エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ: Jリーグ

 昨日、徳島VS山形のJ2プレーオフ決勝を見逃し視聴しようとしたのだが、またしてもDAZNクオリティ炸裂! 8日に行われた徳島VS山形を視聴したいのに、なぜか動画の頭に、7日の横浜VS東京戦のプレビューを無理矢理ぶっこんで、それを観ないと先に進めないようになっていた(パソコン視聴なら簡単に飛ばせるが、所長はテレビのアプリで観たいので、それだと飛ばせない)。時間泥棒かよ!? 何の地獄なんだ、これは?

 さて、当方としては徳島さんにも山形さんにも利害関係はないが、周知のとおり、うっかりGMさんが来季の監督候補として徳島のロドリゲス監督の名前を挙げたりしたものだから、どうしてもその目線で観てしまう。「清水が早く交渉できるようになるためには、徳島が早く敗退してくれた方がいいのかな」なんて邪念を抱きながら観戦した。

 徳島のサッカーはポゼションに定評があるが、意外に跳ね返したり大きく蹴ったりということもやる時はやるし、ロングパスなんかも使う。ただ、その中心になっているのはヨルディバイスというDFであり、昨年まで長崎にいた彼が加入したことが、今季の徳島躍進の秘訣だったのではないだろうか。したがって、清水としてはロドリゲス監督を引っ張ってくるだけでは駄目で、ヨルディバイスもあわせて獲得できれば即効性が大きいだろう。そして、ロドリゲス徳島は、決定的なスルーパスの形を持っていて、外から角度をつけて入ってくるプレーヤーにスピードのあるスルーパスを供給することでビッグチャンスを作り出す傾向がある(昨日の決勝点もそう)。徳島の試合を観ていると、選手が楽しそうに自信をもってプレーしているのが印象的であり、今の清水とは真逆のチームカラーと言えそうである。まあ、以上は、あくまでも清水の一ファンが来季の夢を膨らませただけの話であり、実際に清水がロドリゲス氏に白羽の矢を立てて交渉するかは不明であり、来季ロドリゲス監督でJ1を戦う気満々の徳島サポの皆様にはご容赦いただきたい。

 運命を決めるのは、次の湘南VS徳島戦。以前、当S研では、清水がプレーオフに回ったら絶望だけど、湘南さんなら難なく勝てるでしょう、だから湘南さんお願いしますというようなことを述べたが、今でもその思いに変わりはない。湘南は、J1終盤に残留を争ったチームの中では、今一番勢いがあり、J1の中堅くらいの力はありそうだ。最終節に勝利を逃したことで精神的なダメージが残っていなければ、難敵徳島とはいえ、湘南有利は動かないだろう。

 それにしても、各方面で批判を呼んでいるようだが、最終節終了後の大榎GMの発言(昨日、当S研でも取り上げたもの)は、関係者への敬意や配慮を欠いたものだったと言わざるをえない。そもそも、当ブログでも何度も指摘してきたように、篠田監督が就任した時点で、「戦術ドウグラスで、なりふり構わず残留する」というのは、チーム、有識者、サポの間で共有されていたコンセンサスのはずである。それがどうにか成就したその時に、「カウンター重視となった戦術に疑問符」を付けられても困るのである。「そういうアンタは、2勝・2分・7敗の状態でシーズン途中にチームを引き継いで、残留させられるのか?」と、各方面からツッコまれるのも、当然であろう。何だか、ちょっと、嵐の予感がしてしまう。

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 それにしても、11月30日のJ1第33節、上位も下位も一番の勝負所という肝心な日に、システム障害を起こすDAZNって、一体何なのか? これ、食品メーカーだったら、集団食中毒で多数の死者が出て、会社が傾くくらいの大スキャンダルだろう。経営陣の退陣など、社会的な制裁は免れないはずだが、娯楽を配信する企業だったら、致命的な失敗を犯しても、とがめられないのだろうか?

 ちなみに、東静岡のパブリックビューイングって、どうだったのかな? まあ、試合の途中で復旧はしたみたいだけど、しばらく皆で静止画像見てたのかな? ちなみに所長は、試合の最初からきちんと見たかったので、生視聴は諦めて、買い物に出かけちゃった。

 個人的には、DAZNに対して、言いたいことは山ほどある。前にも書いたと思うが、サッカーの中継は俯瞰の画面を続けることが基本のはずなのに、やたらカメラを切り替えたり(しかも往々にして見づらい角度の画像に)、どうでもいい場面を呑気にスロー再生しているうちにピッチ上では決定機を迎えたりと、とにかくありえない低クオリティである。特に「DAZNってつくづくどうよ」と思うのは、どうでもいい場面をスロー再生した後に、必ずJ1とかJ2のロゴを大写しすることである。うーむ、何の意味があるのか。それによって、我々はさらに1~2秒を奪われるのである。サッカーにとって、1~2秒がどれだけ大事か。

 話は変わるが、戦前から申し上げていたとおり、今のセレッソというチームの弱みは、これといったセンターフォワードがいないことである。鈴木孝司という選手がFWとして何もできないことは、あらかじめ分かっていた。ところが、土曜日の試合で、彼はとんでもない大仕事をやってのけた。清水の攻守の要ヘナトをファウルで地上に落下させ、骨折させたわけである(町田の井上の再来か?)。もちろん、本人にそれほど悪気があったとも思えず、軽く押しただけだったが、結果は重大であり、怪我した本人のみならず清水というクラブに与えたダメージは計り知れない。あれだけの大怪我を負わせておいて、イエロー一つ出ないのだから、皮肉なものである。

