エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > ヤングエスパルス

 川本君に続いて、有望な新人の来季内定が、もう1人決まったようだ。市立船橋のMF鈴木唯人君。それで、川本君の時に、「エスパルスでプロ選手としてスタート」という表現は、清水はあくまでも第一歩に過ぎず早くも将来的なステップアップに意識が行っているような印象を受けてしまい、チト微妙だと、揚げ足取りのようなことを申し上げた。そしたら、今回の鈴木君も、「エスパルスでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います」と、ほぼ同じような表現を使っている。移籍が当たり前になった今日では、こういう表現がテンプレと化しているのだろうか? まあ、いいや。

 さて、明日に迫ったアウェー浦和戦に向けては、非常に気になる情報が入ってきた。今週、ドウグラスが練習中に体調不良を訴え、早目に切り上げたということである。

 エウシーニョが怪我明けの上に、湘南戦ではヘナトが負傷して、ドウグラスの体調も思わしくないとすると、上昇ムードにあったチームにも、暗雲が垂れ込めることになる。3人のコンディションについては続報がないので、浦和戦のメンバーは、当日蓋を開けてみないと分からないといったところだろうか。まあ、先日、当S研では、「清水の情報、漏れ過ぎでは?」なんて苦言を呈したくらいだから、この方が浦和もやりにくいかもしれないが。

 今の清水にとって、ドウグラスを欠くということは、桑田のいないサザンと言おうか、渥美清のいない寅さん映画と言おうか、それくらいの喪失であることは間違いない。しかし、一時は「ドウグラス以外に誰も点をとれない」と言われていたチームが、名古屋戦、湘南戦と、ドグ以外のゴールで勝利を手繰り寄せた。もちろん、ドグが前線で収めてくれるという前提ありきのサッカーではあるが、一頃よりは多少は崩しの形が見えてきている。

 元々、今季開幕の時点では、今季はドグという大黒柱を欠くシーズンになる可能性もあったわけである。その後、力強く復活して、期待通りの貢献をしてくれたとはいえ、ドグなしでの戦いを強いられることは、最初から想定されたことである。もちろん本人の体調が回復して活躍してくれることが一番だが、仮にエースを欠いても、その試練にチーム一丸で立ち向かってほしい。

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 先日、当S研でも話題にしたユースの川本梨誉君の来季トップ昇格が内定したということだ。おめでとう、川本君。

 川本君は、公式HPで次のようにコメントしている。

 エスパルスではジュニアユースから6年間お世話になってきました。ここまでプロを目指してやってきたので、エスパルスでプロ選手としてスタートできることはとても嬉しいことですし、このクラブに恩返しをしたいので、まずは1年目から試合に出たいと思います。今、トップの練習に参加させてもらっていますが、こらからも謙虚に頑張っていきたいと思います。

 若者の言葉尻を捕らえるようなことをするのは、大人げなくて申し訳ないのだが、個人的には、上記のコメントを読んで、ちょっと微妙な気持ちになってしまった。「エスパルスでプロ選手としてスタートできる」という表現は、「清水はあくまでも、これからステップアップしていくための第一歩にすぎない」というニュアンスに聞こえてしまう。

 もちろん、今日のサッカー界では、1つのクラブに長く在籍する選手の方が珍しい。川本君にしても、将来的には国内のもっと大きなクラブや、さらには海外への移籍を目指しているのかもしれない。そのことは、本人の当然の権利である。

 しかし、清水サポ向けのメッセージならば、将来的にもっと高い場所に羽ばたいていきたいという希望をあえてほのめかす必要はなく、単に「清水に入団できて嬉しい」と言えばいいと思うのである。サッカークラブと、それを応援するサポなんてのは、しょせんは幻想の共同体であろう。しかし、だからこそ、選手の側も気を遣って発言してくれると嬉しいなと思う次第だ。リップサービスでもいいから。

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 今日の試合には関係ないが、「静岡学園・松村が鹿島入り 常勝軍団でプロスタート」という記事が出ていた。

