エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > 戦評・分析

 J1が、世界でも稀に見る混戦になりがちな、大きな要因の一つは、ACLである。Jの強豪チームは、日本の中ではビッグクラブであっても、欧州のビッグクラブのように、2チームくらい楽に作れるような選手層があるわけではない。ACLは、移動や遠征先の環境なども、過酷な場合が少なくない。これがJの強豪チームから体力を奪い、国内リーグ戦で下位が上位に一泡吹かせる可能性を高めるわけである。特に、先方がミッドウィークにACLを戦い、週末に我が清水とリーグ戦で戦うようなケースは、我が軍にとってチャンスのはずである。

 ところが、今季清水はここまで、川崎、鹿島、広島、浦和というACL組に対し、0勝・2分・5敗。そもそも、ACL組は強いチームなわけだから、苦戦するのはやむをえないにしても、先方の「ACL疲れ」を一度も活かせなかったのは、大問題だと思う。

 整理をしておくと、まず今季の清水の開幕戦は、広島が相手で、先方は4日前にACLのプレーオフを戦ったばかりだった。ただ、それはホームだったし、相手も強豪というわけではなく、それほどJ開幕戦への影響も残らなかっただろう。広島VS清水は1:1に終わった。

 清水にとって一番まずかったのは、浦和との対戦だ。4月のホーム戦は浦和がACLから中3日(しかも韓国遠征)だったのに0:2敗戦、10月のアウェー戦も浦和がACLから中3日だったのに1:2で敗れた。ともに、先方の「ACL疲れ」を活かせず。はっきり言って今季の浦和は、「ACLと清水戦でしか勝ってない」という感じである。

 さて、清水が5月にアウェーの鹿島戦で0:3で敗れたのは、ACLとは関係なかった。問題は、9月1日のホーム鹿島戦である。先方は、中国広州への過酷なACL遠征から中3日で疲労困憊のはずであり、この相手をたたけなければ恥という状況だったが、何とその試合で0:4惨敗。

 5月、川崎にホームで0:4と敗れ、監督の首が飛んだ時も、先方はACLから中4日だった。こうして見ると、清水はACL疲れに付け込むどころか、むしろACLを戦ったばかりの相手を苦手にしていると言った方がよさそうである。8月にはアウェーで川崎と2:2で引き分けたが、先方はすでにACLで敗退していたので、これは関係ない。

 そんなわけで、次節広島戦。広島もとうにACL敗退しており、疲労云々の要因はもう関係ない。いずれにしても、最後に一つだけでも、ACL組に勝ってほしいと思うわけである。

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 浦和戦の後半に松原がペナ内で浮き球を処理した場面が、DAZNの「ジャッジリプレー」で取り上げられていて、「あの場面はハンドでPK、松原にはイエローカードが相当」というのが番組の結論だった。カードの色については、あのまま流れても浦和の決定機になったという確証はなく、決定機阻止とまでは言い切れないので、レッドではなくイエローが妥当と解説されていた。

 鳥栖VS東京戦では、試合終了間際に誤審によってゴールが認められ、それによって首位戦線も残留争いもモロに影響を受けることとなった。それとは違って、浦和VS清水戦では、結局清水が敗れたことから、くだんの松原のプレーは、試合結果に影響したわけではない(もしかしたら、清水が早めに勝ち越し点を奪われた方が、反撃の時間が長く残されて、かえって同点に追い付ける可能性が高まったんじゃないかとか、ちょっと夢想もしたくなるが)。まあ、いずれにしても、負け試合の中の一幕にすぎなかった。

 ただ、もしも番組の結論のように、松原にイエローが出ることが妥当だったとしたら、彼はリーチがかかっているので、次節出場停止になったかもしれず、そのことの影響は非常に大きかっただろう。何しろ、うちのフィールドプレーヤーでは唯一、先発フル出場を続けているので。

