エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > 戦評・分析

 この間、舛添要一氏が、「ミュンヘンの教訓」云々ということを言っていた。周知のように、ミュンヘンの教訓とは、戦争を回避するためにナチス・ドイツに宥和政策をとったら、ヒトラーがますます増長して歯止めが利かなくなり、結局は世界大戦に突入してしまったという話である。安易な妥協はかえって悪い結果をもたらすという戒めとして言われる。

 しかし、舛添要一氏をはじめ、「ミュンヘンの教訓」を絶対視し、「妥協は一切するまい」なとどいう立場は、考えてみればおかしいものである。ちょっと考えてみれば分かる通り、世界の歴史では、妥協したり、宥和したりした結果、丸く収まった時だってあったはずなのだ。ただ、そういう丸く収まった出来事というのは、人々の強烈な記憶に残らず、歴史として後世に語り継がれないだけである。だから、舛添要一氏のように、「ミュンヘンの教訓」云々を絶対視するような論者は、疑った方がいい。

 さて、なぜそんな話をしたかというと、有名なサッカーライターの杉山茂樹氏による 「その引き分け、喜んでいいのか? 川崎戦で見せた清水・篠田監督の旧態依然たる選手交代劇」 という記事を読んで、同じようなことを感じたからである。

 この記事で杉山氏は、川崎戦で篠田監督が逃げ切るためにトップ下の河井を削って5バックにしたのは悪手だった、かえって前からの圧力がかからなくなった、現にシステムチェンジした直後に清水は同点に追い付かれたではないか、逃げ切るために守備を増やすなどというやり方は15年前の古い戦術だ、実は篠田監督はFC東京時代にも同じ過ちを犯して、その時も私はその悪手が逆効果であることを見抜いていたのだ、といったことを論じている。

 まあ、確かに、所長も、「逃げ切るためには、なるべく前から行って、ゴール前で跳ね返すだけの状況になるのは勘弁してほしい」と思うことはある。実際、近年の清水でも、守備の枚数を増やして、逃げ切りに失敗したことはあっただろう。

 しかし、今回は確かに川崎相手に逃げ切れなかったが、現実には、守備を厚くして、逃げ切った試合だって、それなりにあったはずだ。「ミュンヘンの教訓」と同じで、失敗した方の印象が強烈に残りがちであり、「ディフェンダー増やして逃げ切りましたとさ」といった当たり前の展開は、あまり記憶に残らないものなのではないか。

 杉山氏は、静岡出身だけあって、清水のことは結構気にかけてくれているのだと思う。しかし、この人の場合はとにかく、「サイドの攻防で勝敗が決まる」とか、物事を断定的に決め付ける悪い癖がある。

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362

 お馴染みの、ヨンソン・篠田別勝敗表をお届けする。

 それにしても、アレだな。川崎戦、守備の集中力を取り戻して、貴重な勝ち点1をゲットしたという感覚だったが、良く考えてみれば、今回もしっかり、2失点している。普通、サッカーで2失点したら、守備は落第だ。前の試合が8失点しているだけに、2失点だと守備がものすごく頑張ったような錯覚を覚えてしまう。いわば、「失点感覚」が麻痺してきた。

 上の表に見るとおり、篠田体制になってから、1試合平均の失点は、ちょうど2点。ヨンソン時代の2.4点よりマシになったとはいえ、異常な数字であることに変わりはない。仮に札幌戦を除外して考えても、篠田政権下の1試合平均の失点は1.5で、まったく褒められたものではない。

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 アウェー川崎戦は、2:2ドロー。所長の戦前のプレビューというのはほとんど当たらないものだが、今回は割と良い線行ってたのではないか(笑)。つまり、敵に先制点を奪われても、支配されても、そこで変にバランスを崩して、かえって傷口を広げるのではなく、ブロック守備とカウンターを主体とする自分たちのゲームプランを貫いて、勝ち点1を掴み取った。いかに川崎が現時点で不調といっても、我が軍にとっては大の苦手の相手だし、ディフェンディングチャンピオンであることに間違いはない。その相手に、先制点を奪われながら、引き分けに持ち込んだというのは、大きな価値があると言っていいと思う。そりゃ、勝ち越した時には、所長も色めき立ったし、もしあのまま逃げ切れれば万々歳だったが、世の中そう甘くはないだろう。