 静岡学園のU-18日本代表MF松村優太(3年)が来季、J1鹿島アントラーズに入団することが26日、分かった。清水エスパルスやジュビロ磐田、松本山雅FCなど複数のクラブから獲得オファーを受けていたが、このほど尚志(福島)の同日本代表FW染野唯月(3年)も加入するアジア王者入りを決断したという。DF伊東、MF名古らOBが活躍する常勝軍団で、プロキャリアの第1歩をスタートさせる。松村は170センチと小柄だが、スピードに乗ったドリブルが武器のアタッカー。一部クラブに練習参加するなど、悩んだ末に鹿島を選んだという。

 本当に「悩んで」くれたのかねえ(笑)。野心ある若者が鹿島、清水、磐田、松本から声をかけられたら、普通は鹿島一択だろう。増してや、現時点では、鹿島以外は来期J2の可能性が大なり小なりあるのだから。

 清水からしてみれば、有望なタレントの獲得を逃したということで、悔しくはあるが、清水では「小柄で俊敏なアタッカータイプ」は、すでに飽和状態なのではないだろうか。はっきり言って、個人的には、身長170cm以下の選手はこれから5年くらいとらないでほしいとすら思っている。身長180cm以上の人材を優先し、特に戦える守備系の選手に獲得の照準を合わせてほしい。

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 所長は、プロのサッカー選手は呼び捨てにさせてもらっているが、育成年代の選手は「君」付けで呼んでいる。だから、川本梨誉君ということになるわけだが、彼はもうすぐ「君」がとれるのかもしれない。

 そもそも、先日の名古屋戦で川本君がベンチ入りした時には、「テセも滝もおらず、アタッカーの人繰りが厳しいな。ユースの選手入れて人数合わせか」と感じたものだった。むろん、川本君はすでにルヴァンでの出場は果たしており、その時の直線的なプレー振りは印象に残っているが、リーグ戦に実際に出場するところまではイメージできなかった。

 しかし、リーグ戦と同等のベストメンバーで臨んだ今回の天皇杯ラウンド16でも、川本君は再びベンチ入りした。ベンチ入りしただけじゃなく、74分に河井に代わって出場した。出場しただけじゃなく、結構攻撃のアクセントになった。アクセントになっただけじゃなく、アディショナルタイムの同点弾をお膳立てしてみせた。数合わせどころか、もはや立派な「戦力」ということだろう。

 考えてみれば、川本君は久保建英と同い年ということだろうし、世界的にはこの年齢でトップレベルでやることは珍しくもなんともない。2018年入団組が今一つ伸び悩んでいるだけに、川本君は物怖じせずに、一気に先輩たちを抜き去るような野心を持ってほしいものである。

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 所長は、普段はユースの試合とか見るガラではないが、2016年8月に行われたクラブユース選手権の決勝はわりとうちの近所でやったので、見に行った。結果は、残念ながら清水ユースがFC東京U18に0:2と敗れたのだった。

 当時から、東京の久保はかなり注目されていた。この時点では、久保は中3だったにもかかわらず、飛び級でユースの大会に出場し、何と得点王。ちなみに清水の滝などとの同時受賞だった(上の写真はその表彰の様子)。所長が観た決勝戦では、久保は後半の最後に途中出場しただけだったので、これといった見せ場はなかったが、物おじしないで堂々とプレーしていることだけは分かった。

 育成年代で脚光を浴びても、その後、伸び悩む選手というのもいる。残念ながら、清水ではそのパターンが多い。しかし、東京の久保はその後も成長し、昨日はついにA代表デビューを飾った。1~2年後には世界のサッカーファンの誰もが知るスーパースターになっているかもしれない。「こんなことなら、3年前のあの時、サインをもらっておけば、価値が出たかな? 滝のサインなら、いつでももらえるしな」なんて、つい思ってしまう。

 タイトルに、「なぜ清水ユースの選手は伸び悩むのか?」と掲げたが、むろんそんなことは所長には分からず、こっちが聞きたいくらいだ。でも、昨日の代表戦で、久保が見せた視野、常に首を振って周りの状況を確認する習慣、2つ・3つ先くらいまでイメージしたプレー、ブレない体幹、ああいうのを見せられると、「元々モノが違うのか? いや、見習える部分もあるはずだが」などと、色々考えさせられる。

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 Jユースカップ決勝に臨んだ清水ユースは、マリノスに屈し、惜しくも準優勝。残念でした。

