エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > 戦評・分析

735

 ロティーナの作るチームの特徴は、守備がオーガナイズされているため、ファウルが少ないことだろう。上の表は、ファウルのデータではないが、過去4年間、ロティーナが率いたチームの反則ポイントを整理したものである。ロティーナのチームは、常に反則ポイントのランキングで上位におり、つまりクリーンに戦っているということである。

 2019年にマリノスが優勝した時に、実はマリノスの反則ポイントはリーグでワーストだった。あのチームは、ラインを高くしてイケイケで攻めまくって、カウンターを浴びたらチアゴマルチンスが無理やりにでも止めるというスタイルだから、必然的にファウル、カードなどは増えるのである。ピーター清水はその亜流のようなものだったから、やはりファウルは多かった。

 2021年にはJ1でVARが復活することになっており、これはクリーンに戦うはずのロティーナ清水にとっては、有利に働くはずである。逆に、鹿島のように「ファウルをしてでも止める」ことがチームの哲学として染み付いているクラブにとっては、不利に働くかもしれない。三竿健斗など、いちいちスローVTRでチェックされていたら、毎試合退場になるのではないか(おっと、失敬)。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 新体制が発表になり、既存の選手も、新規加入選手も、それぞれ今シーズンの抱負を語っている。それを聞いていて、所長がちょっと気になったのが、「目標は試合に出ること」と言っていた人が一人もいなかったことである。まあ、おそらく選手たちも分かっていると思うのだが、現時点では誰もレギュラーを確約されていない。個人的に、「恐らくレギュラー当確だろう」と思うのは、GK権田、FWサンタナ、FW(またはサイドハーフ)カルリーニョスくらいである。後は、どれだけロティーナ戦術を体得できるかによって、序列が決まってくると思う。

 選手だけじゃなく、今シーズンは我々も、相当勉強をしないといけない。そうでないと、ちょっと相手にボールを持たれただけでダメダメと念仏を唱えるAV熟女や、表面的なことで駄目出しを繰り返す迷惑ジジババのようになってしまいかねない。ロティーナ戦術は奥深いので、我々もまた、ピッチ上で起きていることを正しく認識し見守る必要がある。

 そんな観点から、またまたちょっとロティーナを予習してみたい。上の動画は、ヴェルディ時代にロティーナに指導を受けた田村直也氏が、自分の経験からロティーナ戦術を解説しているものである。評論家によるロティーナ論というのは色々あるが、プレーヤーとしての実体験を踏まえて語っているので説得力があり、参考になる。なお、最初の方はずっとベガルタの話をしているので、27分くらいから見れば十分である。

 敵にえぐられた時のL字型の守備陣形、攻撃している時にSBがクロスを上げた時に反対サイドのSBはどこで構えるべきか、SBのオーバーラップの是非などの話が勉強になった。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

730

 清水の場合、監督が代わっても、選手が入れ替わっても、不思議と改善されないのが、スローインである。たとえば、ボールがタッチを割った時に、「ヘイ、マイボール」などと必死にアピールするのは当然だが、清水の場合は、スローインが下手なので、自分たちが投げ入れても、結局相手に奪われるので、あまり意味がなかったりする。それどころか、マイボールのスローインを相手に変な形で奪われ、カウンターを浴びて失点したことが、2020シーズンにもあった。

 今般の高校サッカー選手権で、ロングスローの是非というのが話題になった。しかし、プロの世界や、増してや代表レベルでは、ロングスローを多用してもあまり効果はないだろうというのが、一般的な見方である。ロングスローというのは、言わば、ハプニング期待のプレーだろう。高校生レベルではミスが多いから、ハプニングで得点が生まれる可能性が高いけれど、プロは守備が堅いから、そうは行かない。清水は、二見が2019年に何度か奇跡を起こしたが、普通プロのチームは「ロングスロー対策」などやらないから、そうした中で稀に試みられるから時に効果を生むだけであって、もしもJリーグでロングスローからの得点が多発するようになったら、各チーム対策を練って、すぐにブームは下火になるのではないか。

 やはり、プロのレベルでは、ハプニング期待ではなく、確実に繋いだ方が得点の確率が上がるのだろう。そもそも、コーナーにしたって、プロの強いチームになると、ショートコーナーで繋いだりするわけだし。川崎がロングスローをする場面など、想像もできない。

 ただ、敵陣でスローインになった場合に、全部ではないにしても、1試合に2~3回くらいロングスローを投げてみるのは、相手の混乱を誘発し、効果的かもしれない。また、今般の高校サッカーでは、自陣から、距離を稼ぐために、ロングスローを投げるケースも見られた。ロングスローだから、五分五分の競り合いにはなるが、2020年に清水が確か鹿島相手に喫したように、自陣で下手に繋ごうとしてスローインを奪われてショートカウンターを食らうくらいだったら、ロングスローで距離を稼いだ方がマシかもしれない。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

