手が入れ替わるのかな。新監督を招聘して大改革に乗り出そうとしている割には、主力の顔触れはそれほど変わらないのかなという気がしている。出ていくことが決まった選手に関しても、「同等以上の新戦力が獲得できるという前提で、まあいいか」と思える。むろん、ドウグラスの去就は、完全に別の話になるが。

 今のところ、移籍が決まった選手で、2019年に主力として出ていたのは、二見くらいである。率直に言えば、二見が先発のCBというのは本来は心もとなく、CBおよび左SBの控えくらいでいてくれると助かるという感じの力量である(ロングスローという飛び道具を除けば)。だから、清水側としてどうしても引き止めなければならない存在ということではなかろう。右SBの飯田の魅力は捨てがたいし、鎌田も個人的に大好きな選手であったが、2019年の貢献度から考えると、彼らもまた優先的に確保すべきプレーヤーという感じではない。

 去就云々よりも、お別れの言葉が寂しかったのが、六反である。まるで、「決別宣言」のようだった。オバトレで苦しんでいる六反に、会社やチームメイトなど、誰か心無い発言でもしたのだろうか? まあ、2020年のGKは、噂されるブラジル人が筆頭で、大久保が二番手といった感じになるのかな。

 退団が決まった選手のうち、水谷はもったいなかった。そもそも、ボランチやサイドバックとしては体格的に問題のある水谷を、トップ昇格させたこと自体に無理があったような気がする。しかし、もともと、清水の選手の中ではハーフスペースでボールを受けるのが一番上手い印象があり、もしかしたらクラモフスキー体制で開眼するかもしれなかった。中途半端に数年プレーさせて、もしかしたらこれからという時に放出とは、間の悪い話である。

 繰り返しになるが、退団選手と同等以上の新戦力を獲得できるという前提に立てば、これまでのところの人員整理は、ある程度納得できるものである。くれぐれも、新戦力の方をぬかりなくお願いしたい。

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 上に掲げたのは、このほどFC東京からのレンタル加入が決まったDF岡崎慎選手の、2019年J1リーグ戦出場記録。もうちょっと出ているような印象があったけど、実際にはそうでもなかったか。2019年の後半には、控えのCBの一番手といった位置付けだったようだ。

 FC東京のCBと言えば、森重真人が絶対的な軸で、2019年前半はチャンヒョンスが、その移籍後の後半には渡辺剛がパートナーを務めるというのが基本だった。岡崎選手は貴重なバックアッパーであり、FC東京にとっては生え抜きで、長谷川監督も期待するようなことを述べていた。U23の代表でもある逸材を、なぜ東京が清水に貸してくれたのか、正直良く分からない。先方はACLもあり大変なはずなのにな。FC東京の移籍情報はチェックしていないが、よほど大物のディフェンダー獲得の目途でも立っているのか?

 まあ、うちにとっては、有難い話である。できれば完全移籍ならもっと良かったが、レンタルだけでも有難い。

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 それにしてもなあ。先日、懺悔したとおり、所長は2019シーズンのJ1順位予想(願望も含む)を外しまくったのだけど、以前書いた「ミキティの欲しい欲しい病を誘発しないか心配」なんていう不安に限って、的中してしまうとは。伝えられている情報から推測すれば、かなりの確率で、ドウグラスは神戸に引き抜かれることになりそうだ。

 もっとも、2020シーズンの清水は、欧州最先端の流れをくむ組織サッカーを目指し、脱「戦術ドウグラス」という課題に取り組む。脱ドウグラス依存を試みるチームにとって、ドウグラスがいなくなることは、ある意味でロジカルなのかもしれない。

 もちろん、サッカーってやつは、いくら組織で完璧に崩したところで、最後を決めるべきFWがヘボならば、点は入らない。人はそれを「決定力」と呼ぶ。2020シーズンに清水のモフ革命が進んで、チームで崩せるようになった時に、最後の仕上げをドウグラスに任せられるのなら、鬼に金棒である。だから、所長にしてもドウグラスが残留してくれたら万々歳だと思うし、現実にそれによって清水の得点力は大きく左右されるはずである。そのことは、個人的に、もちろん良く分かっている。

 ただ、ここ1年ほどで(あるいはもっと前からか)すっかり「蹴り癖」のついてしまった清水イレブンに、新しいサッカーを植え付けるのは、至難の業である。もしも前線にドウグラスがいたら、困った時には染み付いた癖で、全部ドウグラス目がけてのロングボールということになってしまう恐れがある。J2降格のリスクさえ厭わずに、清水のサッカーを根本から変えるのなら、退路を断つという意味で、ドウグラスがいない方が、変革が進みやすいのかもしれない。もちろん、個人的にも残留を熱望するが、もし神戸に奪われたなら、その時はその時で、クラブもサポも、覚悟を決めるべきだろう。

