エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ:エスパルス > 新スタジアム・ホームタウン

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 清水の新スタ構想、誰が考えても駅前のあの場所一択なのに、一向に具体化しない。

 そうした中、こちらの記事によれば、静岡市の田辺市長は、清水の成績が低迷し、監督が交代したことについて、「チームの立て直しと巻き返しを図ってもらいたい」と期待を述べた上で、新しいスタジアムの建設構想については、「成績にかかわらず検討を進める」と述べたということである。

 「行政の立場からするとエスパルスの成績にかかわらず首尾一貫して検討を進める。市民のこれからの世論の動向を見守っていきたい。(今のスタジアムが屋根のカバー率でJリーグの基準を満たしていないことについて)このことを理由に、エスパルスの降格やライセンスはく奪にはならないと理解しているが、基準を満たしていない以上、新しいスタジアムの検討は必要だ」と述べたということである。

 一見すると、田辺市長が建設積極派で、今のチームの低迷も関係なく推進するということで、めでたしめでたしと思いたいところだが、市長がコミットしているのは「検討」することだけだという点に注意する必要がある。検討するも何も、誰が考えてももうあの場所しかないわけで、そんな周知の事実をじっくり時間をかけてさらに「検討」したところで、何も前進しない。必要なのはむしろスピード感であり、また決断力のはず。

 そして、突き詰めて言えば、本件は、「結局のところ、誰が資金を負担するのか」というのが核心的な争点である。その点で、市長には市が財政負担するつもりが一切なく、コンセプトの「検討」だけして、あとは民間に丸投げしようとしているわけである。

 成績に関係なく検討を進めるなんてのは、当たり前のことだ。今回の市長発言、報道振りに、騙されてはいけない。田辺市長を信用すると、たぶん永遠に新スタはできない。

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 今回の京都戦、個人的に現地観戦したが、その動機は、相手がJ2上がりなので勝てそう(おっと失敬)ということに加えて、やはり京都の新スタジアムを見てみたいということがあった。清水の新スタジアムの建設を旗印に掲げる当S研ブログなだけに、やはり他チームの新スタが出来た時には、視察しておくべきだろう。

 実際に京都の新スタにお邪魔して、所長は「勝った」と思ったのである。試合ではなく、スタジアムに関して。

 確かに、京都の新スタは良い箱だった。規模感、スペックなど、申し分ないだろう。

 問題は、スタジアムにとって最重要な要因である立地である。サンガスタジアムは、駅前にあるという点では、合格。駅からの距離は、たぶんJ屈指の近さだ。

 しかし、京都の中心部から遠い。いや、距離は20kmくらいらしいので、頑張ったら走っても行けるくらいなのだが、京都の中心から見ると、山の向こうにあり、電車だとトンネルをくぐっていくので、京都とは別物感が強い。京都の有名な自然アドベンチャーに「保津峡下り」というのがあるが、そのアドベンチャースポットよりさらに遠くにある。自治体という観点からしても、京都市ではなく亀岡市になるので、あれでは亀岡サンガになってしまう。

 その点、清水は違う。我々の新スタができるのは、ホームタウンの名前を冠したJR駅の目の前だ。同じ駅前でも、正真正銘の、ホームタウンの駅前である。静岡駅の方から清水駅に移動しても、ずっと街が続いているので、連続性が感じられ、京都のような異空間を潜り抜けて別世界のスタジアムに移動するという感覚はないはずである。

 勝ったな、うちらが。本当に清水駅前に新スタが近年中に出来るという条件付きだが。

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 時々、思い出したように、新スタ問題を取り上げる当S研ブログでございます。

 しばらく前までは、「不確かなスクープ」といったニュアンスで伝えられることの多かった清水駅前の新スタ構想だけど、ここに来て大メディアが、かなり確度の高い構想として報道するようになっている。

 4月23日付の静岡新聞の社説では、以下のように報じられている(抜粋)。

 JR清水駅近くの清水港内に石油タンクが並ぶ油槽所を所有する石油元売り最大手のENEOS(エネオス)は、同社遊休地を活用したまちづくりの議論に協力すると明らかにした。大田勝幸社長が田辺信宏静岡市長を訪ね、意向を伝えた。川勝平太知事は津波防災対策の観点から関与が必要との認識を示し、費用負担を含め協力を検討する構え。新スタジアム構想が動きだす可能性が出てきた。スタジアムの建設構想は緒に就いたばかりだが、既に清水港を舞台にした構想やプロジェクトは乱立気味だ。エネオスはスタジアム事業に協力姿勢を示す前に、当該遊休地を念頭に静岡県、静岡市とそれぞれ、水素を軸とした次世代型エネルギーの供給拠点整備の基本合意書を取り交わした。エネルギー関連企業として低炭素・循環型社会への貢献を打ちだしており、スタジアムはこの企業理念に配慮する必要があろう。国土交通省は昨年末、清水港を脱炭素のカーボンニュートラルポート(CNP)とする官民の協議会を発足させた。中部地方整備局は「水素やアンモニアの供給拠点としても港湾地区が有利」と説明し、港湾作業での温室効果ガス排出ゼロを目指す意向だ。一方、静岡県内の自民党国会議員は議員連盟を設立し、駿河湾の特性を生かした世界的海洋研究拠点の構築を打ち出した。会長に就いた上川陽子衆院議員(静岡1区)は地球深部探査船「ちきゅう」の寄港や県の「マリンオープンイノベーション(MaOI)プロジェクト」、海洋関連の研究教育機関の集積を挙げ、日本初の「海洋版デジタル田園都市」を目指すと表明した。こうしたプロジェクトや構想で、理念や狙いに重複が目立つ背景に、国際貿易港の管理運営と周辺整備で国と県、政令市の権限が絡み合う縦割り行政がある。