 前節の大敗の反省を活かし、弱者であることを自覚して、その上で、今できることはすべてやり切った。その意味での、充実感、清々しさ(きよきよしさ by本田圭佑)はある。まあ、しかし、これはあくまでも、J1の末席にしがみついているだけのサッカーで、これ以上の発展性はない。今季は序盤で躓いて、大借金を背負っての戦いだから、内容云々の贅沢は言えない。今季、上手く残留に成功したら、オフを利用して、もうちょっと胸を張れるようなサッカーへの転身を図ってほしいものである。

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 見たくもない札幌戦のDAZNダイジェストを観てみたが、凄い代物だった。普通、DAZNのダイジェストは、両チームの得点やチャンスシーンをなるべく平等に取り上げている。しかし、今回の清水VS札幌戦のダイジェストでは、清水の攻撃シーンは、最初のドウグラスのビッグチャンスだけ。あとはすべて、札幌の得点シーンだった。うちにも、ドゥトラのヘッドなど、シュートがなかったわけでもないのだが、何しろ得点シーンはすべて取り上げざるをえず、そうすると、その他のシーンは全部ボツということになってしまったのだろう。それにしても、とんでもない試合を演じてしまったものだ。

 さて、今季開幕に当たって、当S研では、2019シーズンに清水がリーグ優勝という身分不相応な目標を掲げさせてもらった。清水の下位低迷が明らかになった今となっては、無謀な目標を掲げたものだと、猛省している。しかし、今考えてみても、今季は清水が優勝するためには大チャンスの年だったと言っていいと思う。

 何しろ、別次元の強さと思われた川崎が、一向に伸びてこない。鹿島は出遅れ、浦和やガンバは低迷。名古屋や神戸はコスパ悪すぎ。そして、現在首位を走っている東京にしたって、確かに安定した良い戦いはしているが、「到底かなわない」と思わせるような絶対的な強さはない。清水さえしっかりしていれば、優勝争いに加われたのではないか。そう思えてならないのである。

 そんなわけで、本日の対戦相手の川崎なのだが、最近は怪我人も出て、まったく調子は上がっていない。今季の川崎は引き分け病に苦しんでいるらしく、前節も仙台に乗り込んで2:2ドロー。もっとも、川崎はレギュラーセンターバック2人が出場停止で、2失点も明らかにその影響があったはずなので、本来の守備力が弱いというわけではない。

 ただ、いくら調子が悪くても、我々は川崎に抜きがたい苦手意識がある。あのチームの攻撃をどうやって抑え、どうやって点をとり、どうやって勝ち点を奪えばいいのか、まったく想像がつかないというのが、所長の本音である。

 とにかく避けなければならないのは、前節の大量失点の再現である。もちろん、相手に先制点を奪われることもあるだろう。しかし、札幌戦のように、そこで捨て身で攻めに出たりすると、前節の愚行の繰り返しとなり、敵に着々と追加点を奪われ、追い付く確率がますますゼロに近付いていく。

 サッカーではよく、「前半をスコアレスで折り返したら、プラン通り」などと言ったする。清水が川崎とやる時は、前半スコアレスなら望外であり、仮に1失点でも、もっと言えば2失点くらいしても、プラン通りと受け止めていいのではないか。そこで変に戦い方を変えたりせず、それ以上の失点を防いで、粘り強く反撃の機会を伺った方がいいのではないか。負け犬じみて恐縮だが、そんな気がする。

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 札幌戦後に、竹内は、「システムがハマらないということは試合をやる前から分かっていて、少ない時間の中で準備をしたが、まだ足りなかったところがあった」と、ちょっと不思議なコメントをしている。西澤も、「自分たちのシステムと(相手のシステムが)上手くハマらないまま、それが最後まで続いてしまった。割り切ってやり方を揃えることが必要だったし、それを試合中に話せなかった自分たちの責任」と、同様のことを話している。

 これは、あくまでも、惨敗という結果が出たことを受けた、後知恵である。なおかつ、素人の浅知恵ではあるのだが、システム的な不整合があり、あんなにコテンパンにやられるなら、どうせなら、清水も3バックにして、ミラーゲームを仕掛け、相手を混乱させるくらいのことをしても、よかったかもしれない。システムだけの問題ではないにせよ、完全に相手の注文にはまり、なすすべなく敗れてしまい、「何か打てる手はなかったのか」という後悔の念が募る。

 それで思い出したのだが、皆さんすっかりお忘れかもしれないが、今季の清水は、開幕から2試合は3バックで戦ったんだよね。しかし、それで結果が出ず、特に第2節でガンバに惨敗したことから、4バックに戻した。しかし、4バックに戻した第3節のアウェー札幌戦では、完全に先方とのシステム的なミスマッチが生じて大量失点を喫し、「この札幌戦こそ3バックで戦うべきではなかったのか」といった批判を浴びたものだった。