 さて、言いたいのはここからだ。DAZNではヘナトが骨折した場面を、執拗に繰り返し再生していた。本人の激痛、無念さ、そしてチームとしてのダメージを思うと、個人的には、とても直視できない場面であり、あんなものを何度も再生されたら、一生トラウマとして残りそうである。残虐な場面やアダルトなコンテンツを未成年に見せてはいけないのと同じように、あんな大怪我の瞬間を繰り返し再生するのは、不見識極まりない。11月30日は、DAZNをさらに嫌いになった一日だった。

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 残留争いだけじゃなく、優勝争いも佳境だ(っていうか、むしろそっちの方が本来はメイン)。3チームに絞られた優勝争いの中で、どこに勝ってほしいか、所長の個人的願望を申し上げる。

 第1希望は、横浜Fマリノスである。個人的に、昨シーズンからの流れで、今季横浜は大苦戦するのではないかと予想していた。また、サッカーの中身も、「外資系サッカー」という感じで、いけ好かない感じがしていた。しかし、昨年からの試行錯誤が結実して、今観ていて一番面白い娯楽的サッカーを披露しているのが横浜であることは、間違いない。奔放に点をとりまくって勝ち切るその強さは、脱帽と言う他はない。そして、もしも今季横浜が優勝すれば、その横浜に2度までも土をつけた清水ということがクローズアップされ、我々清水サポの虚栄心も満たされる。というわけで、ぜひこのまま行ってほしい。

 第2希望は、鹿島アントラーズ。まあ、これは優勝してほしいよりは、消去法的な選択だ。以前から書いているように、所長はオリ10至上主義者であり、「また一つ鹿島がタイトルを加えましたとさ」ということだったら、まあしょうがないかと受け止められるというだけの話である。新興クラブが優勝するよりはマシ、ということにすぎない。ただし、今の鹿島は内容に乏しく、あれだけ戦力流出や怪我人が相次いでいる中で、もしそれでも優勝してしまったら、J1って何なの?という気がしてしまう。それに、白崎や犬飼に、歓喜を味わってはほしくない。泥船清水から脱出し、たった1年や2年でJ1の優勝メンバーになれるのなら、今清水にいる連中も、我先にと清水から逃げ出しかねない。今季、「4冠すべてを狙う」などと豪語していた鹿島だったが、逆に「すべてのタイトルを目前で逃した」なんてことになったら面白いなーと、個人的には思っている。もちろん、そのクライマックスは、天皇杯の決勝で清水に負けることである。

 そして、一番優勝してほしくないのが、FC東京。別に、東京に恨みがあるわけではないが、上述のとおりオリ10至上主義者の所長としては、とにかく後から加わったチームに優勝してほしくないと、ただその一念である。加えて言えば、清水ではタイトルをとれなかったケンタが、まるでそれを踏み台のようにして、別のクラブでタイトルをとるとしたら、シャクに障る話だ。

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 サッカーってやつは、残留争いに巻き込まれたりすると、「こんな地獄、勘弁してくれ」、「いっそサッカーなんてなければいいのに」などと思ったりするが、それと表裏の関係にある昇格や残留の喜びというのは、やはり大きい。先週の週末からしばらく、Jリーグの各カテゴリーで、そんなドラマが繰り返される。個人的には、清水のことだけでも精一杯なので、もうちょっと色んなクライマックスを時間をかけてじっくりと味わえるといいのだが、サッカーシーズンの終盤というのはそういうものなのだろう。

 特に、コバさんや大悟がJ2昇格に挑んだ北九州の戦いは、個人的にも思い入れを持って観ていたが、先日の試合で見事に昇格を決め、後はJ3優勝に向け突き進むだけとなった。清水が2016年にJ1復帰を決めた頃のことが思い出され、他クラブの出来事とはいえ、ジーンと来てしまった。それにしても、コバさんは北九州のJ1昇格まで「請け負う」のだろうか?

 後は、エダ氏のいる栃木のJ2残留というのも、最近ずっと祈っていた。監督も田坂氏だし。これまた、J2最終節のアウェー千葉戦でしぶとく勝利し、最後の最後で鹿児島を逆転して、自力でのJ2残留を決めた。最終節でキャプテンマークを巻いた枝村は、歓喜というよりは、重責を果たしてホッとした様子だった(とか何とか言ってたら、昨日、エダ氏と栃木の契約満了が発表された。ほぼレギュラーで出場しており、貢献しているように思えたのだが、どのような判断なのだろうか?)。

 「降格」という恐怖や悲しみがあるからこそ、それを回避したり乗り越えたりした時の喜びがある。残酷なようだが、これが昇降格のあるサッカーの醍醐味なのだろう。

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 J2戦線では、昨日、柏がJ2優勝と昇格を決めた。まあ、確かにその力は今季のJ2の中では図抜けており、順当な結果だろう。所長は当初、「来季、柏がJ1に上がってきたら、清水は絶対に勝てないから、コケてほしい」と思っていたのだが、柏が自動昇格を決めたということは、12月のプレーオフで清水が柏と対戦する可能性はなくなったわけだから、その意味では良かったかもしれない。柏は、間違ってJ2に落ちてしまったが、そのタレント力や、今のチームの完成度は、J1に当てはめても、今季の札幌くらいの力はあるのではないか。つまり、今の状態の清水が対戦したら、ボコられる恐れが大きいということである。