729

 ロティーナ・サッカーのイメージをつかむため、2020年のセレッソの全ゴール集を眺めてみたのだけど、それを見ていて感じたのは、「あれ? 同じような選手ばっか点をとってるぞ」ということだった。上に見るように、スコアラーはブルーノ・メンデス、清武、奥埜、豊川の4人にほぼ尽きている。

 ちなみに、昨年、セレッソの右サイドを担うアタッカーとしてブレークした坂元は、1点しかとっていない。クロッサーにほぼ徹していたということだろう。1点の坂元が自分の役割を果たしたということで絶賛されているのだから、清水の後藤も胸を張っていい(?)。

 得点が特定の人に偏るというのは、どのチームでもある程度当たり前のことかもしれない。しかし、2020年のセレッソを見て感じるのは、ボランチとかDFの得点がごく少ないということだ。CBヨニッチの得点なんかは全部セットプレーだろうし。一番象徴的なのは、2年間主力のボランチとして出場したレアンドロ・デサバトが、1点もとっていないことである。その一方、昨日引用したように、得点力のあったボランチのソウザは、ロティーナとウマが合わずに退団している。ロティーナは、ボランチやセンターバックなどが持ち場を離れて無謀に攻め上がるのを好まないと理解していいのではないか。ロティーナのサッカーは、攻撃に転じた時にコンパクトさを保ちながら全体で前進していくけれど、実際にアタッキングサードでフィニッシュにかかわるのは前線の数人だけと、そんな印象を受けている。

 ちなみに、2020年にロティーナがセレッソで使ったシステムは以下のとおりで、4バック、442のイメージが強いが、相手によって使い分けているのか?、3バックの時もあるようだ。

728
よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

19

 今オフの清水の編成は、その注目点として、新戦力の補強もさることながら、既存の主なプレーヤーはほぼそのまま確保することに成功したことが挙げられる。

 したがって、既存メンバーだけで、上のような先発メンバーを組める。これで左SBにソッコがいたら、2020年のベストメンバーと言っていいだろう。「超豪華」とは言えないが、J1のまあまあ普通の戦力であり、頑張れば残留くらいはできそうである。そこに、頼もしい新メンバーが加わるのだから、こりゃ上積みしかない、上位進出だ!と考えたくなる。

 しかし、ロティーナの下で、既存の選手たちがどれだけやれるかは、まだ分からない。それだけ、ロティーナ戦術は、これまでの清水が慣れ親しんだものとは、方向性が異なる。既存メンバーの中で、誰が出場機会を得て、誰がそれを失うのか、不透明だし、不安も大きい。

 たとえば、立田の「イチかバチか」のタックル。ヴァウドの単騎持ち上がり。エウソンの迷走台風のごときドリブル。竹内の前線までの深追い。これまでの清水であれば、チームが組織として機能していない中で、そういう個人のがむしゃらな頑張りがサポの共感を呼び、また実際にもそれで膠着状態を打開したこともあった。しかし、ロティーナの下では、「そんな余計なことはせず、持ち場で構えてろ」ということになるかもしれない。当然のことながら、既存選手も、新規選手も、横一線のスタートであり、どれだけロティーナの戦術を体現できるかによって、序列が決まってくるだろう。

 追記:セレッソで自由奔放なボランチとして活躍しながら、ロティーナと合わなくてチームを出ることになったMFソウザについての記事はこちら。清水でもこういう合わない選手が出てくる可能性はある。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 2021シーズンの清水は、監督とHCがスペイン人なので、スペイン語が重要になるのは当然である。通訳は、清水が新規に探すのか、あるいは監督が誰かを連れてくるのか?

 考えてみれば、町田からの復帰が決まったDFノリエガ・エリックはペルー人としてスペイン語がネイティブ(のはず)なので、監督とのコミュニケーションという点では一番アドバンテージがあるかもしれない。エリックは、町田にレンタルに出ていた時には、上の動画に見るように、サポ向けのスペイン語講座の企画をやったりもしていた。

 追記:そう言えば、新加入FW指宿洋史もスペインでのプレー経験が長いんだった。しかも、彼はスペインで好待遇されたというよりも、2部、3部とかで奮闘してきたので、スペインに溶け込むしかなく、かなり語学も上達したのではないだろうか。外国人が日本語を習得するのに最良の環境は相撲部屋と言われているのと同じ理屈である。

726

 2021年は、清水の外国籍選手は、ほぼすべてブラジル人になるはずである。変に多国籍になるよりも、ブラジル人で固めた方が、何かと効率的かもしれない。通訳も、色んな言語の人を雇わなくて済むし(もう英語通訳は要らない?)。それに、権田がポルトガルでプレーしていて、簡単なポルトガル語ならできるという点も大きいだろう。まあ、ポルトガル本土のポルトガル語とブラジルのポルトガル語は、若干違うようだが。