 対戦相手を徹底的にスカウティングし、敵の弱点を突いて勝つことを身上とする篠田監督だが、システムの引き出しとかはそんなにたくさん持っているわけではなく、時々、「あれ? 何の策もなく負けちゃった」と思うことがある。今回は、ミッドウィークに長距離遠征があったという事情はあったにせよ、あまりに無策だったなという悔恨は禁じ得ない。

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 振り返りたくもない札幌戦の振り返りを続けるが、実を言うと、札幌の選手たちがウォーミングアップに出てきた時点で、所長はちょっとビビっていたのだった。

 「ん? デカいな、こいつら。」

 清水の選手たちに比べると、札幌の選手たちは、身長も筋肉量も、一回り大きい印象を受けたのである。実際、試合が始まってみると、この日の今村主審が接触プレーに寛容だったこともあって(所長はその方向性は支持する)、清水側が札幌に当たり負けするシーンが目立った。そもそも、あれだけ先方に好き放題にカウンターを許した原因は、ジェイと武蔵にあまりにも簡単にポストプレーをさせてしまったことにあったわけだし。

 清水も、昨年の一時期は、イレブンのうち8人くらいが180cm超えというような時期もあった。しかし、最近また、小兵に偏重してきた印象がある。「清水らしさ」という時、我々は小柄なテクニシャン・タイプを揃えることをイメージしがちだが、今回の札幌戦でも明らかになったように、フィジカルで負けていたら、そもそもテクを発揮する余地もないのである。札幌のように、大柄な選手の中に小兵チャナティップが1人いて動き回るというのは有効だが、小兵を並べるのは駄目だ。

 フィジカルで劣っているなら劣っているで、数的優位を保つとか、危ない場面ではファウルで止めるとかしなければならないわけだが、札幌戦ではそれもできなかったからこそ、記録的な大敗に繋がった。この試合では、札幌のイエローが3枚だったのに対し、清水のイエローはゼロ。あれだけ相手に攻められながら、イエローがゼロだったということは、いかに無抵抗なままやられ放題だったかという証左であり、「ボクたちはクリーンでした」などと誇れることではまったくない。

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0818

 札幌戦で8失点惨敗したことにより、今季はもう得失点差の改善は無理であろう。ついに失点は50の大台に乗り、篠田政権になってからの得失点差もマイナス7に転落してしまった。恐らく、このまま失点数および得失点は、リーグワーストに終わる公算が大きい。

 普通、リーグワーストの失点数、得失点差のチームはJ2に降格するものだが、今季の清水の場合はまだそうと決まったわけではない。すべて1点差ながら、すでに8つの勝ち星を挙げている。今後も、得失点差を挽回できるような大勝は想像できないが、篠田監督お得意の、相手の隙をついて辛勝する可能性はありそうなので、勝ち点はそれなりに積み上がると期待することもできるからだ。

 そんなわけで、今季残りのシーズンで、清水が目指すべきものを、箇条書きでまとめてみる。

  • ドウグラスの得点王。
  • 天皇杯の優勝。しかも初戦から決勝戦まで、すべて1:0で勝つ。
  • 最多失点のチームとして最高の順位を目指す。ちなみに過去最高は磐田の11位(年間34試合となった2005年以降)。
  • ワースト得失点差のチームとして、初のJ1残留を達成する。年間34試合となった2005年以降、ワースト得失点差チームはほぼ常に最下位で、良くても17位であり、つまりはワースト得失点のチームが残留したことはJ1の現行レギュレーションでは過去一度もない。
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 ホーム札幌戦は、0:8と大敗。Jリーグ記録は知らないが、チームとしては最多失点だったようである。しかも、今季はアウェーの札幌でも2:5と大敗しているわけだから、一つのチームに実に13点も奪われたことになる。松原は、前回対戦の悔しさを口にし、「今度は我々が5点とるくらいの勝利を」と語っていたが、現実にはホームでアウェーよりも無残な敗戦となった。

 試合全体として見れば、あらゆる面で先方が上だったと言わざるを得ず、その差が点差にそのまま表れた。皆さん、今節の『WONDERプレイヤー賞』の投票には、お困りになるのではないか。なにしろ清水側で良かった選手は、一人もいなかったので。