 次節、もしも松原を欠いたら、左SBはどうしていただろうか? 二見をサイドに回して、立田がCB? それとも、福森が左SBでデビュー? まあ、そういう意味では、清水にもまだツキはあるのかもしれない。

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 数日前から報道では伝えられていたテセの腕の怪我についての情報がクラブから正式に発表され、右肘関節脱臼で全治までは8週間を要する見込みということである。

 浦和との公式戦で名誉の負傷を負ったというならともかく、失礼ながら名前も聞いたことのないようなチームとの練習試合で大怪我というのが、そもそも微妙である。最近の清水の負傷者、公式戦よりも練習試合の方が多く出ているような印象があるのだが、どうなっているのだろうか?

 大黒柱のドウグラスが体調不良を起こしている上に、左手小指の骨折が判明したということである。骨折判明という文字がネットに踊った時には絶望的な気持ちになったが、サッカー選手で手の小指の骨折がプレーにどの程度影響するのかは、良く分からない。

 一つだけ確かなのは、ドウグラスが万全でなくなり、今こそテセの力が必要という時に、肝心のテセが長期離脱という、そのことのもどかしさである。もちろん、一番悔しいのは本人のはずであり、責めるのは酷であるが、とにかくやりきれない思いだ。

 「ドウグラスと心中」と開き直って戦ってきたシーズンだった。ここまではそれが上手く行っていたが、最後にツケが回ってきた形だ。

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380

 試合のインターバルが空いたので、ネタ稼ぎに、またいつもの勝敗折れ線グラフ。

 浦和戦で勝ち点3だったら、「躍進」した2018年のペースを上回ることができたのだが、惜しいことをした。

 今季の清水の場合、救いなのは、勝てる時は勝てると言おうか、勝つか負けるかはっきりしていて、引き分けが少ないことだね。2017年は引き分けでの勝ち点1を落穂拾いのように拾い集めて、どうにか残留したけど、今年はそれとは違う。対戦相手との戦術的噛み合わせががっちりはまった時には、勝てる。それが救い。

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379

 10勝・5分・13敗で、勝ち点35。J1の中堅チームとしてはまあまあ普通の数字だし、特に篠田監督に代わってからは2つ勝ち越している。だから、本来そんなに悲観すべきではないのかもしれないけれど、どうも心が晴れないし、降格の恐怖も薄れない。

 その最大の原因は、負け試合の「負け方の悪さ」にあると言えるかもしれない。敗戦の大半が大量点を奪われての大敗だし、浦和戦は1点差だったが、試合運びが不味く、崩れ方が脆すぎた。今季、13回負けた試合を思い起こしてみると、どの試合も「負けるべくして負けた」という印象が強い。1つ負けるたびに、絶望的な気持ちになり、1敗で2敗分くらいのダメージを味わうから、それで実際の勝敗数以上に不安感が大きくなってしまうのだと思う。

 現時点で、入れ替え戦に回る16位とは、勝ち点4差。他にも低迷しているチームは数多くあり、清水が大崩れさえしなければ、逃げ切れると思うのだが。しかし、そうした中で、FWに怪我や体調の不安がまた出始め、その「大崩れ」が起きてもおかしくないような予兆が漂っている。

 あと一歩なんだけど。積み上げるべき勝ち点は。もどかしい。

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 痛恨だった浦和戦。前半ラストプレーの失点も問題だったけど、2失点目も、自ら呼び込んだような印象だった。あれだけ、ディフェンスラインが押し上げられず、ズルズル下がって、跳ね返すだけになってしまったら、決壊するのは時間の問題だろう。

 そこで惜しまれるのが、離脱した吉本の不在だろうか。彼はディフェンスラインの上げ下げを統率することに強みがあり、吉本がいたらああいう後半にはならなかったのではないかと思いたくなる。

