エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ: Jリーグ

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 ろくな情報のない昨今の清水にあって、「J1清水、下部組織強化へ指針 アカデミーヘッドオブコーチング森岡氏『潜在力さらに発揮』」という記事には、注目した方も多いであろう。

 J1清水エスパルスが、下部組織全体の育成指針となる「アカデミーフィロソフィー」を新たに構築した。下部組織の指導者育成に携わる「アカデミーヘッドオブコーチング」を務める元日本代表DF森岡隆三氏(45)が中心となり作成。目指すプレースタイルを明確にした上で、選手に求める要素などスタッフが共通認識として持つ指導の観点を定め、育成年代の強化を進めていく。

 ただ、それとまったく反するような、川崎についての記事が伝えられた。「川崎Fが大卒選手を積極獲得する理由。強化担当が明かす3つのポイント」というものである。

 J1第23節を終えてふたりで16得点。首位を走る川崎フロンターレの大卒ルーキー、三笘薫と旗手怜央が決めたゴール数だ。三笘は筑波大学から、旗手は順天堂大学から今シーズン加入し、それぞれ即戦力として驚くべき活躍を見せている。川崎のメンバーリストに目を凝らせば、彼らだけではない。エースである小林悠も拓殖大学から、キャプテンマークを巻く谷口彰悟も筑波大学から加入している。アンカーを担う3年目の守田英正にしても、流通経済大学から加入した選手。17年前、中央大学から入った中村憲剛もそうだ。名前を挙げればキリがないほど、川崎は大学経由で加わった選手たちが主軸を務めている。そこに今日の強さであり、選手層の秘密がある気がした。

 このように、人材育成・確保という観点から、かなり対照的な戦略をとりつつある両チーム。もちろん、どちらが正しいなどということはないだろう。しかし、残念ながら、現在のところ、川崎の戦略が大きく花開き、清水などは完全に圧倒された形である。

 川崎についての記事の中で、いくつか注目ポイントがあるが、その一つは、川崎がJリーグ後発組だという自覚を持ち、キャッチアップするための効果的な方法として、大卒を重視しているという点である。「王国」のプライドにあぐらをかいて没落の一途を辿っている清水と、対照的だ。

 もう一つ、川崎のスカウトである向島氏の次の指摘は、考えさせられる。

 ユースや高校からプロになるような選手は、……当然、海外指向も持っている。大学生だから海外に行かないというわけではないですが、僕自身はフロンターレのスカウトなので、高校生をたくさん獲ってきて、海外に移籍されても困りますからね。その意味では、大学からプロになった選手のほうがチームに腰を下ろしてプレーしてくれるかなと思いました。

 うーむ、確かに、清水ユースから大きな期待を受けてトップ昇格する選手は毎年いるが、成長すれば海外や(北川)、Jのビッグクラブに(犬飼)移籍してしまい、成長できなければ2~3年で引退してしまうか、下位カテゴリーに移籍するのがお決まりのパターンである。ユース出身の選手が、数年の長きにわたり清水のトップチームを支えてくれるということは、近年は稀になっている。

 それにしても、清水が今回打ち出した次のような「アカデミーフィロソフィー」は、どうだろうか。

 清水の特色として積極的かつ知性的にプレーし、攻守両面で仕掛けていくスタイルを打ち出した。攻撃は「意図的に優位性をつくり積極的なアクションでゴールを目指す」、守備は「個と組織で意図的かつ果敢にボールを奪いにいく」という原則も設定。体現するために必要なあらゆるプレーを一つ一つ細かく言語化した。

 バルセロナのように、アカデミーからトップまで一貫した哲学を打ち立てて、カンテラ出身者がトップチームを支えるようにしたいという理想は分かる。しかし、現在のクラモフスキー体制ですら、戦術は徹底できておらず、システムも戦い方もコロコロ変わっている現実がある。「大榎ポエム」も結構だが、もっと地に足を付けて現実に向き合わないと、理想に反して、没落が加速する一方ではないか。

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 いつも思うんだけど、日本のマスコミって、普段Jリーグの試合のこと、ほとんど報道しないくせに、不祥事が出た時だけ、大きく取り上げるのやめろ。

 まあ、とはいえ、仙台選手の暴行事件、新潟選手の飲酒運転と、不祥事による選手解雇が重なった。両チームの場合、選手の素行もさることながら、問題を概ね把握しながら、当該の選手を出場させ続けたチームとしてのガバナンスが問われることになるだろう。

 おそらく、清水サポさんたちは、「うちは不祥事がないだけでも良かった」と思っているかもしれない。

 いや、しかし、個人的には、今季の清水の尋常でない弱さは、完全に「不祥事」のレベルだと思っている。しかも、これだけの惨劇を繰り返しながら、クラブはまったく動かず、ただひたすら今季をやり過ごすことしか考えていないのだろうか。