 スペイン語とポルトガル語はともにロマンス系言語なので、ネイティブ同士なら、半分くらいは分かるのではないかと言われている。だから、ロティーナがブラジル人たちにスペイン語で直接指示を出すようなことも可能だと思う。静岡の人間が津軽弁を聞いても何言ってるのかさっぱり分からないのに比べれば、スペイン語とポルトガル語はもっと近いだろう。

 清水に在籍する日本人選手たちも、この機会にスペイン語またはポルトガル語を学んだりしたらどうか。どうせ、1日のうち練習時間はそんなに長くはなく、残りの時間でゲームをしたり動画を見たりしているくらいだったら、語学の勉強でもした方が、チーム内のコミュニケーションも良くなるし、もしかしたら選手たちの今後のサッカー人生の可能性が広がるかもしれない。生きた教材がすぐそばにいるのだから。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

715

 ロティーナ監督が来てくれて、個人的にありがたいと思う点は、彼ならば不毛な論争が起きないだろうという点だ。清水が、Jリーグで確かな実績を残した、定評ある名将を招聘するのは、実はこれが初めてではないだろうか。これまでの清水では、特に外国人監督の下で成績が振るわなかった時に、サポの間で、「監督が悪い」、「いや、選手が悪い」という不毛な論争が起きるのが、お決まりのパターンだった。その点、仮に2021シーズンに清水の成績が思うように伸びなくても、「ロティーナが悪い」という話にはならないだろう。監督自身には手腕があるが、選手がそれを具現化できていない、あるいは構築に時間がかかっているだけであることは、明白である。だから、「ロティーナの下でブレずにチーム作りに邁進すればいい」というコンセンサスが維持されるはずだ。さようなら、清水名物の、不毛な論争。

 個人的には、一つ反省している点がある。約2年前の2018年12月、名波氏の磐田と、ロティーナのヴェルディの間で、J1参入プレーオフが戦われ、磐田が勝ってJ1残留を決めたことがあった。うろ覚えだが、確かその時、名波氏が言ったんだったか、ヴェルディは攻撃に転じた時に余計なひと手間をかけるので、磐田としては守備の対応がしやすかったというような話が語られたと思う。だから所長としては、ロティーナがセレッソの監督になった時に、「J2規格の遅いサッカー」しかできないのではないかなどと考え、ロティーナがJ1でも好結果を残すことを予想できなかったのである。我ながら見る目がなかったとしか言いようがない。

 そんな反省も込めて、ちょっと動画で予習してみようではないか。まず、下に見るのは、「蹴球メガネーズ」の一人、北條聡氏によるロティーナ・セレッソについての解説である。

 次の動画は、ロティーナの代表的なウォッチャーの一人であるKENTA氏による解説。しかし、これを観ると、「清水は、2020シーズンの最後の最後になって、ようやくハードワークという武器を手に入れたけど、2021シーズンは、また全然違う課題に挑戦しなければいけないんだな」と、気が遠くなってしまう。

 最後に、清水と縁が深い戸田和幸氏は、実はロティーナ信者である。本人がロティーナ・セレッソとの関係を語った動画を見てみよう。こういう関係性があるので、一部では、「戸田氏の入閣もあるのではないか」などと注目もされていたわけだ。まあ、実際には入閣はなさそうだが、今後、戸田氏と清水の関係がどうなっていくのかも気になるところだ。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

712

 清水の得失点のパターンを示したこの図は、時々作ってお見せしているものだけど、2020シーズンが終了したので、2020年の最終版を作成してみた。なお、リーグ戦だけじゃなく、ルヴァンも含んでいるので、ご注意を。

 それにしても、2020年の清水の得失点パターンは、特殊というか、変態と言ってもいい。2020年、当S研では様々な「法則」を指摘してきたが、最後まで崩れなかった絶対の法則は、「2020年の清水は1点差勝ちがない」という法則である。勝った試合がそもそも少ないわけだが、それらの試合はすべて、2点差以上を付けている。

 そもそも、2020年の清水は、「試合の終盤に1点差を守り切る」というシチュエーション自体が、きわめて少なかった。そして、そのミッションに成功したのは、たったの一度しかない。それは、ホームの札幌戦だったが、ただし、アディショナルタイムにカルリーニョスが追加点を決めたので、結果的には2点差勝利になった。もっとも、あの試合は札幌に退場者が出て清水がずっと支配はしていたので、「1点差を堅い守備で守り切った」というのとはやはり違うと思う。

