エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ: エスパルス

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 こちらの記事によると、昨日、練習後に取材に応じた金子翔太が、次のようにコメントしたということだ。

 狙った形でゴール前に進入する回数が増えてきた。完成度も開幕戦に比べて格段に上がっている。切り替えの部分が良くなった。データを見ても、エリア内へ進入される場面が減っている。

 これ、額面通り受け取っていいものかどうか。6月の藤枝とのTM後に、金子が「完成度は高まっている」と発言した時の口振りにも感じたけど、金子は現実主義者だから、現状については相当危機感を持っており、それでも前向きに取り組んでいこうという決意の表明として、あえて楽観的な言葉を選んでいるのだと思う。だから、昨日のコメントは、多少割り引いて解釈した方がいいのではないかという気がする。

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 それにしても、色んなチームに清水ゆかりの人物がいるものである。そして、そういう選手が清水在籍時代以上に良いプレーを見せたりすると、若干微妙な心境になる。

 日曜日の京都と磐田の試合を観たが、京都側でウタカと飯田が先発出場。この試合、結論から言えばウタカの2得点で京都が2:0の勝利を収める。にしても、ウタカは本当に上手い。ドウグラスほどの万能ストライカーではないかもしれないが、ツボにはまった時の得点力は、ドウグラスと同等と言える。トラップ、バウンドに合わせるタイミング、相手の逆を突くターン、シュートのタイミングとコースなど、思わず「上手い」とうなりたくなるようなプレーを見せる。日曜日の磐田戦での2得点も、その特徴が良く出たものだった。

 ウタカは、清水でくすぶった後、広島でJ1得点王になるわけだが、広島の首脳が、「ウタカは清水ではカウンター要員のように使われていたが、うちならもっと活かせる」というような話をしていたのは、悔しかった。まあ、結果に表れているわけで、何も言い返せない。静岡で気に入ったのはおでんだけだったとしたら、うちにとって何とも情けない話である。京都も、早くもウタカのトリセツを理解したようであり、果たして今季J2で何点とるか、楽しみである。

 あと、京都側では、飯田が清水では見たことのないような溌剌としたプレーを見せていて、驚いた。清水時代の飯田については、期待はしていたのだが、「良いプレー」というのを、ほとんど思い出せない。たぶん、彼がリーグ戦で先発して、勝った試合は一つもなかったのではないだろうか(時間がなくて確認できないが)。それが、京都に行ったとたん、清水ではついぞお目にかかれなかったようなピンポイントクロスを何本も上げており、思わず目が点になった。


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 改めて、だけど。先日のスポパラの情報。「別メニュー」ならともかく、「練習不参加」って、何だよ。しかも、最後が「など」ということは、まだ他にもいるということか。

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 でもって、現時点のスタメン想定が、こうなるってことか。なんだよ、能力豊かな助っ人たちを、5人の外国人枠にどうやって当てはめるか苦労するという、「嬉しい悲鳴」じゃなかったの!?

 試合もないのに、どうやったらそんなに大量の怪我人を出せるのか、不思議なチームだ。

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 2020シーズンシート、思案した末に、払い戻しを辞退し、全額クラブに寄付することにした。

 自分にとっての、唯一の生き甲斐だからね。こんな風に、エラそうにブログで意見を表明したり、選手やクラブにダメ出ししたり、そんなことができるのも、クラブがあってこそだ。1人分のシーズンシート代なんて、大して足しにもならないだろうが、こんな時こそ、少しだけでもクラブをサポートしたい。

 唯一、引っ掛かっていたのは、シーズンシートが消滅し、その後の(特に入場が制限される試合の)チケット販売についてだったが、これについてはまずはシーズンシートオーナー、次に後援会員が優先されるということが、正式に発表された。その点に納得したこともあり、寄付ということにさせていただいた。

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 壮絶な打ち合いだった。4:4の引き分け。お互いに攻撃的なチームなので、多くの得点が生まれたこと自体は、不思議ではない。しかし、この日は、両チームの攻撃力が爆発したというよりは、お互いの守備の脆さを露呈した形だった。

