エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > 新スタジアム・ホームタウン

 2月に行われた「2018清水エスパルスサポーターミーティング」の議事録がこちらで公開された

 質疑応答の部分を読むと、何となく、全体的に、官僚の答弁を聞いているような。。。新しいウェブサイトのデザインに自信を持っているような口ぶりだが、あれだけ出来損ないのサイトで、よく言うよねえ。SNSの活用についても、実質ゼロ回答だし。社員ができないならできないで、外部のコンサルを入れるなり、あるいはITに詳しいサポの力を借りるなり、なんか考えればいいのに。

 過去のサポーターミーティングでは、質疑応答で、新スタジアムの話題が出たこともあったと記憶しているが、今回はそのくだりは見当たらない。

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 所長はよく知らないのだが(笑)、長崎にV・ファーレンというサッカークラブがあるらしい。こちらの記事で、同クラブの高田社長が、長崎市中心部における専用スタジアム建設の構想を熱弁しているという話題が伝えられている。聞くところによると、同クラブは最近ゼーワン初勝利を挙げたらしく、その直後ということで、意気も上がっているのだろう。

 新スタの話はかなり具体的なようで、実現する可能性が高いんじゃないかな。こういうのを見るにつけ、やはり新スタ実現のために何よりも求められるのは、親会社でも行政でもいいから、強力なリーダーシップだなということを痛感する。恐ろしいよね、この勢いで行くと、本当に長崎市内に3万人くらいの最新鋭専用スタジアムができて、V・ファーレンがビッグクラブへの道を歩み始めることになるかもしれない。社長のゼーワン優勝という目標だって、あながち夢物語ではなくなってくる。

 翻って、どう考えても必須の新スタジアムにつき、クラブもサポも行政も、イマイチ煮え切らない清水。いつまでもオリ10プライドの上にあぐらをかいていると、5年後、10年後に、我々が長崎を仰ぎ見る時代が来たとしても、不思議ではない。

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 先日お届けした、清水駅前新スタジアム妄想話の続きである。

 焼津市あたりでは、震災時に津波を避けるための津波タワーの建設が進められようとしているようだ。清水は、焼津よりは危険度が低いと思うのだが、いずれにしても沿岸部は備えが必要だろう。そこで、所長の妄想なのだが、スタジアムに繋がる立体プロムナードを整備して、それが津波避難施設を兼ねるようにしたらどうだろうか? JR清水駅と仮想スタジアムはほぼ直結するはずだからそれはまあいいとして、たとえば静鉄の新清水駅からスタジアムに立体プロムナードを設け(むろん途中にもあちこち階段を設ける)、普段は人の往来に、そして緊急時には津波を避け避難先のスタジアムまで安全に行けるルートとする。同じく、ドリームプラザ界隈からスタジアムまで延びる立体プロムナードがあれば、普段からスムーズに行き来できるし、津波対策という意味でも広い範囲をカバーできるだろう。

 立体プロムナードなんて言うと、いかにもコストがかかりそうだけど、要するに規模の大きめな歩道橋みたいなものね。妄想だから許して。

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mousou

 動き出しそうで、動き出さない、清水の新スタジアム。そこで、当S研で、勝手に新スタジアムのコンセプトを妄想してみた。

 例の清水駅前の発電所が中止になって、むろん人様の土地なので、部外者が勝手にその利用法を決めるわけにはいかないが、JXTGエネルギーと行政の合意さえ成り立てば、あの土地が新スタ建設の有力候補地であることは間違いないだろう。他方、海沿いで津波浸水想定地域でもあり、そのリスクが伴うのと、逆に行政側には津波対策および防災拠点のインフラ整備が要請されるところである。以上のことを考え合わせれば、新スタに防災拠点という機能を兼ね備えさせるという方向性が浮上する。一方で、世界的にもそうだし、日本でも一部のその動きが見られるが、スタジアムは単に試合会場ではなく、試合の前後や試合のない日も人々で賑わうことが望ましく、それがまた「稼げるスタジアム」ということにもなる。