 昨日勝利して、自動昇格圏の2位をキープしたのが横浜FC。2016年に清水がJ2を戦った頃は、横浜FCはFWイバの個の力だけが売りという感じがしたが、最近はイバ、レアンドロ・ドミンゲスは欠場が多く、むしろ下平監督の指導の下、日本人選手によるオーガナイズを軸としたチームに変貌している。昨日の試合を観てみたが、組織的な守備意識、ハードワークが徹底されており、粘り強いチームである。J1に当てはめたら、仙台、(迷走する前の)湘南くらいの力はありそうである。だいたい、大ベテランの中村俊輔が自陣ゴール前で必死に体を投げ出してシュートブロックをしている様子を見ると、相手のシュートにうっとりと見とれるだけの清水イレブンが勝てるはずはないと思ってしまう。というわけで、プレーオフで清水が横浜FCと対戦したら、ちょっと勝てる気がしないので、このまま自動昇格してほしい。

 あとの昇格候補(清水がプレーオフで対戦する可能性のある相手)は、3位大宮、4位山形、5位徳島、6位甲府、7位京都あたりに絞られてきた。辛うじてJ1の香りがするのは大宮だが、チト勝負弱いところがあるので、昇格プレーオフを勝ち抜けるかどうか。山形から京都までは、たぶんJ1に上がっても来季厳しいであろう戦力であるが、いまやJ1最弱の清水がプレーオフで勝てるかというのは別問題である。

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 先日書いたとおり、清水が自力で力強く残留を勝ち取るなどということをイメージできなくなり、個人的な心境としては、限りなく他力本願に傾きつつある。その際に、最大の焦点は16位湘南の浮沈であり、第31節の各地のゲームの中から、セレッソVS湘南をDAZN観戦した。もうすぐセレッソとも対戦するので、そのスカウティングも兼ねてだ。

 結果的には、この試合はホームのセレッソが1:0と勝利し、湘南が勝ち点を積み上げられず、清水としては好都合な結果となった。しかし、連続大量失点していた湘南が、すっかり立ち直った雰囲気もあり、「このまま湘南が寝た子でいてくれるのか?」と不安も募るような試合だった。

 むしろ、前半などは、長身FW指宿のポストプレーが冴え渡り、また前線からのプレスもある程度はまっていて、湘南のペースだった。あれで、指宿がもっとフィニッシュに持って行く力があれば、日本代表クラスの大器だと思うのだが、湘南は良い形になりかけても、決定的な仕事をする人がいない。あと、指宿は良いプレーをしながら50分くらいで退いており、体力にも課題を抱えているのかもしれない。湘南は後半、攻撃にかかわる人数を増やし、いくつかの決定機を作ったが、セレッソのGKキムジンヒョンの神セーブが2~3本あり、ゴールを割れなかった。しかし、もう清水相手に6点とられた、あの時の姿はもうなかった。先発もだいぶ入れ替え、新監督の戦術も浸透し始め、チーム状態はようやく上向きになってきたのだろう。というわけで、清水の他力本願にとっては、ちょっと心配な、湘南の復調であった。

 セレッソに関して言えば、センターフォワードだけが偉大な清水の反対で、チームはちゃんとしているのだけれど、センターフォワードだけがいない感じ。シーズン序盤に都倉が長期離脱し、活躍が目立っていたブルーノメンデスも負傷離脱中で、鈴木孝司というJ1のスターターとしてはちょっと微妙な選手がセンターフォワードを務めているのだけれど、彼に渡ったところで常に攻撃が途切れてしまうような感じだ。というわけで、11月30日のアウェー・セレッソ戦の最大のポイントは、この時までにブルーノメンデスが復帰しているかどうかになりそうだ。

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 第30節は、清水にとっては悪夢のような結果になったけれど、うちの試合結果は別にして、他会場の結果は、悪くはなかったのではないか。清水VS磐田が「残留直接対決」と言っても、いくらなんでも今さら清水が磐田に抜かれることはないだろう。17位の松本は引き分け、そして現実的に一番心配しなければならない16位を回避するためにライバルとなる湘南、鳥栖が敗戦ということで、清水の状況が悪化することはなかった。むしろ、1節消化し、しかも湘南の得失点が悪化したという意味では、ちょっとだけ残留に向け前進したなんて見方もできるかもしれない。

 本当なら、リーグ終盤に、自力で残留を勝ち取るだけでなく、今季の1桁順位に向けたラストスパート、来季以降の躍進に向けた手応えを見せてほしかった。しかし、最下位の磐田相手に、あの体たらくではねえ。個人的には、もう心は他力本願に傾きつつある。

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 札幌がルヴァンカップで準優勝したことで、ペトロビッチ監督の手腕が再び脚光を浴びている。しかし、個人的には、札幌におけるペトロビッチ氏のチーム作りは、だいぶ誤解されているのではないかと思えてきた。

 たとえば、ミシャのサッカーと言えば、GKから細かく丁寧に繋ぐというイメージがある。しかし、最近読んだ記事によれば、ミシャはGKには「危ない場面では大きく蹴って構わない」と伝えているそうである。また、前線にジェイのような屈強なFWがいるのだから、場合によってはFWに向けてロングボールを蹴ってもいいという指示もしているそうだ(実際、札幌の試合を観ていると、そういう場面は案外多い)。ミシャは、特に札幌に渡ってからは、我々が想像している以上に、柔軟になっているのだと思う。