 つまり、清水駅前での新スタ建設はかなり有力になりつつあるものの、様々な構想が交錯し、また多くのステークホルダーが入り乱れることによって、決定に時間がかかる恐れがあるといったところか。

 また、4月24日付の朝日新聞のこちらの記事は、新スタをめぐるこれまでの経緯を整理した上で、以下のように課題を指摘している(抜粋)。やはり、財源問題ということになるのだろう。

 JR清水駅前の新スタジアム構想だが、エネオス側が土地を提供してくれるかや、その際の提供費用など決まっていないことも多い。コロナ禍で自治体、企業ともに財政事情が厳しいなか、そもそも建設費用を誰が負担するのかという課題ものしかかる。現在のアイスタは市が建設・改修で総額65億円の費用を負担したが、建設資材などが高騰していることから費用は増えることが予想される。エスパルスの山室社長は「ざっと200億円はかかるのではないか」と見通しを示す。新スタジアムを検討する静岡市の田辺市長は、市だけで建設するのは難しいとして、「公民連携の形でのぞみたい」と民間企業の協力に期待する。参考の例として田辺氏が挙げるのが、ガンバ大阪の本拠地「パナソニックスタジアム吹田」だ。ただ、企業から寄付が集まるかは不透明な面も多い。山室社長は「地元自治体や国、財界に働きかけるなど、やれることはやっていきたい」と話した。

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 「清水エスパルス 30周年記念ユニフォーム」というものが発表された。

 30周年という節目の年であり、クラブ側からはクラウドファンディングや今回の記念ユニをはじめ、様々な「仕掛け」が用意されているようだ。

 しかし、どうも高ぶらない。まあ、記念ユニは「お布施」として買うかもしれないが、気持ちの高まりが弱い。個人的に、仕事が忙しくてサッカーにあまりかかわれていないということもあるが、やはり何と言っても、清水の成績が一向に向上しないことが原因だと思う。このままでは、間違いなく、30周年に降格危機という不名誉な状況に陥る。夏に予定されているマリノスとの記念マッチにしても、相手が悪すぎ、今の清水では惨敗する気しかしないというのが本音だ。

 最近、個人的に思っているのは、「いつになるのかは知らないが、新スタジアムができるまでは、何としてもJ1にしがみつかなければ」ということだ。今季の目標も、タイトル争いや、上位進出という夢も見たいが、現実的にはやはり残留死守という心境になってきた。

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30

 こちらの記事が伝えているように、静岡市の田辺信宏市長はこのほど、清水エスパルスの本拠地となる新たなスタジアムの建設構想について、「経済界とも対話して整備の方向で検討していきたい」と述べたということだ。また、29日の定例会見では、「市の財政規律は堅持しなくてはならない。経済界とも対話して整備する方向で検討していきたい」と発言したということである。

 これを分かりやすい言葉に翻訳すると。静岡市は新スタジアムの建設に財政負担をするつもりはなく、あくまでも田辺市長肝いりのプロジェクトである水族館建設を優先し、それが完成したあかつきに、もしもお金が余っていたら、市としても少しくらいは出してやるかという話である。そして、市としては本格負担するつもりはないので、どうしてもやりたかったら、民間がカネを出せばいいと言っているわけである。財政規律を言うなら、水族館も凍結したらいいのではないか。

 さらに、こちらの記事によれば、30日午後、土地を所有するエネオスの幹部が市役所で田辺市長と面会したということである。本来なら、その直接対面で、市長から協力の言質を得て、スタジアム建設決定に向け大いに弾みがつくところだろうが、市長が反対派である現実を目の当たりにし、エネオス側がどう思うか。これでは進むものも進まない。

 それでいて田辺氏は、「何万人も集まれば、サッカー観戦プラスアルファの付加価値があるのが魅力だと思う。地域経済の活性化を期待したい」と期待を表明しているそうである。つまり、市はカネは出さないが、民間が作ったスタジアムで市が活性化すれば、それは私の業績として誇れるので、あなたたち頑張りなさいと言っているわけである。この男はどこまで面の皮が厚いのか。

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 当S研ブログでは、静岡市の田辺信宏市長には清水エスパルスの新スタジアムを建設するつもりが一切なく、市が「調査費」などを計上したところで、それは時間を稼ぎ、自分の在任中は何としてでも建設を回避するための見せかけ調査に過ぎないと論じてきた。

 ただ、今年に入り、清水駅前に2026年頃にも新スタジアムが完成する見通しとの情報が伝えられ、さすがの反対派の田辺氏も、新スタ待望論に抗えなくなり、建設を容認したのかな、などという雰囲気になった。