 そんな諸々のことをすべて取り入れ、全部入り的な発想で素案を考えたのが、上図である。コストのこととか、設計上可能なのかとか、そんなこたぁ素人の所長には分からないが、とにかく「こんなものができたらいいな」という妄想だ。まず、駐車場スペースの心配をする人が多いので、思い切って1階を駐車場にしてしまってはどうか。津波警報が出たら、ただちに防水扉を閉め、1階駐車場への浸水を防ぐ(むろん、防ぎきれないかもしれないので、利用者は上階に避難する)。また、スタジアムの四方には、大きな階段を設け(普段はエスカレーターを使用)、津波警報が出た時に観客席への入り口をただちに開放して、周辺にいる人たちが階段を登って安全な高さまで避難できるようにする。地下には自家発電機、備蓄食料などを用意しておき、震災の際には数千人がここで1週間くらいは持ち堪えられるようにする。医療用のスペースも設けておくといいだろう。ピッチはヘリポートにもなり、怪我人や物資を運ぶのに活躍する。

 2階は飲食店、ジム、フットサルコート、サッカー博物館などが入居する複合スペースで、平日も人出が途絶えることはない(ついでにエスパルスがフットサルチームを作ったらどうか)。一部をホテルにすることも一案だろう。そして、我らがエスパルスが戦うピッチは、3階部分になるわけだが、1階および2階の階高が結構高いので、ピッチレベルは海抜15メートルくらいにはなり、清水周辺の津波想定(最大で11メートルくらい?)からすれば、まずそこまで水が来ることはないのではないか。高い建物になるので、富士山ビューもバッチリだと思うが、アウェーのサポさんが来訪の記念に富士山をバックに写真撮影できるようなスポットを作ると、名物になるだろう。

 「できない」「無理」なんて言ってたら、何にも始まらない。妄想から始めよう!

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 新スタジアム、清水駅前の開発問題も気になるが、もう一つ気になるのが、リニア建設をめぐるJRと静岡県・市の攻防である。

 こちらの記事などに見るように、県および市が問題視しているのは、トンネル開設に伴う大井川の水量への影響と、トンネル工事のための道路建設の費用負担である。

 しかし、これは所長の密かな期待なのだが、県・市はリニア建設問題を交渉材料に、新幹線のぞみの静岡県内停車を実現しようとしているのではないか? まあ、あくまでも所長の個人的な期待なのだが、もし仮にそうだとしたら、県・市ガンバレと応援したい。

 所長は関東在住で、日本平に駆けつける時は基本的に新幹線なので、その利便性は死活問題である。現状で静岡駅停車は1時間に1本ひかりがあるだけで、後は全部こだまなんて、こんな人をバカにした話はない。以前、静岡県がJRに「のぞみ通行税」を課税するなんて話も持ち上がったが、実際やったらいいんじゃないかと思うくらい、静岡はワリを食っている。

 実際にリニアが開通したら、その分、東海道新幹線のダイヤ編成が楽になって、のぞみの静岡駅停車が可能になる、なんて希望的観測もあるが、そんなのは早くても10年先だ。静岡の新幹線利便性向上に関しては、県と市の利害が食い違うはずもなく、少なくとも本件に関しては共闘してほしいし、県民・市民にも大いに声を上げてほしい。エスパルスのことを考えたって、のぞみが停まれば、関東からの観客増も望めるし、選手だって清水を選択しやすくなるはずだ。

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 ネットにはまだ上がっていないようだが、例の中止になった清水駅前の火力発電所計画に関連し、静岡新聞に「一等地塩漬け懸念」という見出しの記事が載ったらしい。関東在住の所長の手元には、当然、静岡新聞なんかないので、こちらのフェイスブックページで拝見している。この中には、次のようなくだりがある。

 JXTGエネルギーは休止中の巨大タンクなどが並ぶ清水油槽所周辺55万平方メートル内の遊休地13万平方メートルを建設地としていた。行政との交渉で、地元の要望が強いサッカースタジアムの可能性を含んだ開発案を示したが、受け入れられなかった。