 実際、マスコミなどでは、清水を含むビリッケツトリオの恥知らずな負けっぷりについて、批判したり揶揄するような報道が出始めている。降格無しというレギュレーションは、果たして正しかったのかが、問い直されている。

 バカにされても、仕方がない。本当に、ピーター清水の弱さは、スキャンダルのレベルだ。

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 本日はホーム広島戦。広島みたいに、決して首都圏のビッグクラブというわけではないのに、コンスタントに結果を出しているクラブは、本当に尊敬する。一例として、2019年度の営業収益(事業規模)を見ると以下のとおりであり、12位の広島は、9位の清水よりも下である。

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 こういう数字を見るにつけ、清水はせめて、事業規模に見合った成績、少なくともJ1で10位前後にはいてほしいと思うわけである。

 もちろん、大宮や千葉のサポは、「事業規模はJ1クラスなのだから、自分たちがJ1にいないのは、やっぱりおかしい」と、歯がゆい思いをしているだろう。事業規模と成績が常に比例するわけではない。

 ただ、それでも、事業規模で見れば清水より下のセレッソ、広島、柏、大分、横浜FCあたりの方が、清水よりずっと立派なサッカーをやっているという現実は、常に認識しておかなければならないだろう。

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 前にも書いたとおり、今季個人的な注目点は、清水にどうにかして最下位だけは免れてほしいという一点に絞られており、その観点から清水の試合と同じく、ビリッケツトリオの仲間、湘南さん、仙台さんの試合に注目している。

 特に今週はミッドウィークの試合がなかったので、前節の清水以外のチームの試合を色々と観ている。その一つが、湘南VS東京。結果は0:1で東京。お互いに、あまり積極的ではなく、失点しないことを優先するような戦い振りだった。

 それにしても、湘南は苦しい戦いが続き、全然勝ててはいないが、清水と違って、大敗・崩壊はしないチームである。守備や戦い方には安定感があるので、これで強烈な点取り屋が一人でもいれば、10位くらいは楽に狙えるのではないかと思う。だから、湘南が来季以降、再び躍進しても、まったく不思議ではない。

 FC東京は水曜にルヴァンの準決勝が控えているということで、湘南戦ではメンバーを大幅に変えて臨んだ。戦い方も、非常に慎重で、最後の最後に1点とって勝ち切るという形だった。

 FC東京と言えば、清水サポがいまだにピーターに期待したくなる最大の根拠として、「開幕戦でFC東京相手に、70分まではワクワクさせてくれた」というのがあると思う。しかし、今思えば、開幕戦だし、ピーター清水は未知数だしということで、長谷川健太監督は慎重に入ったのだろう。清水に先制点を奪われたのは誤算だったと思うが、結局は、清水は健太の掌の上で踊っていただけだったのではないか。湘南VS東京戦を観ていて、そんな思いがこみ上げてきた。

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 清水はもう何年もタイトル争いとは無縁で、J1生き残りの生死をさまようような状態がずっと続いている。しかし、実は清水はJ1優勝争いの影の主役なんじゃないかとも思う。

 2019年に川崎が3連覇を逃した際には、清水にエウシーニョを引き抜かれたことが相当痛かったはずである。エウシーニョを獲得した清水が躍進することはなかったが、引き抜かれた方はダメージが大きかった。結局、2019シーズンに川崎は右SBの代役がはまらず、そこからチームの歯車が狂っていった。

 そして、ディフェンディングチャンピオンのFマリノスが今年苦戦している原因、当然色々あるとは思うが、クラモフスキー・ヘッドコーチを清水に引き抜かれたことも主原因の一つだったのではないか。何しろ、マリノスでも練習メニューとかはピーターが考えていたらしいので。残念ながら、ピーターを監督に迎え入れた清水は地獄のようなシーズンを送っているが、マリノスにとってはキーパーソンを引き抜かれて痛かったのではなかろうか。

 このように、2019年も、2020年も、J1の覇権交代に、実は清水は大きな影響を及ぼしていたのである。自分が躍進できなかっただけで。

 清水は、今度はどうするのかね? 川崎のヘッドコーチでも引き抜きますか(笑)。と思って調べてみたら、川崎にはヘッドコーチという役職の人はいないようだ。あるいは向島スカウトをターゲットにする?