 ただ、個人的には、今回の試合を、大まかに、前半と、後半に、分けて考えるべきだと思う。前半は、普通に、両チームの力の差、特にサイド攻撃の質の差が出ただけだった。2点リードされて、当然、清水としては攻めに出る。結果として、後半さらに敵にダメ押し点を奪われ、0:3くらい、あるいは必死の反撃が実りなんとか1点返して1:2とか1:3で終わるというのが、普通のサッカーだろう。だから、前半だけなら、普通の敗戦だった。

 ところが、この試合は、普通ではなく、異常な敗戦となってしまった。その原因は、今季の清水が、敵にリードを許して相手に余裕を与えると、ほとんどチャンスを作り出せなくなり、逆にカウンターから失点を重ねがちであることだ。負けている状態で、清水が遮二無二攻めに出ると、反撃の得点を奪うよりも、ダメ押しの失点をくらう確率の方が大きいのである。それは、遅効のクオリティが絶望的に低いこともあるし、攻めている時のリスク管理や戻りながらのディフェンスが下手という点もある。今季、清水が、「負ける時はほとんどが大敗」という現象を続けているのは、偶然ではないのだ。清水のそうした欠陥(ちなみにこれは新旧監督を通じて同じ)と、札幌の速攻の練度の高さ及び最後まで攻め続ける姿勢が相まって、記録的スコアが生まれたわけだ。

 スタジアム全体の雰囲気としては、「せめて1点でも返せ」というものだった。しかし、個人的には、得失点差のことを考えたら、下手に反撃に出ない方が、いいのかもと考えていた。5点目をとられたあたりで、「こりゃあ、逆群馬もあるぞ」と心配していたら、案の定、つごう8失点をくらった。

 最後に一つ。当方はなんとなく、札幌は「J1復帰同期生」というような親近感を多少抱いていたが、今回の先方のイレブン、サポーターの立ち居振る舞いで、そうした意識は完全に消え去った。その滅亡を心から願う存在に変わった。


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 どこの誰とは存じませぬが、こちらに見るとおり、天皇杯の福岡戦をYouTubeに全編アップしてくださった方がいた。ありがたいことだ。

 試合全体として見れば、失点のリスクを減らすことを最優先した戦い方なので、どうしても地味なサッカーになる。ジュビロみたいに、下のカテゴリー相手には6点くらいとって快勝してほしいような気もするが、まあこんなところが今のうちのチームのリアルなのだろう。マリノス相手に1:0 で勝つこともできるが、福岡相手にも1:0でしか勝てないという、そんなチーム状況なのかなという気がする。

 松本戦で見た時も思ったけど、ドゥトラはまだだいぶ重いというか、動きが鈍いというか。事前に好プレー集の動画を見た俊敏な印象とは、だいぶ異なる姿である。ドウグラスほどのキープ力はないので、福岡戦では孤立気味だったこともあり、前線の起点にはあまりなれていなかった。まだまだ調整不足ということなのか、それとも能力的にこんなものなのか?

 「ブラジルでは週2試合が普通」と豪語し、福岡戦出場を直訴したというヘナトだったが、この試合でも存在感は際立った。普段からボール奪取力は高いが、J2相手だとデュエルはほぼ全勝という感じである。本当に中2日でコンディションが戻るのか、心配な面もあるが、今日も活躍を期待したい。

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 時々申し上げることだが、自分の応援しているチームが負けるというのは当然嫌なものだけど、試合を観れないというのはもっと嫌なものである。2015年のリーグ終盤、もうJ2降格が決まった後でも、個人的には、最終節まできっちり戦いを見届けたものだった。それだけ、「清水の公式戦を全部観る」というのは、自分にとっては生きることそのものみたいになっている。

 それだけに、今回の天皇杯3回戦・福岡戦のように、観る術がないという状況は、本当に恨めしい。日本国内のサッカーは、もうDAZNに完全集約し、Jクラブの公式戦は安心してすべて観られるようにしてほしいものである。スカパー!では、今回の3回戦、一部の試合を放送していたが、清水は対象外であり、怒り心頭だ。よほど夏休みを利用して現地・福岡に行ってしまおうかとも思ったが、(上述のこととは矛盾するようだが)カップ戦1試合のためだけに、もうそれほど新鮮味のない福岡に行くモチベまでは沸かないし、仮に行っていたら、台風で酷い目に会っていただろう。

 まあ、そんなこんなで、ネットで速報を追うくらいしかできなかった福岡戦。前半の楠神の先制点の後、追加点がなく、やきもきしたが、相手に多少持たれながらも試合を上手くコントロールし、点差以上の安定した勝利だったようである。