 確認しておくべきは、この「サッカースタジアムの可能性を含んだ開発案」というのは、所長の理解する限り、発電所の代わりにスタジアムを建てるというのではなく、スタジアムを譲歩カードとして、いわば抱き合わせのような形で、一帯の開発を進めるという意味だったのだろう。発電所は発電所で建てるが、それでもまだ土地が余るので、それを市に貸すなり売るなりして、スタジアムを含んだ総合開発をしませんかと、そういう話だったと思われる。実際、一時期、田辺市長がまだ発電所建設につき容認姿勢だった頃、サッカースタジアムをいわば疑似餌にして市民の理解を得ようというスタンスを見せていたことがあり、なるほどあれはそういう意味合いだったのかと、今になって分かってきた。

 まあ、続報を待つこととしたい。

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 当S研では、清水駅前のLNG火力発電所計画につき、折に触れ言及してきたので、今回も触れないわけにはいかないだろう。こちらのニュースなどが伝えているとおり、県・市行政の反対姿勢、市民の反対運動などを受け、事業者のJXTGエネルギーは中止を決定したということである。

 こういう話題を取り上げると、「サッカーに関係ない話はするな」といった批判をする方も出てくるものだが、関係ないはずはない。清水エスパルスというクラブが末永く繁栄していくためには、その基盤となるホームタウンが魅力に溢れ、調和ある発展を遂げていかなければならないはずである。スタジアムの最寄り駅の目の前に大規模な火力発電所を建てるか否かという問題は、当然、今後のホームタウンのあり方を大きく左右するわけで、我々清水サポがそれに重大な関心を寄せることは、当たり前のことである。増してや、当該の土地はJXTGエネルギーの所有であるとはいえ、土地の代替の活用案としてサッカースタジアム建設という構想が取り沙汰されたこともあるわけだから、我々として無関心でいられるはずはない。

 今回の計画中止という情報に接し、所長がまず何よりも敬意を表したいのは、反対運動に携わった市民の皆さんである。これも、「住民エゴ」だとか「サヨク」だとか、的外れな批判をする向きは必ず出てくるものだが、地域社会と調和しない産業施設の立地に異を唱えるのは市民の当然の権利であり、清水という街においてそうした健全な抑止力が機能したことを誇りに思う。皆さんの活動がなかったら、どうなっていたことか。

 県、市の行政も、遅きに失した感はあったものの、最終的に反対の立場を明確にしたのは、良識に沿ったものだった。県知事も市長も、この問題を政争の具にしなかったことについては、一定の評価をしたいと思う。さらに事業者であるJXTGエネルギーも、なし崩し的に建設を強行するようなことをせず、行政および市民の声に耳を傾けた姿勢は、立派だったと評価できる。

 今回問題となったのは、駅を中核としたコンパクトシティーや、清水港周辺の海洋文化拠点創出、客船の誘致といった街づくりの方向性と、駅前の火力発電所建設という計画が、あまりに乖離していたことである。LNG火力発電所の建設自体は、どこか他の適地があれば、それはそれで検討すればいいことだと思う。場合によっては、駅前の土地と別の市有地をバーター交換するとか、駅前の土地を市が買い上げるとかしてもいいのではないか。その上で、駅前の土地の一番の有効利用法は何か?となった場合に、我々が待ち望む新スタジアムも、自ずと有力な候補になっていくのではないかと思う。行政・市民・企業のウィン・ウィン・ウィンの関係は、可能なはずである。

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 くるくるパーDAZNに加入した皆さんはご存知のとおり、DAZNではプロ野球の横浜ベイスターズ、広島カープのホームゲームをすべて生中継している。なので、今年は、観るとはなしに、ふとTVをつけて、横浜ベイの試合を眺めることが多かった。

 昨今の広島カープの盛り上がりは周知のとおりだが、実は横浜ベイもDeNAになってから、ものすごく良い雰囲気だ。ホームタウン、スタジアムの盛り上がりと、セリーグで2年連続Aクラス入りしてCS進出を遂げている戦績は、無縁ではないだろう。