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 当S研で何度か述べたように、これまで清水からはJ1得点王が一回も出たことがなかった(J2ではテセがなったが)。それどころか、清水のストライカーが得点ランキングのベスト3に入ったことすら、一度もなかったのである。

 そのジンクスを、ようやくドウグラスが打ち破ってくれた。上の表に見るとおり、ドウグラスは2019年の得点ランキングで3位に入ってくれた。

 それにしても、惜しかったと思う。今年の得点王争いは例年になく水準が低く(年間34試合制では史上最低のゴール数による得点王だった)、ドウグラスの能力と、途中までの得点ペースからすれば、充分に得点王を狙えたと思うからだ。第30節の磐田戦から第33節のセレッソ戦まで、それは取りも直さず清水が一番苦しんでいた時期でもあるわけだが、ドウグラスが4試合連続で無得点に終わったのが痛かった。

 おそらく、連戦の疲れがたまって、シーズン終盤にキレを失っていたのではないか。夏以降はほとんどの試合で先発フル出場していたからねえ。2点くらいリードして、70分くらいにドウグラスを引っ込めてもいいような状況をもっと作れるとよかったんだけど、追いかける展開が多かったし、リードするにしても常に1点だったし、ドウグラスがいなくなったら預けどころがなくなるし、互換タイプの選手がいないしで、ドウグラスに出ずっぱりでプレーしてもらうしかなかったのだ。心臓に不安を抱えながら、チームの苦しさを一人で背負い込むような形となり、チームがお膳立てしてドウグラスに気持ちよく点をとってもらうようなことができなかった。

 第34節のドウグラスのスーパーゴール、たぶん本人は、「来週もう1試合やるのはムリ~」と心で叫びながら、最後の力を振り絞ってシュートを打ったんじゃないかな。

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 東京五輪世代「ポジション別最新序列」という記事によれば、今回のテストマッチを経て、センターバックの序列は、こんな具合になっているという。有力だった立田が序列を下げ、当落線上に立たされた。まあ、クラブでも代表でも、まったく結果が出てないとなれば、やむをえない評価だろう。

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 次に、シャドー/2列目については、以下の通りとなっている。ものすごーく視野の狭い清水目線で見れば、「高橋大悟を、ぜひ」などと推薦したくなるが、あくまでもJ3で点をとっているだけであり、久保だの堂安だの三好だのといったところに勝ち目があるはずはない。

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 最後に、FWの序列は、下に見るとおり。今年の春、滝がブレークしかけて、代表にお呼びがかかったことがあったが、確か怪我で辞退し、その後、秋にもっと大きな怪我をしてしまったので、五輪は夢のまた夢となった。

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 結局、東京五輪は、清水からはゼロなのかな。むしろここに挙がっているような有望な若手を補強で獲得するという考え方もありかもしれないが。

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 昨日は、J1がないから、J3でも眺めようかと思ってたんだけど、U22の試合があったんだねえ。個人的にその試合は観てなかったんだけど、エスパ関係のツイッターとか掲示板とかで、「立田悠悟がヤバい」、「コロンビアを相手にするとU22日本代表は守備がズルズル下がるだけで、清水サポには既視感がすごい」といった声が相次いでおり、まあ何となく試合内容の想像はついた。

 今季の清水には数多くの誤算があったが、その一つに、立田の伸び悩み(というかノイローゼ?)があった。先輩北川の刺激、目前に迫った東京五輪、フル代表への招集と、そういうのがプラスになれば良かったんだけど、本人のメンタルの弱さゆえか、すべてがネガティブに作用。気ばかりが焦って、プレーが全然追い付いていない。「代表へ、海外へ」などと先走るよりも、まずは国内リーグ戦で目の前の敵を止めるべきなのに、意識ばかりが高まり、技能はまったく伴っていないという。いやあ、困ったもんだ。テセに「吉田麻也の後継者が現れた」とまで言わせた立田のポテンシャルだったけど、このままじゃあ岡根・廣井コースだ。

 それとは打って変わって、夜観たJ3群馬VS北九州戦は楽しかった。北九州は、2018年はJ3最下位とどん底を味わったようだが、コバさんが監督に就任して完全に立て直し、この日の群馬戦にも勝利して、J3優勝とJ2昇格はもう秒読み。いやあ、「請け負う」ねえ、コバさん(笑)。