 これまでの采配を見ていると、篠田監督は結構カップ戦を大事にする人である。今回の福岡戦は、とにかく台風という要因が一番大きかった。試合が中止になる可能性もあったし、週末のリーグ戦までに余裕を持って帰ってこれない恐れもあった。もしも所長が清水の首脳陣だったら、まず今回の福岡遠征に主力は一切帯同させない(スタメンは言うまでもなく、ベンチにも入れない)。さらに、監督は遠征を回避し、ヘッドコーチくらいに指揮を任せる。何しろ、「土曜日に監督が静岡にいない!」なんてことが万が一にもあってはいけないわけだから、ひたすらリスク回避に努めると思う。

 しかし、実際には篠田監督は慌てず騒がず、ターンオーバーは敷きながらも、普通に福岡に勝つためのメンバーを選んだ。特に、リーグ戦で欠くことのできないヘナトを先発フル出場させたとは、驚愕の一手である。リーグ戦の悪くない流れを、途切れさせないためにも、カップ戦で勝ち残ることを選んだ。

 現時点では、遠征チームがいつ静岡に帰ってこられるかも分からない。代償を伴った遠征だったが、この勝利がリーグ戦の勢いに繋がることを、祈るばかりである。


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0813

 毎度お馴染みヨンソン・篠田別の勝敗表。実は第22節は、色々重要な節目になった。

 第1に、表を見ていただければ一目瞭然のとおり、ヨンソン監督と篠田監督が、ちょうど同じ11試合ずつを戦ったことになった。11試合で獲得した勝ち点が、ヨンソン8、篠田20であり、監督交代は大成功だったと言うべきだろう。前監督のことをことさらに悪く言うつもりはないし、ドウグラスの復調が大きかったことは確かだが、両監督の明暗は完全に分かれている。

 第2に、清水は今季すでに8勝を挙げ、勝ち数で2017年のそれに並んだことが注目される。なお、2017年は8勝・10分・16敗の勝ち点34であり、どちらかというと引き分けで勝ち点を稼いだ年だった。

 第3に、清水は降格した2015年に勝ち点わずか25に終わったが、今季はすでに勝ち点28に達しており、悪夢の2015年はすでに上回ったことを指摘できる。

 第2、第3の点は、あまりにも低い目線だが、一応、現在地を確認したまで。

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 松本戦の振り返りを続けると、攻撃力の低い松本とはいえ、キックオフ直後にコーナーキックを奪われ、コーナーが延々と続いたのにはマイッた。松本のコーナーは前半5本だったそうだが、そのほとんどが開始数分の出来事だったのではないか。

 たぶん、反町氏率いる松本というチームは、流れの中で崩す練習とかよりも、「コーナーキックをとる練習」の方を沢山やっているのではないだろうか? 冗談半分だが、半ば本気で、そのように疑ってしまう。

 この試合、セットプレーも流れも含め、清水ゴール前を脅かされるシーンは数多くあったが、本当に危険だった場面は、少なかった。現に、スタッツを見ると、松本のシュートは前後半1本づつで、わずか2本に終わっている。まあ、そこが松本が苦しんでいる部分なのだろう。


 清水のシュートも前半3本、後半4本で、決して褒められたものではなかった。しかし、清水には、「無から有を生む男」、ドウグラスがいるのである。皆で頑張って掴み取った松本戦の初勝利だったとはいえ、勝敗を分けたのが、決定力のあるフォワードがいるか、いないかだったことは、否定できない。試合の最後の方で、西部の苦し紛れのクリアを、ドウグラスが決定機に変えてしまったのも、凄かった。

 今季は得点王争いが大混戦となっており、ドウグラスにもチャンスはあると思う。開幕後、数試合欠場したのに、復帰後の得点ペースはかなり速い。本人は常に、自分の得点よりもチームの勝利をと語っているが、であるならば、チームとしてはそのお礼に、ドウグラスに得点王をとらせてあげたいものである。何度も言うように、清水から得点王が生まれたことはこれまでなく、実は得点ランキングでベスト3に入った選手もいないのである。

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 ホーム松本戦は、1:0で勝利。何かちょっと、思ってたんと違う勝ち方だったけど(笑)、でも、この松本戦に限っては、とにかく勝つことが大事だった。それは単に、今季の残留争いということだけではない。思い起こせば、4年ちょっと前、2015年3月22日の第3節ホーム松本戦。松本はJ1に初昇格した直後で、意気揚々と日本平に乗り込んできた。そして、我が軍は、その松本にJ1初白星を献上してしまうのである。