 しかし、田辺氏はあくまでも田辺氏だったようだ。煮ても焼いても食えない男というのは、この市長のことだろうか。こちらこちらの記事が伝えているとおり、田辺氏が優先するのは「もちろん」海洋文化施設であり、スタジアムの優先度は低いのだそうだ。「スタジアム完成は当初想定された2026年度より後になりそうだ」ということである。

 田辺市政による「調査」は、時間を稼ぐための調査、批判をかわすための調査、つまりは自分の代では新スタは死んでも建てないための調査であることが、はっきりしてきた。


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 当S研ブログは、2016年に清水がJ2で2位となり、J1自動昇格を決めた、その余韻冷めやらぬ中で立ち上げた。その際に、旗印に掲げたのが、清水エスパルスの躍進に加え、新スタジアムの建設だった。

 しかし、以前は東静岡建設案なんてのが出たこともあったものの、当S研ブログ立ち上げ後は当初、新スタに関する具体的な動きは全くなく、氷河期のような状況が続いた。なので、当ブログでは、なるべく希望の灯を消さないよう、ちょっとでも関連する話題が出た時にはそれを取り上げ、どうにかして気運を繋ぎとめようと、この5年間、及ばずながら努力してきたつもりである。

 ムードが一変したのは、やはり2年前に山室現社長が赴任してきてからだろう。左伴前社長も立派な方で、今でも個人的にこよなく尊敬しているが、ちょうど清水の低迷期でクラブ運営だけでも大変だったこともあり、あの方はこと新スタということに関しては、積極姿勢は見て取れなかった。それに対し、山室社長は、清水の経営分析で最大のネックが現スタの立地であることをすぐに見抜き、市長との面談でいきなり先制パンチを打ち込むなど、機敏だしパフォーマンスが上手かった。内部的な根性論や人情論に傾きがちな前社長と比べ、現社長は対外的な立ち居振る舞いが上手く、それで静岡行政の岩盤に風穴を開けた格好だろう。

 それでもって、昨日、日経に載った新スタに関する記事は、以下のような内容である。

 サッカーJ1・清水エスパルスのホームスタジアムを静岡市内のJR清水駅前に建設する構想が3日、明らかになった。収容人員2万5千人超で完成は2026年ごろを想定。200億円規模となる総事業費は同市や静岡県、地元企業などが共同で拠出する見通し。地域振興につながる集客拠点としても活用する。

 予定地はENEOSの清水製油所跡。ENEOSが太陽光発電による水素製造を柱とした次世代型エネルギー拠点とする計画を進めている土地で、一部を地元の要望が強いサッカー専用スタジアム向けに提供する。

 静岡市は4月に新スタジアムに関する官民の検討会議を立ち上げ、11月に最終案を決定する。現在のエスパルス本拠地で老朽化が課題となっている「IAIスタジアム日本平」の建て替えや他の候補地への移転を含めて協議するが、アクセスなど好条件がそろう今回の構想は「現状では最もすぐれた案」(関係者)だ。

 というような記事の内容である。なぜ大本営・静岡新聞ではなく、まず日経に載ったのかというのが、ちょっとした謎だが。

 あと、山室社長、4万人規模とか言ってなかったっけ? 4万なら、日本代表の試合とか、将来的にまたワールドカップ日本大会が開催された時に会場になれるとも思ってたのだが。。。

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 昨日申し上げたように、個人的には初めて、今回のルヴァン参戦のために、豊田スタジアムに行ってみたんだよね。

 やはり、豊田スタジアムの威容には、圧倒された。あの規模感と、せせり立つ急勾配のスタンドは凄い。日本のサッカースタジアムの中では、スペック的には、最高峰なのではないか。当日、結構風が強かった割には、スタンドで四方を覆われているせいか、スタジアム内にはそれほど風が吹き込まないのはいいなと思った。

 その反面、驚いたのは、豊田スタジアムが、名古屋からクッソ遠いことである。名古屋の中心街からは、電車を乗り継いで、1時間以上かかる。駅から、さらに30分近く歩く。まあ、トヨタのお膝元だけに、車社会で、郊外型のスタジアムの方が駐車場を確保できていいのかもしれないが、とにかく、名古屋の中心からは隔絶された場所にあって、ビックリした。個人的には、名古屋市と豊田市の位置関係、距離感みたいなものも、今まで理解していなかったからねえ。

 いくら、グランパスのスタジアムが、ハコとして素晴らしくても、あの立地では、集客ポテンシャルが2~3割減だろう。今まで、日本平スタジアムが日本で一番アクセスが悲惨だと思っていたが、いやいやどうして、名古屋も相当なものだった(笑)。

 静岡・清水は街の規模は名古屋に劣るとはいえ、我が清水エスパルスは名古屋グランパスに勝ち目があるんじゃないかと思えてきた。清水に駅近スタジアムができさえすれば、立地的には日本屈指となる。

 そうした観点からも、注目されたのが、清水みなとまちづくり公民連携協議会の主催により2月23日に開催された第3回清水みなとまちづくりシンポジウムだった。もちろん所長も参加させていただいたのだが、正直言うと、過去2回のシンポジウムに比べ、今回はお堅い話に終始し、個人的には寝落ちしてしまった。お役人の公式見解をずっと聴かされているような感じで、我々サッカーファンが求める心躍るようなビジョンが感じられなかった。