 DeNAの試合をTVで観ていると、とにかくチームと観客の一体感がすごい。ファンがチームを愛し、チームもファンを愛しているということが、ひしひしと伝わってくる。数年前まで、お荷物球団と見られていたことが、信じられないくらいだ。

 他方、最近のセリーグでダメダメチームと言えば、中日ドラゴンズだろう。まあ、あのチームは数年前までは、成績面だけを見れば「黄金時代」と言ってもよかったのだが、当時からファンサービスを二の次にして「勝てば自ずとファンがついてくる」という勝利至上主義が顕著であり、結果がついてこなくなったとたんに、チームとファンの間にすきま風が吹いてきたという感じだ。そうなってみると、やたらグランドが広い名古屋ドームは、無味乾燥な箱物のように思えてくる。象徴的なのは、昨今のプロ野球の球場では当たり前になりつつあるエキサイティングシート(かぶりつき席)が、名古屋ドームには設置されていないことであろう。横浜スタジアムではグランドと観客席の垣根がないように感じるのに対し、名古屋ドームは両者が隔絶されているような。ドラゴンズも、エキサイティングシートと、ホームランテラスの設置を検討した方がいいんじゃないかなあ。

 まあ、サッカーとは関係ない、プロ野球談義になっちゃったけど、何が言いたいかと言うと、プロ野球にしてもJリーグにしても、経営の創意工夫で雰囲気が一変するし、チームの成績だってそれに大きく左右される、ということだ。ここ何年か、清水は忍従の時を過ごしているが、我々の地域およびクラブのポテンシャルはこんなもんじゃないはずだ。何としても、今季の苦難を乗り越えて、未来へと繋げていこう。

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 当S研で以前から注目してきた駅前の火力発電計画で、新たな動きがあったので、取り上げる。上の動画に見るとおり、事業者が計画を見直す方針で、近く発表するということである。

 所長は、この発電所に賛成している人も、反対している人も、また事業者も、清水の地域にかかわるすべての皆さんは大切な仲間だと思っている。なので、建設の是非ということ以前に、なし崩し的に物事が決まったり、本件をめぐって地域社会が分断されたりといったことが、一番悲しい。その観点から、建設が強行されたりせず、事業者が行政や地域住民に聞く耳をもってくれたことは、とても喜ばしいことだと思う。あとは、地域にとって最善のシナリオと、事業者の利益をすり合わせていけばいいわけで、必ず良い着地点が見付かると信じたい。

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 最新の報道によると、

 静岡市清水区で計画される液化天然ガス(LNG)火力発電所について、田辺信宏市長は7日までに、市のまちづくりにそぐわないとして事業者のJXTGエネルギー(旧東燃ゼネラル石油)に計画の見直しを求める方針を固めた。既に複数の関係者に意向を伝えた。地元首長による反対の意向表明は、計画の先行きに大きな影響を与えることになりそうだ。田辺市長は8日にも正式表明する見通し。

 ということらしい。当ブログでは、市長は発電所の推進派であるというような見方を示していたが、遅ればせながら市長が反対の立場を固めたらしいということで、取り上げておかないとフェアでないと考えたので、ここに記しておく次第である。

 まあ、ちょっと判断が遅かった気はするけれど、既成事実が先行してなし崩し的に建設が強行されるようなことは避けられそうで、良かったのではないか(事業者がどのような態度を示すかは不明だが)。どんなことでも、立ち止まって冷静に考えてみること、民意やコンセンサスを尊重することは、大事である。

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 清水の新スタジアムをめぐる議論の中で、時々耳にするのが、「今みたいな成績じゃ、新スタなんておこがましい」、「まずアイスタを満員にしなけりゃ、言う資格ないだろ」といったご意見だ。

 まあ、ごもっともではあるが、ただ、普通そういうのは、サポが要望をして、それに対して外部から言われることであり、サポ自身がそんなシニカルな態度をとって、最初からサジを投げてどうするんだ、と言いたくなる。サポは、求めて求めて、求め続けることが仕事でしょ、と。

 それで、近年の日本のスポーツ界では、広島カープが、新スタ建設をチームの好循環に繋げた代表例ではないだろうか。有名なスポーツ評論家の二宮清純氏が、こちらのサイトで、その話をしている。

