エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > オレンジ戦士

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 GK西部洋平が富山に完全移籍することが発表になった。清水が満了という判断をしたから移籍先を探したのか、それとも清水は延長の意思があったが本人が出場機会の可能性が高い移籍のオファーを待ち、それが来たから退団ということになったのかは、分からない。何にしても、新天地での出場、活躍を願わずにはいられない。

 人それぞれ、西部については色んな思い出があると思うが、個人的にはJ2時代の「青空ミーティング」のエピソードかな。確か、あの時はアウェーでヴェルディに負け、「このままじゃいけない」ということで西部が選手たちを招集し、思いをぶつけ合ったのだった。その直後の試合で、ホームで群馬に8:0と快勝し、低迷から抜け出したのだった。2016年、いくつかターニングポイントがあったなかで、間違いなくあれは重要なものの一つだった。その時点で西部は大きな怪我をしており、試合に出ていないもどかしさもあったと思うが、それでもベテランとしてリーダーシップを発揮してくれた。アスリートなので、本来ならプレーの名場面を選ぶべきかもしれないが、ここ数年の存在感はチームの精神的支柱としてのそれだっただろう。

 テセも西部もいなくなり、チームを鼓舞するようなベテランがいなくなることに、不安を覚えるサポも多いだろう。しかし、我々が思い入れのある選手を全員ずっと抱えていたら、すぐに100人、200人を超えてしまう。ベテランを中心に、人員整理するからこその、今オフの活発な補強であり、チームが前に進むためにはやむをえない。

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 1年前の新規入団会見を見た時に、「今年清水に入った人の中で、社長が一番デカくね?」と思ったものだったが、それもそのはず、山室社長は186cmあるそうである。GKを任せてもいいくらいの長身だ。大熊GMは、178cmだそうだから、あの世代としては高身長だろうし、ガタイは立派だ。

 そんな2人の好みが反映された、わけじゃないだろうが、今オフの新規加入選手、高身長が目立つ。整理してみると、以下のとおりである。

  • GK永井堅梧:184cm
  • GK権田修一:187cm
  • DFウィリアム・マテウス:181cm
  • DF鈴木義宜:184cm
  • DF片山瑛一:180cm
  • MF中山克広:177cm
  • MF原輝綺:180cm
  • FW指宿洋史:195cm
  • FWディサロ燦シルヴァーノ:175cm
  • FWチアゴ・サンタナ:184cm
  •  以下は参考。

  • FW加藤拓己(正式は来季):180cm
  • DFノリエガ・エリック(レンタルバック):182cm
  • FW栗原イブラヒム・ジュニア(レンタルバック):191cm

 素晴らしいな、ほとんど180cm以上じゃないか。まあ、GK、DF、FWが多いので、必然的に高身長が増えると言えば、それまでではあるが。

 当S研ブログでは以前、「清水生え抜きの選手はなぜか小柄なテクニシャン・タイプに偏重するので、今後の新規獲得は必ず175cm以上にするくらいの方針が必要」と主張したことがあったが、このオフの補強はそれを地で行くようなものだ。

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 2020年にレンタルに出された選手のうち、テセ、大悟、高木和などは即戦力として期待され、実際にも多くの試合に出場して貢献した。しかし、その他の若手、放牧組は、だいぶお寒いものだった。

 下に見るのは、J2町田に出されていたノリエガ・エリックの出場状況。終盤の守備固め(時間稼ぎ?)で何度か出場機会を得た程度だった。まあ、J2だからそこそこ壁は厚いし、CBゆえ組織的にチームに順応するのにも時間がかかるので、こんなもので仕方ないか。2021シーズンは、とりあえず清水復帰が決まった。一応、戦力として期待はされているが、状況次第ではシーズン途中の再びのレンタルもあるかもしれない。

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 J3沼津に武者修行に出たジュニアの出場状況が下に見るとおり。試合終盤にスーパーサブ的に何度か起用され、ダイジェストなどで記憶している限りでは、2度ほど決めなければならない決定機があったが、結局無得点。最後は大きな怪我をして戦線を離脱した。2021シーズンは清水復帰が決まり、我々には楽しみだが、現実的に考えれば、清水が戦力として必要としたというよりも、沼津から延長のオファーがなかったというニュアンスなのではないか。彼も、可能性があれば、もう1年くらい外で出場機会を積んだ方が将来のためという気がする。