 ただ、恐らくそれは、清水の駅近新スタが、非常に具体的な検討段階に入っているからこそなのではないか。従来の2回のシンポは自由に夢を語るものだったのに対し、その後、候補地も絞られてきて、技術的な詰めの段階に到達しつつあるからこそ、ちょっと素人には難しい話になってしまったのではないかと、個人的には思っている。そういう意味では、喜ばしい現象だったのかもしれない。

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 待ちに待った開幕戦が迫り、本来であればチケットは争奪戦になってほしいものである。クラブ側もあの手この手で販売促進をかけているようなのだが……。

 上掲の画像に見るように、チケットはまだまだ余裕があるようだ。ただ、「2月7日現在」などと表示されており、余計にモヤモヤする。

 参戦をためらわれている皆さんには、それぞれに理由があるのだろう。何と言っても、コロナが収まらず、感染の心配があるし、スタジアムの応援にも制限があること。土曜日の天気予報があまり芳しくないこと。「まだユニが届かないぞ」なんて方もおられるかもしれない。それに加え、近年、清水が勝てていないし、ホームで弱いし、昨年あたりもあまり点が入らないし、ということもあるだろう。

 もちろん、それぞれが判断されることではあるが、もしも最後の要因、「今年もあんまり期待できないんじゃないかな」と思って参戦をためらわれている方がいたら、開幕戦だけでも、騙されたと思って、チケットを買ってみませんか。

 山室社長は、アイスタの満席が続けば、チケットにプレミアム感が出て、新スタジアム建設に弾みがつくと言っている。開幕戦のチケットの出足は、それには遠い。少しでもそれに近付けたいものである。

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 これはツイッターで別の方から教えていただいたのだが、清水の新スタジアム構想は、確実に動き出しているようだ。静岡新聞のこちらの記事に見るとおり、静岡市予算では、2021年度に続き、来たる2022年度予算にも、「サッカースタジアムによるまちづくり検討」費用1,300万円が計上された。そして、「新サッカースタジアム建設は2021年度に続いて調査費を計上し、2022年度中の候補地決定を目指す」と説明されている。

 これは、年頭に山室社長が述べていた「今年中には大きな方向感が出てくると思う」というコメントとも符合する。

 これまで当S研で繰り返し述べていたように、新スタジアムは交通至便な場所でしか、意味がない。他方、静岡市内の交通の便が良いところで、遊休地など、限られてくる。間違いなく、清水駅前のあの場所に、新スタジアムを建設するという方針が、近いうちに決定すると考えていいのではないか。

 まあ、所長に言わせれば、どう考えても建設地はあの場所一択なのだから、いつまでも「調査」などと悠長なことを言わず、早いとこ決定して着手しましょうよという気もするのだが、まあそこは公共事業であり、一定のプロセスは必要なのだろう。

 建設地が決まるとして、残される問題は、コンセプト(街づくり全体の中での位置付けや防災的観点)、規模・スペック、財源、時期といったことになるな。

 それから、言うまでもなく、何としてもチームが躍進し、機運を高めないと。あと、サポは現状のスタジアムを埋めること。

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 11日の社長およびGMの会見の中で、記者から山室社長に、新スタについてクラブとしてはどのように捉えているかという質問があった。それに対し社長は、だいたい以下のように回答した。

 民間としてやれることは限りがあり、私が申し上げられることは少ない。ただ、できれば2022年内に、具体的な、大きな方向感がでてくるのではないか。駅近に。

 社長が公の場でこのような発言をしたことは、一般論として言えば、ポジティブに捉えることができよう。

 しかし、昨年7月に開催された後援会向けの交流イベントでは、社長は次のように述べていたはずである。

 現時点では具体的なことは言えないが、水面下で様々な動きがあり、半年、遅くとも1年以内には、具体的な構想が出てくると思う。

 今回の発言を、昨年7月のそれと比較すると、若干トーンダウンしたように感じてしまうのは、所長だけだろうか?

 まず、時期的に、少し後ろ倒しになった気がする。昨年7月に社長のコメントを聞いた時には、「こりゃ2021年中にも朗報があるかもしれないぞ」なんて期待したものだったが、今回の話だと、今年中に「方向性」が出れば御の字かという雰囲気に変わった。

 また、個人的に、静岡市が逃げ腰であることを考えると、清水の新スタ実現は、どこまで民間(つまりエスパルスおよび鈴与)が本気を出して主体的に取り組むかにかかっていると認識している。ところが、今回社長は、主体は行政であり、民間ができることに限りはあるとの立場を示した。

 もちろん、前回の後援会限定と違って、今回は公開の記者会見だったから、それだけ社長の発言も慎重になったのかもしれない。でも、もし仮に、水面下の調整が難航しているとしたら、良からぬ雲行きである。

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 ツイッターに、以下に見るとおり、来年J1に所属することになるチームを地図上に示したものがあったので、それを引用させていただく。

 実は、個人的に、2021シーズンのJリーグに関し、気になっていたことがあった。Jでは、地方大都市クラブが台頭しつつあるのではないかということだ。

 代表格が、アビスパ福岡である。これまでなかなかJ1に定着できなかったが、2021年は躍進し、過去最高の成績を収めた。その背景には、スポンサーによる支援の大幅増と、それを活用した補強があったようである。