 そうやって考えると、この夏の清水の補強、当初は良い仕事ができたような気もしていたが、現時点で評価すれば、即戦力として機能しているのはGK大久保だけである。

 問題は、期待が大きかったドゥトラだろう。彼は入団当初、「しばらく試合から遠ざかっているので、少々時間がかかるが、そのうちフィットすれば大きな力を発揮してくれるはず」というような話だった。しかし、浦和戦での動きを見ても、依然としてキレというものを感じない(決定機を外したから言うわけじゃないが)。

 もう10月であり、温暖化の進む日本でも、さすがに秋風が吹き始めた。入団から2ヵ月以上経っても、まだ期待したような動きが見られないとしたら、それは「フィット」云々ではなく、単なるプレーヤーとしての衰えなのではないかという疑問も抱いてしまう。

 頼むから、そんな疑問を吹き飛ばすような目に見える活躍を、早く見せてくれ。

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 おそらく、多くの観戦者の意見が一致すると思う。前半のラストプレーが、この試合を決定付けた、と。

 負け惜しみを言うわけじゃないが。浦和は相当弱かった。リーグ戦でまったく勝てていないのも、道理だなと思わされた。その浦和以上に弱かったのが、清水ということになる。

 前半、清水がブロック守備を敷いている時には、浦和は何もできない状態だった。あのまま、浦和がボールを持っているけれどチャンスらしいチャンスを作れないという状態をずっと続ければ、清水は少なくとも引き分けには持ち込めたのではないかと思う。それが、引き分けどころか、望外にも、ロングスローから先制点も奪えた。清水がその後の戦い方さえ間違えなければ、勝ち点3の可能性すら生じてきたのである。

 しかし、先制点の立役者のドウグラスが、前半アディショナルタイムに愚行を犯す。誰がどう考えても、リードしたまま前半を終えることを最優先すべき状況だった。それが、可能性がきわめて低いトリッキーなヒールパスでボールを相手に渡し、そこからのカウンターで、同点弾を被弾。清水の失点パターンを考えれば、ああいう変な形でボールを奪われるのが一番危ないわけであり、絶対にやってはいけないプレー選択だった。言いたくはないが、「鹿島だったら絶対にやらない」行為である。前半ラストプレーのゴールにより、浦和のイレブンもサポも完全に息を吹き返し、後半はまったく違うゲームになってしまった。

 ヘナトこそ間に合わなかったものの、不整脈の再発が心配されたドウグラス、コンディションが不安だったエウシーニョが、出場して割と普通にプレーしていたことは、今季の残りのことを考えれば、朗報ではある。逆に言えば、それだけが収穫のゲームだったか。

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 当S研をお読みいただいている方ならお分かりのとおり、このブログではざっくりした戦評を語る程度であり、戦術論を踏まえた緻密なプレビュー・レビューなどは能力的にまったくやることができない。それに対し、最近は素人さんなのに、詳細な戦術分析などをなさる方もいて、感心させられる。

 たとえば、本日の清水VS浦和戦を前にして、スポーツ新聞を買って事前情報を得ようとしても、せいぜい数行の簡単な記事が書いてあるだけだろう。使えるスペースが大きくないし、そもそもスポーツ紙の記者がどれだけサッカーに通暁しているかは不明である。

 今回、清水VS浦和戦の事前情報を探してみて、一番すごいと思ったのが、「浦ビュー」というこちらのサイトだった。浦和サポによるものだが、清水の試合も数多くチェックした上で論じているらしく、清水サポなど以上に、我が軍の傾向と対策を克明に論じている。恐れ入ったという感じである。所長も、もうちょっと能力や余力があったら、こういうプレビュー・レビューをやってみたいが、まあ無理だろう。

 あまりにも詳細かつボリュームたっぷりに論じているので、途中で吐きそうになるが(笑)。まあ、素人さんがタダでこんな情報発信したら、だれも有料メディアとか買わなくなるわな。