 正直言うと、個人的に育成年代に興味はあるものの、日頃それに接する機会はなく、今大会も準決勝、決勝しか観れなかったので、選手の顔と名前と背番号が一致する前に終わってしまった形だ。清水ユースに関しては、全体として、粒ぞろいの好チームであり、特にディフェンスラインは堅固だという印象は残った。ただし、トップ内定のGK君が怪我で出られなかったり、10番君もコンディション不良だったりで、今回のチームの中では、今すぐプロで通用しそうな突出した個の力みたいなものは見出せなかったことも事実である。まあ、実際、今回戦った選手たちの中で、来季から清水のトップチームに加わる若者はいないわけだしねえ。

 マリノスとの決勝、緊張感みなぎる良い試合だったと思う。お互いに、4-4-2のオーソドックスなサッカー。ただ、基礎的な技術、サッカーIQ、そしてチーム戦術など、ちょっとずつ先方の方が上だったことは、認めなければならないだろう。とくに、スピードのあるサイドハーフに展開してからの攻めの形は、マリノスの大きな武器となっており、清水の方にはそこまで明確な攻めの形はなかったという違いを感じた。清水にも可能性はあったが、全体としてマリノスが優勝に値する試合を見せたことは事実であろう。

 すぐにプロ入りするような選手がいるのかどうかは未確認だが、清水側も、マリノス側も、若者たちのこれからのサッカー人生に幸多かれと願いたい。

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 いや~、ユースも勝っちゃったね。なかなか幸せな週末だった。

 ところで、川崎がリーグ連覇を決めて、目に留まった情報の中に、こちらの「川崎F小林、大島ら発掘 連覇の陰にスカウトあり」という記事があった。J黎明期に清水のFWとして活躍し、オールドファンには懐かしい向島建氏が、川崎でスカウトを務めているらしいというのは、知ってはいた。ただ、今回の記事を見ると、現在の川崎の黄金時代を支えているのは、向島氏の眼力によるところがかなり大きそうである。

 今季、J1で戦った中で、唯一川崎だけは、「こりゃ絶対に勝てないな」という相手だった。ホームで川崎に負けた時、当S研では、こんなことを書いた。

 我々は、川崎に勝てるように努力するよりも、川崎のサッカーがなくなることを期待した方がいいと思う。川崎はチームとして優れているが、属人的要素も大きく、中村憲剛が引退したり、大島が移籍したりしたら、もうあのサッカーは続けられないと思う。川崎のサッカーがなくなるまで、我々は我慢だ。おそらく、そんなに遠い将来ではあるまい。我々は、自分たちのできるサッカーをやり、勝てる相手に勝てば、それでいいと思う。

 しかし、今回の記事で紹介されているように、もしも現在の川崎に良い選手が揃っているのが偶然でなく、スカウト向島氏の目利きによるものだとしたら、今後も川崎に良い選手が集まり、その栄華は続くことになる。「川崎のサッカーがなくなるのは、そんなに遠い将来ではあるまい」という所長の希望的観測は、外れてしまうことになる。向島氏が、清水と大いに縁のあった人だけに、「もしも向島氏が川崎でなく、清水のスカウトになっていたら・・・」と、イフを問いたくなってしまうのである。

 いや、こういう運命の成り行きだ、仕方あるまい。その代り、清水には育成があるではないか。

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 お読みになった方も多いかもしれないが、先日、「砂浜ダッシュ、補食…細部まで拘った取り組みの成果。清水ジュニアユースが全日本U-15大会3連覇!」という記事が配信された。そしたら、この記事をめぐり、「試合直後の補食という取り組みは理解できるが、行き先がすき屋というのはいかがなものか?」と、各方面で物議を醸したようだ。

 それを受け、「『牛丼論争』の火付け役、林舞輝コーチが考える『最強の吉野家メニュー』」という記事が配信された。若干ネタっぽいが、アスリートと食事というテーマについて貴重な情報も含んでいるので、よかったらご一読ください。

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 来期エスパルスに加入することが決まっているルーキーのうち、神村学園(鹿児島)FW高橋大悟君は全国高校選手権出場も決まったということで、特に大きな話題になっている。むろん、うちのユース昇格組にも期待だ。しかし、肝心のトップチームの戦績がアレで、来期清水が戦うのがJ1なのかJ2なのかも明らかになっていない状況では、新加入選手たちの心境は複雑で、やきもきしていることだろう。せっかく清水入りを選択してくれたのに、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。ていうか、高橋君は清水加入が「内定」と伝えられているけど、「清水がJ1に残留できなかった場合、契約は白紙」なんていう特約事項があったりしないだろうねえ?