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 大きな失望は、J3富山に出されていた滝だった。下に見るように、出場機会はある程度与えられたものの(Sが付いているところはスタメン)、得点という目に見える形でインパクトを残すことができなかった。2019シーズン前半戦は清水の救世主で、年代別代表にもお呼びがかかったことを考えれば、伸び悩みは否めない。このタイミングで契約満了ということはまだないと思うが、大熊GMの構想に戦力として入っているかは微妙であり、何とか別の活躍の場が見付かればと考える次第だ。

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 J3藤枝に出されていた平墳は、確か移籍直後に1、2試合くらいベンチ入りしたことはあったと記憶しているが、下に見るとおり、結局出場はなし。これでは藤枝からの延長オファーなし、清水との契約満了も致し方ないだろう。先日のトライアウトを受けていたようだが、JFLでも東南アジアでも何でもいいから、サッカーを続けられるといいのだが。期待していた選手だけに、残念である。

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 ちなみに、大悟はさらに1年北九州でやることが決まり、その翌日に横浜FCの中山克広の獲得が発表になった。両者はポジションがかぶっており、大悟が戻らないから中山をとる、あるいは逆に中山をとるから大悟は延長でいい、というような裏表の関係だったのかもしれない(梨誉についてもそうかも)。普通だったら、サポの期待も大きい大悟や梨誉を優先してもよさそうなものだが、生え抜き云々は特に考慮せず、チームに必要な選手をゼロベースで選ぶのが、大熊流なのだろうか? まあ、強くなるためには、そういう姿勢が必要なのだろうが。

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 2021シーズンに向けた清水のチーム編成は、豪華な新メンバーに加えて、既存選手の契約更改も続き、今のところ「順調すぎる」という印象である。今オフの傾向として、獲得が噂され、「ホントに来るのか? 来たらいいな」と思っていた新メンバーは、すべて獲得が実現。一方、「この既存メンバーには、ぜひ留まってくれなければ困る」と思っていた選手の確保にも、今のところ成功している。トータルで見れば、アウトもインも、人数・予算ともつり合っているのかもしれないが、本当に怖すぎるくらい上手く行っている。

 昨日の発表の中では、竹内、鈴木あたりは、そりゃ残るだろうという印象である。逆に、新GK獲得でどうなるかと思っていた大久保の残留は、かなり意外だった。河井は、そろそろ立場が危うくなってきた気もするが、2020年の最後の2試合の好パフォーマンスで、契約を勝ち取ったようなところだろうか。

 ソッコは鳥栖へ完全移籍。これは、個人的にはある程度覚悟はしていた。愛着はあるし、いてくれれば助かる存在であることは間違いないが、ブラジル人だけで外国人枠が飽和状態だから、序列的に言ってやむをえない。2018年のフレイレとのCBコンビで、1桁順位への躍進を支えてくれたことは、忘れない。再就職先がJ1で、本当に良かったと思う。

 さらに、以前から情報が流れていたブラジル・コリチーバの左SBウィリアム・マテウスが本決まりらしい。さらにさらに、なんと湘南の長身FW指宿の獲得も確定的なのだとか。さすがにこれは驚いた。これからオレンジのユニに袖を通そうというプレーヤーのことを悪く言うつもりは決してないのだが、ここまで来ると、「要る?」と首をかしげるサポさんも多いのではないか。指宿をとるくらいだったら、テセを残してほしかったという意見も出そうだ。いずれにしても、この積極補強、油田説、徳川埋蔵金発見説が何やら信憑性を帯びてきた。

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 それにしても、編成が順調すぎて、怖いくらいだ。昨日発表になった鳥栖のDF・MF原に加えて、本日あたり北九州のFWディサロ、大分DF鈴木義宜の獲得が発表される見通しである。「静岡で油田でも見付かったのか?」なんて驚きの声が上がっている。あるいは、山室社長が「地域スポンサーも大事だけど、ナショナル・スポンサーの獲得も目指したい」と言ってたから、もしかしたら全国区の大企業のスポンサーでも見付けたのか? まさか、ロッテ? 社長、うちはグリコですから、ロッテは駄目ですよ。