 リーグ連覇に向け、首位を独走する広島。躍進の陰に総天然芝で、アミューズメント性にすぐれた野球場の存在があることは、小欄でも何度か触れた。

 ヒトが集まればモノも売れる。04年に約63億円だった球団の売上高は16年、148億円に達した。実に約2.5倍である。グッズ収入だけで約36億円。球場が生み出す潤沢な資金が選手年俸や強化・育成費用に還元され、広島には新黄金期が到来しつつある。

 周知のとおり、広島カープはわりと最近まで、成績は低迷していた。今のスタジアムの建設が決まったのは、その低迷期の最中だっただろう(むろん、市民球場の老朽化等の事情があったのだろうが)。もしも、当時広島が、「今のカープの成績じゃ、新球場なんて、おぼつかない」といった後ろ向きの判断を下していたら、今のカープの躍進はあっただろうか? 清水だって、「新スタジアムができたら、必ずお客さんは増えるし、成績も上向く」と、信じて取り組むことが必要なのではないか。

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 詳しいことは良く知らんが、どうも甲府で、球技専用の新スタができる方向のようだ。こちらの記事によれば、

 J1ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督(43)が27日、山梨県の新総合球技場建設を歓迎した。

 この日、後藤斎山梨県知事が、県内に完成を目指している総合球技場について、「総合的に勘案し、小瀬スポーツ公園周辺に建設することが妥当と判断した」と、甲府のホーム・山梨中銀スタジアム周辺を建設場所にすることを正式表明した。(以下、省略)

 といったことらしい。

 清水のスタジアムに関しては、アイスタがまあまあ雰囲気が良く、サッカー専用なので、それで満足しちゃっている方々もおられるようだけど。ただ、このまま現状維持に甘んじてたら、「気付いたら清水だけが取り残されてた」なんてことになりかねない。だから、当S研でも、なるべく時々新スタについて言及して、機運が消えないようにしたいと思う。

 PS:こっちの記事も参照。「小瀬の課題として、リニア新駅とのアクセスが指摘されてきたが、知事は「新山梨環状道路東部区間の供用開始で、両候補地の差異はほとんどなくなる」と強調。リニア新駅-小瀬間の所要時間は車で、現在の約15分から約5分に短縮されるとした」ということらしい。直結ではないけど、リニア新駅からのアクセスも悪くないようだ。ついにリニアでJリーグ観戦に行く時代が来るのか。そうなると、リニアに迂回されてしまう静岡は、ますます、駅近の便利な場所に新スタ建てないと、競争力を保てないぞ。それにしても、県知事が市長との不毛な対立に明け暮れるのではなく、建設的なプロジェクトを主導してくれる県というのは、うらやましいものだ。

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dochi

 当ブログ、「新スタジアム建設」を一つの旗印にしている割には、あまり触れる機会がない。まあ、議論が百出している広島なんかと違って、清水の場合、関連する情報が、ほとんど出てこないからね。必然的に、取り上げる機会も、あまりないという。

 でも、ご存知の方が多いはずだが、地元紙に上掲のような意見広告が出たということなので、スルーするのもなんだから、シェアさせていただく。

 所長は、クラブ百年の計を考えれば、いかに日本平への愛着があるとはいえ、やはり新スタジアムは必要だと認識している。その際に、交通至便な場所でなければ意味がなく、静岡市の状況から消去法的に考えると、清水駅前のこの土地は非常に貴重な選択肢の一つに思える。他方、私有地なので、どう利用するかは基本的には地権者の権利というのはそのとおりだが、これだけ影響の大きいプロジェクトなのだから、地域住民の意向も踏まえて慎重かつ多角的に検討すべきだと思う。別に、事業者にしても、たまたまここに土地をもっていたにすぎず、「駅前での火力発電所」ということに必然性があるわけではないので、地域住民、行政などと建設的な交渉を行う余地はあるのではないだろうか。これで、今後数十年の清水駅前の景観および環境・安全が決まってしまうのだから、見切り発車的なことだけは避けたい。