 まあ、それはともかく、こちらのサイトで、高校選手権の注目選手に関する座談会の模様が伝えられている。その中で、高橋君についての部分を、抜粋・紹介させていただく(あまり長くコピーするのは適切じゃないけど、YAHOOの記事って消えちゃったりするので)。ついでに、清水桜が丘(静岡)のFW白井海斗君の部分も。

 安藤 神村学園(鹿児島)の屋久島出身FW高橋大悟くんもおもしろい選手ですよ。

 川端 屋久島の大自然の中でドリブルをしたり……。

 安藤 海に向かってボールを蹴ったり……。(一同笑)

 安藤 でも本当にやっていたみたいです。中学から神村学園に入って、彼らの代の神村学園中は鹿児島の中で最強世代だったんです。でも高校に上がったら、鹿児島城西にずっと負けていて選手権には出られなかった。彼はまだ選手権に出たことがない選手なので、そういう意味でも楽しみですね。

 安藤 左足のキックの精度やパスのセンスがすごい。

 川端 “ファンタジスタ”ですよね。

 安藤 (鹿児島県予選の)準決勝でも、チームを救う同点ゴールを決めたしね。

 平野 その試合では足を痛めてもう交代かというところで、同点ゴールを決めた。話す内容も仲間のことが多くなってきましたし、ものすごくエモーショナル(感情的)な選手なんですよね。本当に見ていて感動するんです。(出身の)屋久島もそうですし、いろいろな思いを背負って戦える選手になっていると感じます。サッカー選手としても小柄(163センチ)ではありますが、左利きでシュートセンスがあっていい選手。でも、それだけではない。何か感じるものがある選手です。役割的にはストライカーとしてやっていたけれど、学年が上がるにあたってチャンスメークの部分だったり、守備を助けるプレーだったりと徐々にプレーの幅が広がってきて、プロ入りまでこぎつけた選手ですね。

 川端 初めて話したときから「サッカーで生きていきたい」という気持ちをピュアに持っている子だなと感じさせる選手でした。それが今度は自己表現の面でも、「俺のプレーを見てくれ」というところから「俺のチームを見てくれ」という方向に広がってきた。そういう意味でも、成長をすごく感じますね。

 平野 この前の(鹿児島県大会)準決勝で話を聞いてきたんですけれども、「今までの僕はただ点を決めているだけでした」と。「少しずつチームのことをやらなければいけなくなってきて、3年生の夏を過ぎてからは、誰かが決めて勝てばいいと思うようになりました。でも、今はもう一度、俺が決めて勝たせるんだという思いを、チームとして戦うのに加えて上乗せできるようになってきました」と言っていました。言葉どおり、何でも惜しみなくやるんです。だから本当に、見ていて感動するので、個人的には今大会イチオシの選手です。見て損はしないと思います。

 安藤 予選の決勝も準決勝で打撲をしていたのに、延長戦の最後まで戦い抜きましたからね(編注:神村学園はPK戦の末、鹿児島城西を下し、本大会の出場権を勝ち取った)。全国的にはまだ無名に近いですが、この3人全員のイチオシと言ってもいいかもしれないね。

 平野 僕はもう1人の注目選手として、清水桜が丘(静岡)のFW白井海斗くんを推したいと思います。

 川端・安藤 あー、そうだね。

 平野 彼は清水エスパルスのジュニアユースの出身なんですけれど、非常に力のある選手です。

 川端 ワンタッチシュートなど、天才的なところを持っている選手ですね。ゴール前のオイシイところに飛び込んでいって、難しいことはしないんですけれど、それが本当に「うまい!」というタイプです。大瀧(雅良)先生は藤田俊哉(現リーズ・ユナイテッド、コーチ)に例えていましたけれど、ああいうタイプのトップ下ですね。

 安藤 ミドルシュートもうまいですよ。「このタイミングで打ってくるか」というシーンで、小さい体からものすごいシュートを打ってくるんです。

 平野 スペースを突くのも、シュートを打つのも、ずっと狙い続けているからこそで、「流れでそうなった」というような行き当たりばったり感がない選手です。フラフラしているところのポジションが、すごく良かったりするんですよね。