 もう一つ、こちらに札幌のDF福森晃斗の物語が出ているが、この中で所長が驚いたのが、「コーナーキックの練習のときから、入る選手と入るところは決まっていたので。あとはいかに自分がいいボールを蹴られるかどうかでした」というセリフだった。あれ、ミシャって、セットプレーの練習しないんじゃなかったっけ(笑)? 確かに、ミシャが札幌監督に就任した当初は、セットプレーの全体練習がなく、福森は自主練でセットプレーのボールを蹴る練習をしていたようなのだが、どうも最近は全体でのセットプレー練習もあるらしい。(なお、福森は決勝戦での直接フリーキックを自信をもって決めたようだが、同じような位置からのフリーキックを清水戦で決めたことが自信に繋がったのかな、などと想像すると、屈辱がぶり返す。)

 それで、これは所長の仮説なのだが、ミシャが札幌で、持ち前の攻撃的サッカーと、現実主義を上手く折衷できているのは、四方田前監督がHCとしてチームに留まっていることが大きいのではないか。四方田氏が作った守備のベースやハードワークの徹底があったからこそ、そこに上手くミシャ流の攻撃サッカーをプラスして、札幌は強くなったと思うのである。

 Jリーグでは、こういう具合に、理想と現実を上手く折衷したチームが強くなるというパターンが多い。ミシャが追った理想を引き継いだ森保氏が、現実主義を加えて広島を強くしたり。風間監督のロマン主義の後を受けた鬼木監督が、守備の強度を加えて川崎に栄冠をもたらしたり。札幌の場合は順番が逆で、四方田氏の現実主義の土台の上にミシャの攻撃サッカーを建て増ししたような感じだろう。

 翻って、現下の我が清水は、残留だけを目標に割り切って戦っているという意味では現実主義だが、守備の強度は一向に高まらず、とてもこの上に理想主義や攻撃サッカーを建て増しできるような「土台」は存在しない。仮に今季首尾よく残留できたとしても、チーム再建の道は険しい。

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 昨日は、ルヴァンカップの決勝、川崎VS札幌をTV観戦した。印象に残ったのは、フジテレビによる中継の低劣さで、実況・解説が酷い。解説の清水氏は面白くもないような話を滔々と話し続け、アナウンサーはわざとらしく絶叫してスベり、ピッチ解説の武田氏はそれに割って入って少しでも自分のセリフを増やしたいとベクトルがバラバラで、聞いていて非常に気持ちが悪かった。

 他サポの立場からすれば、川崎と札幌のどちらかに「勝って」ほしいなどと思うはずもなく、負けることをより強く願うのはどちらかという話になる。所長の場合、それは明らかに札幌だ。清水が持っている数少ないタイトルの値打ちを下げてほしくないし、今季の遺恨もある。タイトルなど、10年早いと言ってやりたい。

 そういうことを別にすれば、観ていて面白い試合であり、第三者も、何やら魂を揺さぶられるようなところがあった。2012年に、当時のナビスコ決勝に進出した清水は何のインパクトも残せず、インチキPKで延長戦に持ち込むのがやっとだったけど、今回の決勝は長く語り継がれるであろう名勝負となった。

 それはそうと、昨日の決勝を眺めながら、改めて感じたのは、「2016年J1昇格組は優秀だなあ」ということだ。2016年J1昇格組というのは、2016年のJ2の結果、昇格を果たし、2017年からJ1を戦っているチームという意味である。

 Jリーグの「歴代 昇格・降格クラブ早見表」という便利なサイトがある。これを見て分かるとおり、ある年にJ1昇格を決めた3チームが、3チームとも翌年もJ1残留を果たしたことは、2016年の札幌・清水・C大阪のたった1例しかないのである(昇格チームが2チームだけだった場合は他にもあるが)。この3チームは、J1復帰の2017年だけじゃなく、翌2018年も揃って残留し、本年2019年もその可能性がある(ただし清水がちょっと怪しい)。こんな昇格トリオは、今後もまず出てこないのではないだろうか。

 札幌・清水・C大阪は、単にJ1に定着しているだけじゃなく、リーグ戦で1桁順位になったり、一昨年のセレッソのようにルヴァンで優勝したり、今年の札幌のようにルヴァンで決勝まで進んだり。まあ、そうやって考えると、トリオの中では、清水が一番パッとしない。リーグ戦では確実に残留を決めたいところだし、できれば天皇杯をとって気を吐きたい。

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 これは、話題としてはもう古いのだが、所長はごく最近認識するに至ったので、今さらながら取り上げさせていただく。セレッソのFWにブルーノメンデス選手というのがおり、その選手のチャントが反響を呼んでいる。チャント自体はセレッソのコールリーダーが風呂場で鼻歌で作ったものが元らしいのだが、上の動画に見るように、有名なセレ女が仲間4人でそれを楽しそうに歌う様子を自撮りしてSNSで発信したところ、爆発的にバズったということだ。

 実はこの自撮り動画がバズったのにはきっかけがあった。動画が録られたのは、メンデスなどの得点で、ホームでジュビロを2:0と下した試合の後であり、この女子たちの屈託のない喜びの表情と、ゴール裏に挨拶に来たイレブンを罵倒する磐田サポの怒声とがコラージュされ、それで上に見るような面白動画にされてしまったということだ。

 同じ試合の後の両ゴール裏で、まさに天国と地獄という光景が繰り広げられたことが、この面白動画で見事に描き出されてしまったわけである。で、問題はここからだ。一部の頑迷なコアサポが、ツイッターなどで、くだんのセレ女さんを執拗に非難したというのである。ゴール裏で、自撮りなんか録ってんじゃねえよ、と。ちなみに、セレッソのゴール裏はもともと普通の女子でも参加できそうな敷居の低さがあるらしく、攻撃してきたのは、他サポが多かったらしい。結局、彼女は深く傷付き、過去の動画を削除し、ツイッターのアカウントも抹消してしまったそうだ。まあ、J界隈ではかなり知られた話のようだが、事の顛末はこんなところだった。