 そして、この日、北九州の唯一のゴールをたたき出したのが、我らが高橋大悟だった。これで11試合で7得点だったかな? J3というカテゴリーとはいえ、清水関係者で現在、唯一輝きを放っているのだ大悟と言えそうだ。

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 時々申し上げることだが、清水エスパルスからは、これまでJ1得点王が一人も出ていないだけでなく、実は得点ランキングでベスト3に入ったストライカーも一人もいないのである。嘘だと思ったら、こちらのサイトをご覧いただきたい(更新が2017年で止まってしまっているが)。見事なまでに、清水の選手は一人も見当たらない。これまで、清水にはそれなりの点取り屋が在籍してきたものの、ベスト3すら出していないとは、はっきり言って、清水の七不思議の一つとしか言いようがない。

 それで、この歴代ベスト3の顔触れを見て気付くのは、「清水に在籍していたこともあるけれど、清水以外のチームでベスト3に入っている人が結構多い」という事実である(笑)。

 さて、現時点で、今季のJ1の得点王争いは大混戦であり、横浜のマルコス・ジュニオールが14得点でトップなのに続いて、うちのドウグラスを含め13点が2人、12点が5人もいる。はっきり言って、例年になく低いレベルの得点王争いだが、我らがドウグラスは序盤欠場が続いて試合数が少ないことを考えれば、立派な数字だと思う。

 ボールを繋げない我が軍にあって、前線で体を張って孤軍奮闘ボールをキープしているドウグラスの姿を見ると、「能力の無駄遣い」とため息が漏れるが、体調不安を押して1年間頑張ってくれたドウグラスの貢献に報いるために、是非とも得点王をとらせてあげたい。その可能性は十分にあるだろう。

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 エスパルスの戦い振りがパッとしないので、最近はJ3の北九州の結果を見るのを楽しみにしている。今季の最初の頃は気付かなかったのだが、いつの間にかコバさんが北九州の監督に就任しており、いかにもあの人らしく、終盤になってだいぶチーム状態が上がってきた。第28節終了時点で、ギラヴァンツ北九州はJ3首位を走り、2位に4ポイントの差を着けている。北九州は、せっかく新スタジアムが出来たところでJ3降格の憂き目に遭い、気の毒だったが、J2の舞台に復帰する時が近付いているのではないか。

 そして、最近の北九州の好調を、清水からレンタルで出向中の高橋大悟が支えているというのが、嬉しい。夏に加入して、右サイドハーフの定位置を掴み、8試合で5得点。レベルの落ちるJ3とはいえ、本来のシュートの上手さを発揮している。

 今の流れで言えば、北九州は来季J2で戦い、引き続きコバさんがチームを率いる可能性が高いと思うが、そうなると悩ましいのが高橋大悟の去就である。コバさんは大悟を高く評価しているようで、レンタルの延長とか、もしかしたら完全移籍を希望するかもしれない。清水よりも北九州の方が出場機会が保証されているので、判断が難しいところだ。

 まあ、現時点で一番大事なのは、来季J2に上がってくるであろう北九州さんと同じ土俵に、清水が落ちないようにすることだが。

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 ドウグラスとヘナトの復帰により、広島戦でブラジル3本柱が揃うかと思いきや、エウシーニョが全体練習に参加しておらず、鎌田の先発が有力だという。

 今季、清水が挙げた勝ち星の中には、エウシーニョの印象的な活躍で掴んだ勝利が少なからずあった。有名な話だが、今季の清水は、エウシーニョが出場した試合と欠場した試合では、勝率が全然違うのだそうだ。

 しかし、個人的には、エウシーニョの存在には依然として、功罪両面を感じる。持ちすぎて、独特なポジショニングをして、トリッキーなプレーをして。確かに、それが上手く行って救われることもあるのだけれど、「そこは普通にクロスでいいじゃん」「今、味方空いてただろ」という場面でも奇抜なプレー選択をしがち。その結果、チーム全体としてのパスの巡りが悪くなり、ボールを奪われてピンチを招いたり、金子が活きなかったりと、明らかな弊害も生じるのである。むろん、功罪比べれば功の方が大きく、欠場が痛いことは間違いないのだが。

 なので、鎌田が先発して、普通のサイドバックらしく、まず守備から入って、機を見て駆け上がり、オーバーラップからのクロスとかね。エウシーニョがいないのなら、そういう「普通のサイドバック鎌田」に期待してみようかと、今は思っているわけである。まあ、試合後に、「やはりエウシーニョの欠場で攻め手がなかった」ということになるかもしれないけど。

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