 川端 僕が彼を初めて見たのは中学の全国大会の決勝戦。鹿島アントラーズのジュニアユースとの試合で、途中出場で出てきたときには0−2でリードされていました。正直「このゲームは決まったな」という雰囲気の中でしたけれど、彼が出た途端に全部が変わって分からなくなった(笑)。

 平野 相手にはプレーが読みにくい選手ですよね。

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 親愛なる清水サポの皆さん、いかがお過ごしですか? 当方は8月の業務地獄はひとまず切り抜け、平常の生活に復帰しつつはありますが、まだ極悪DAZNの見逃し配信で浦和戦を観戦するには至っておりません。

 ただ、今朝は録画で、日本VSサウジ戦を観た。居住まい正して観る清水の試合と違って、日本代表の試合とかは朝食をとりながらとか、何の緊張感もなく観られるので、つい清水の試合は先送りしてしまう次第。

 個人的に、ほとんど思い入れはないけれど、サウジでの日本代表、前半は完全に主導権を握っていたと思う。ただ、誰が見ても明らかなように、後半の中頃に日本の足が止まり、その時間帯に失点。試合の終盤、日本の選手たちは、水が干上がった池で苦しむ鯉のような感じで、反撃の力が残っていなかった。前半の良い時間帯に点がとれれば、また違った展開になったかもしれないが、まあ、条件が条件だけに、今回の敗戦は仕方がなかったのではないか。

 先日、オーストラリア戦で活躍した井手口を取り上げて、「『見つかってもうた』 井手口陽介を育てたガンバ大阪の育成力」という記事が出ていた。ガンバのアカデミーが代表選手を多く輩出しており、その他、柏、広島、セレッソの育成が優秀だ、といった調子で論じている。個人的には、今の代表を見ていると、「何が悲しくて、こんなガンバとかセレッソ育ちの連中を応援しなきゃいけないんだよ」という感情ばかりが先に立ってしまう。むろん、久し振りに三浦という代表レベルの逸材が現れたのに、清水在籍時ではなく、なんでガンバに移籍したとたんに代表にお呼びかかかるんだよ、というわだかまりも拭えない。現在、黄金時代を迎えつつある清水の育成が、何年か後に、我々に溜飲を下げさせてくれる、そんな日が来てくれないものだろうか?

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 J1リーグのガンバ大阪戦があったのと同じ5月5日に、JFAプレミアカップの決勝が行われ、エスパルスJr.ユースが名古屋U-15を3:1で破って見事優勝を遂げた。清水のジュニアユースはこの大会2連覇であり、昨年の三冠に続いて、主要大会4連覇ということになるらしい。このところのユース、ジュニアユースの活躍は目を見張るばかりだ(そのわりにはU20日本代表に一人も選ばれていないのがシャクにさわるが)。

 この試合、スカパーで生中継しているのを所長が気付いた時には、もう前半が終わっていて、後半だけテレビ観戦した。中学生ということで30分ハーフの試合だったが、前半を2:1でリードして折り返し、後半は前半ほどは主導権を握れなかったものの、全体として危なげはなく、終了間際に追加点も挙げて、3:1の完勝だった。全体的に、清水の方が大人びたプレーをしていたように感じた。優勝した上に、フェアプレー賞も獲得とは、実に気分が良い。

 聞くところによると、たとえばドイツあたりでは、ブンデスリーガのトップチームの試合がある時には、他のカテゴリーの試合などはなるべく重ならないようにし、皆が最高峰のリーグ戦であるブンデスリーガの試合を鑑賞できるようにしているらしい(うろ覚えで、だいぶ怪しい話です、悪しからず)。だから、せっかくエスパルスJr.ユースが決勝に進んだのに、その決勝戦がJ1リーグ戦の清水の試合日と重なるというのはどうなのかなと、少々残念に思った。しかし、実は昼にJr.ユースの決勝が行われたのは大阪府堺市だったようで、もしかしたらJr.ユースの優勝を見届けてから吹田スタジアムのJ1リーグ戦に駆け付けたような猛者サポもいらっしゃったのだろうか?