 J2で2位に入りJ1昇格を決めた京都サンガも見逃せない。新スタジアム効果もあるし、このオフも積極的に補強を進めているようだ。

 福岡も、京都も、もともと日本屈指の大都市でありながら、サッカークラブはJ2が定位置になりかけていた。しかし、2021年は、いよいよホームタウンの本来のポテンシャルを発揮し、好成績を収めたわけである。もしも、福岡や京都などがJ1に定着すると、他クラブにとってはそれだけJ1が狭き門となってしまう。

 他方、広島などは、古くからのサッカーどころなので、サンフレッチェは一貫してJの実力チームとなってきた。その広島でも、もうすぐ市の中心部にサッカー専用新スタが完成しようとしている。これにより、サンフレッチェはさらにパワーアップすると考えて間違いないだろう。街の規模はやや小さくなるが、長崎も本気を出そうとしており、かなり強力な新スタが誕生するはずなので、油断できない。

 最近のJ1は、完全に首都圏と阪神圏が中心で周っていた。もっと言えば、過去5年間は神奈川県の川崎とマリノスが優勝を独占している。それが、もしかしたら、上述のような地方大都市系クラブの台頭により、勢力図が変わってくるかもしれない。

 一方、曲がり角を迎えているのが、鹿島のような企業城下町系のクラブである。今後ビッグクラブとして生き残っていくには、ホームタウンの規模が小さすぎる。なのでメルカリも新スタにかこつけて大都市(東京?)へのシフトを画策しているフシもある。同じようなジレンマは、磐田についても言えよう。

 微妙なのが、我が清水である。静岡市は一応日本で20番目の人口を擁し、J1クラブを賄っていくだけの経済的ポテンシャルはあるはずだ。しかし、清水区と葵区・駿河区では温度差があり、69万静岡市民がこぞってエスパルスをおらがクラブと位置付けてくれるかどうかは心許ない。

 一つだけ確実なのは、清水には新スタがぜひとも必要ということだ。葵区・駿河区の皆さんもより気軽にアクセスできる新スタを実現し、ホームタウンのポテンシャルをフルで発揮できるようにしなければ、今後J1の中で生き残っていくことは難しい。

ff
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 お読みになった方も多いと思うが、「元千葉ロッテ社長・山室晋也が進める清水エスパルスの改革」という記事が配信された。無料で全部読めるので、ぜひどうぞ。

 ただ、この中で社長が誤ったことを述べている箇所がある。「来場者全員にTシャツを配布した『ブラジルデー』」というのはウソである。あれは先着順だった。というのも、あの日、所長はちょっと遅れて行ったら、もう品切れでもらえなかったので、いまだに恨みに思っているのである(笑)。

 さて、社長の話の中で、新スタの問題にも触れられている。「新スタジアム構想も進んでいますが、まずは2万人規模のアイスタを毎試合80%埋めることを目標にしています。……5年後には、4万人規模のスタジアムを全国のエスパルスサポーターで埋める。壮大な計画ですが、夢ではないと思います」と結んでいる。

 以前も申し上げたが、社長はこの夏にも、後援会向けの情報発信の場で、「(新スタについては)近いうちに良い報告ができると確信している」と述べていた。

 今回のインタビューの中では、「5年後には」と具体的な期限を区切っているのがミソだろう。5年という期間から逆算すると、広島なんかを見ると建設にはだいたい1年かかるだろうから、遅くとも2025年には着工するはずである。2024年には建設業者を選定して設計作業を始める必要があるだろう。すると、どう考えても、2022年か23年くらいには、建設場所が発表され、全体的なコンセプトが示されることになるのではないか。あと1年とちょっとで、我々にそんな朗報がもたらさせることになると、信じていいんですね、社長。

 あと、社長が4万人と発言しているのも、見逃せない。4万人ということは、当然アイスタの建て替えではないし、狭小地の東静岡という線もない。猫の額の静岡市に、他にまとまった土地があるはずもない。もはや、清水駅前のENEOSの土地、一択になったと理解していいのではないか。もちろん、ENEOSのあの土地は、様々なステークホルダーが関係する案件だから、その調整を現在水面下でやっているわけだけど、すでに交渉は煮詰まりつつあり、近いうちにビッグニュースが発表されると、そう理解していいんですよね、社長。

 おい、皆の衆、4万だぞ。その頃に、J1の上位争いくらいしてないと、恥ずかしいぞ。


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 当S研ブログは、一応、新スタの建設というのを旗印に掲げているわけだが、なにせ清水の新スタに関しては話題が極めて少ない。夏に社長が「私には手応えがあり、半年以内くらいには良い報告ができるのではないか」なんて思わせぶりなことを発言していたが、その後は梨のつぶてだ。一体どうなっているのか?