 さて、この事件から、我々清水は何を学ぶべきか。まず、単純に、ブルーノメンデスのチャントがすごく良いということである。メロディーもノリも振りもシンプルで良いし、「ブルーノメンデス」「バモ」「ゴール」と単語が3つしか出てこないから、子供や一見さんでもすぐに歌える。残念ながら、最近の清水のチャントはそれと逆の場合が多く、スタジアムがまったく一体になれない。コールリーダーさんたちに言わせれば、「俺たちがこんなに必死に新しいチャントを考えてリードしているのに、何で付いてきてくれないんだよ?」ということなのかもしれないが、悪いが貴方たちが一生懸命目新しいメロディーや歌詞を考えるほど、一般サポは付いていけなくなるのである。とにかく、シンプルで楽しくノリが良いものを。貴方たちの過剰な「思い」など、歌詞に込めなくていいのである。

 第2の教訓として、今回はたまたま悪意の標的になってしまったが、やはりこの時代、カワイイ女子+SNSという組み合わせが、情報発信力としては最強という現実だろう。清水というクラブも、色んな努力、工夫はしてくれており、それには頭が下がるが、どうもすべての施策が、「オッサンたちが会議室で考えました」臭がしてしまうのである。とりあえずSNS周りだけでも、感度の高い若者とか女子に全面的に任せてみたらどうか。

 第3に、清水のコアサポにしても、ベテランサポにしても、若い人たちの価値観や行動様式を頭ごなしに否定するようなことをしては、絶対に駄目ということである。そんなクラブに、未来はない。もちろん、ゴール裏に来たのに、タピオカミルクティー飲みながらキャッキャ自撮りだけしている女子グループがいたら、「おいおい、君たち」と注意してもいいと思うが、「試合中だから一緒に応援しようよ」「ここはちょっと特殊だから、他の席の方がいいよ」などと優しく接してあげるようにしたい。

 最後に、上掲動画に見るように、磐田サポの「死ね」「土下座しろ」は、SNSに乗って全国に拡散され、永久保存されることになってしまった。こういう時代には、清水サポの皆さんも、ヤジ、罵声はほどほどにした方がいいですよ。

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 へえ、川崎の攻撃力って、大したことないんだね。湘南相手に5点しかとれないのか(笑)。

 なんて軽口をたたいて、浦和戦敗戦の憂さを晴らす今日この頃。皆さんはいかがお過ごしですか。

 湘南のチョウキジェ監督のパワハラ騒動、去就問題を、外野から眺めていて、所長なりに、色々思うところはある。まず、Jリーグによる調査が長引きすぎて、湘南のチームにとっては気の毒だったということだ。調査の時間がかかっているうちに、湘南はみるみる成績を落とし、完全に残留争いに巻き込まれてしまった。どんな結論にせよ、Jリーグがなるべく早く結論を出し、湘南が宙ぶらりんの状況から抜け出せるようにしてあげるべきだっただろう。もし今季、湘南が降格することになったら、残留争いがJリーグによるパワハラ裁定のさじ加減で決まってしまったという意味で、公平さを欠くことになろう(むろん、今の清水にとっては結果的に助かるが、そのことは別問題)。

 その一方で、伝えられているようなパワハラが事実だったとするなら、チョウキジェ監督はアウトだろう。昨日、同監督の退任がようやく発表されたが、続投などということになったら(一時はそういう雰囲気もあった)、非常識な判断だったろうと思う。

 当S研でも、チョウ監督の作り上げた湘南イズムを称賛したりしたことがあったが、それが人権侵害の上に成り立っていたのだとしたら、謹んで評価を撤回したい。湘南のような予算規模の小さなクラブをJ1で戦えるチームにするためには、監督が多少強権的に選手・スタッフを叱咤激励することは必須だろうが、当然越えてはいけない一線があり、それを越えた事実が明らかになったわけだから、退陣は当然だろう。

 さて、今回、この問題に触れたのは、戸田和幸氏のブログで「見て見ぬふりをしない」という記事を読んだからである。当S研では、何度か戸田氏に言及し、清水の監督就任待望論を唱えたりもしたが、今回のブログを読んで、改めて日本サッカー界にとって大切な人だと感じた。こんなOBを、ぜひクラブにとっての資産として活用したいものである。

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 現時点でJ1首位のFC東京。アウェー連戦で苦しいかと思いきや、追う立場の鹿島に怪我人が続出しており、もしかしたらこのまま初優勝を遂げるかもしれない。このまま行けば、オリ10の我々としては、新参者(?)にまた先を越されることになってしまうが、これが現実だ。

 さて、そのFC東京、最大のストロングポイントは、相手にボールを奪われた時に、全員が自陣に戻って守備の陣形を整え直す、その素早さだろう。そもそも、変な奪われ方をしないことを意識しながらボールを回していると思うが、常にリスクをヘッジし、仮に奪われても相手のチャンスの芽を膨らませないことに最大の主眼を置いた戦い方である。リーグ最少失点の東京と、最多失点の清水で、決定的に異なる点と言える。

