
ロティーナの作るチームの特徴は、守備がオーガナイズされているため、ファウルが少ないことだろう。上の表は、ファウルのデータではないが、過去4年間、ロティーナが率いたチームの反則ポイントを整理したものである。ロティーナのチームは、常に反則ポイントのランキングで上位におり、つまりクリーンに戦っているということである。
2019年にマリノスが優勝した時に、実はマリノスの反則ポイントはリーグでワーストだった。あのチームは、ラインを高くしてイケイケで攻めまくって、カウンターを浴びたらチアゴマルチンスが無理やりにでも止めるというスタイルだから、必然的にファウル、カードなどは増えるのである。ピーター清水はその亜流のようなものだったから、やはりファウルは多かった。
2021年にはJ1でVARが復活することになっており、これはクリーンに戦うはずのロティーナ清水にとっては、有利に働くはずである。逆に、鹿島のように「ファウルをしてでも止める」ことがチームの哲学として染み付いているクラブにとっては、不利に働くかもしれない。三竿健斗など、いちいちスローVTRでチェックされていたら、毎試合退場になるのではないか(おっと、失敬)。
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