 しかし、新規獲得と既存戦力の保持は今のところ順調ながら、それらの戦力がロティーナ戦術にフィットするかというのは、慎重に考える必要があるだろう。

 たとえば、すでに延長が発表されていたヴァウド、ヘナト、それから昨日発表されたエウシーニョ。彼らは、従来の清水にとっては、救世主的存在だった。それは、チームが組織として上手く機能していない中で、彼らの属人的能力によってピンチを防いだり、あるいは何もないところから得点を生み出したりできるからだった。しかし、これからは、図式が変わるというか、むしろ変えなければならない。攻守において、どれだけ論理的にオーガナイズできるかが、ロティーナ清水の生命線となる。もちろん、属人的能力が高い方が、組織も強靭になると期待はできるが、これまでのような自己流・即興プレーは、もしかしたらロティーナから駄目出しをされるかもしれない。2021年もブラジル人プレーヤーたちが鍵を握るチームであることは間違いないので、彼らの属人的能力をロティーナがどのように組織的に活かしていくのか、とくと拝見することとしたい。

 日本人プレーヤーたちの契約更新は少々遅れ気味という気もするが、昨日は金子、中村、宮本の更改が発表された。個人的には、清水の既存戦力の中で、ロティーナ体制で活きそうだと期待するのが、金子である。彼は、明確な組織的役割を与えた方が輝くと思われるからだ。また、宮本は、2020シーズンに与えられた少ない出番の中ではパスミスなど至らない点が目立ち、正直放出もあるかと思っていたが、新監督の下で化けることを期待したい。

 ちなみに、もしかして、立田って、海外移籍、模索してる?

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 観た人も多いと思うけど、昨日YouTubeで配信されたGK権田の入団会見、所長も拝見し、大いに感心させられた。詳しくはご自分で観ていただければと思う。結構長くしゃべっているが、時間をかけて観るだけの価値はある。

 このプレーヤーについて、失礼ながら、ふてぶてしい立ち居振る舞いゆえ、あまり好感を持っていなかった清水サポさんも多いことだろう。しかし、いざ味方になってみると、頼もしいのなんの。自分自身のプロ意識が高いのは、言わずもがなだ。それに加え、清水に入ればある程度年上にもなるわけだし、代表の常連でもあるし、GKとして最後尾からチームを束ねる立場でもあるし、そういう自分の立場をわきまえ、清水の守備全体、さらにはチーム全体に良い影響を及ぼそうという姿勢が素晴らしい。インタビューの受け答えも、内容がしっかりしているだけでなく、ちゃんと自分の言葉で話し、自分が話すべきでないことはきちんと自制し、お馬鹿マスコミのお馬鹿質問にも調子を合わせてあげる余裕もある。何やら、テセの情報発信力と、六反の意識の高さを兼ね備えたような、そんな頼もしい存在に思えてきた。おまけに、簡単なポルトガル語までできるって、ブラジル人依存度の高い我が軍には打って付けではないか。

 権田には大熊GMがかなり早くから声をかけ、スピード感をもって、また本気度を見せながら交渉に当たったことが、獲得の決め手になったようだ。まったくもって、清水を変えるのは外様だな。

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 昨日、テセの契約満了が発表になった。こうなることは、ある程度、覚悟はしていた。テセがチームの中心にいたのは2017年までで、もう3年も前のことになる。ヨンソン監督がテセを使わなかったのは不当な冷遇という感もあったが、その後の篠田監督、ピーター監督もテセを主力とは位置付けていなかった。我々には分かりにくい部分もあるが、J1チームのエースストライカーとしては衰えがあったのかもしれないし、そもそもクセのあるプレースタイルなので、チーム戦術にフィットしない部分もあったのかもしれない。さらに時間は流れ、平岡監督から来季はさらにロティーナ監督に移行しモダン戦術に挑戦するということで、来年3月に37歳になるテセにはそこに居場所はないということなのかもしれない。コロナでクラブの財政が火の車ということを考えれば、稼働率が低くなるであろうベテランを抱えておけないということは、理解できる。

 まあ、ただ、しかし、我々の心の中には、それだけでは割り切れないものが残る。あのJ2降格の屈辱と、J1再昇格の日々の、共有体験。チームに魂を注入し、それを対外的にも発信してくれる存在。男くさい本人の人間ドラマに、温かい家族の肖像。たとえ試合に出ていなくても、常に強烈な存在感を放ち、過去5年の清水の象徴であり続けた。