 清水に関して言えば、もうリーグ戦も中盤戦に差し掛かるのに、いまだにディフェンスラインが固定できていなかった。ヴァウドはほぼレギュラー起用されたが、立田、ソッコ、岡崎と色々試されたCBの相棒が、いずれもしっくり来ていなかったのだ。そこでクラモフスキー監督は、この第13節で初めて3バックを採用したのだが、急造は否めなかった。3バックの連携が合わず、試合開始直後から何度も札幌の攻撃陣に突破を許す。そこで相手に与えたフリーキックを、札幌の福森に直接決められると、まるで昨年の悪夢がよみがえったかのように札幌に一方的に攻められ、前半だけで3失点を喫した。対する清水は、福森へのお返しとばかりに、中村慶太が直接フリーキックを叩き込んで1点を奪うも、前半は完全に札幌の試合だった。

 しかし、札幌の側も、この日の守備は不安定だった。GKク・ソンユンが徴兵問題に絡んで韓国の大邸FCに移籍することになり、その関係でこの日は菅野孝憲がGKに起用されたのだ。むろん菅野も経験豊かなプレーヤーだが、守護神の交代が札幌の守備のバランスを微妙に崩したのか、清水が後半頭からカルリーニョスを投入して圧力を強めると、札幌の守備にほころびが目立つようになる。50分には金子のグランダーのクロスをファーサイドのカルリーニョスが押し込んで1点差、68分にはカルリーニョスの強烈なミドルのこぼれ球を河井が流し込んで同点、そして83分にはコーナーキックからニアに飛び込んだテセが頭で合わせて、ついに逆転に成功した。遠く札幌厚別まで駆け付けたオレンジサポーターの歓喜が爆発する。

 このまま昨年のリベンジ達成かと思われた終了間際、落とし穴が待っていた。今季何度かあったように、リードした状況で、追加点を奪いにいくのか、しっかり守るのかが曖昧となり、清水のプレーが噛み合わなくなる。結局、リードしているにもかかわらず、最終ラインが薄くなったところをA.ロペスに裏をとられ、痛恨の同点弾を喫したのだった。

 札幌にリードを許しても、そこで気落ちしてズルズル行くのではなく、そこから逆転まで持って行ったことは、昨年のチームからの進歩だろう。しかし、それを勝ち点3に結び付けられなかったわけで、まだまだ未熟なチームということなのだろう。

 第12節を終えた戦績:4勝・3分・6敗 勝ち点15 16得点・22失点(得失点差マイナス6)。11位

 そんなわけで、お届けしてきた「妄想!」シリーズですが、今回が最終回です。Jリーグのない日々に、少しでも清水サポさんたちの退屈しのぎになればと思って手掛けた企画でした。ただ、自分なりに、「本来ならば存在したはずのシーズン」を真剣に想像し、描いたつもりです。清水が全勝とかにしたい気持ちをぐっと抑えて、なるべくリアルに妄想するというか、そんなことを心がけました。相手チームの情報とか、当日の気象条件とかも調べて、そういうのも盛り込んで描いてみました。だから、これをやるの、結構大変なんですよ(笑)。

 あと10日後くらいには、本物のJリーグが戻ってきます。だから「妄想」はここまで。お粗末でした。

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 我が軍にとっての7月4日の再開初戦が、名古屋相手なので、遅れ馳せではあるが、J1第1節の仙台VS名古屋戦を観てみた。DAZNではまだ第1節の視聴が可能なので。ちなみに、個人的にはルヴァンカップの第1節、名古屋VS鹿島も以前にスカパー!観戦済みである。

 最近の名古屋と言えば、ジョーの退団、金崎およびランゲラックのコロナ感染と、暗いものが多い。なので、チームとして下り坂のような先入観を抱いてしまいがちだけど、第1節の仙台戦を観る限り、名古屋は相当手強い(ルヴァンの鹿島戦の印象も同様)。考えてみれば、J1第1節ではジョーも金崎も出ていなかったわけだが、それでも攻撃の形はちゃんと作っていた。「点取り屋」は不在という感は否めないが、とにかく川崎から移籍してきた阿部が攻撃で効きまくっている。サイドやバイタルを使うのが上手く、清水の弱点を突かれそうだ。

 フィッカデンティ監督は、守備の構築に定評がある人と言われるけれど、少なくとも今年の名古屋に関する限り、それは引いて守るという意味ではなさそうだ。前から激しくプレスをかけて、主導権を握ろうとしている。