 というわけで、清水の新スタに関しては特にネタが無いのだが、我々サポが時々は新スタの話題を取り上げておかないと、機運が低下してしまう恐れがある。なので、他クラブの動きが出た時には、それについて触れようと思っているわけである。

 10月25日、広島市が、「サッカースタジアム等整備事業の基本設計」を発表した。こちらの記事のまとめを引用させていただく。

 「基本設計」によると、新サッカースタジアムは広島県広島市中区基町の中央公園広場を所在地とし、約30,000の座席数を有する。フィールドは天然芝で、Jリーグやアマチュアだけでなく国際試合の開催にも対応可能。スポーツイベント(ラグビー・スポーツ教室・ヨガ教室等)などにも対応できる、複合的な機能を併せ持つ施設となる。広場エリアも併設され、全体的なコンセプトとしては「開かれた回遊型スタジアムパーク」「スタジアムパークがつなぐ『交歓の環』」「みんなのシンボルとなる『希望の翼』」を掲げている。南側の平和記念公園や東側の広島城といった周辺施設をつなぐペデストリアンデッキが新設され、地域に開かれたスペースになる模様だ。

 2022年1月から3月には工事が開始され、2023年末にスタジアムが完成予定。2023年1月から3月には一部が開業となり、全体開業は2024年7月から9月を予定している。

 うーん、立地といい、スペックといい、機能といい、規模感といい、申し分のないスタジアムだ。そんなスタジアムが、もう2年度にはお披露目されるのか。

 サンフレッチェ広島は、これまでは、山奥にある陸上競技場での試合開催となり、観戦環境としてはJの中でも劣悪な部類だっただろう。それが、2年後には、一気にトップランナーに躍り出ることになる。

 広島の皆さんには心からおめでとうと申し上げたい。しかし、我が清水は、またしてもライバルに、完全に先を行かれてしまった。

 ガンバや、北九州の例に見るように、新スタができたからといって、必ずしもクラブがすぐに強くなるわけではない。それでも、長い目で見たら、クラブの発展拡大にとって、良いスタジアムは必須である。

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 つい先日、「Jリーグが来季から事実上のホームタウン制度の撤廃を検討している」との報道が一部に出た。ホームタウン制度の撤廃、それに伴う地方クラブによる首都圏での試合開催・育成組織の活動、また、クラブ名のネーミングライツなどが検討されているという話だった。ただし、それを受けてJリーグは村井満チェアマンがただちに否定する声明を発表していた。

 そして、昨日19日、Jリーグはホームタウンと活動区域外におけるマーケティング活動のガイドラインに関するブリーフィングをオンラインで実施し、Jリーグ木村正明専務理事と出井宏明パートナー・放映事業本部本部長が出席したということである。

 結論から言うと、今回のブリーフィングでも、「大前提としてJリーグは豊かなスポーツ文化の振興、国民の心身への健康への寄与を謳っており、それを具現化したものが規約、定款、百年構想になる」との立場を改めて示した。規約の第24条に[Jリーグのホームタウン]があり、木村専務理事は「地域密着を標榜して活動を進めてきた。これら理念を具現化している規約、活動方針に一切の変更はございません」とあらためて強調したということである。以上は、こちらの記事が伝えている。

 Jリーグ側による説明では、地方クラブが首都圏に展開するといった側面が強調されている。コンサドーレのサポが首都圏に住んでいてもファンサービスにアクセスできるようにするとか、東京にある都道府県のアンテナショップで地方クラブのグッズを売れるようにするとか、そういった話である。

 しかし、それはJリーグ側の方便かもしれない。現実には、今回浮上したホームタウン制の見直しは、大都市・大資本の論理によるものである可能性もある。たとえば、クラブの広域活動が認められ、川崎フロンターレが静岡市でサッカースクールを開設したとする。小さな子供たちにも、清水と川崎、現時点でどちらが素晴らしいサッカーをしているかは、一目瞭然である。静岡の子供たちでも、清水ではなく、川崎のスクールに通いたいという子が出てくるかもしれない。「サッカー所」にあぐらをかいてきた清水のような地方クラブは、容赦なく淘汰されてしまう恐れがある。

 これから実際に何が起きるのかは分からないが、いずれにせよ、Jリーグは深甚な変化を迫られているのかもしれない。そのビッグウェーブに飲まれて沈没しないよう、清水というクラブの経営も、そしてもちろん競技面も、今のうちにたくましさを身に付けておかなければならないことだけは確かである。

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 まだ今シーズンは終わったわけではないが、現在までのところ、個人的なハイライトは、開幕戦の鹿島戦である。これまで一度も行ったことのないアウェー鹿島に単身乗り込み、望外の勝利も挙げたものだ。

 試合に勝ったことも忘れがたい記憶だが、初めてこの目で見るカシマスタジアムの威容にも圧倒された。そして、同時に思った。これは戦っている選手の心理にも、影響を与えるだろうな、と。たとえば、我が清水がアウェー鹿島に乗り込んだ時、敵の本拠地は堂々たるW杯スタジアムであり、他方で我が家は山奥にある中途半端な代物で、どうしたって鹿島とのクラブの「格の違い」みたいなものを感じて、引け目を持ってしまうのではないか。そして、J発足以来の鹿島の栄光と清水の挫折に、ホームスタジアムのグレードの差が関係していないとは、とても思えないなと、そんなことを思ったわけである。

 もちろん、誰もが知っているとおり、カシマスタジアムは東京から近い割にはアクセスがクッソ悪い。また、行ってみて良く分かったが、四方に屋根がかけられているのだが、屋根のカバーする範囲が狭く、あれだとほとんど屋根がないようなもんだなとも感じた。とはいえ、やはりスタジアムの完成度は、日本平とは比べ物にならない。