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 藤枝MYFCさんにJ2ライセンスが交付されたということである。おめでとうございます。現在藤枝はJ3リーグにおいて、J2への昇格圏となる2位とは8ポイント差をつけられており、後半戦によほど快進撃を見せないと、今年のJ2昇格決定は難しいかもしれない。しかし、2~3年後くらいに昇格していることは、充分に考えられる。

 その一方で、J2の沼にはまりつつあるのが、ジュビロ磐田である。敵ながら健闘を期待はしているが、現実的に考えて、今シーズンJ2の2位以内にすべりこむのは、まず無理だろう。周知のとおり、J1からJ2に落ちたチームが、初年度に復帰を果たさないと、それ以降の昇格は、どんどん難しくなる。

 そして、問題は我が清水だ。来季のJ1は史上初めて、20チームで戦われる。リーグ戦は年間38試合。すでに、ピーター清水は守備がバカになりつつあり、この勢いで来季に突入すれば、夢の年間100失点も現実味を帯びる。4枠あると言われる降格枠の1つは、間違いなく我が軍のものだろう。

 となると、2022シーズンのJ2では、静岡県のチームが3つくらい在籍していたりして。まあ、全国にはJ3のチームしかなかったり、あるいはJクラブが1つもない都道府県もあるので、「J2クラブが3つもある」としたら、ある意味で大したものと言えなくもないが、果たしてそれが我々の望む「王国」の姿なのか。

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 そんなわけで、昨日は、再開したJ2、開幕したJ3を、DAZNハシゴ観戦した。

 まず、観るとはなしに観てしまったのが、J3の岩手VS秋田である。最初は、「岩手の秋田監督(ややこしい)の采配ぶりを拝見」などと思っていたのだが、そう言えば秋田に鎌田が移籍していたことに気付き、鎌田に注目した。ただ、右ではなく左SBをプレーしており、髪形も雰囲気も変わっていて、ちょっとイメチェンしていたかもしれない。

 次に、J3の沼津VS藤枝は、「もう一つの静岡ダービー」として興味があったので、フル視聴した。しかし、終始藤枝が押し、沼津にほとんどシュートを打たせなかったのに、最後の方のコーナー一発で同点、さらにシュートが手に当たってしまいPKをとられ逆転と、実に奇妙な試合だった。

 沼津VS藤枝を観ていてしみじみ思ったのは、「外国人がいないなあ」という単純な事実だった。あと、5枚の選手交代ができるとはいえ、J3クラスだと選手層が薄く、そんなに有効な手は打てないのかなということも感じた。ただ、その割には、楽しみにしていたエダ氏の出場はなかったが。

 一番すさまじかったのが、夜観たJ2の長崎VS北九州戦。最初は、「コバさんとダイゴのいる北九州を観よう」と思い立ったのだが、実際に観てみると、長崎の守備陣が全員元清水であり、オマケに澤田もいるではないか。試合は、長崎がJ2の先輩として格の違いを見せ、勝利した。

 各試合を観ていると、試合の前とか、給水とか、そういう場面では距離をとったり接触を避けたり、感染防止に努めているのだけれど、肝心の試合中は必然的に接触しまくっているわけで、ゴール後に抱き合ったりするのも、どうしてもやってしまう。一番面白かったのは、試合後に、長崎の高木和と、北九州のダイゴが、ユニフォームを交換していたことである。いや、そりゃどう考えてもアカンでしょ(笑)。なお、試合中にはダイゴの決定機を高木和がぎりぎり弾き出すという、清水サポとしては白飯3杯くらい行けそうな場面もあった。

 おそらく、接触の禁止なんて、すぐに形骸化していくだろうな。一応世間向けのパフォーマンスとしてやるにしても、実質的な意味はないし。

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 J3の皆様、待ちに待った開幕、おめでとうございます。

 さて、以前、「とりあえず藤枝VS岐阜のチケットを買ってみたのだが」というエントリーを書いたことがある。その当時、JリーグはJ3から順次開幕・再開していくというスケジュールを発表し、「物は試し」と思って、4月25日(土)の藤枝VS岐阜@藤枝総合運動公園のチケットを買ってみたという話であった。

 結局、Jリーグによる当初の開幕・再開スケジュールは崩壊し、その4月25日の試合も行われなかった。それで、「このチケットを持っていれば、延期された試合にそのまま使えるのかな?」なんて思惑もあり、払い戻しもせずにとっておいたのだ。そしたら、先日確認したところ、このチケットは無効となり、その払い戻し期間はすでに過ぎているということが判明した。

 まあ、2,200円なんで、日頃、清水のスパーリングパートナーを務めてくれる藤枝さんへの、せめてもの感謝の思いとして、寄付させていただく。発券にかかわったチケットぴあとか、ファミリーマートじゃなくて、ちゃんと藤枝さんにお金が落ちるといいんだけど。これからもお互いに切磋琢磨していきましょう。

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 実は、個人的に結構野球も好きである。まあ、時間がないから、普段は野球を観るのは我慢し、その分Jリーグ観戦に注力するようにしているのだが、本来は野球もサッカーと同じくらい好きなのである。