 明日あたり、この「浦ビュー」さんの、敗戦の弁でも読んでみたいものである。

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 川本君に続いて、有望な新人の来季内定が、もう1人決まったようだ。市立船橋のMF鈴木唯人君。それで、川本君の時に、「エスパルスでプロ選手としてスタート」という表現は、清水はあくまでも第一歩に過ぎず早くも将来的なステップアップに意識が行っているような印象を受けてしまい、チト微妙だと、揚げ足取りのようなことを申し上げた。そしたら、今回の鈴木君も、「エスパルスでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います」と、ほぼ同じような表現を使っている。移籍が当たり前になった今日では、こういう表現がテンプレと化しているのだろうか? まあ、いいや。

 さて、明日に迫ったアウェー浦和戦に向けては、非常に気になる情報が入ってきた。今週、ドウグラスが練習中に体調不良を訴え、早目に切り上げたということである。

 エウシーニョが怪我明けの上に、湘南戦ではヘナトが負傷して、ドウグラスの体調も思わしくないとすると、上昇ムードにあったチームにも、暗雲が垂れ込めることになる。3人のコンディションについては続報がないので、浦和戦のメンバーは、当日蓋を開けてみないと分からないといったところだろうか。まあ、先日、当S研では、「清水の情報、漏れ過ぎでは?」なんて苦言を呈したくらいだから、この方が浦和もやりにくいかもしれないが。

 今の清水にとって、ドウグラスを欠くということは、桑田のいないサザンと言おうか、渥美清のいない寅さん映画と言おうか、それくらいの喪失であることは間違いない。しかし、一時は「ドウグラス以外に誰も点をとれない」と言われていたチームが、名古屋戦、湘南戦と、ドグ以外のゴールで勝利を手繰り寄せた。もちろん、ドグが前線で収めてくれるという前提ありきのサッカーではあるが、一頃よりは多少は崩しの形が見えてきている。

 元々、今季開幕の時点では、今季はドグという大黒柱を欠くシーズンになる可能性もあったわけである。その後、力強く復活して、期待通りの貢献をしてくれたとはいえ、ドグなしでの戦いを強いられることは、最初から想定されたことである。もちろん本人の体調が回復して活躍してくれることが一番だが、仮にエースを欠いても、その試練にチーム一丸で立ち向かってほしい。

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 現時点でJ1首位のFC東京。アウェー連戦で苦しいかと思いきや、追う立場の鹿島に怪我人が続出しており、もしかしたらこのまま初優勝を遂げるかもしれない。このまま行けば、オリ10の我々としては、新参者(?)にまた先を越されることになってしまうが、これが現実だ。

 さて、そのFC東京、最大のストロングポイントは、相手にボールを奪われた時に、全員が自陣に戻って守備の陣形を整え直す、その素早さだろう。そもそも、変な奪われ方をしないことを意識しながらボールを回していると思うが、常にリスクをヘッジし、仮に奪われても相手のチャンスの芽を膨らませないことに最大の主眼を置いた戦い方である。リーグ最少失点の東京と、最多失点の清水で、決定的に異なる点と言える。

 それで、全員がハードワークをする東京のサッカーを見ていると、「さぞかしキツいトレーニングを長時間やってるんだろうな」と想像してしまうが、実はそうでもないらしい。「健太トーキョーのフィジカル革命――躍進を陰で支えるふたりのキーマン」という記事によれば、東京の練習時間は非常に短いらしく、しかもすべてがボールを使った練習であり、単なるランニングのようなメニューはないらしい。清水サポが、「長谷川健太と言えば砂浜ダッシュ」などというイメージを抱いているとしたら、どうやら認識のアップデートが必要なようである。

 言うまでもなく、現代の科学的なサッカー・トレーニング論においては、ボールを使わないランニング等の単なるフィジカルなトレーニングは、時代遅れとされている。したがって、FC東京が常にボールを使った練習をしており、しかも短時間で練習を終えるという話自体は(ケンタについての我々の先入観はさておき)、驚くに値しない。

 しかし、我々清水サポは、どうも合点が行かないのである。ゴトビ監督時代に、そうした先端的とされる練習法を取り入れながら、現実には選手のフィジカルは低下していき、成績は下降線を辿った。ゴトビ監督が解任されて、選手がまず取り組んだのはランニングであり、2014年はそれによってギリギリの残留を果たした。