 結論としては、今回のクラブの決定は、一言で言えば、やむをえないものだとは思う。ただ、現経営陣を批判するわけでは決してないが、もしも人情家の左伴社長だったら、テセの目に見えない無形資産的な価値を含め、もう1年くらい清水でやってもらう、あるいは何らかの形でクラブに残る選択肢もあったのではないかなどと考えてしまう。鹿島に小笠原満男がいたように、川崎に中村憲剛がいたように、清水にテセがいてくれる意味は大きいのではないか、と。

 テセはレンタル先の新潟で、ハーフシーズン(26試合)ながら、9点をとった。J2でフルに出れば、まだ15点は狙えると信じる。もちろん、J1だってできるだろうし。我々としては、この5年間の感謝の念を込めつつ、テセに新たな活躍の場が得られることを、心から願おうではないか。

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 個人的な心境としては、せっかく悪くない船出をした平岡清水を、もっとじっくりと見ていたいという気持ちなのだが、早くも選手の移籍に関する情報が飛び交っている。昨日は一気に6選手の契約満了が発表された。これらは、新規の戦力獲得情報と、裏表の関係にある。

 ジュニオール・ドゥトラ。いてくれれば、助かる存在であることは間違いない。今季は19試合で5点だそうで、出場機会の割には結果は残した。先日の鹿島戦もそうだったが、ちょっとメンバーを落とすとがくっと力が落ちてしまう清水にあって、ドゥトラはBチームの中でもJ1クオリティに近い「違い」を見せてくれた。しかし、ポルトガル1部で活躍中のブラジル人FWサンタナの獲得がほぼ決定のようなので、そう何人もブラジル人アタッカーを抱えるわけにも行かず、年齢的にもベテランの域に近くなってきたので、優先順位でドゥトラがはじかれてしまうのはやむを得ない。ドゥトラの場合は、まだまだ、J1の控え、またはJ2の主力レベルで、やれるだろう。

 ネト・ヴォルピ、こればっかりは契約満了は納得だろう。ある種の能力は秘めていると思うのだが、腰痛が思わしくなかったのか、あるいはよほど日本または清水の水が合わなかったのか。本当に、大いなる謎というべき存在のまま、1年が過ぎてしまった。近年のブラジル人助っ人は、当たり外れが大きいという印象を受けている。

 GKは、なんと欧州から権田の獲得が濃厚らしい。例の「村松小突き事件」で、悪い印象を持っているサポさんも多いことと思うが、それだけ闘志を出すタイプということだろうし、清水に気合を注入してくれるのなら、歓迎だ。ただ、レンタルということらしく、腰掛けで終わらなければいいのだが。権田獲得資金の確保という意味でも、ヴォルピの放出は当然だろう。

 金井貢史との契約満了は、ちょっとあっけない印象を受ける。まあ、もともとモフサッカーを知るプレーヤーとして引っ張ってきたようなところもあったし、本人も渡り鳥プレーヤーで、一所に長く留まるタイプではないのかもしれない。キャラ含め、面白い存在だったのに、満了は残念である。ただ、金井を手放すということは、ちょっと前に噂になったブラジル人左SBウィリアム・マテウスの獲得という情報が、信憑性を帯びているのかもしれない。

 六平光成、彼については在籍歴が長かっただけに、愛着を持っているサポさんも多いことだろう。最近は見ないが、六平パパの出没話なども楽しかった。ただ、本人のポテンシャルからすれば、低迷期のぬるま湯・清水にどっぶりと浸かってしまい、選手として大成できなかった印象を禁じ得ない。下のカテゴリーになってしまうかもしれないが、このあたりで環境を変え、もう一花咲かせるというのは、本人にとって悪くはないのではないか。

 ユース上がりの伊藤研太、平墳迅に関しては、とても残念ではあるが、こればっかりは仕方がない。もう、今季あたりで終了ということは、だいぶ前から明白だった。平墳はJ3でベンチにも入れていないし、伊藤はレンタルの引受先すら見付からなかったわけだし。これから先のサッカー人生、あるいは人生そのものは、彼ら自身が切り開いていくしかない。我々もエールを送り続けよう。

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 皆さんも注目されたことと思うけど、「【清水】ブラジル人FW獲得調査 ポルトガル1部得点ランク2位・サンタナをリストアップ」という記事が報じられたね。