 しかし、今年は、プロ野球の開幕が6月の下旬までずれ込み、晴れの開幕なのでエールを送ってあげたい気持ちと、野球における無観客がどんな雰囲気かというのに興味があって、DAZNで何試合かプロ野球を観戦してみた。

 サッカーの無観客は悲惨としか言いようがないが、野球に関しては、「あれ? 案外見応えがあるな」というのが、正直な感想だ。それにはいくつか要因があり、野球においてはベンチからの声というかヤジが結構響いている(野球選手は子供の頃から声を出すということを強制されるので、それがプロになっても生きている感じだ)。一方、サッカーの場合はベンチ入りの人数が少ないし、選手がアップをしていてベンチにいないことも多いので、「ベンチの声」という要因が野球に比べて圧倒的に少ない。また、野球においては、キャッチャーの受ける音、バットに当たった音というのが結構重要であり、また無観客だとピッチャーの「オリャー」というようなうめき声がかなり聞こえる。無観客ゆえの音の醍醐味というのが、意外と存在するのだ。一方、サッカーでボールを蹴る音とか、一応マイクで拾ったりもするが、やはり野球ほど「音」の重要性は高くない気がする。そもそも、野球のフィールドもかなり広いが、普段はバッテリー間の狭い空間に攻防が集約されるので、それに集中して観戦するためには、意外と鳴り物応援などがない方が適しているとも言えるのである。

 果たして、無観客での清水の試合は、どんな感じになるのだろうか? クラモフスキー監督は、あんまり声を出さない印象がある。通訳の遠藤氏は良く声が通るが、そもそも監督が指示を出さなかったら、通訳も声を発さないだろうしなあ。以前、「声がデカい篠田コーチが「人間拡声器」の役割を果たすのか?」なんて冗談を言ったが、やはり監督を差し置いてコーチが指示を出すはずもない。

 まあ、順調にいけば、リモートマッチは、2試合で終わりだけどね。その2試合については、いつも以上に「音、声」に注意して観戦してみようかと思う。

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 世界のサッカーは、圧倒的にヨーロッパ、それも4大リーグ、5大リーグを中心に回っている。日本を含むその他の国のサッカーリーグは、辺境のようなものだ。動くマネーにも、桁違いの格差がある。世界の超一流プレーヤーは、当然のごとく、欧州の上流クラブでプレーすることを選ぶし、日本人でも野心のある選手はそこを目指す。

 そうした中で、Jリーグが誇るべきものは、何か? ずばり言えば、人種差別や暴力がごく少ないことだろう。ヨーロッパのサッカーは、人種差別の巣窟のようなものである。特に、黒人系のプレーヤーへの差別は、筆舌に尽くしがたいものがある。

 確かに、我が清水も含め、Jクラブは欧州のクラブに比べれば、用意できる報酬は半分くらいかもしれない。しかし、日本では、国籍や肌の色、宗教などにかかわりなく、どんなプレーヤーもサポーターから愛され、家族も含め、安全・快適に暮らせる。そうであれば、多少金銭的に見劣りしても、日本でのプレーを選択してくれる外国人プレーヤーも増えるだろう。Jリーグが成長し、世界的な競争力を高めていく上で、「人種差別や暴力がない」ということは、最も大事にしていかなければならない価値だと断言していい。

 しかし、武士の情けで、どことは言わないが、残念ながらJにはそのことが分かっていないクラブが存在する。最近も、かつて自らの人種差別的行為により無観客試合を命じられたのに、被害者のヒーロー面をして、リーグに物を申すという出来事が物議を醸した。

 もちろん、そのクラブの大多数のサポーターは善良な人々だろうし、例の「ジャパニーズ・オンリー」を掲げた者にしても、ちょっと粋がってみただけで、そんなに深い意味はなかったのかもしれない。

 だが、「人種差別や暴力がない」ことこそJの至上の価値であることにかんがみれば、残念ながら、くだんのクラブでその価値に反する行為が最も多発してきたことは、否定できない事実である。クラブがそのことを真摯に受け止め、反省と自己改革の意識を持っているのならば、今回のように「我々は無観客試合の唯一の当事者」などという勘違いした意見表明になっただろうか。

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 というわけで、昨日6月15日、待ちに待った再開後の日程が発表された。

 とは言っても、何か新しい事実が発覚したというわけでなく、再開日となる7月4日の第2節から、フィナーレを迎える12月19日の第34節まで、ひたすらギュウギュウに詰め込まれたカレンダーを、目の当たりにしたといったところだ。