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 取り上げる順番が前後してしまったが、4月8日(土)に行われた高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグの一戦、清水エスパルスユースvsFC東京U-18。スカパーで放送したのを録画してあったので、それを観てみた。結果は3:2勝利(こちら参照)。個人的に育成年代は不案内で、大会方式も、清水ユースの顔触れも、詳しくないのだけれど、やはりエスパルスのユニを来たチームの公式戦は、血がたぎる。しかも、アディショナルタイムに勝ち越し点を奪うという劇的勝利で、結構熱くなってしまった。

 何と言っても、17分の平墳迅君による先制点が鮮烈だった。センターサークル付近からの、相手GKの位置を冷静に見極めた超ロングシュートであり、プロでもあれを決めるのは難しいだろう。残念ながら、敵のスター、久保建英に直接フリーキックを決められて追い付かれてしまうのだが、28分にはお返しとばかりに清水の滝裕太君がフリーキックを決めて、2:1リードで折り返した。前半は清水側の鋭い出足で、互角の戦いだったが、後半に入り清水側が体力を消耗すると、体格やスピードに勝るFC東京に圧倒され、清水は防戦一方に。66分には敵の平川怜のドリブルにズルズル下がってしまい、そのままドリブルシュートを決められて、2:2同点。最後の方は完全に劣勢であり、逆転弾を浴びるのも時間の問題と思われた。しかし、後半アディショナルタイム、敵ゴール前で混戦となり、最後は鈴木魁人君が抜け出してGKと一対一になり、これを冷静に決めて、劇的な勝利を収めた。

 周知のとおり、ユースの主要メンバーは、こぞってJリーグ2種選手登録してるし、現に平墳君は早速ルヴァンカップ出場も果たした。彼らがトップチームの救世主となる日は、案外遠くないのかもしれない。

 何年か前まで、清水は、ユースからトップに選手が上がってくることこそあったものの、ユースとトップはバラバラに運営されている印象が強かった。ここに来て、両者が一体化する度合いが強まっていることは、ポジティブだと思う。

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 28日に東京にて行われた「高円宮杯 第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会決勝、清水エスパルスJr.ユースvs北海道コンサドーレ札幌U-15の試合、清水が3:1の逆転勝利を収め、見事優勝を果たした。このチームはこれで今季三冠ということである。所長は、よほど今日応援に行こうかと思ったのだが、さすがに仕事から抜けられず、録画をテレビ観戦した次第。いやぁ、タイトルは良いねえ。札幌に勝っての優勝ということで、何だか子供が親の仇をとってくれたような、そんな気分だ。

 正直言うと、所長は中学生のサッカーの試合をガチで観たのは、これが初めてである。いつも、エスパルスのトップチームの試合を論評しているのと同じ調子で、子供の試合を論評するのは不適切かもしれないが、まあ取りあえず普通に感想を述べさせていただく。

 エスパルスJr.ユース、とても上手かった。技術だけなら、札幌をまったく寄せ付けていなかった。ただし、やはりまだ育成年代であり、ディフェンスラインで危ないボールの持ち方をしたり、気負いすぎからか、余計なファウルをして不要なフリーキックを与えてしまう場面があり、そうして与えた相手のフリーキックから早々と失点してしまい、初めてこの子たちの試合を観る当方は「こりゃ大丈夫か?」と不安になった。しかし、そこからのリカバリーは早く、11分、15分、17分と立て続けにミドルシュートを突き刺して、鮮やかな逆転劇。その後はスコアは動かず、清水が勝利を収めた。3本とも、コンビネーションで崩したというよりは、相手の隙を突いたようなミドルシュートだったので、正直言うと清水の攻めの形がどういうものなのか、この試合だけでは良く分からなかった。後半はだいぶ攻撃が単発になってしまい、また詰めの甘さも目立ち、そのあたりが岩下監督の言うこのチームの甘さなのかもしれない。ただ、守備面では、札幌がミドルシュートに寄せなかったことなどと比べ、ブロックを作って粘り強く守っており、後半は大分押し込まれはしたものの、本当に危ないピンチはそれほどなかった。

 プレーヤーレベルでは、個人的に、2点目を決めた鈴木瑞生君が一番印象に残ったかな。何でも、元々の利き足は右足だが、ポジションをとるために左足を習得したということであり、それであれだけ強く鋭い左足のキックをものにしたのだから、大したものだ。ぜひ大きく成長して清水のトップチームに食い込んでほしいものである。

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