 J1清水が、ポルトガル1部リーグで得点ランク2位タイの6得点を挙げているブラジル人FWチアゴ・サンタナ(27)=サンタクララ=をリストアップしていることが2日、分かった。

 センターFWで利き足は右だが、左足でも強力なシュートが打て、身長184センチからのヘディングシュートも得意。フィジカルの強さだけでなく、足元の技術も高い。ブラジル代表歴はないが、巧みなトラップでボールを収めてのポストプレー役としても期待できる。

 まあ、確かに、強力なセンターフォワードは補強ポイントだ。テセの去就は不明。ティーラシンは不発気味でタイ移籍濃厚。出せば意外と点はとるのがドゥトラだが、伸びしろはなさそう。ジュニアはまだ未完成。そう考えると、既存戦力のアウトと並行して、強力な新戦力のインは、確かに必要だろう。ピーター政権下では、屈強なセンターフォワードを配置することに重きが置かれていなかった印象だが、来季、よりオーソドックスなサッカーにシフトする上では、やはり強いFWは欲しい。

 ただし、誰もが心配になるのが、清水のお財布の中身だろう。来季の経営にはコロナの影響がより色濃く表れると言われているだけに、「そんなお金あんの?」という疑問は、どうしても抱いてしまう。それともあれかな? ポルトガルあたりは、日本よりもずっとコロナの打撃が大きく、サッカーもそれをモロにかぶっているはずなので、今は逆にヨーロッパから選手を獲得しやすくなっているのかな?

 以前情報が出た左サイドバックのブラジル人も含め、補強ポイントが生じると、すぐブラジル人獲得に走るのが、昨今の清水ということになるかな。来季も、外国人枠を目いっぱい使いながらの戦いになりそうだ。

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 札幌戦、決してGK梅田のせいで負けたわけではない。しかし、一流のGKだったら、5失点ではなく、2~3失点程度に抑えられたかなとは思う。いや、仙台のヤクブ・スウォビックだったら、もしかしたら引き分けくらいに持ち込めたかもしれない。

 個人的に、梅田は結構好きな選手だし、将来的に期待はしている。点をとられても、「別にオレのせいじゃないし」という感じで、淡々とプレーを続けるところが良い。ピーターが、足元や配球に見所のある梅田をチョイスしたことは、理解できる。

 しかし、伸びしろありそうというだけで若いGKを使うと、どれだけ酷い目に遭うかというのは、我々は櫛引の時に嫌というほど思い知った。GKだけは、カネをケチっては駄目である。日本人なら代表クラスか、あるいは力量が確かな外国人の実力者を起用すべきである。4チームも降格する恐怖の来シーズンを、梅田で戦うのは不安が大きすぎる。

 まあ、そもそも、2020年の清水のつまずきは、GK問題から始まったようなものだ。六反がプレーできるかどうかが判然とせず、レンタルに出したのが痛かった。鳴り物入りで加入したネト・ヴォルピは、試合にまったく絡めていない。残りは正直、帯に短したすきに長しで、期待値込みで梅田を主に起用しているものの、やはり未熟であることは否めない。

 梅田の場合、シュートストップもさることながら、声を出してディフェンスラインを統率する部分が弱すぎる。味方のシュートブロックが甘かったら、たとえ先輩や外国人であろうと、叱り飛ばすくらいの姿勢が必要だが、ちょっとそういうキャラクターには思えない。

 来季は、六反の復帰が、一番無難なシナリオだろう。しかし、契約がどうなっているのか分からないし、もしかしたら六反の気持ちもすでに清水から離れているのかもしれない。その場合は補強ポイントになってくるだろう。

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 セレッソ戦で前半精彩を欠き、ハーフタイムで交代させられた金子と後藤。代わって鈴木と中村が入り、結果的に後半3点とれて勝ったので、たとえば、「金子よりも鈴木の方がプレーヤーとしての価値が上なのか」とも思いたくなる。

 しかし、個人的にこの試合ではむしろ、鈴木のパフォーマンスに不満を感じた。球際が非常に淡泊であり、一度競り合いに負けると、二度追い、三度追いを全然やらない。自分がカッコ付きの「良いプレー」をすることしか頭になく、ちょっと上手く行かないともう諦めてしまうような雰囲気がある。しょせんサッカーの競り合いなんて五分五分なのだから、それに勝てないこともあるのは当然で、むしろ奪われた後に切り替えたり、しつこく追ったりすることの方が重要なのに、そのあたりの本質が分かっていないのではないかと感じる。