 あと、「試合の終盤に1点差を守り切ろうとした」試合が2試合あったが、いずれも土壇場で同点ゴールを浴び、引き分けに終わっている。ホーム鳥栖戦とホーム川崎戦である。繰り返して言うなら、「2020年の清水は、試合終盤に1点差を守り切ろうとするシチュエーション自体がごく少なかったし、成功したことはほぼ一度もない」という結論である。

 あと、試合終盤に同点の状況で、そこから勝ち越し点を奪って勝利したことも、一度もなかった。3点くらいとって大きくリードした時だけ勝てるというチームだったのである。

 皆さん、サッカーをご覧になっていて、1点リードを守備を固めて守り切る試合というのは、ごくありふれたものだということを、良くご存知だろう。そりゃ景気良く2点差、3点差にできれば理想だが、そう上手く行くはずもなく、1点差を守り切るような戦いができなければ、トップリーグで勝っていくことなどできないことは、明白である。既存の清水というチームは、まさにそれができないのだ。

 ちなみに、ロティーナ監督率いるセレッソは、2020年のリーグ戦で18勝したが、そのうち実に12勝が1点差勝利だった。2021シーズンの清水、いかに劇的な変革が必要かが、窺い知れるというものである。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

709

 清水は、年末に景気の良い補強が続き、もう来季の躍進に思いを馳せているサポさんも多いかもしれない。まあ、我々は見物させてもらう素人だから、それでいいかもしれない。

 しかし、クラブとしては、まずは2020シーズンについての総括と猛省、そこから始めなければ、来季以降の躍進も危ういだろう。

 そんな観点から、以前もお目にかけたものの更新版だが、ここで清水の通算成績の表を眺めておきたい。2020年は、まあとにかく、アホみたいに失点を続けたシーズンだった。今季が始まる時点で、清水の通算得失点差は、プラス5だった。したがって、今季の得失点がマイナス5より悪くなると、清水の通算得失点もマイナスに突入してしまうと、そんなシーズンだったわけである。

 2020年、蓋を開けてみると、清水は早くも第3節で得失点差マイナス5を記録し、諸先輩方が築いてきた貯金を食い潰し、通算得失点がプラマイゼロになった。以降も大量失点での敗戦を重ね、終わってみれば2020年の得失点差はマイナス22、通算でもマイナス17という不名誉な数字をただき出したのである。

 ロティーナ政権に移行し、補強も進んで、2021シーズン以降は得失点差もプラスに転じると信じたいが、果たしてマイナス17という借金を完済するのに、何年かかるか。

 2020シーズンのJ1は、リーグ全体で総得点が大きく伸びたことが知られている。川崎の得点力が凄かったとか、5人交代制の効果とか、色々言われているが、「清水という守備がバカになったチームがいた」というのも、小さからぬ要因だったはずである。本当に猛省が必要だ。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

game_photo_image12143

 それにしても、編成が順調すぎて、怖いくらいだ。昨日発表になった鳥栖のDF・MF原に加えて、本日あたり北九州のFWディサロ、大分DF鈴木義宜の獲得が発表される見通しである。「静岡で油田でも見付かったのか?」なんて驚きの声が上がっている。あるいは、山室社長が「地域スポンサーも大事だけど、ナショナル・スポンサーの獲得も目指したい」と言ってたから、もしかしたら全国区の大企業のスポンサーでも見付けたのか? まさか、ロッテ? 社長、うちはグリコですから、ロッテは駄目ですよ。

 しかし、新規獲得と既存戦力の保持は今のところ順調ながら、それらの戦力がロティーナ戦術にフィットするかというのは、慎重に考える必要があるだろう。

 たとえば、すでに延長が発表されていたヴァウド、ヘナト、それから昨日発表されたエウシーニョ。彼らは、従来の清水にとっては、救世主的存在だった。それは、チームが組織として上手く機能していない中で、彼らの属人的能力によってピンチを防いだり、あるいは何もないところから得点を生み出したりできるからだった。しかし、これからは、図式が変わるというか、むしろ変えなければならない。攻守において、どれだけ論理的にオーガナイズできるかが、ロティーナ清水の生命線となる。もちろん、属人的能力が高い方が、組織も強靭になると期待はできるが、これまでのような自己流・即興プレーは、もしかしたらロティーナから駄目出しをされるかもしれない。2021年もブラジル人プレーヤーたちが鍵を握るチームであることは間違いないので、彼らの属人的能力をロティーナがどのように組織的に活かしていくのか、とくと拝見することとしたい。

 日本人プレーヤーたちの契約更新は少々遅れ気味という気もするが、昨日は金子、中村、宮本の更改が発表された。個人的には、清水の既存戦力の中で、ロティーナ体制で活きそうだと期待するのが、金子である。彼は、明確な組織的役割を与えた方が輝くと思われるからだ。また、宮本は、2020シーズンに与えられた少ない出番の中ではパスミスなど至らない点が目立ち、正直放出もあるかと思っていたが、新監督の下で化けることを期待したい。

 ちなみに、もしかして、立田って、海外移籍、模索してる?