 また、ヨンソン前監督もまた時短主義者で、負荷の高い練習を長時間するようなことは忌避していた。しかし、それによって出来上がったのは、後半足の止まるチームであり、ヨンソン監督解任時にある選手は、「練習量が足りない。昨年はどうにかなったが、今年はもう誤魔化しが効かなくなった」と証言していた。

 つまり、世界の常識では常にボールを使い短い集中した練習をやることが正しいとされており、今年のFC東京の躍進もそれを証明しているものの、清水がそうした現代科学トレーニング法に挑戦すると必ず失敗し、どちらかというと根性論で立て直すという繰り返しなのである。

 何が正しいのか、清水はどうすればいいのか、正直言って所長にはもう良く分からない。一つだけ確かなのは、ケンタが清水時代の失敗を踏み台のようにしてFC東京で成功するとしたら、非常にシャクに触るということだ。

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 湘南戦の勝利で、すでに2017年の勝ち点はどうにか上回った(2017年の勝ち点は試合数とちょうど同じ34だった)。10勝という一つの目安にも達した。新旧監督を合計したトータルの戦績は10勝・5分・12敗であり、あと2つ勝てば五部の星というところまで来た。残りのシーズン、最大限に上手く行けば、勝ち越して終われるかもしれない。そうなれば、自ずと1桁順位も見えてくるだろう。まあ、得失点は依然として19ものマイナスを抱えており、あと3回、6:0で勝ってもまだ完済できないという(笑)、悲惨な状況だが、もしかしたらリーグワーストの得失点は逃れられるかもしれない。

 つい先日までは不安で一杯だったし、まだ降格の危機を脱したわけではないが、6:0勝利のお陰で、多少ポジティブな気分になりつつある。現金なもので、「ああ、今からシーズンが開幕してくれたらなあ。ここから開幕なら、今度こそトップ5、行けるんじゃないか」なんて思いたくなる。

 あとは、神戸だろうねえ。「今からシーズンが開幕してくれたら」と思っているのは。実際、現時点でJ1最強なのは、神戸かもしれない。バルサ化という当初の理想はどこかに吹き飛んでしまったけれど、ドイツ人監督の現実主義とディフェンダーの補強で、勝てるチームになった。

 いずれにしても、清水イレブンには、今季序盤でサポに情けない思いをさせた分、それを埋め合わせるような終盤の戦いを見せてほしいよ。

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 昨日、当S研では、「6:0というスコアは今の湘南さんの悩みの深さを示すものであり、決してうちの強さの表れではないことは、わきまえておくべきだろう。まあ、そんなことはチームも分かっているだろうが」とコメントした。

 そしたら、こちらの記事の中で、金子が同じような趣旨のことを述べていた。

 6-0で勝ったけど、全然強いチームじゃないのは、みんなわかっている。

 得たのは勝ち点3に過ぎない。立ち上がりの湘南のチャンスが入っていたら、わからない試合だった。サッカーはほんの少しのことでこういう結果になるのは、0-8で負けた札幌戦から学んだこと。一喜一憂することなく、これからも今日のようなハードワークの意識を持って臨みたい。

 実を言うと、所長は普段から、金子のコメントを聞くと、「こいつ、チームの状況を客観的に良く分かっているなあ」と、納得させられることが多いのだ。今回も、改めてそう感じた。しかも、「全然強いチームじゃないのは、みんなわかっている」とのことなので、金子だけじゃなく、冷静な認識はチーム全体が共有しているということなのだろう。

 まあね、今季序盤、あれだけ辛酸を舐めたわけだから、ちょっとくらい大勝したからといって、清水のイレブンが「勘違いする」するはずなど、ないか。

 言い忘れたが、湘南戦では、アタッカーの中で、金子にだけ得点がなかった。本人は「一番ゴールをとりたがっているのは自分」と言い切るほどゴールに飢えているようだが、湘南戦でも、そうしたエゴを押し殺してチームプレーに徹し、勝利に貢献していた。