 非常に嘆かわしいのは、本件もまたもや、県知事と市長の政争の具となりつつあるように思えることである。所長の理解する限り、市長は発電所建設の推進派、県知事は慎重派であろう。市長が県知事へのライバル心をむき出しにするあまり、発電所建設で突っ走るようなことがあったら、重大な禍根を残すこととなる。

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 しつこいようだけど、清水の街づくりの問題、先日貼った動画とは別の日の放送もユーチューブに上がっていたので、共有させていただく。

 この中で田辺市長は、火力発電所計画の是非を、市行政が「ジャッジ」していると発言している。市行政には裁量権が確かに存在し、街づくりの観点や環境・安全評価の観点から、今ならまだストップがかけられる、ということになる。まあ、市長の口振りからして、本人はもう「イケイケGO! GO!」で、タウンミーティングなど「ガス抜き」くらいにしか思っていないのだろうが(LNG発電所だけに。ウマい!)。

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 2月に静岡市と住民の間で行われた清水駅周辺の街づくりに関する対話につき、「とびっきり静岡」で報じられた様子がユーチューブに上がっていたので、ここに共有させていただく。

 駅前新スタの想像図を見せられたりすると、思わず喜んでしまうが、これ要するに、新スタを疑似餌に、地元住民の反対があるLNG火力発電所をゴリ押ししようという話なのだろうか? 新スタ案に関しては、土地はあくまでも東燃の所有で、そこにスタジアムを建てましょうとある民間企業が提唱しているというだけの話であり、静岡市としてそれを正式に推進しているわけでも、東燃が土地売却に応じたわけでもなんでもない。対話集会で、田辺市長は、そういう何の保証もない新スタ案はあえて取り上げ、一方で着実に進捗している発電所計画については自分からは触れないという、不自然な対応だ。明らかに、市長は発電所については推進の立場と見受けられる。一方、県知事は、本件に関してはより慎重に民意を汲んだ対応を、というようなことを言っているが、真摯にそう言っているのか、例によって政争の具なのかは、定かでない。

 コンパクトシティ作って、その横に巨大発電所建てて、いったん災害が起きたら、コンパクトなだけに全滅だな。

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 先日開催された「2017 サポーターミーティング議事録」の議事録が、こちらで公開された。その中から、新スタジアムの建設に関するQ&Aの部分を、備忘録として、転載させていただく。

Q.スタジアム問題で、昨年 J1 ライセンスが発行されましたが、クリアしていないことで制裁措置として具体的に何を課せられたか、教えて下さい。また対策計画を昨年度末までに出すと聞いていますが、どのような回答をされたか、教えて下さい。そろそろ新スタジアム建設に関してもっと具体的に動きたいと思います。(株)エスパルス、サポーター、静岡市と三位一体となって動き始めなくてはならない時期だと思います。東静岡等、候補地が出ていますが、東静岡は敷地が狭すぎると思います。スタジアム自体は建つかと思いますが、残った敷地面積がなく、最近民間団体から、清水駅東口に建てる提案が静岡市になされたと伺っています。エスパルスで承知しているのかをお聞きしたい。もう、清水駅の東口しか候補がないと思いますので、静岡市もエスパルスもそこに絞って、サポーターの寄付なり、企業寄付の協力をお願いするなり、具体的に動き出した方がいいと思いますので、それらをお聞きしたい。