 数えたところ、水曜日に組み込まれたリーグ戦が8つ。それ以外に、ルヴァンも水曜日に2つある。金Jは一切なくなった。また、9月以降の週末の試合は、土曜日または日曜日という具合に、まだ確定していないところが多い。そうした未確定のところが12箇所もあり、アウェー観戦の旅行手配をしたい皆さんにとっては厄介だろう。

 普通、シーズンの途中には、代表週間など、いくつかの切れ目があるものであり、そこでチーム戦術を練り直したり、監督更迭のタイミングになったりするものである。だが、今年に限っては仮に代表週間が設けられてもJリーグは続行することになっており、いったん再開したら、12月までぶっ通しでリーグ戦が続くことになる。唯一、11月7、8日の週末が空いているが、それはルヴァンカップの決勝であろう。

 いやいや、いったん始まったら、息をもつかせない、大変なノンストップシーズンになる。途切れることがないので、大きな連勝、連敗が生じやすいシーズンになるかもしれない。当然、選手層がものをいう総力戦でもある。

 恐ろしく濃密な2020年下半期になりそうだ。

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 今季の選手交代が、過密日程になることに配慮して、選手交代を5人まで認めるという話。これに関して、長谷川健太が面白いことを言っていた

 「フィールドプレーヤーの半分が変えられることになる。慣れてくると、非常にアグレッシブな試合になると思う。ブンデスリーガを見て、交代の使い方がまだはまってないなという印象を受けた。週2試合なのか、余裕がある週が出てくるのかでも若干、戦い方も変わる。ターンオーバーしながら戦うのか、45分で戦いながら進めるのか、それぞれのクラブで違いが出てくる。」

 なるほど、確かに、フィールドプレーヤーの半分を交替できると考えると、いかに大きなルール変更かということが実感できる。さらに言えば、普通は、GKに加え、センターバックも、よほどのことがないと交代させないものである(怪我とかシステムチェンジでもなければ)。そうすると、残りの交代候補ポジションは、7~8程度ということになり、そのうちの5人を代えられるわけだから、MFやアタッカーは途中で代わらない方が珍しいというくらいの話になってくる。よほど、清水時代のドウグラスのように代えの利かない存在でない限り、「代わって当たり前」になってくる。

 となると、交代策が、アイスホッケーのようなものになる可能性もある。周知のとおり、アイスホッケーでは、「攻撃陣、守備陣(ゴールキーパーを除く)は、あらかじめセット・ユニット・ラインと呼ばれる組を編成する。競技の特性から長い時間プレーを連続することが難しいため、おおむね1分程度で組を随時交代しながら試合を行う」ということになっている(ウィキより)。サッカーでは何度も交代はできないが、個々の選手というよりも、「ユニットで代える」という発想に近くなってくるのではないか。たとえば、FC東京だったら、前半は永井と田川の2トップでジャブを打ち続けて、後半になったらオリベイラ・レアンドロ・アダイウトンの3トップに一気に変更して相手守備を粉砕するとか、そんな今までの常識では考えられないような作戦も出てくるかもしれない。

 イングランド・プレミアでは、ベンチ入りメンバーも7人から9人に増やすというし。日本ではその部分は不明だけれど、例によって神戸ミキティの鶴の一声で、外国人枠をさらに増やすなんてことになったりして。いずれにしても、固定メンバーでのチーム完成度よりも、選手層の厚みや監督の勝負勘がモノを言いそうなシーズンであることは間違いない。

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 名古屋に感染者が出たということだが、このことで先方を批判したり揶揄したりといったことはやめよう。感染者に罪はない。同選手の行動には若干の問題もなくはなかったようだが、夜な夜なキャバクラに通ってたとかいうなら弁解の余地はないものの、単に自家用車で他県の親類を訪ねただけという話であり、不運だったとしか言いようがない。こういう時は、早く元気になれよと祈ってやるのが、サポの品格というものだろう。

 ただ、それはそれとして、ようやく7月4日再開と決まったJリーグの日程への影響は、非常に気になる。特に、清水と名古屋は、東西に分けて当面戦われるJ1でも同じ西ブロック、ルヴァンカップでもたぶん同組であり、これから半年のうちに4回当たる相手である。同選手は先日まで練習に参加していたということであり、チームメイトが濃厚接触者となれば、多くの主力が半月ほど自宅待機なんてことになりかねず、そうなれば7月4日までにチームを仕上げるのは難しくなる。

 もしも、7月4日に清水VS名古屋戦を組むことが想定されていて、名古屋の準備が間に合わなかったら、どうなるのか? それでなくても過密日程になる後日に順延されるのか。あるいは、以前、今シーズンはチームによって消化試合数が違ってくるかもしれず、その場合も、あくまでも積み上げた勝ち点によって順位を競うという情報が伝えられていた。もし仮に、7月4日の清水VS名古屋戦(もちろんまだそのカードと決まったわけではなく、あくまでも仮定の話)が飛んだりしたら、感染者を出した名古屋はある程度やむをえないにしても、関係ない清水まで今季の試合数が減ってしまうのだろうか?