 その点、金子などは、確かにセレッソ戦の前半でミスも多かったが、FWながら守備のしつこさで今日の地位を築いたような選手である。自分がアシストやシュートのような決定的な仕事をするというだけではなく、チーム全体のバランスを考え、無駄走りになるかもしれないけどボールを追い、危ないシーンでは守備に戻り、エウシーニョのフォローをしたりと、色々気を使いながらプレーをしている。まだ自分のプレーしか見えていない鈴木とは、そこが違う。

 そういう風に、総合的に考えれば、鈴木唯人はまだまだひよっこで、金子翔太の方がプレーヤーとしての価値は上ではないかと思う。

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 上の写真は、つい先日のルヴァン鹿島戦で撮ったもの。後半55分にピッチに送り出されるテセを撮ったものだが、まったく意識していなかったものの、その後引退を発表するウッチーと一緒に写っており、結果的に貴重なショットになったかと思う。

 当S研ブログでは、鹿島戦の前に、「何人かの選手にとっては、オレンジのユニフォームで公式戦を戦う、最後の機会になるかもしれない」ということを書いた。実際、そのとおりになりつつある。平墳迅がJ3藤枝へのレンタルとなったのに続いて、テセのJ2新潟へのレンタルが昨日発表された。いや、テセの場合は、別のオレンジのユニを着ることになったので、微妙に予想が外れたか。

 残念ながら、テセはピーター監督の構想には入っていないだろう。来年、さらに1歳、年をとったテセが、再びピーター清水のメンバーに食い込むとは考えにくい。まあ、ピーターに限らず、ヨンソン監督も、篠田監督も、あまりテセを使わなかったし。客観的に考えれば、今回のレンタルは、活躍したら来季も新潟(完全移籍)という意味合いなのではないか。

 鹿島戦の前に、「何人かの選手にとっては、オレンジのユニフォームで公式戦を戦う、最後の機会になるかもしれない」と書いた時には、場合によっては引退する選手もいるのかもしれないと考えていた。J1復帰という重要なミッションに挑んでいる新潟から、テセにオファーが来たのは、大変に喜ばしいことである。新潟さんとテセにとって最高の結末が待っていることを、心よりお祈りする。

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 若い方はご存知ないと思うが、日本が初めてワールドカップに出場した頃は、日本のFWが全然世界に通用しなかったので、「農耕民族はフォワードに向かない。やはり狩猟民族をルーツとするヨーロッパ人の方が点取り屋には向いている」などと言われたものである。「欧州や中南米のフォワードを見ろ。皆、殺し屋みたいな顔をしてるじゃないか。それに比べて日本人の顔には、怖さが全然ない」なんてことを、したり顔で語る論者もいた。あと、「やたら稟議書を必要とするような日本社会では、決断力が磨かれず、だから点取り屋が出てこない」なんて言説もあったか。

 まあ、その後の20年あまりで、アタッカーとして欧州で活躍する日本人も出てきたので、さすがに最近は、そういうトンデモ理論を聞かなくなった。

 しかし、浦和戦のティーラシンのプレーを見て、かつてのトンデモ理論に近いことを言いたくなってしまった。やはり、敬虔な仏教徒は、ストライカーに向かないのではないか? 微笑みの国から来た人には、FWとしてのエゴが足りないのではないか? つい、そんなバカなことを考えてしまったのである(周知のとおり、日本とタイは仏教という点では同じでも、敬虔さがまったく異なる)。

 ティーラシン、テクニックはあると思う。シュートセンスは悪くないし、速攻の時のワンタッチプレーとか、秀逸である。しかし、消えている時間があまりに長い。センターフォワードであれば、相手DFをなぎ倒すくらいの迫力や、体ごとゴールにねじ込むくらいの勢いが欲しいのだが、どうもそういうゴリゴリした部分が見当たらない。上手く自分のところに来れば良いシュートを打つが、自分から引き出したり、あるいはボールが来るところを嗅ぎ分けたりといったセンスがあまり感じられない。