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 そんなわけで、以前から情報が流れていたロティーナ監督、イバンHCの就任が、昨日正式に発表された。平岡、篠田両氏もコーチとしてチームに残ることが決まり、来季の陣容が見えてきた。

 「ロティーナと言えば守備組織構築のスペシャリスト」という評価が固まっており、2年連続でJ1最多失点に泣いた我が軍にとってはこの上ない人選だという論評が多い。個人的にも、それに同意する。ただし、「ロティーナが来たから清水の守備はもう大丈夫」などと大船に乗った気持ちにはなれない。清水の守備の立て直しは、そう簡単ではないと思う。今回は、過去にロティーナを迎え入れた東京ヴェルディ、セレッソ大阪という2チームが、どのように勝敗・得失点を変化させたかをざっと見てみたい。

 まず、直近のセレッソの方から見ていこうか。ロティーナが来る前の2017~2018年と、来た後の2019~2020の戦績は下表のようになっている。注目すべきは、セレッソはそもそもロティーナが来る以前からしっかりした堅守のチームであったという事実である。確かに、ロティーナが来たことによって平均失点は1.1から0.7に低下したが、元々の守備の堅さがあったからこそ、2019年にJ1最少失点の快挙を成し遂げられたわけである。なお、2019年は失点だけでなく得点も少なかった。2020年になると、得点は増えたが、失点も増えた。

701

 次に、ヴェルディのケースを見てみよう。ロティーナ前の2016年から、ロティーナ後の2017年になって、得点・失点とも顕著に数字が改善されており、順位も躍進した。2018年には堅守にさらに磨きがかかり、試合数よりも少ない失点数でしのいだ。ロティーナが去った2019年にはまた失点が増えてしまったので、ロティーナが実際に堅守を構築していたことは疑いない。ただ、ロティーナ前の2016年に記録した1試合平均1.5という平均失点は、ありえないほどの乱守というわけではない。この年はくしくも清水もJ2に在籍していたわけだが、同年のJ2全体の1試合平均失点は1.2であり、1.5のヴェルディは少々守備が弱かったというレベルだ。

702

 問題は、「守備が少々弱い」などというレベルではなく、完全に崩壊し切った清水である。おそらく、ロティーナが実際に清水の守備組織を間近に見たら、カルチャーショックで高熱を出すのではないか。それくらい、清水の守備組織は出来ていないし、選手の意識もロティーナの哲学とは真逆の方向性を示している。立田など、あれだけ本来の持ち場を離れて無謀に飛び込んでというのはロティーナ流とは程遠く、よほどプレースタイルを変えないと出場機会自体が得られないかもしれない。

703

 ロティーナという人選は間違っていないと思う。しかし、改革は相当困難なプロセスになると覚悟しておいた方がいい。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 昨年、当S研ブログでは、「ヨンソン・篠田別勝敗表」というのをお目にかけた。ちなみに、下に見るようなものである。2019年、清水はぎりぎり残留ではあったが、篠田監督自身はほぼ五分の星を残しており、緊急リリーフとしては充分な働きをしてくれたということが、この表からも分かる(もちろん、最大の要因はドウグラスが復調したことではあったが)。

697

 そこで、今年も、「クラモフスキー・平岡別勝敗表」というのを、以下のとおり作成してみた。

696

 平岡さんと篠田さんでは、試合数がだいぶ違うので、単純な比較はできない。まあ、ただ、崩壊状態にあったチームを引き継いで、自身はほぼ五分の星を残したという点では、平岡さんも篠田さん同様、しっかりと仕事をしてくれた。平岡体制下では、結局1つ勝ち越すことに成功した(それでも1試合平均でしっかり2失点しており、得失点はマイナスだったが…)。

 ちなみに、2019年は、ヨンソン監督は1試合平均の勝ち点が0.73だったが、篠田監督は1.35だった。2020年は、クラモフスキー監督は0.56だったが、平岡監督は1.56だった。「立て直した幅」という観点では、平岡監督の残した数字の方が光る。

 そして、クラブはそんな平岡体制は継続せず、ロティーナ監督を新たに招聘しようとしている。個人的見解としては、それでいいと思う。ピーターから引き継いだ時点で、平岡監督は2020年シーズンの残り試合限定という含みだったので、規定路線だ。今から考えれば、ピーターから平岡さんにスイッチした時点で、もう大熊GMはロティーナと接触していたのかもしれない。平岡さん本人にも、おそらく、「結果にかかわりなく、今シーズン一杯指揮してもらう」と言い渡してあったはずだ。もちろん、それで残り試合9戦を全勝したとか言うなら、また話も違ってきたかもしれないが、平岡監督がやったのは、あくまでもモティベーターとして今いる選手たちの最大値を引き出したということであり、その継続で2021年以降を戦えるかというのは全然別の問題である。だから、個人的にもロティーナ政権への移行を支持する。