 それで、全員がハードワークをする東京のサッカーを見ていると、「さぞかしキツいトレーニングを長時間やってるんだろうな」と想像してしまうが、実はそうでもないらしい。「健太トーキョーのフィジカル革命――躍進を陰で支えるふたりのキーマン」という記事によれば、東京の練習時間は非常に短いらしく、しかもすべてがボールを使った練習であり、単なるランニングのようなメニューはないらしい。清水サポが、「長谷川健太と言えば砂浜ダッシュ」などというイメージを抱いているとしたら、どうやら認識のアップデートが必要なようである。

 言うまでもなく、現代の科学的なサッカー・トレーニング論においては、ボールを使わないランニング等の単なるフィジカルなトレーニングは、時代遅れとされている。したがって、FC東京が常にボールを使った練習をしており、しかも短時間で練習を終えるという話自体は(ケンタについての我々の先入観はさておき)、驚くに値しない。

 しかし、我々清水サポは、どうも合点が行かないのである。ゴトビ監督時代に、そうした先端的とされる練習法を取り入れながら、現実には選手のフィジカルは低下していき、成績は下降線を辿った。ゴトビ監督が解任されて、選手がまず取り組んだのはランニングであり、2014年はそれによってギリギリの残留を果たした。

 また、ヨンソン前監督もまた時短主義者で、負荷の高い練習を長時間するようなことは忌避していた。しかし、それによって出来上がったのは、後半足の止まるチームであり、ヨンソン監督解任時にある選手は、「練習量が足りない。昨年はどうにかなったが、今年はもう誤魔化しが効かなくなった」と証言していた。

 つまり、世界の常識では常にボールを使い短い集中した練習をやることが正しいとされており、今年のFC東京の躍進もそれを証明しているものの、清水がそうした現代科学トレーニング法に挑戦すると必ず失敗し、どちらかというと根性論で立て直すという繰り返しなのである。

 何が正しいのか、清水はどうすればいいのか、正直言って所長にはもう良く分からない。一つだけ確かなのは、ケンタが清水時代の失敗を踏み台のようにしてFC東京で成功するとしたら、非常にシャクに触るということだ。

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88

 名古屋の風間監督が解任された関係で、「もはや解任ブーストは効かないのか?J1で6クラブ目の監督交代。状況が悪化するクラブも…」という記事が出た。この中で、交代劇の前と後の監督の戦績を比較した数字が出ていたので、今季J1のリリーフ監督の成績を、上の表のように整理してみた。

 これを見れば一目瞭然のように、今季数人いたリリーフ監督の中で、最多の勝ち点を稼いでいるのは清水の篠田監督であり、1試合平均でも篠田さんがトップである。当然保有戦力や対戦相手によっても左右されるわけで、単純には言えないものの、今季のJ1の中では、監督の交代策が(今のところ)最も上手く行っているのが清水だと結論付けていいだろう。そもそも、勝ち越しているリリーフ監督は、うちの篠田さんと、神戸のフィンク氏しかいない。

 まあね。篠田エスパルスの場合は、勝った試合も「どさくさに紛れて勝った」ような試合が多いし、逆に負けた試合では完膚なきまでに叩きのめされるパターンだから、「強くなった」という実感はまったくないのだけれど、どうにかこうにか、勝ち点は稼げているということは、数字が物語っている。

 それにしても、揶揄するわけではないが、リリーフ監督成績表のビリとブービーを独占している磐田、そりゃ苦しいわな。

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23

 前々から憤りを感じており、今朝もまた憤りを感じたので、声を大にして、異議を申し立てておきたい。朝日新聞のデジタル版の見出しの件である。

 上に、今朝の見出しを抜き出してみる。「岡崎慎司フル出場」は、まあいいだろう。人気者だし、まだ代表に絡む可能性もなくはないから、情報価値がある。しかし、「CSKAモスクワ西村、出番なし」や、「豊川は途中出場」などという、一文の価値もない事柄を見出しに掲げて、どうしようというのか?

 日本人選手が欧州4大リーグやCLに出場して、守備で大奮闘したとか、得点を挙げたというなら、まあ大きく扱うのも許そう。しかし、朝日新聞ネット版の見出しの付け方を見ていると、いわゆる欧州組の動きは、無条件に見出しにするという愚かな方針をとっているように見える。それゆえ、「出番なし」や「途中出場」といったマヌケな見出しが躍ることになるのである。

 豊川なんて、つい最近まで普通にJ2でプレーしてたのに、じゃあ朝日新聞は豊川がJ2でプレーしていた時に、その一挙手一投足を報道していたのか? ベルギーに移籍しただけで、なぜ急にVIP扱いに変わり、「途中出場」なんてことまで律儀に伝えるのか? 所長が思い付く答えは一つしかない。朝日新聞デジタルのスポーツ欄の見出しを付けている人間が、愚かだということに尽きる。

 このような見出しの付け方は、非常に悪いすり込みを与える。こういう見出しを日常的に目にしていれば、どうしてもJリーグよりも欧州サッカーの方が価値が上だと思い込んでしまうだろう。選手だって、日本の時と同じプレーでも、欧州に渡っただけで急に新聞の見出しになれるわけだから、ますます欧州に憧れ、日本のサッカーは空洞化していく。

 朝日新聞は、Jリーグの百年構想パートナーではなかったのか? 見出し付けで、なぜJリーグを無視し、海外組のどうでもいい「出番なし」や「途中出場」の類ばかり載せるのか? 確かにこの週末はJ1はないが、J2の昇格争いは佳境で、充分に報じる価値があるはずだ。日本の地域の誇りを背負って戦っているJクラブを無視し、やたらと個人レベルの海外組ばかりクローズアップしようとする朝日新聞の姿勢を、所長は断固糾弾する。