 清水はその年、第2節までは1勝1分と好スタートを切りながら、松本に負けてから、ずるずると連敗を積み重ね、そのまま浮上することなく、初のJ2降格の憂き目にあったわけである。むろんあの年のサッカーで落ちるのは必然だったし、松本戦は化けの皮が剝がれる端緒になったにすぎないが、その後に続いた苦しい年月のことを思うと、松本が躓きの石になったことは間違いなく、その意味で象徴的な相手だった。

 その後、J2、J1、ルヴァンでの対戦が続いたが、常に松本戦は鬼門であり続けた。そう考えると、どんな形にせよ、今回ようやく松本を倒せたことは、初対戦以来続いていた清水の苦しい時代に終止符を打つような、そんな意義をもつかもしれないし、いや是非そうしなければならないだろう。4年間の神隠しから生還したと、個人的にはそんな心境なのである。試合内容については、追って論じたい。

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 それにしても 前節 松本が あの川崎を 無失点に抑えて スコアレスドローに持ち込んだ のには驚いた。 清水が川崎とやったら 3対0か4対0で負けるイメージしかないが、 策士反町は一体どんな魔法を使ったのか 。 しかもチャンスは松本の方に多かったという話もある。 パウリーニョのミドルシュートとかかなり惜しかった 。清水はバイタルエリアをあけて相手にミドルシュートを許す悪い癖があるので気をつけてほしいものである 。篠田エスパルスは 横浜のような攻撃力のあるチームのスキを突いて勝つということはできている 。問題は松本のようなタイプのチームをきちんと倒せるかだろう 。真価が問われる。 なおこのエントリーは 初めてスマホで音声入力で 書いているのでお見苦しい点ご容赦を。

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0809

 篠田エスパルスは、まあまあ順調に来ている。しかし、前任者から引き続き、勝った試合は、すべて1点差である。計算通りの必然の勝利だった横浜戦も、複数得点を奪う可能性もなくはなかったが、リードして以降はやはり専守防衛にシフトした感があり、終わってみればやはり1点差だった。

 逆に、篠田監督就任後も、負けた試合では、複数得点差をつけられがち。ゆえに、篠田エスパルスは2つ勝ち越していながら、得失点差はプラマイゼロであり、ヨンソン前監督から引き継いだマイナス15という得失点差が、そのまま残っている。

 J1の順位表を見ると、下位はどこもマイナス15前後の得失点差を抱えており、シーズントータルで、ワーストを免れることは可能かもしれない。ただ、いずれにしても、これだけのマイナスというのは心が晴れず、どうにかして複数得点差で勝利する試合も作りたいものである。

 次に当たる松本山雅は、「堅守」と言われてはいるものの、アウェーの鹿島戦では5:0と大量失点を喫したこともあった。うちとの相性が悪いことは事実だが、このあたりで是非、2:0、3:0といった試合を見せてほしい(とかなんとか言いながら、どんな形でも勝ってさえくれればいいと思っている自分もいるが)。

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 現在のところ、J1の首位をひた走っているFC東京だが、実は初優勝に向けてはもう一つ大きなハードルが待ち受けている。FC東京は、8月24日の第24節から、11月半ばの第31節まで、実に8試合連続でアウェー戦が続くのだ。味の素スタジアムがラグビーワールドカップのメイン会場になっているため、リーグ戦が佳境の秋に、長い放浪生活を余儀なくされるのである。ラグビーワードカップでは、他にも横浜、名古屋、大分の本拠地が会場になるが、連続アウェーはせいぜい2試合くらいのようであり、よりによって初優勝を目指す東京だけが割を食う格好になっているわけだ。逆に言うと、東京はホーム試合をすでに数多くこなしており、ホームが多かったことがこれまで有利に働いて首位に立っている、という見方もできるかもしれない。

 先日の横浜VS清水戦、試合後に横浜のポステコグルー監督が、負けたことを荒れた芝のせいにするような発言をしたそうだが、横浜だけじゃなく、清水の側だって、芝のせいでミスをした場面があった。ドウグラスの決定機が3度ほどあったが、3本ともらしくないミスをしたのは、荒れた芝と無関係ではなかったと思う。

 ちなみに、横浜の芝が相当悪いらしいという情報を、所長は事前にキャッチしていた。サッカーじゃなくて、ラグビー関係者からの情報として(笑)。横浜国際では、スタッフブログで「芝生観察日記」というのがあり、それで芝の養生に相当苦労しているらしいことを知っていた。