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 今季リーグ戦の勝利は、すべて1点差だった清水。個人的には、「いっそこのままシーズンが終わり、珍記録を達成してほしい」なんてことも思い始めていたが、ついにその殻を破る時が来た。それも、6:0というど派手な形で。

 前半の半ばまでは、どちらに転んでも、おかしくない試合だったと思う。湘南のハイプレスに苦しみ、清水は自陣でのビルドアップに苦労していた。もしも前半の早い段階で湘南に引っ掛けられて失点でもしたら、逆に惨敗コースになった可能性も否定できない。

 ただ、湘南は今のメンバーでは、良い形になりかけても、違いを出せるアタッカーが見当たらない。それに対し、「武器」を持っているのは、清水の方だった。とてもサイドバックとは思えないようなエウシーニョの2得点により、試合の流れが一気に変わった。

 湘南も、ホームだし、意欲はあるし、試合展開次第では戦えるチームのはずだが、エウシーニョの妙技で出し抜かれたことによって、監督問題で揉めていること、最近勝てていないことなど、ネガティブな要素がプレーに直結する感じになった。逆に、うちはいつも見せ付けられる側だが、点をとってリードしたチームというのは、余裕が生じてさらにプレーが冴えるものであり、面白いように追加点を重ねた。

 そんなわけで、望外の大勝がもたらされたわけだが、この日の清水の戦いが勝利に値するものであったことは間違いないにせよ、6:0というスコアは今の湘南さんの悩みの深さを示すものであり、決してうちの強さの表れではないことは、わきまえておくべきだろう。まあ、そんなことはチームも分かっているだろうが。

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 こちらの記事が、以下のような興味深い話を伝えている。

 “残留切り札”ドウグラスのトップ下新布陣テスト「いいイメージ」

 紅白戦2本目。篠田善之監督(48)が動いた。控え組は仮想湘南で3バックとし、主力組は181センチのテセ、184センチのドウグラスを縦関係にした。「ドグに前を向いてプレーさせたい。テセはターゲットができる」と説明。空中戦に強いテセに浮き球を競らせ、2列目から走り込んだ助っ人にセカンドボールを仕留めさせる青写真を描いた。

 きわめて耳寄りな情報である。ドウグラスの起用法の変更に加え、テセを新システムに組み込むとしたら、今季の我が軍にとってはかなりの新機軸だ。

 それと同時に思うのは、「ちょっと清水の情報、漏れすぎではないか?」ということ。所長の印象では、スポーツ新聞で、「清水、誰それを先発起用へ」というような記事が出ると、数日後の試合で、ほぼ確実に現実のものとなる。清水の場合は、移籍情報などはほとんど事前に表に出ないのに対し、メンバーや戦術は事前に報道で伝えられることが多い。

 もしかしたら、他のチームも似たようなものなのかもしれない。世間様から注目していただくためには、チーム情報を包み隠さず表に出した方がいいという面もあるだろう。

 しかし、現在の清水の境遇は、どんな手段を使ってでも、今季残留に必要な勝ち点をかき集めなければならないというものである。できればメンバーや戦術は当日明らかになるようにして、少しでも対戦相手を慌てさせてほしいと思うのだが。

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 最近のJリーグ界隈をざわつかせているニュース、スキャンダルと言えば、名古屋の「180度方向転換」に、湘南の「チョウキジェ監督のパワハラ騒ぎ(問題発覚後勝ちなし)」に、浦和の「調子悪すぎてアマチュアにジャイキリされちゃった」、といったところか。何だよ、ここ3試合の清水の対戦相手じゃないかよ(笑)。まあ、そのうち名古屋との対戦はもう終わったけど(結局、うちが風間監督に引導を渡した)、湘南、浦和とはこれからだ。