 いずれにしても、クラブには、短期間ながら全身全霊を込めて難しいミッションを成し遂げた平岡さんに、名誉ある処遇をお願いしたい。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

20

 来季監督に、本当にロティーナが来るらしく、サポの皆さんの意識も、惨めだった2020シーズンから、もう2021シーズンに移っているかもしれないが、個人的にはもうちょっと2020シーズンの余韻に浸っていたい気持である。

 2020シーズンが終わったので、時々更新するこの「J1リーグ戦における清水の節ごとの勝ち点推移」グラフの、最新版を作ってみた。清水のこれまでの最小勝ち点は、降格した2015年の25で、順位は17位だったが、2020シーズンはどうにかその最悪記録の更新だけは免れた。

 ただ、グラフをご覧になって、皆さん、お気付きになることがないだろうか? 過去数年、低迷に低迷を重ねてきた我が清水だが、最終節には不思議と負けていないのである。2014年以降、最終節はすべて、勝つか引き分けている。2014年以降、清水が毎年必ず勝ち点を挙げている節は、第34節しかない(正確には、試合の順番が入れ替わったりするので、「節」ではなく、「何試合目か」ということになるが)。

 弱いけれど、最後の最後に追いつめられると、窮鼠猫を噛むように、土壇場で思わぬ力を発揮するのが、ここ数年の清水というチームだったわけだ。「普段から本気出せよ」と思っているサポさんは少なくないだろう。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

138

 最終節、アウェーのガンバ戦に2:0で勝利。おあつらえ向きに、裏番組では仙台と湘南がスコアレスドローに終わったため、清水にとってはベストシナリオとなり、順位を16位に上げてフィニッシュした。当S研ブログで秋口くらいからずっと言い続けてきた最下位回避、バーチャル自動降格圏回避を、どうにか達成することができた。

 戦前には、ガンバが大幅にメンバーを落としてくるのではないかとの報道もあった。一方、清水は、そろそろカルリーニョスもヘナトも復帰するのではないかと、勝手に期待していた。ところが、試合前にメンバー表を見て、愕然。ガンバは欠場が噂された倉田やパト氏がいるし、逆に清水はカルリ、ヘナトだけでなく、ヴァウドまでいないと来た。「ハハハ、駄目だこりゃ」と笑うしかなかった。

 これだけブラジル人を中心とした外国人への依存度が高いチームで、この日のメンバーにベンチを含めて助っ人がエウシーニョ一人というのは、異常事態である。開幕戦の頃からは、想像もできなかった事態だ。

 しかし、平岡監督は日本人プレーヤーたちに魂を吹き込み、上手く配置と交代をさせ、勝ち点3を取り切った。表現が適切かどうかは分からないが(たぶん不適切)、冷蔵庫のありあわせの食材でウマい飯を作ったようなものであり、その手腕は評価されるべきだろう。

 誰がどう見ても、この日の清水の勝因はハードワークに尽きるだろう。前の4枚に「激しく追える」系のアタッカーを並べたことからも、監督の意図した戦いがうかがえる。選手の動きは「飛ばし過ぎ」とも思えるもので、これでは90分は持たないだろうなと思いながら観ていたが、ガンバは先制したら絶対負けないチームであり、逆に清水は先制されたらまず勝てないので、力を出し惜しみせず、前半をゼロで乗り切ったことが大きかっただろう。そうすれば自ずと後半に勝機が出てくるということが、改めて証明された。

 サッカーにおいては、相手に厳しく寄せる、シュートは体を投げ出して防ぐ、素早く切り替えるといったことは、大前提である。戦術だの技術だのといったものは、その土台の上に重ねるものだ。今季を含め、清水が何年も低迷しているのは、その当たり前のことを疎かにしていたからに他ならない。そう言えば、先日のスポパラで名波氏も、清水の根本的な問題はその部分だと指摘していた。平岡監督になって清水がそれなりに勝てるようになったのも、「戦う集団」という表現で、その「当たり前」を徹底させたからだろう。

 ただ、ちょっと結果が出ると、すぐに緩んでしまうのが、うちの悪いクセである。鹿島戦、湘南戦では、また甘さが目立っていた。尻に火がつかないと本気にならないというのは困ったものだが、33節で最下位に沈んだという危機感から、ガンバ戦では今季最も目を見張るようなハードワークを見せてくれたというわけである。

 誰が監督をやるにしても、どんなシステムや戦術をとるにしても、このハードワークが大前提。最終節にして、ようやくデフォルトになったという気がする。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