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 名古屋の風間八宏監督が解任されたということである。まあ、清水目線で言わせてもらえば、風間監督がいるうちに名古屋に2つ勝っておいて、本当に良かったということだ。名古屋戦の直後にも申し上げたが、確かに名古屋はツボにはまった時の攻撃力には見上げたものがあるが、清水にとっては一番やりやすいタイプだ。名古屋は代わりに守備の鬼として知られるフィッカデンティ氏を監督に招聘するなどとも言われており、そうなったら清水が勝てたかは疑問だ。

 風間監督というと、「名将」というイメージがあるけど、Jでタイトルをとったわけでもないし、名古屋でも補強をしまくったわりにはまったく結果が出なかった。

 風間監督の哲学として、「ミスをしなければ、守備をする必要すらない」という考え方があるとされる。しかし、イニエスタ・クラスを11人揃えでもしない限り、ミスは必ず起こる。新体操だったら、5人のメンバーがノーミスで演技を終えることも、可能かもしれない。しかし、サッカーでは相手が邪魔をしてくるわけだし、予期せぬことが連続で起こるわけだから、ミスはどうしても起こるのである。ミスを前提にリスクをヘッジしながら戦うのが普通である。どうも、風間監督のやり方を見るていると、根本的な前提が間違っているのではないかと考えざるをえない。まあ、ただし、あの人も清水出身なわけだし、ああいう奇人変人監督がいなくなることには、一抹の寂しさも覚えるが。

 清水のサッカーは逆で、「どうせ自分たちはミスをする」という前提に立っている。パスを繋いで前線まで運ぶなんて無理だから、ドウグラス目がけて大きく蹴る。自陣ゴール前で下手に繋ごうとすると相手に奪われて大ピンチになるのがオチだから、とにかく大きくクリアする、というのが今のうちのサッカーだろう。

 風間監督のような「ミスをしない」という非現実的な前提も考え物だけど、今の清水みたいにリスクを恐れてまったくチャレンジしないというのも、どうかと思う。

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sakkaku

 それにしても、名古屋戦を終えた時点で、暫定とはいえ、清水が9位に躍り出たのは、嬉しいというよりも、思わず笑っちゃったよね。あのボロボロなサッカーと、悲惨な得失点差で、一桁順位かよ、ってね。

 もちろん、暫定9位は一晩だけのもので、全チームが26試合を終了した順位表を見れば、清水は10位に下がった。それでも、もしも神戸が松本に対して負けか引き分けだったら、清水は現実に、第26節終了時点で、一桁の9位だったわけだ。

 昨年のJ1の順位表も奇妙なものだったけど、今年も同じく奇妙だ。清水のJ2降格の危険はまだまだ現実のものだと思うが、これまでのJの歴史で、第26節終了時点で一桁順位に着けていたチームが降格した実例なんて、あるのかねえ?

 だが、言うまでもなく、順位表をよくよく見てみれば、勝ち点31~32に7チームもがひしめいており、1節で状況は大きく変わる。そして、これも言うまでもなく、得失点差がワーストの清水は、「並ばれたらアウト」なのである。「一桁順位か。これで一安心」などと油断したら、とんでもない落とし穴が待っている。

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 勝利した名古屋戦でも、しっかり2失点。1失点目は、不運な感じもしたが、吉田のクロスに対するエウシーニョの寄せの甘さ、二見がバランスを崩してしっかりクリアできなかったこと、そしてGK大久保が一歩目を躊躇して相手に競り負けたこと、入ってきた敵SBを誰も見ていなかったことと、いくつものミスが重なったものであり、やはり必然の失点である。

 2失点目は、誰が見ても明らかなように、ミドルシュートに対する寄せの甘さ(というか欠如)から生まれたものだった。正面にいたのはヘナトであり、清水の中では称賛されているヘナトも、所長の見る限り、実は時々守備のミスを犯しており、今回もその印象が残った。長谷川のアクロバティックなシュートに目が行きがちだが、ペナ前に侵入していた彼を誰もマークしていなかったことも問題であろう。

 それで、今節は個人的に他のチームの試合も結構観ているのだが、たとえば鹿島VS東京戦。やはり、優勝争いをするチームというのは、最低限の必要条件として、こういう守備のタイトさを備えているものなのだなと改めて痛感した。何度も言うように、所長は今季開幕に当たって、清水のJ1リーグ優勝という目標を掲げていたわけで、まったくのお門違いだったなと、恥ずかしくなった。

 いや、上位チームだけじゃない。札幌VS仙台の試合も観たが、我々が8点とられた札幌相手に堅守を徹底し、1点に抑えて完勝した仙台の戦い振りは、感動的ですらあった。「なるほど、こんな風に守備を徹底すれば、札幌だって最少失点に抑えることができるんだなあ」と、つくづく感心させられた。

 こういう本物の堅守を見せ付けられると、はて、彼らは清水と同じカテゴリーなのか? いやもっと言えば、清水がやっているのは彼らと同じ競技なのか?とすら疑いたくなってくる。これは、選手のポテンシャルの問題ではない。現に、清水では頼りなかった犬飼やブエノが東京戦で奮闘していたし、仙台などは清水よりもずっと低予算なのに、ハードワークと創意工夫でチームを構築している(とてもJ2降格の可能性があるチームには思えなかった)。すべては、ここ何年か清水に蔓延していた守備の文化の欠如、意識の低さ、ぬるま湯体質の問題である。