 これまでの2試合を観ただけの印象から言うと、名古屋の力は恐らく中の上、最大限上手く行けば4位くらいもありうるかなという感じだ。攻撃の爆発力はないかもしれないが、失点が少なく、大崩れはしないチームだろう。まあ、4ヵ月以上の空白が、どのように左右するかは分からないが、清水にとって簡単な相手でないことは確かだろう。


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 そんなわけで、昨日は磐田とのTMがあったわけだけど、完全非公開だったようだ。ネット中継はおろか、メンバー、結果の発表もなし。報道で断片的にでも様子が伝えられることも、今のところないようだ。

 まあ、これは清水もさることながら、磐田側が1週間後にJ2再開を控えており、情報を伏せたいという事情によるところが大きいだろう。磐田は6月28日(日)にアウェーで京都と対戦することになっている。

 清水について言えることは、ハムストリング肉離れで2ヵ月の離脱となった石毛は当然出ていないだろう、腰痛が伝えられるGKヴォルピもたぶん欠場だろう、というくらいだ。

 清水だって、再来週にはもうリーグ戦再開だ。リーグ戦の中断が発表された時、「怪我人のいるうちにとっては好都合。再開する頃にはエウシーニョもヘナトも復帰して、万全のはず」なんて思ったものだったが、どうもそういう雲行きではなくなってきた。

 一方、清水にとってのJ1再開戦の相手となる名古屋については、話題が多い。大型ストライカーのジョーは退団が決定。守備重視のフィッカデンティ監督と合わなかったなどとも言われている。

 そして、名古屋は昨日、J2の岐阜とTMを戦ったそうで、45分×3で、PKによる1得点で辛うじて勝利したと伝えられている。コロナ感染の金崎、ランゲラックの出場はなし。攻撃の柱を欠き、チームは沈滞傾向にあるようだ。これから2週間で、果たしてどこまで盛り返してくるか。

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 当S研では、このほどツイッターを始めました。

 https://twitter.com/skenvictory

 おそらく、そんなに熱心にツイートするわけじゃなく、ブログを更新した時に告知する程度になるかとは思うけど、よかったらフォローなどしていただければ幸いです。

 そういえば、今日は磐田粉砕予定日か。インスタ、YouTubeなどでの中継はないのね、グスン。先日、disったのがよくなかったかな(笑)。

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529

 こちらの記事が、日本各地におけるサッカースタジアム新規建設の構想と、それがコロナでどのような影響を受けているかということを、概観的にまとめている。あまり突っ込んだ内容ではないが、全体的な状況を把握する上では、便利な情報だろう。

 一応、清水も下の方にチョロっと、「(候補地)未定。市に要望」という形で出ている。J1クラブなのに、一番具体化から遠くなっており、何とも情けない話である。

 今年に入ってから、新社長が新スタという目標を改めて掲げてみたりはしたものの、これまたコロナ渦の影響もあり、進展は今のところ何もない状態だろう(しいて話題を挙げれば、清水庁舎の移転問題がこじれており、その影響はどうか?といったくらいである)。

 このように、特に話題はないのだが、何しろ当ブログ、新スタの建設ということを旗印に掲げているので、何もなくても、時々取り上げないと忘れてしまいそうになるので(笑)、あえてお届けした次第。

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 先日の藤枝との練習試合、画質があまり良くないこともあって、最初は奥井がゴールを決めたのかと思った。

 ようやくベールを脱いだカルリーニョス、最初の実戦で早速結果を出してくれて、頼もしかった。ただ、ゴールは良かったのだが、もっと簡単そうなその後の決定機を2度外したのは、いただけなかったが。

 まあ、能力は高そうで、やってくれるのではないか。ポジション的には、左サイドで固定なのかね? 現状では、後藤にセンターフォワードとしての怖さがあまり感じられず(守備とか動き直しとか、そういう献身性は感じられるものの)、カルリーニョスをCFとして使う手はないのか?なんて思ったりもする。