137

 さあ、泣いても笑っても、ラスト1試合だ。アウェーのガンバ戦。すでに2位を確定させ、天皇杯出場、来季のACL出場も決めているチームということになる。参考までに、10月以降のガンバの試合結果を、上に貼っておく。

 ただ、個人的には、どうにも割り切れない思いがある。もちろん、ガンバの選手は質が高く、選手層も厚く、やっているサッカーの中身も安定している。清水のようなビリチームのサポ風情が、云々言う資格はない。

 しかし、あえて言わせていただくなら、ガンバを見ていると、「え、この程度で2位になれるの?」と思ってしまうのである。有能な選手は揃っているのだから、もっとモダンでアグレッシブなサッカーをやればいいのに、実際はすごく保守的かつ消極的で、「これではタレントの無駄遣いではないか」と感じてしまうのだ。

 前節に至っては、下位の横浜FC相手にガンバの支配率はわずか34.9%だった。攻撃の迫力を出したシーンは、2点を奪ったそれぞれの場面くらいだった。逆に言えば、その2つのシーンだけは攻撃のスイッチが入り、得点を奪いきってしまい、後は相手に持たれようが何しようがゼロに抑えて勝ってしまうのだから、大したもんちゃあ大したもんなのだが、「ビッグクラブなのに、本当にそれでいいの?」と他人が余計な心配をしたくなってしまう。

 しかし、ガンバのそういう消極的なサッカースタイルは、代償を伴っている、データを見ると、ホームであまり強くないのだ。アウェーの方が良い成績が出ている。今季のリーグ戦で、アウェーでは2回しか負けていないが、ホームでは6回も負けている。これまた、「ホームで6回負けたチームが2位ですか。ふーん」などと、最下位サポの分際で揶揄したくなるような数字だ。要するに、ホームでは否応なしに自分たちが主導権を握って攻める試合が増えるが、実はそういう戦い方が得意でないということなのだろう。

 まあ、とか何とかいいつつ、ガンバが完成された隙のないチームであることに変わりなく、清水としては西横綱の胸を借りる形だ。失うものはない。当たって砕けろ。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

132

 当S研ブログでずっと追っていた下位3チームによるビリ争いは、33節にして清水が最下位に沈み、残り1節を残すのみとなった。

 だが、まだ終わったわけではない。清水は自力で最下位から抜け出す可能性が、まだ残っている。普通であれば、いくら最下位のチームが勝っても、上が勝ってしまえば万事休すなので、他力となるところだが、最終節は偶然にも16位と17位の直接対決があり、両方勝つことはあり得ないので、奇跡的に最下位の清水にも自力での最下位脱出の可能性があるわけだ。

 しかし、そのためには、清水が最終節でガンバに勝つことが絶対条件となる。勝ち点3をとれば最下位脱出、そうでなければビリ確定という、非常にはっきりした状況である。理論的には、湘南が5点差以上で負けてくれれば清水は引き分けでもOKだが、ピーター清水じゃあるまいし、湘南が5点もとられるなんてことはまずないだろう。

 ちなみに、清水は勝ち点3しか意味がないので、その前提で考えると、一番ありがたいのは、仙台と湘南が引き分けてくれることである。すると、あら不思議、清水は勝ち点28で仙台と並び、得失点差では清水の方がマシなので、清水は一気に16位まで上がれる。バーチャル自動降格圏を脱出する可能性も、まだ残っているわけだ。

 それもこれも、すべては、清水がガンバに勝たないと始まらない。もちろん困難なチャレンジだ。しかし、まだ可能性は残っているのだ。ラストワンチャンに、賭けてみろよ。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

129

 ホーム仙台戦。ベストメンバーでなかったとか、最近の仙台は決して弱くないとか、主審がアレとか、難しい条件が揃ってしまったことは事実である。しかし、最下位相手にまんまとやられ、自分たちが底に沈んだことは事実である。ただただ悔しく、情けない。試合前に述べていたように、理屈抜きで勝たなければいけない試合で、その試合に敗れたということしか残らない。

 3失点は、いずれも守備の甘さを露呈したものであり、今季、最後まで病気は治らなかった。機能していないセットプレーのゾーンディフェンス。相手のシュートをまともにブロックに行かないボランチ。GKの安易な決め付け。

 この試合、清水のチャンスやシュートは少なかったが、スォビックの守るゴールを2度までもこじ開けたのは、良くやった方だろう。問題は、得点力不足ではない。

 今季、清水が前半に2点以上を奪われた試合は、すべて敗れている。攻撃サッカーを掲げても、撃ち合いを征して勝ったことは一度もないのである。やはりサッカーは一にも二にも守備だ。ピーターの負の遺産とはいえ、平岡監督もチーム体質を好転させるには至っていない。かくなる上は、噂される守備組織構築のスペシャリストを招聘し、出直しを図るしかないか。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