 一般論として言えば、対戦相手がスキャンダルにまみれていたり、勝てていなかったりすれば、我々にとって有利なはずだ。しかし、どうも清水はこういう時に限って、相手に助け舟を差し出し、浮上のきっかけを与えてしまうことが多い。湘南あたり、チームがバラバラになっているかと思いきや、逆に結束して、火事場の馬鹿力を発揮しそうで、怖すぎる。浦和に関しては、今のレッズは組織として戦えていないから、興梠さえ抑えれば勝てるなどとも指摘されているが、他ならぬその興梠に2点くらいとられる予感しかしない。

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 名古屋戦のよもやま話を無理やり続けるシリーズ。

 1失点目、敵右SBの宮原に決められた場面。まあ、あれはGK大久保としては、どうしようもないかな。ゴール前に上がったルーズボールに対して、一歩早く反応していたら、宮原よりも先に触ってクリアできたような気もするが、あれでGKを責めるのは酷かもしれない。むしろ、潜入しようとする敵のSBに、西澤がついていくべきだったか。西澤は、試合を決めるようなゴールを決める一方で、守備対応はまだだいぶ甘い印象がある。

 しかし、1失点して引き締まったのか、それ以降のGK大久保のプレーは、見ていて安心感があった。特に、ハイクロスに対応した場面では、すべてキャッチやパンチングでしのぐことに成功していたと思う。以前も書いたが、現清水所属GKの中では大久保が最も長身であり、DFのクロス対応の難点が指摘される我が軍にとっては、GK大久保が長身を生かしパンチングではじいてくれると、非常に助かる。というわけで、今季の残り試合はずっとGK大久保で行くということも、充分考えられる。

 ただし、天皇杯の磐田戦で活躍した西部も調子を上げているらしく、正守護神の座を巡って競争が起きているという情報もある。固定するというよりも、その時点で一番調子の良い方が先発するという方針になるのかもしれない。

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88

 名古屋の風間監督が解任された関係で、「もはや解任ブーストは効かないのか?J1で6クラブ目の監督交代。状況が悪化するクラブも…」という記事が出た。この中で、交代劇の前と後の監督の戦績を比較した数字が出ていたので、今季J1のリリーフ監督の成績を、上の表のように整理してみた。

 これを見れば一目瞭然のように、今季数人いたリリーフ監督の中で、最多の勝ち点を稼いでいるのは清水の篠田監督であり、1試合平均でも篠田さんがトップである。当然保有戦力や対戦相手によっても左右されるわけで、単純には言えないものの、今季のJ1の中では、監督の交代策が(今のところ)最も上手く行っているのが清水だと結論付けていいだろう。そもそも、勝ち越しているリリーフ監督は、うちの篠田さんと、神戸のフィンク氏しかいない。

 まあね。篠田エスパルスの場合は、勝った試合も「どさくさに紛れて勝った」ような試合が多いし、逆に負けた試合では完膚なきまでに叩きのめされるパターンだから、「強くなった」という実感はまったくないのだけれど、どうにかこうにか、勝ち点は稼げているということは、数字が物語っている。

 それにしても、揶揄するわけではないが、リリーフ監督成績表のビリとブービーを独占している磐田、そりゃ苦しいわな。

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 試合間隔が開いて、ネタがないので、無理やり、名古屋戦の話の続き。

 西澤の3点目に繋がったカウンターだけど、あれは元々、金子が相手ディフェンスラインの裏に抜け出して、GKと一対一になりかけたんだったよね。しかし、ハーフライン付近から独走したはずが、ペナ前くらいで、相手2人に追い付かれてしまった。西澤に渡してゴールが決まったから良かったものの、FWとしては、あの感じで抜け出したら、一人でフィニッシュまで持って行かなければ駄目だろう。

 所長は前々から事あるごとに指摘してきたのだが、実は金子は足が遅いのである。(日本人プレーヤーにありがちなように)最初の2~3歩くらいは速いので、俊足というイメージを抱きやすいが、20~30メートルくらいの長い競走になると、まず相手に勝てない。