A.森田本部長:毎年、この席でこのご質問を戴いておりますが、正直お話しできることは草々ございません。まずご指摘いただきましたクラブライセンス施設基準につきまして、トイレの数、屋根について制裁の対象となっております。アイスタは洋式トイレが 100 台ないといけないのですが、現状で行くと 46 台、また、小便器は 160 に対し、143 台あります。屋根もスタンドが1/3 覆われていないといけなく、現状、26%しかありません。しかし、現状、アイスタで増設することは極めて厳しいです。今後も、しっかりと静岡市と向き合って参りますが、静岡市としましては、静岡市スポーツ推進計画『サッカースタジアム整備事業』として、平成30年度までに整備方針を決定することとしています。また、新スタジアム問題は、官と民とクラブと一体とならないと上手くいきません。『いつ? どこに? だれが?』… エスパルス単体で、建設することは不可能であり、官と民と協力することが大事です。その中で、一番の問題は、『資金は誰が』出すのかです。ガンバ大阪みたいに、募金で集めるクラブもあります。そういう中で、官民との方向性も確認できた時、爆発力で世論を巻き込んで、勢いよく推進しないと、建つものも建たなくなってしまいます。引き続き、クラブとして『チームづくり』、『ファンづくり』、『スタジアムづくり』は、クラブの最重要課題としてブレずに活動して参りたいと思いますので、是非、それが表に出てきた時は、署名、募金等をお願いしたいことが多々あるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 うーん、煮え切らんなあ。平成30年度までに方針を決定って、方針を決めるだけで、これから2年間も費やそうっていうわけ? 何なんだ、その絶望的なまでのスピード感のなさは。それに、たぶん、2年後に確たる方針が決まる保証もなく、玉虫色の決着とか、「本件に関しては継続審議する方針を決定した」とか、そんな茶番になりかねない。所長は、川渕三郎って大嫌いだけど、やつだったら、煮え切らずにゴチャゴチャ言っている役人やクラブ経営者を一喝して、「今できないことは、10年経っても、100年経ってもできない。とやかく言わず、今ここで方針を決めろ」って言うだろうなあ。

 あと、思ったんだけど、開幕戦で市長が挨拶した際に、ゴール裏から「新スタジアム!」って大迫力チャントを浴びせてもよかったし、新スタ要求のビッグフラッグとかを掲げてもよかったんじゃないの? とにかく、岩盤静岡市は、それくらいやらないと動かないって。

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 当ブログでは、エスパルス戦記だけでなく、新スタジアム建設の問題、そしてそれに絡めてホームタウンのことなども時々語ってみたいと思っているのだけれど、このほど、ちょっと関係のありそうな本を読んだ。島原万丈・HOME’S総研『本当に住んで幸せな街~全国「官能都市」ランキング~(光文社新書)』という新刊である。一時期、Kindleのセールで電子書籍版を安く売っていたので、ダウンロードして読んでみた(もう普通の価格に戻ってしまったようだが)。

 この本は、日本の都市開発にありがちな合理主義・画一主義を批判している。東京だけでなく地方都市でも、タワーマンション、ショッピングセンター、チェーン店ばかりが目立つ似たような街並みとなり、魅力が失われている。本当に豊かに楽しく生きられる、魅力的な街は、「他者との関係性」、「五感で感じる身体性」を備えており、それらは「官能」(センシュアス)というキーワードでくくることができる。上からの再開発や、均質化された都市計画によって、街の個性や多様性が失われつつある中、「官能」(センシュアス)という概念を軸に新たな街づくりの方向性を探ろうというのが、この本の主張である。というと難しく聞こえるが、要するに、昔ながらの横丁、個人営業店などが残り、住民が適度な関係性を保ち、人間本来の心地良さを感じて楽しく暮らせるようなコミュニティを目指しましょうと、まあそんなような話だ。

 それで、興味深いことに、著者たちの基準によるランキングでは、静岡市が全国でもかなり上の方に来るということだ。しかも、センシュアスな静岡市に比べ、郊外都市化し車社会・大型店社会になってしまった味気ない浜松市、という形で、静岡県の二大都市を対比している。

 所長はもう何年も浜松市に行っていないが、最近の様子はどうなんだろうか? 一般的には、静岡市は県庁所在地であるにもかかわらず、浜松市に押され気味という文脈で語られることが多いと思うが。また、静岡市は、確かに大型店の進出などがあまり盛んでないが、それは地元商店街の反対運動によるものと言われ、それにより街の発展が妨げられている、そしてそんな保守的な街に見切りをつけ若者が流出と、どちらかと言うとネガティブな現象と見なされることが多いように思う。「静岡市は浜松市よりも官能的です」と急に持ち上げられ、ちょっと戸惑った次第だ。