 それで、今般驚いたのだが、その鹿島で、新スタジアム建設の構想が持ち上がっているらしい。今のスタジアムを建て変えるというよりも、近くにもうちょっと適正規模に縮小した2.4万人収容くらいの最新鋭新スタジアムを建てるという方向なのだとか。順調に行けば、2020年代に実現するらしい。

 先日、清水で新スタに関するシンポが開かれた時、元ガンバの社長さんが吹田スタジアム建設の苦労話として、資金繰りと鋼材調達の折り合いをつけるのが大変だったというような話をされていた。その点、鹿島は日本製鉄が大スポンサーなので、鋼材はタダみたいなもんだろう(?)。

 鹿島の新スタは、まだ構想というか一案という段階に過ぎないようだが。ただ、あのクラブは、戦略的なことは、絶対に間違えないところである。威容を誇る現カシマスタジムにすら飽き足らず、鹿島がスタジアムでさらに先を行こうとしているのだとしたら。惰眠をむさぼる清水は、2周遅れになり、はるか後方に置いて行かれてしまう。

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 本日開催された「【後援会員限定企画:選手交流オンラインイベント」、「S-PULSE TV:みんなで前半戦を徹底振り返り!」。視聴し終わったところだが、山室社長から新スタ問題に関し予想外に踏み込んだ発言があったので、速報させていただく。

 司会者に、新スタ問題に関し話を振られた山室社長は、現時点では具体的なことは言えないが、水面下で様々な動きがあり、半年、遅くとも1年以内には、具体的な構想が出てくると思うと発言されていた。

 個人的には、今回、仮に社長が新スタ問題に言及するとしても、「引き続き各方面と連携しながら頑張ります」程度の話かと想像していた。それが、「半年、遅くとも1年以内」と、いつになく具体性のある話として伝えられたものだから、ちょっと驚いた。

 近く、朗報が発表されると期待していいのだろうか? まあ、その朗報が伝えられる時に、気運が盛り下がらないよう、清水がなるべく高い順位をキープしていたいし、我々サポはそれを精一杯盛り立てたいものだ。

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0716

 昨日清水市内で開催されたシンポジウム第2弾「どうしても新サッカー場が欲しい」に参加してきた。細かい運営上の改善点などはあったものの、まずは、手弁当でシンポジウムを実現してくれた関係者の皆様に感謝したい。

 総論的だった第1回から、今回は、吹田スタジアムの建設を寄付金方式で実現させた元ガンバ社長の野呂輝久さんにじっくり話を伺うというのが目玉だった。以下、個人的に感じたことを3点に絞ってまとめておく。

 第1に、新スタ実現のためには、組織であれ、個人であれ、強力なリーダーシップを発揮する主体が絶対的に必要ということである。そもそもがスタジアム建設は行政・クラブ・スポンサーなどの利害が複雑に絡み合うわけだが、清水の場合は市と県の二重行政の弊害がモロに生じているわけで、余計に、岩盤を突破するだけの強力な推進力が不可欠だ。

 結論から言えば、清水では、行政に任せていたら、未来永劫、新スタなどできず、清水エスパルスと、親会社の鈴与が自ら主体となってやらなければならないということだろう。

 ちなみに、ガンバの場合は他ならぬ野呂社長が強力なリーダーシップを発揮したようだ。今回のシンポで野呂さんは、自分が吹田で得た知見を惜しみなく他クラブの新スタ建設にも提供したいという姿勢を示してくれていた。これから清水で実際に新スタ建設となれば、各方面の調整とか許認可のクリアとか山のような作業が必要であり、何だったら野呂さんを新スタ建設問題特別顧問として清水にお迎えしたらどうかと、そんなことも感じだ。

 第2に、新スタの建設は、見切り発車でもいいから、とにかく走り出すことが大事だということである。今回のシンポで、一番面白かった話は、ガンバの吹田スタジアムの建設では、ゼネコンの竹中工務店と、「停止条件付建設契約」を結んだということだった。つまり、ゼネコンと契約した段階では、必要な額の寄付金が集まるかどうかは不透明だったので、たとえば90億円しか集まらなかったら、ゼネコン側は90億円分で工事を止める(!)という、そういう契約だったそうである。恐らく日本で初めての契約形式ということだった。

 司会者から、「資金が全額集まってから、建設に着手するということは考えなかったのですか?」と尋ねられた野呂さんは、「それはまったく考えませんでした」と明答していた。まあ、ガンバの場合は、最終的に不足分はパナソニックおよびその関連会社が何とかするという含みだったとは思うが、清水でも、まず走り出してみるという姿勢が大事なのだろうと感じた。

 第3に、昨年の第1回、そして今回の第2回のシンポジウムはそれぞれ有意義だったものの、もう市民シンポジウムは役割を終えつつあるというか、むしろ終えるべきではないかと感じた。というのも、このシンポジウムには清水エスパルス、鈴与、エネオス、市、県というステークホルダーがまったく参加しておらず、あくまでも市民が環境醸成と認識深化のために催しているものだからである。

 シンポジウムはその役割を十二分に果たしたと思う。もう、市民ではなく、当事者が実際に動くべき時期ではないか。もちろん、今後もシンポジウムはあってもいいと思うが、今後は当事者もパネリストとして招かなければ、意味がないのではないか。