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 今はたまたま台風やら、猛暑のぶり返しがあるけれど、本来なら9月は気持ちの良い季節であり、祝日もあるわけで、Jリーグファンとしてはもっとこの時期にリーグ戦をやってほしいものだと思う。しかし、9月の清水のリーグ戦は、3試合だけ。それも、本来8月31日だった試合が鹿島の都合で9月1日にずれて、結果的に2試合から3試合に増えた形だった。あとは、天皇杯が1試合あるだけ。4冠を見据える鹿島などは逆に過密日程に直面し、FC東京あたりは代表にも選手をとられている。それに比べると、清水は、チームもサポも、「ヒマだなあ」というところだろう。代表は立田が東京五輪チームにぎりぎり引っかかっているだけ。これで「北川大活躍」の話題が海の向こうから聞こえてくれば、まだしも退屈がまぎれるが、そういった情報もなし。

 チームが「ヒマ」ということは、コンディションを整えたり、戦術やコンビネーションを練り上げたりする時間がふんだんにあるということでもあるが、だいたい中断明けの試合は、「こいつら、時間あったのに、一体何してたんだ?」と憤りたくなるようなことが多い。まさか、相手に押し込まれたらすべて力一杯クリアして一切繋がない練習とか、前線で敵3人くらいに囲まれて孤立しているドウグラスめがけてロングボールを蹴り込んで、「あとはお任せ」という戦術の徹底とか、そういう練習でもしてるんだろうか? いや、実際の試合を見せられると、ホントにそういう練習をしてるんじゃないかと、疑いたくなるのだが。

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 鹿島戦の惨敗を受け、色んなことを書いてきたが、なんだかんだで、結論としては、清水よりは鹿島の方がずっと上のクラブだということを認めざるをえない、ということである。

 個人的に忘れられないのは、3年ほど前に出た「FKの名手中村俊輔が語る、Jで一番“壁”がうまいクラブは……『気合いが違う、伝わってくる』」という記事である。この中で俊輔は次のように証言している。

 「壁の作り方が伝統的にうまいチームってありますか?」と聞かれたフリーキックの名手・中村は「鹿島アントラーズです」と明かし、「全員が頭で止めてやろうという気合いが違う、伝わってくる。一瞬でもそういうのが見えたら気になります」と説明した。

 「全員が頭で止めてやろうという気合い」が、今回の三竿のように、なんだったら手を使ってでも止めてやろうというプレーになって表れたのだろう。むろん、それは完全な不正だが、審判に見付からなければセーフだし、実際今回は完全に見逃されたわけだから、結果的に鹿島の勝ちである。そういうところも含めて、鹿島の勝利への執念であり、翻って、我が軍に最も欠けている部分なのだと考えざるをえない。

 たとえば、先日の札幌戦で福森に決められたフリーキック。あんなものは、壁さえしっかり作っていたら、物理的に、あんな軌道でゴールネットに突き刺さるなんてことはありえないのである。「頭で止めてやろうという気合い」どころか、「当たって痛い思いをするくらいなら、シュートコースを空けた方がマシ」くらいに思っている証拠である。確かに、すでに大差がついており、試合の大勢には影響しなかったが、日頃のそうした心がけが、勝負所にも出るものなのだ。

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 鹿島戦は言い訳の余地のない完敗だったので、審判のせいで負けたとまで言うつもりはない。しかし、映像、スローで確認すれば、西澤の蹴ったフリーキックに対して、鹿島の三竿健斗がハンドで止めたことは明らかである。所長の見るところ、これは新旧競技規則などとはまったく関係ない問題であり、意図的に手を広げて止めたものなので、PKが与えられるべきであったことは、間違いのないところである。FIFAレフリー100人に映像を見せたら、100人全員が「ハンドでPK」と言うくらいの、疑問の余地のないシーンだった。

 ちなみに、西澤のシュート自体は、枠には行っていなかったように見えたが。。。

 普通、こういう場面については、テレビの実況や解説は、「微妙ですね」などとコメントするものである。しかし、今回に限っては皆さんこぞって、「これはハンドでPKすね」と明言している。DAZNの「ジャッジリプレー」を見てみたが、同番組でもその点で意見が一致していた。

 ただし、所長はDAZNの「ジャッジリプレー」に不満が残った。個人的に意見を聞きたかったのは、PKは当然として、三竿健斗は一発退場になるべきだったのではないかということなのだが、「ジャッジリプレー」ではその点にまったく言及がなかったからである。もしも、あれがPKになり、スコアが1:2になっても、その後清水が同点ないしは逆転に持って行けたかと言うと、心許ない。しかし、攻守の要・三竿が退場になり鹿島が1人少なくなれば、話は全然別である。その場合は、さすがに残りの時間ずっと清水が押し込んだはずだし、同点くらいにはできたかもしれず、少なくとも大敗はなかったと考えたくなる。

 西村雄一氏についての所長の評価は、「この人、確かに『目』は良い」というものである。普通だったら見逃してしまいがちな細かい接触とか不正を見付ける能力は凄い。ただ、なまじ「見えて」しまうので、ファウル・PK・カードなどが増え、しかもそれが試合の流れを決めたりどちらか一方に有利に働いてしまうので、かえってサッカーをつまらなくしてしまうという悪い癖があった。ただ、近年は、なるべく接触プレーを流すように心がけており、出すカードの数なども低下していたので、所長なども、そんなに悪い印象は持っていなかったのである。

 今回、西村氏が三竿のハンドを見逃したのは、立ち位置が原因で角度的に見づらかった、などとも言われているが。それにしても、「西村氏は、少なくとも『目』は良い」という評価が崩れる、お粗末な誤審であった。

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