 名古屋戦の問題のシーンをスローで見ると、金子と名古屋2名の足の回転はほぼ同じくらいだが、足の長さの分だけ、どんどん追い付かれていくという印象である(笑)。本人は試合後に、「逆風でなかなか前に進まず、ゴールが遠かった」なんてコメントしてたが、条件は相手も同じだろう。

 清水のアタッカーでは、岡崎が陸上のトレーナーを起用したんだったか、走りの姿勢などを改善して、走力が増したという有名な話がある。金子も確か、陸上のトレーナーに指導を受けてたんじゃなかったっけ?

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 所長は、プロのサッカー選手は呼び捨てにさせてもらっているが、育成年代の選手は「君」付けで呼んでいる。だから、川本梨誉君ということになるわけだが、彼はもうすぐ「君」がとれるのかもしれない。

 そもそも、先日の名古屋戦で川本君がベンチ入りした時には、「テセも滝もおらず、アタッカーの人繰りが厳しいな。ユースの選手入れて人数合わせか」と感じたものだった。むろん、川本君はすでにルヴァンでの出場は果たしており、その時の直線的なプレー振りは印象に残っているが、リーグ戦に実際に出場するところまではイメージできなかった。

 しかし、リーグ戦と同等のベストメンバーで臨んだ今回の天皇杯ラウンド16でも、川本君は再びベンチ入りした。ベンチ入りしただけじゃなく、74分に河井に代わって出場した。出場しただけじゃなく、結構攻撃のアクセントになった。アクセントになっただけじゃなく、アディショナルタイムの同点弾をお膳立てしてみせた。数合わせどころか、もはや立派な「戦力」ということだろう。

 考えてみれば、川本君は久保建英と同い年ということだろうし、世界的にはこの年齢でトップレベルでやることは珍しくもなんともない。2018年入団組が今一つ伸び悩んでいるだけに、川本君は物怖じせずに、一気に先輩たちを抜き去るような野心を持ってほしいものである。

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 個人的に、現地観戦もTV観戦もしておらず、ニュースや動画で断片的に情報に接しただけである。だから、ごく限られた情報からの推測なのだけど、天皇杯磐田戦は、粘り勝ち(トーナメントのPK戦決着なので記録上は引き分けだろうが)といったところか。

 まあ、それにしても、今季はリーグ戦・カップ戦含めて盤石の完勝というのは、ほぼない。今回も、前半は決定機が多く作れたようだが、「序盤のビッグチャンスは逃す」という今季の清水の悪いジンクスゆえか、先制して試合を優位に運ぶことができず、ぎりぎりの戦いに。お互い、ゴール前のごちゃごちゃっとした形から1点づつを奪い、PK戦までもつれて、ようやく決着が付いたという試合となった。

 そんなわけで、リーグ戦で苦しんでいる磐田相手に、完勝というわけには行かなかったものの、この決着の付き方は、清水には勢いが出て、逆に磐田には大きなショックとして残りそうだ。磐田の側は、この大会のタイトルということ以前に、リーグ戦の潮目を変えたい、新監督の下での初勝利を飾りたい、しかもその相手が清水なら余計に効果絶大、と思っていただろう。それが、終了間際に勝利が手からすり抜けて、90分+PKまで戦って勝ち抜けなかったとなると、残るのは疲労と絶望だけだろう。

 内容はともかく、敵地でミッションを成し遂げた我が軍。(調べたわけではないが)おそらくは史上初となるであろう「シーズンでダービー5勝」も見えてきた。

 しかし、今季磐田と5回対戦する中で、一番大事なのは、ホームのリーグ戦である。これこそ、勝利が絶対に義務付けられた試合になる。もしも次回負けたら、それまでの4勝はすべて吹き飛ぶと言っても過言でない。今回の天皇杯の結果は、「11月2日の勝利に向けて良いお膳立てができた」と受け止めておくことにする。

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