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 先日、テレ東(静岡ではBSテレ東ということになるが)でコロナ禍における清水の経営の挑戦に関する特集が組まれ、ご覧になったサポさんも多いことだろう。こちらの「脱チケット収入依存 Jリーグクラブの独自戦略」という記事で、番組の概要が伝えられている。

 まあ、番組で伝えられたことは、我々清水サポには周知の事実ばかりであり、個人的にも初めて聞く話というのは特になかった。

 ただ、番組を観ていて、全体に感じたのは、山室現経営陣が、スタジアムでの感動を、いかにしてグッズ販売などに繋げ、効率的にマネタイズしていくかということに注力しているということだった。球団経営のあり方として、理解できる方向性である。

 と、同時に、「これって要するに、我々サポから、絞れるだけ絞るって話だよな」と、思わず苦笑いしてしまった。

 アイスタは辺鄙な場所にあり、満員でも2万人の小さな箱である。現在はコロナ禍であり、集客は数千人レベルに留まっている。その数千人というのは、所長も含め、かなり物好きな人たちだろう。その、少数派の物好きな人から、いかにしてMAXで搾り取るかというのが、今の経営のキモになっているわけである。

 例えが不適切だとは思うが、はっきり言ってこれは、カルト宗教と同じ図式である(笑)。カルト教団に騙される人なんていうのは、社会全体から見れば、完全な少数派である。でも、その少数派が、徹底的にハードな布施をすれば、教団の財政は潤う。

 まあ、コアサポは、そんなことは承知の上だ。チームのためならばと、新しいグッズが出れば、せっせと散財にいそしむ。

 しかし、熱心なサポたちが、自己犠牲をいとわないのは、いつかチームが大輪の花を咲かせてくれると期待しているからだ。そして、エスパルスが、少数のカルト的なサポだけでなく、地域の市民に広く愛される存在になってほしいと願っている。

 今は苦しい時だから、コアサポが支えるということで、構わない。しかし、チームが中長期的に躍進を遂げ、幅広い市民層に愛されるためには、山奥で秘密の宗教儀式をやっているような今のカルト教団型では、限界がある。やはり、どうしても、交通アクセスが良い場所での新スタジアム建設が必要である。現経営陣が、その方向性でも尽力してくれているという前提で、我々も喜んで散財しようではないか。


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 今季のJ3の日程を眺め、左伴社長とGK西部がいる富山が、枝村のいる藤枝に乗り込むという試合がゴールデンウィークの5月1日にあるというのを知って、「これは行くしかない?」と考えた。藤枝の本拠地である藤枝総合運動公園サッカー場は、前から一度行ってみたいと思っていたのである。

 まあ、しかし、このプチ遠征は、ちょっと失敗だった。実際に行ってみると、「え、藤枝って、静岡からこんなに遠かったっけ?」という感じだった。車で行けばそうでもないかもしれないけど、個人的にはJRと路線バスで行ったので、不便なことこの上ない。驚いたことに、コロナで入場制限があるからなのかもしれないけど、藤枝駅からのシャトルバスすら出てないんですねえ。だから、本数がやたら少ないコミュニティバスみたいのに乗っていかなければならない。

 そして、大いに当てが外れたのが、西部が怪我をしたらしく、遠征に参加していなかったこと。左伴社長はどこかにいたらしいが、どこにいるのか分からず、姿を見ることもできなかったし。

 そして、最悪だったのが、この日は酷い雷雨だったことだ。まあ、藤枝のスタジアムは、メインスタンドだけは屋根がしっかりあって、試合観戦中に濡れたりすることはなかった。だが、後半開始直後に雷が酷くなって、試合が中断し、1時間くらいで再開はしたものの、個人的にバスに乗り遅れそうだったので、途中で席を立ち、試合を最後まで観ることすらできなかった。

 西部がいないということは、枝村のプレーを楽しむしかない。彼もベテランになり、動きの鋭さとか、ゴール前に詰める迫力とか、そういうのはなくなった。それでも、彼のパスから局面を打開するようなシーンはしばしばあり、藤枝の中では良いアクセントになっている印象だった。

 さて、個人的にはなかなかしんどい参戦になってしまったが、藤枝を一度見学させていただいたことは、良い経験になった。身に染みて良く分かったのは、スタジアムの立地が圧倒的に不便ということである。アイスタの場合は、まだ周辺に民家らしきものもあり、まだしも街の延長上にある感じだが、藤枝のスタジアムは完全に山奥といった風情である。スタジアムの箱自体は、J2仕様に拡張する予定があるらしいが、いかんせんあの立地では、気の毒ながら、クラブとしての発展性は限定されてしまうのではないか。

 スタジアムが山の中にあると、サッカークラブが市民に深く根差した「文化」になることは、まず困難だと思う。藤枝の場合には、高校サッカーという文化はしっかりと根付いているが、あの不便なスタジアムでは、サッカーが教育、スポーツ振興、行政主導の街興しの施策として機能することはできても、やはり市民の日常に根付いた文化には転じにくい。

 本当にスタジアムの立地は大事。清水としても、中長期的な視点に立てば、そのことこそがクラブの浮沈を大きく握っているわけである。藤枝の地で、そのことを改めて感じた。

 (下の写真は、この日は島田市デーだったので、島田市のお茶ゆるキャラが)

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