 浦和戦では、センターフォワードとしてのカルリーニョスは抑え込まれていた印象が強いし。後藤はやはりトップ下の方が活きるし。チーム全体は良い方向に転じつつある中で、センターフォワードの人材不足問題が露わになってきた感じだ。

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 先日の藤枝との練習試合、画質があまり良くないこともあって、最初は奥井がゴールを決めたのかと思った。

 ようやくベールを脱いだカルリーニョス、最初の実戦で早速結果を出してくれて、頼もしかった。ただ、ゴールは良かったのだが、もっと簡単そうなその後の決定機を2度外したのは、いただけなかったが。

 まあ、能力は高そうで、やってくれるのではないか。ポジション的には、左サイドで固定なのかね? 現状では、後藤にセンターフォワードとしての怖さがあまり感じられず(守備とか動き直しとか、そういう献身性は感じられるものの)、カルリーニョスをCFとして使う手はないのか?なんて思ったりもする。

 その一方で、対藤枝TMでは、GKヴォルピの姿がなく、エウシーニョ、ヘナトも出場しなかった。状態が気になる。

 「能力が高いブラジル人が復帰すれば、清水のサッカーはもっと良くなる」と思っている人は多いだろう。しかし、それだと、「3神」頼みだった去年と、あまり変わらないような。。。モフ監督に代わって、属人的能力ではなく、チームとして機能することを目指しているはずなのだが。。。

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 試合はないは、練習は非公開だわで、一向にベールを脱がなかった新加入のカルリーニョス。しかし、昨日、「清水FWカルリーニョス「早く日本の感覚に慣れたい」 全体練習合流へ前進」「清水カルリーニョス、Jリーグは「強く、激しい」」と、スポーツ新聞の記事が伝えられた。まあ、要するに、試合がなかったので、故障再発のないよう、あえてゆっくりと調整していたということらしい。

 先日出た「清水「36選手の最新市場価格ランキング」 3人の新加入FWが“1億円超え”、前線の競争激化」という情報を見ても、うちの中では飛び抜けた高級銘柄である(下の表参照)。清水としてはだいぶ背伸びをして獲得した戦力であり、やってくれなければ困る。(いつになるのかは知らないが)リーグ戦再開の時には万全の状態にして、暴れてほしいものである。

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 ご覧になった方も多いと思うけど、エスパルスのYouTubeチャンネルで公開された上掲動画は、インパクト充分だ。ヴォルピのパントキックについては、獲得が噂された時点で観たプレー動画で、「なんじゃ、この弾丸パント!?」と、注目はしていた。それにしても、こうやって間近に観ると、その球筋は異次元だ。

 一般的なGKのパントキックが、だいたい山なりなのに対し、ヴォルピのパントは地面とほぼ平行に伸びていくというか、逆にホップしているような印象もある。キック力が強いのか、はたまた蹴り方が特殊なのか。ヴォルピの体つきって、独特だから、やっぱ筋力のなせる業なのかな。

 ただ、ここまでパントが弾丸ライナーだと、カウンターを打つ時に、清水のFWがパントに追い付いたり、収めたりするのも大変だ。

 相手が押し込んで、敵GKがセンターサークル近くまで上がっている時に、ヴォルピがボールをキャッチしたら、ヴォルピの弾丸パントでシュートを狙ってもいいのではないか。それくらいの威力を感じる。


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 中断だの、経営への打撃だの、憂鬱になるような話ばかりだった我々に、久し振りに良いニュースが飛び込んできた。エウシーニョが練習に完全合流したということである。

 ただ、せっかく復帰しても、プレーしている姿を当分拝めないというのが、何とも残念ではあるが。。。

 サイドバックに特殊な役割が任せられるモフサッカーになり、昨年のエウシーニョのプレースタイルを重ね合わせ、「エウシーニョこそ新生清水の申し子になるのではないか!」と期待した人は多かったと思う。

 ただし、昨年までのエウシーニョのプレースタイルは、モダンな戦術というよりも、個人的な強すぎるクセのようなものだった。ポステコ~モフ流のニセサイドバックは、ステルスやパス回しの中でSBが中央に入っていく感じだと思うのだが、エウソンの場合は自分1人がボールを持ちながら中央に切れ込んでいくような、そんなイメージだ。

 果たして、モフ清水は、エウシーニョの大クセを、チームの戦術の中に落とし込んで、ストロングポイントにできるだろうか? 大注目だ、と言いながら、返す返すも当面試合でチェックできないのが辛い(涙)。