 徐々に経済・社会生活が戻りつつあり、人々の移動や接触が増え、サッカー関係者からも、まだまだ感染者は出るかもしれない。野球界ではジャイアンツの坂本選手が感染したそうだし。1人感染者が出ると、本人だけじゃなく、周りの選手やスタッフもしばらく隔離しなければいけないというのが、厄介だ。またまた不安が頭をもたげてきた。

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 昨日の実行委員会で、Jリーグ再開の日取りが正式に決まった。J1は7月4日だ。これまで、何度か再開日が延期されてきたわけだけど、おそらく今度こそはこの日に本当に再開することになるだろう。ただ、昨日は、再開後の具体的なスケジュール、対戦相手等は発表されず、それらは後日ということになり、その点はちょっと肩透かしだった。

 J1は、6月27日案と7月4日案がせめぎ合い、地域での感染多発により練習休止期間が長引いた首都圏や関西のチームに配慮して、より遅い7月4日になったようである。清水は練習を続けていた期間が他よりも長かったので、サポとしては「1日でも早く再開を」という想いもあるわけだが。結局、プロ野球よりも遅く、ということになってしまった。

 観客については、「7月10日以降から段階的に入れる方針」などと伝えられている。まあ、はっきり言って、再開節は無観客、次節以降観客を入れるなんて方式に実質的意味があるとは思えないが、なにせ自粛警察がはびこる国なので、これはどちらかと言うと、「段階的に、手順を踏んで慎重に再開していますよ」という、パフォーマンス的な意味合いが強そうだ。

 まあ、あとはやってみて、日本に第2波、第3波が到来しないか、チーム内に感染者やクラスターが発生したりしないかというところだろう。

 ちなみに、皆さんすでにお聞き及びと思うが、新型コロナウイルスの感染や重症化を防ぐ上で、結核予防のためのBCG摂取が効いており、それゆえに日本を含むアジア圏や旧社会主義諸国などは死亡率が低いという説がある。下の地図(こちらから拝借)で、被害が甚大な欧米は、日本などとは色が違うことがお分かりいただけるだろう。ブラジル人助っ人を多く抱える清水としては、ブラジルのBCG摂取状況が気になるわけだが、下の地図によれば、ブラジルもタイも、日本と同じA株を摂取しているようだ。まあ、まだ仮説にすぎないが、ちょっと安心した。

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 Jリーグ(およびルヴァンカップ)、再開の見通しが立ち始めたことは喜ばしいけれど、日程や組み合わせ面でかなり変則的になるようで、ヤキモキしている人も多いだろう。こちらの記事からコピらせてもらうが、特に重要なJ1リーグ戦については、

 地域別の「3ブロック」案を検討していたが、ブロック内での試合数を増やすために「東西2ブロック」の修正案が示された。J1は「北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、柏レイソル、FC東京、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、横浜FC、湘南ベルマーレ」と「清水エスパルス、名古屋グランパス、ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、サガン鳥栖、大分トリニータ」内で当面のカードを組んでいく方式。

 だという。ルヴァンに関しては、

 J2松本山雅FCが抜けた15チームが近隣同士で5組に分かれ、勝ち上がり5チームとACL出場3チームの計8チームでトーナメントを戦う方式。

 が検討されているようだ。ということは、ルヴァンは名古屋、湘南と同組ということになるのかな。

 いやあ、どうなのかねえ。当初のJ1リーグ戦の3ブロック案については、清水は東海地方・神奈川県という中ブロックの真ん中くらいに位置しており、「これなら、公共交通機関を避けて、なんなら全部チームバスでも移動できるかな」くらいに思っていた。しかし、新しく出てきた全国二分割案で、清水が西ブロックの東端ということになると、移動面でだいぶしんどくなりそうだ。これだと、少なくとも清水にとっては、「ブロック化で移動距離を最小化」という効果がほとんど見込めないことになる。

 そもそも、静岡県が東日本なのか、西日本なのかというのは、永遠の大問題である。ただ、大多数の県民は、大阪とかの西日本よりも、東京を中心とした東日本への帰属意識の方が強いのではないか。それが、今季J1に所属しているチームの顔触れや地理的分布の綾もあり、勝手な都合で清水が西日本に分類されてしまうと、それだけで少々釈然としない。

 太古の昔、大陸系渡来人が西日本から全国に勢力を広げていく過程で、静岡あたりで、大陸系渡来人と縄文人が拮抗し混じり合ったという説もある。その時代から、静岡は東西日本の分水嶺だったわけだ。今日でも、糸魚川静岡構造線が東西の境目という立場もあるし、電源周波数もそれに沿って東西で分かれており、それに従えば清水を西日本の東端とすることには一定の道理もある。まあ、何だか良く分からない話になってしまったが、とにかく、頑張れ清水エスパルス!