 他方、言うまでもなく、旧静岡市と旧清水市の中心地では、街並みもその魅力もまったく異なり、清水の方はシャッター商店街化していることは否めず、これはまた別の問題だろう。


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 所長は実は関東在住なのだけど(今さら言う)、テレ東の「きらきらアフロ」って番組、静岡でもやってるのかな? 笑福亭鶴瓶と松嶋尚美のトーク番組なのだけど、今般放送された回でホエールウォッチングの話題になって、鶴瓶が、「ほら、あのクジラの出てくるCM。ナンチャラナンチャラという歌あったよね」と、明らかに鈴与のCMのことを必死に思い出そうとして、結局最後まで歌詞・メロディー・企業名を明確には思い出せないという場面が流されていた(松嶋や観客も誰もピンと来ていない様子だった)。東京圏でも鈴与のCMは報道ステーションの最後の方に流れることが通例だったのだけれど、最近はやらなくなっちゃったのかな? まあ、東京圏における鈴与の知名度を推し量るエピソードとして、ご紹介まで。

 ついでに言わせていただければ、東京圏では「しょんないTV」をMXテレビというところのサブチャンネルで数ヵ月遅れで放送しているのだが、昨日の回でようやく2016年3月の回が流れ、「(2016年の開幕戦を受けて)やっぱJ2は怖ぇなあ」「大前は会社の課長っぽい。J1に上がったら部長に昇格だ」などと、何とも周回遅れの話題に終始していた。

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 「清水まちなかタウンミーティング」というのが開催され、田辺市長が清水駅前の新スタジアム構想に言及する場面があったようなので、メモしておく。

 静岡市清水区の桜ケ丘病院の移転を巡り、清水都心のまちづくり構想について田辺信宏市長が説明する「清水まちなかタウンミーティング」が4日、始まった。初回の会場となったのは、清水区中心部から西よりの地域に位置する清水高部小。約240人が詰め掛け、津波浸水想定域にある市役所清水庁舎所在地へ病院が移転することへの不安や、移転の経緯について説明を求める声が上がった。

 田辺市長は冒頭、清水都心のまちづくりへの決意を力説した。産業構造の変化により、港湾工業都市から多くの人が訪れる国際海洋文化都市への転換が必要と強調し、「世界中から人が集まる清水をつくる」と宣言した。

 病院移転後の津波対策や、清水庁舎所在地を有力移転先に選んだ理由などについて語る一方で、清水庁舎をJR清水駅東口公園に移す利点や、民間団体が市に提案したJR清水駅前サッカースタジアム構想の完成予想図を示すなど、まちづくりの説明に多くの時間を割いた。

 ただし、記事によれば、例によって川勝知事が田辺市長の清水まちづくり方針を批判したそうで、ホントこの2人、永遠に足の引っ張り合いを続けるつもりなのだろうか?

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 ネットで「J1復帰バブル! 清水と“増額”で契約更新するスポンサー続々」という見出しを見かけた。これはクラブの公式HPにも出ている株式会社マキヤ様とのスポンサー契約更新・増額を受けた記事であり、清水がJ1復帰景気に湧いている、といった調子で伝えている。

 クラブの営業努力は頼もしいし、それに応えてくれる地元企業の方々も有難い。だけどなあ、最近Jリーグを潤している、ダゾーン・マネーに由来する分配金、鹿島がクラブワールドカップで獲得した賞金、神戸や鳥栖が恩恵を受けているサイバーマネーに比べたら、清水のように地元企業に支えていただくという形では、手にすることのできる資金の桁が1つ、2つ違うだろうなあ。

 鳥栖なんて、「正直田舎者」とか「ピカピカのJ1一年生」とか、低姿勢だった時代もあったのに、随分偉くなったもんだなあ。最近の高額選手獲得のマネーゲームには、必ずと言っていいほど鳥栖の名前が挙がるもんねえ。

 別に、清水の地元中小スポンサー依存がいけないと言いたいのではなく、いくらなんでも「バブル」は言い過ぎだろうと(笑)、まあそう思うわけです。

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