 とりとめもない話が続くが、今年がラグビーワールドカップなら、来年は東京オリンピックによって、Jリーグの日程が影響を受ける。五輪開催期間中は、J1からJ3まで、すべて中断するという方針が、すでに決まっている。7月22日頃から、8月9日頃まで、少なくとも3週間は休みだろう。まあ、酷暑だったり台風到来だったりの時期にJがお休みとなり、他の季節に振り分けられるのなら、悪くない話かもしれない。

 何を言いたいのか、良く分からないエントリーになってしまった。所長は以前は、Jリーグの秋春制に反対だった。しかし、これだけ夏に殺人的な暑さが続き、大型台風も連発するとなると、もう7月や8月にJリーグを開催するのは、考え直した方がいいかもしれない。もちろん、豪雪地帯のクラブへの配慮は必要だが、個人的には真夏はもう駄目かなという気がしてきた。

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 横浜戦に勝ったのは良かったし、ああいう戦い方が今の状況で勝ち点を積む上では現実的だった。ただし、あのサッカーが常に通用するわけではなく、横浜相手だから上手くハマったということは理解しておかなければならない。言うまでもなく、今のサッカーで上位争いとかは絶対に無理である。どんなチーム相手でも、あるいはどんな試合展開でも、勝つ力をつけるためには、やはりある程度のポゼションも必要になってくる。もちろん、今季序盤に見られたように、ポゼションやパスサッカーが自己目的になって低迷したら意味がないが、そういう要素も織り交ぜなければ、戦い方の幅があまりに狭くなってしまう。横浜戦後に、選手たちも、もうちょっとボールを持てないと苦しいというようなことをコメントしていたようだ。

 それで、北川が移籍し、そのポジションに河井が起用されたことで、もしかしたら清水がカウンター型からポゼション型に若干シフトするのではないかという注目点があった。ところが、横浜戦を観る限り、そのような変化は見て取れなかった。ボランチの時の河井はビルドアップの中心にいるような感じだが、トップ下の河井はほとんどボールに触らなかった。まあ、それは相手がボールを握っている時間が長いからでもあるのだが、相手のパス回しに合わせて動き、パスコースを切ったりバランスをとったり、そんな動きに終始していた。

 あのメンバーとシステムで、ポゼションを高めるためには、もっと河井が積極的にボールを受けに行かなければ駄目であろう。まあ、能力がないというよりも、本人の遠慮がちな性格と、まだチームが新しい布陣に慣れていないことが影響したのかもしれない。

 それでも、試合を決めた西澤の決勝点は、河井が放ったワンタッチスルーパスからもたらされた。攻撃系の選手は、ずっと消えていても、得点に直結するプレーを試合の中で1つでもすれば、活躍したと言える。その意味では、河井は殊勲者だった。

 松本戦では、自分たちが望まなくても、ボールを持つ時間が増えるかもしれない。その場合には、まさに河井がどう攻撃のタクトを振るうかが、鍵になってくるはずだ。

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 J2を戦うことになった2016年。西部が帰ってきて、開幕当初はスタメンを続け、J2のチーム相手ということもあり、ほとんど点をとられる雰囲気はなかった。ところが、数試合目で、何だか良く分からない怪我をして、しかもその後も複合的な感じで故障が発生し、結局負傷離脱は2年くらいに及んだように記憶している(正確なところは未確認だが)。正直言えば、当時は、西部がプレーしている姿はもう二度と見られないのかもしれないなと、個人的には思っていた。

 実際には西部は2018年に六反に次ぐ第2GKの座を確立し、カップ戦でその勇姿を見せるようになる。しかし、当時は六反が盤石だったので、リーグ戦への出場はかなわなかった。その時点で、西部のJ1通算出場数は298で止まっていたはずで、300の大台に届きそうで届かない、本人にとってはさぞかしもどかしいであろう日々が続いた。

 しかし、今シーズン、西部のJ1出場の機会が、3年半振りに巡ってきた。開幕・広島戦の終了間際、六反が負傷を負い、交代出場で、J1通算299試合を達成。この時点で、所長などは、「六反も万全ではないだろうし、ここは一つ次の試合も西部で行ったらどうか。気持ちよく300試合を達成してもらい、そう遠くない将来に訪れるはずの引退に向けて、花道にしてあげたら…」などと思ったものだった。

 実際には、次の試合から六反が復帰したのだが、今度は六反が左足を捻挫したということで、第11節、古巣の川崎戦で、ついに西部はJ1通算300試合出場を達成した。残念ながら、その試合は、祝賀には程遠い、0:4の大敗になってしまったわけだが。しかし、300試合が花道になるどころか、六反の怪我が長引いたことで、西部は再び清水の正守護神の座に返り咲いた。2016~17年頃のことを思えば、よくぞここまで盛り返したものである。西部がスタメンで出るようになってから、全試合で失点していたのは問題だったが、直近の横浜戦ではついにクリーンシートも達成した。