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 はっきり言って、所長は高校野球にあまり興味がない、というか、むしろあの夏の甲子園というのは苦手である。いや、野球自体は好きだし、若者がひたむきに白球を追うのは素晴らしいと思うのだが、わざとらしく刹那的なドラマに仕立て上げ、しかも大人どもがその利権に群がるという構図が嫌なのである。

 しかし、昨日、明らかになったところによれば、今年は春の甲子園に続いて、夏の甲子園も中止になるのだという。やらせてやれよ。高3の夏は、一生に一度だけじゃないかよ。

 いや、個人的には、高校球児が高3の夏にすべてを賭けて、それが終わったら燃え尽きてしまうというのは、近視眼的すぎると思う。もっと長い目で、競技に取り組んだらどうかと思う。ダルビッシュみたいに、たとえ甲子園の晴れ舞台で負けても、それを自分の競技人生の一過程と捉えて、笑って受け流せる方が、格好良いと思う。しかし、現実には、全国ほとんどの高校球児が、憧れの舞台を目指して、厳しい練習に耐えてきたはずである。その機会を、大人が自分たちの都合で丸ごと奪ってしまうというのは、果たしてどうなのか。

 ということは、なにか? 高野連、朝日新聞、NHKの爺さんたちは、普段は炎天下で若者たちを熱中症の脅威にさらすことはどうとも思わないのに、あるいは過密日程で将来有望な投手の肩・ヒジが壊れようと知ったことじゃないのに、天文学的な低確率にすぎないコロナ感染のリスクにだけは敏感なのか? 要するにアンタたちは、自分たちがコロナ絡みで批判を浴びたくないだけなんじゃないのか?

 夏の甲子園は、球児たちにとって一生一度の夢舞台というイメージが強いのに対し、プロサッカーの場合は、仮に今季が吹き飛んでしまっても、次のシーズンは巡ってくる。しかし、陳腐なことを言うようだが、今シーズンは一度きりだ。清水にとっても、クラモフスキー監督が就任して、チームの大改革に乗り出した、その中でJ1に挑むというのは、今年しかないドキドキだろう。自分の力を試したいとウズウズしているルーキーや、「ラストイヤーかもしれない」と悲壮な覚悟で臨んでいるベテランもいるだろう。サポーターだって、それぞれに特別な思いを胸に、今季の清水を見届けようという覚悟だった。

 幸い、今のところ、Jの2020シーズンは、消えてなくなってしまったわけではない。変則的ながら、まだシーズンは丸々残っている。高校球児たちの無念に思いを馳せ、一年一年が特別なのだという意識を新たにしないといけないだろう。

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 試合がないものだから、メディアでは歴史振り返り企画が盛んだが、その中でも、「Jリーグ歴代ガッカリ外国人の系譜」といったものが目立つ。ちょっと検索しただけでも、こちらこちらこちらなど3つも目に付いた。

 まあ、だいたい大失敗するパターンというのは決まっていて、盛りを過ぎた元ナントカ代表のアタッカーみたいのが鳴り物入りで加入すると、ガッカリへの一直線という感じである。Jリーグは、初年度のリネカーで失敗したにもかかわらず、いまだにトーレスで同じ過ちを犯しており、学習能力がないのかと言いたくなる。ごく稀に、エムボマとかフッキとか、属人的能力だけで活躍できるアタッカーもいるが、それらは元スーパースターではなく、むしろ今が伸び盛りという選手たちである。

 元スーパースターに個の力だけで得点量産を期待するのは間違っている一方、スーパースター系でも上手く行くのは、イニエスタみたいに周りを活かしてチーム全体を活性化させられるタイプ(その結果ビジャも活きた)、ジーコみたいにクラブの文化や伝統そのものを作り上げるタイプ、ドゥンガのようにチームに闘志や規律を吹き込めるタイプなど、要するに組織体としてのクラブ・チームを変えられるタイプである。

 かく言う清水も、もちろん、外国人の当たり・外れは、色々あった。オールドファンは、「オリバが最強だった」というようなことをおっしゃる方が多いが、当時はスカパーの中継もなかったし、個人的にあまりプレーを見れておらず、オリバ=最強というイメージはない。やはり、間近で見たドウグラスが別格だったと感じる。

 最大のガッカリは、これも自分の観た範囲内ということになるが(なのでマッサーロは除外)、やはりユングベリかな。プレーそのものが悪かったわけではないけど、何せすぐにケガをして、とっとといなくなってしまったから。清水の経営規模からしても、もう鳴り物入りの元ナンチャラ代表スーパースターは御免被りたいという気がしている。