1216

 そんなわけで、実に不名誉ながら、今季最も重要な試合を迎える。今宵、ホームでの仙台戦が、最下位を回避するための直接対決となる。勝てば勝ち点4差がつくので、最下位回避は確定、それのみならず湘南をかわしてバーチャル自動降格圏から脱出できる可能性も高まるだろう。逆に負ければ、残念ながら、最下位はほぼ確定と言っていい。最終節で強敵ガンバ相手にうちが勝ち点3を奪うとは、計算できないからだ。

 もう理屈は抜きだ。勝ってくれ。ただそれだけである。そして、我々にできることは、一人でも多くのサポが会場に詰め掛け、声援は送れないまでも、熱を送ることだ。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

691

 アウェー鹿島戦は0:2で完敗。先制点が大きく物を言う鹿島相手に、最初の10分ちょっとで勝負を決められてしまった。「しゃべることすべてが的外れ」という八塚氏の実況の弊害とも相まって、清水サポにとってはストレスばかりが溜まる90分だった。

 シーズンも残り3試合というこの期に及んで、今さら選手のテストもターンオーバーもないだろう。普通は、ひたすらベストメンバーを組んで、結果を求めるだけである。しかし、この試合で平岡監督はJ1出場経験がそれほど豊富とは言えない成岡、鈴木、宮本らを先発起用した。もちろん、カルリーニョスが怪我をしたとか、竹内あたりも疲労困憊といった事情は分かる。ただ、金子、中村、後藤、河井など、より経験値の高い選手よりも、若手を優先した理由は何だったのか? これは批判ではなく、純粋に監督の真意を知りたいものである。

 監督が戦前に述べていたように、本当に調子の良い選手を単純に起用したのか。来季(自らの本格政権)を見据え、若手に経験を積ませたかったのか。あるいは、来たる水曜日の仙台戦に照準を合わせ、この鹿島戦はメンバーを落としたのか。おそらく、色んな要因が絡んでのこととは思うが、本当のところはどうだったのか、興味がある。

 この鹿島戦で勝ち点をとるという観点だけで言えば、明らかに選手起用は失敗だった。バタバタしていた宮本に、相変わらず判断や視野に課題があった鈴木に、サイドで孤立して何もできなかった成岡。サポさんによっては、「若手にそんな厳しいことを言うな。成岡君なんかはまだ高校生だぞ」とおっしゃる方もおられるかもしれないが、プロのチームでプレーしている以上は言い訳できないし、何より本人たちが「若手だから」などという甘えた考えを持っていないはずで、若さゆえに彼らをかばうのは彼らにかえって失礼である。こう言っては何だが、鹿島であれば絶対にそんな甘さはないと思う。

 特に、2失点目に直結した宮本が競り合いで負けたプレー、あれは本当に痛かった。デュエルに勝ってボールを奪えないまでも、ファウルしてでも絶対に止めるべき場面だった。本人はその重大さに気付いているだろうか? 気付いて成長してくれるなら、この苦い敗戦も、長い目で見て、甘受しないでもないが。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

690

 J1の序盤戦ではともにまったく勝てず、ビリ争いをしていた清水と鹿島だったが(鹿島に至っては、最初の数試合で挙げた得点が相手のオウンゴールによる1点だけだった)、その後すっかり明暗が別れ、清水は下位争い、鹿島は上位争いを演じている。

 鹿島が本格的に勝てるようになってからの戦績を、上に貼っておく。良く見ると、この間の引き分けが1試合しかなく、割とはっきりと勝敗が決まるチームである。要するに、先制点が大きく物を言うチームなのだろう。

 鹿島の試合を眺めていると、川崎や(強い時期の)マリノスのような圧倒的な攻撃力や革新的な戦術などは見て取れない。攻撃は、クロスを中央で合わせるようなシンプルな形が多い。ただ、そのクロスの精度が高いのと、中央で合わせるエヴェラウドの決定力、上田綺世のポジショニングの上手さなどで、確実に得点に繋げているという印象だ。

 清水としては、当たり前のことだけど、まずクロスをフリーで上げさせないことが重要で、できればサイドのクロッサーを2人で挟むなどして自由を奪いたい。もちろん、ゴール付近での無駄なファウルやコーナーを与えることはなるべく少なくして。あとは中央のクロス対応を抜かりなくお願いしたい。

 清水の攻撃は、どうなのかね。カルリーニョスが怪我で欠場ということになると、カウンターの威力が大幅に殺がれる。ドゥトラが代役? まあ、古巣の鹿島相手で奮起を期待するか。

 なんか、当たり前のことしか書けず、申し訳ないのだけど、とにかく最後まで集中した良い試合が観たい。

よかったらクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