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 言うまでもなく、オリンピックの男子サッカーは、オーバーエージを除いて、23歳以下の選手に出場資格がある。東京オリンピックの場合、具体的には、1997年1月1日以降に生まれた選手ということになる。

 素朴な疑問だが、もしもコロナ問題で東京五輪が延期されたら、その年齢制限はどうなるのだろうか? たとえば、2021年開催になったら、23歳以下という縛りを優先して、1998年1月1日以降の生まれということになるのだろうか。それとも、この1年で年齢オーバーしてしまう選手を排除してしまうのは忍びないから、今回だけは特例で24歳以下、1997年1月1日以降生まれで変わらず、ということになるのだろうか。

 また、仮に延期されるにしても、半年とか、1年とか、2年とか、色んな説があるので、それによっても違ってきそうである。

 ちなみに、仮に1年延期になり、「1998年1月1日以降生まれ」という縛りに変わったとしても、立田悠悟は1998年6月21日生まれだから、問題ないはずである。同様に、岡崎慎も1998年10月10日生まれだから、問題ないはずである。ただし、五輪が延期されれば時間的余裕が生じて森保監督は更迭なんて話もあるし、そうなれば選手選考も振り出しに戻り、立田やマコが選ばれるかどうかは不明であるが(マコの場合はその時点で清水に在籍しているかも微妙)。

 一方、たとえばマリノスの遠藤渓太なんかは1997年11月22日生まれだから、仮に五輪が1年延びて「1998年1月1日以降の生まれ」というルールに変わってしまったら、出場できなくなる。

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 先日、当S研ブログで、「隠れ清水サポ疑惑」(!?)を指摘した杉山茂樹氏が、また清水について書いてくれた。「清水エスパルスの攻撃を司る、20歳で無名の長身MFに目を奪われた」という記事である。クセが強く、アンチも多い杉山氏だが、この記事の西村恭史に関する論評は、公平なものと思える。

 個人的なことを言わせていただけば、西村は2018年加入組の中でも、特に期待していた一人だった。実際、2018年4月のルヴァンでのデビュー戦は悪くなかった印象だし、当時「戸田を想起させた西村恭史」なんてことも書いたものだった。

 しかし、その後の2年間で、西村はまったく出場機会が得られなかった。どうも、怪我をしていた時期が長かったようではあるのだが、ヨンソン体制の1年ちょっとの間にはまったく試合に絡めなかった。そうこうするうちに岡山に期限放出され、そこでは特に怪我ということもなかったはずなのに、J2のピッチに立つことすらできなかった。

 まあ、ヨンソンはメンバーを固定したがるタイプだったので、入団から2年連続で怪我で出遅れてキャンプに参加できなかったという西村を、戦力として計算することはできなかったのかもしれない。岡山では、どうだったのだろうか? まったく事情が分からない。

 回り道した感はあるが、今季これまで西村が見せてくれている姿が、本来のもののはずである。まだまだボランチのポジションは流動的だし、野心をもって取り組んでほしいものである。

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 先日は「新戦力占有率」という、J1開幕戦の各チームにおいて新戦力の割合がどのくらいだったかという比較をご紹介したが、もう一つ、今季の清水の顔触れがかなり変わったということを物語る記事が伝えられた。「J1デビュー外国人で誰がブレイクするか。 移籍金を基準にズバッと診断」という記事である。

 記事によれば、今シーズンのJ1リーグ(18チーム)にまったく新規に加入した新外国人選手は、計15人しかいないそうである。そのうち3人が清水のブラジル人なわけだから、うちのチームはやはり、新助っ人依存度が相当高いチームということになりそうだ。

 特に、「今シーズンのニューカマー15人のなかで最高額となる推定約2億3000万円(162万ポンド)を投資したのが、開幕直前にスイスのルガーノから加入したブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオだ」とされている。そうか、カルリーニョスっていうのはそれだけの高級銘柄で、うちのチームはそんなに背伸びをしたのか。

 むろん、そんな潤沢な資金が元からうちにあったとは思えず、ドウグラスの移籍金を活用したものではないだろうか。改めて有難い話である。これで、カルリーニョスがドウグラスと遜色ない活躍をしてくれれば、一連のディールの収支はむしろプラスに転じるのだが。

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