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 現時点で、緊急事態宣言の解除はまだ不確定だし、Jリーグ再開は不透明だが、日本で感染のオーバーシュートなどということは起きていないし、この5月あたりから正常化に向けた動きが出てくるだろう。海外では、このほど韓国のKリーグが再開し、ドイツのブンデスも5月16日のリスタートを決定した。日本は世界的に見れば感染が少ない方で、少なくともドイツよりもマシだということを考えれば、Jリーグとしても、そういつまでも再開を先延ばしにするとは思えない。日本のプロ野球も6月中旬開幕を見据えているようだ。もちろん、当分の間は無観客といった代償は避けられないかもしれないが、もうすぐ我々にもJの新スケジュール決定の朗報が届くと期待したい。

 再開の日取りが決まれば、当然、各チーム、トレーニングを再開し、練習試合なども組んでいくと思う。(普段からTMはだいだいそうだが)状況ゆえに、なるべく近場のチーム相手に、ということになるだろう。以前も言ったが、どうせなら、静岡の4チームは早めに始動し、総当たりの大会「静岡カップ」を開催し、順位を争ったりしたらどうか。もちろんDAZNでの中継を希望。J再開ののろしをまず上げるのが、我が静岡県ということになれば、大変に誇らしいことである。


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 清水サポは全員そうだと思うけど、サッカーで「無観客」という話題が出るたびに、浦和の関係者が被害者面してメディアに体験談を語ったりするのは、ムカつくものである。お前らは加害者だろう、と(ついでに言えば、あの試合は審判が浦和のファウルを見逃す誤審で清水の勝利が奪われただろう、と)。

 しかし、今年、それに終止符が打たれるかもしれない。なぜなら、これからすべてのJクラブが、無観客試合の当事者になるかもしれないからだ。浦和の連中がしたり顔で無観客試合の虚しさを語る話などには、希少価値はなくなるだろう。

 まあ、もちろん、まだ決まったわけではない。しかし、Jリーグとして、感染拡大防止に最大限協力し、社会的な理解を得るためにも、まずは6月か7月頃にでも無観客でリーグ戦を再開し、様子を見て、しばらく後に観客を入れたノーマルな試合に移行する。ここ何日か、そんな案が現実味を帯びてきているようだ。

 日本よりも感染者や死亡者が多いドイツで、5月9日に無観客でリーグ戦再開か、なんて話もある。感染がだいぶ下火になった韓国も、同時期の再開を見据えていると聞く。たとえ無観客でも、外国でそういう実例が出てくれば、Jリーグの再開にも追い風になってくるだろう。

 Jとしては、まずはDAZNマネーだけでも確保しておかないと。そのためには、無観客でも、なるべく多くの試合をこなしたい。


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 報道によれば、Jリーグの村井満チェアマンは、菅義偉官房長官と20日に首相官邸で会談し、Jリーグに加盟する各クラブのクラブハウスを、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べるPCR検査の会場として活用するよう提案したということだ。村井チェアマンは「Jリーグは39都道府県に56クラブあり、クラブハウスにはシャワーとオフィススペース、広い駐車場がある」と語り、菅氏に「検査施設は人工芝のグラウンドなどに仮設できる」と伝えた。これに対し菅氏は「全国で一斉にということは今はないが、一つでも二つでも具体的なケースがあればありがたい」と歓迎したという。

 日本国政府の対応がグダグダで、皆が絶望する中で、村井チェアマン率いるJリーグのガバナンスの優秀さは際立っている。我々Jリーグファンが、何とか我慢できている、その一因が、リーグ自体の対応が非常にしっかりしており、「村井チェアマンがここまでやってくれるなら、当分試合がなくても我慢だ」と、納得できる点が大きい。

 その村井チェアマンが、官房長官に提案したくらいだから、当然のことながら、すべてのJクラブの了解を得た上での申し出だろう。果たして、三保のクラブハウスも、本当にPCR検査場として利用されるのだろうか?

 今現在、J1のチームはすべて、おそらくJ2、J3も大多数がオフだろうから。施設が空いていて利用可能なことは確かだろう。しかし、しばらく検査場として使ったら、当然、入念に消毒しなければならない。たとえば、非常事態宣言の出ている5月6日まで検査場として使ったとすると、チームが再始動するにしても、5月10日といったあたりか。先日、選手会が、リーグ戦再開にあたっては6週間の準備期間を、と申し入れたとか、入れなかったとかいった話があったが、仮に5月10日から6週間ということは、最も順調に行っても、6月20日頃のリーグ再開ということになるのかな? まあ、6月中に始まってくれれば、御の字という気がしないでもないが。


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