 今般クラブから発表されたところによると、六反はオーバートレーニング症候群だという。何しろ本人はストイックな男なので、練習で自分を追い込み過ぎたのだろうか? そして、清水は急遽、鳥栖から実績のあるGK大久保択生を獲得することになった。個人的に、2016年にJ2をともに戦った相手というのはちょっと愛着があり、当時長崎のゴールマウスを守っていた大久保も思い出深い選手だ。そのGKが、清水に来ることになるとは、縁は異なものである。

 何年か前の経験で我々も懲りたように、GKは本当にお金をケチっちゃいけないポジションだ。当面は西部を正守護神に据えるとしても、実績のあるバックアッパーが必要というクラブの判断は、正しいだろう。ただ、それだけ六反が長引きそうということだとすると、ショックが大きいが。

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 横浜戦の振り返りを続けると、本当に久し振りのクリーンシートを達成した。一般的には、攻撃力があると考えられている横浜相手にだ。

 ソッコや立田らを押しのけて、CB先発の座を掴んだのが、加入したばかりの吉本だった。この横浜戦で吉本は、食いつきすぎて持ち場を離れてしまう場面もあったが、全体的には無難に守備をこなし、完封劇に貢献した。

 ただ、本人の直接的な貢献ということに加えて、決意をもって清水移籍を決めた姿からにじみ出る必死さみたいなものが、チーム全体に伝染して、それが守備の集中力に結び付いていたように感じた。当S研ではたびたび清水守備陣のシュートブロックの甘さに苦言を呈しているが、吉本が元々シュートブロックを持ち味としているだけに、その好影響で、今回の横浜戦では、相手のシュートに対して必死に体を投げ出すオレンジ戦士たちの姿が見られた。もちろんそういうのは攻撃の選手にも伝わるし、だからこそ西澤やドウグラスも酷暑の中で足がつるまで90分走り切ったのだと思う。

 まあ、吉本も久し振りの実戦だったわけで、本人は90分もたず、無念の交代になった。その際に、最初はゴールラインを割ったところで倒れたのに、時間を稼ぐために、あえて痛い足をひょいとピッチ内に戻し、試合を中断させたところが、経験豊富なベテランらしいファインプレーだった。本人の愛嬌のある表情もあり、「これぞ吉本劇場」といった雰囲気だった。

 周知のとおり、あの時点ではドウグラス→テセの交代が予定されており、もしもその交代をした後に吉本がプレーを続けられなくなったら絶体絶命だったが、本人の時間稼ぎと、はっきり×マークを出して意思表示をしたことで、そのリスクを回避できた。久し振りにリーグ戦でテセを見れなかったのは残念だが、ゲームをクローズする上で、非常に重要な場面だった。

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 アウェー横浜戦。個人的に今回はDAZN観戦だったが、実況も、解説の奈良橋氏も、前半は、「横浜は素晴らしい。清水は何もできない」という話に終始していた。しかし、清水は支配はされても、決定機を許しているわけではなく、むしろ「これぞ」というチャンスは清水の方にチラホラと出ていた印象があった。確かに清水のサッカーは見てくれは悪かったが、これは計算通りであり、むしろ狙い通りの戦いができているのではないかと、個人的には感じていた。これは、ホームFC東京戦で序盤にビッグチャンスを連発して、かえって不安になったのとは、逆の心境だった。

 案の定、後半立て続けにあったいくつかのカウンターチャンスの1つを活かし、西澤が見事にゲット。劣悪な芝や気温などに苦しめられながらも、横浜の主力欠場や(おそらく)コンディションの悪さにも助けられ、最後まで耐え抜いた。ブチャイクながら、貴重な貴重な、勝ち点3を獲得!

 それにしても、前回の対戦で、清水がこういう戦いをしてくることは、事前に分かっていたはずである。さすがのポステコグルー監督も、「対策の対策」くらいは練ってくるかなとも思ったが、完全にいつもどおり、あくまでも自分たちのサッカーを磨き上げるという姿勢を貫いていた。ご立派としか言いようがないが、今の篠田エスパルスにとっては、こういう「クセの強い攻撃的チーム」の方がやりやすいのかもしれない。となると、次の松本戦が不安になったりもするのだが。。。まあ、今日のところは、この勝ち点3の味を、かみしめていたい。

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