 その一方で、対藤枝TMでは、GKヴォルピの姿がなく、エウシーニョ、ヘナトも出場しなかった。状態が気になる。

 「能力が高いブラジル人が復帰すれば、清水のサッカーはもっと良くなる」と思っている人は多いだろう。しかし、それだと、「3神」頼みだった去年と、あまり変わらないような。。。モフ監督に代わって、属人的能力ではなく、チームとして機能することを目指しているはずなのだが。。。

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 個人的に、数年前から、SSのシーズンシートを購入している。実を言えば、静岡に住んでいるわけでもないので、すべての試合に参加できるわけではない。年によっては、参戦できる試合が、半分以下だったりもする。

 それなのに、なぜシーズンシートを買い続けるのか? もちろん、一つには、クラブへのお布施という意味合いである。

 もう一つ、笑われるかもしれないが、「いつかこのシーズンシートが、プラチナになるのではないか」という妄想があるからだ。たとえば、次のような記事を読んでほしい。

 (ドイツ・ブンデスリーガでは)年間シートの売れ行きも好調だ。ブンデスリーガで最もチケットが入手困難と言われるドルトムントでは5万5000席(収容人数8万人)の年間シートが常に完売。バイエルンでは3万8000席が年間シートで押さえられている。最も安い立見席なら145ユーロ(約1万7000円)で楽しめるのだからお得だ。ちなみに、バイエルンの年間シートは年度更新が自動になっており、ほぼ全員がリピートするため、新規で買えるのは毎年10人程度だという。プラチナチケットである。

 国内においても、すでに川崎のチケットなどは、入手困難だ。清水だって、今はダメチームだが、いつの日か常勝軍団となり、その時はチケット争奪戦になるはず。そのあかつきにも、安心してチケットを確保できるように、既得権を確保しておこう。たとえ、それがどんなに高くついても。ホームで0:8の試合を見せられても、今は我慢だ。いつか、清水は必ず強くなって、この投資は報われる。だから、多少高くついても、シーズンシートを買い続けるのだ。と、まあ、個人的にはそんな想いなわけである。

 ところが、先日クラブから、「【重要なお知らせ】エスパルス2020シーズンシート取扱い(払戻し)について」という案内があった。今年のシーズンシートは、有無を言わせず、払い戻しということになってしまった(払い戻しを辞退し寄付することはできる)。

 まあ、クラブとしても、やむをえずそのような決定になったことは、理解できる。決して広くはないアイスタで、シーズンシートの客全員を、ソーシャルディスタンスをとりながら収容するのは、物理的・技術的に不可能という結論だったのだろう。

 今後の具体的なことは、まだ分からない。ただ、上限5000席、10000席とか、チケットが希少な当面の試合では、年間シートのオーナー、後援会員などが優先される配慮は、ぜひともお願いしたいものである。日頃示しているつもりの忠誠心に、多少は報いてもらっても、バチは当たらないと思うのだ。

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 というわけで、昨日6月15日、待ちに待った再開後の日程が発表された。

 とは言っても、何か新しい事実が発覚したというわけでなく、再開日となる7月4日の第2節から、フィナーレを迎える12月19日の第34節まで、ひたすらギュウギュウに詰め込まれたカレンダーを、目の当たりにしたといったところだ。

 数えたところ、水曜日に組み込まれたリーグ戦が8つ。それ以外に、ルヴァンも水曜日に2つある。金Jは一切なくなった。また、9月以降の週末の試合は、土曜日または日曜日という具合に、まだ確定していないところが多い。そうした未確定のところが12箇所もあり、アウェー観戦の旅行手配をしたい皆さんにとっては厄介だろう。

 普通、シーズンの途中には、代表週間など、いくつかの切れ目があるものであり、そこでチーム戦術を練り直したり、監督更迭のタイミングになったりするものである。だが、今年に限っては仮に代表週間が設けられてもJリーグは続行することになっており、いったん再開したら、12月までぶっ通しでリーグ戦が続くことになる。唯一、11月7、8日の週末が空いているが、それはルヴァンカップの決勝であろう。

 いやいや、いったん始まったら、息をもつかせない、大変なノンストップシーズンになる。途切れることがないので、大きな連勝、連敗が生じやすいシーズンになるかもしれない。当然、選手層がものをいう総力戦でもある。

 恐ろしく濃密な2020年下半期になりそうだ。

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 誤解のないように、最初にお断りしておくが、所長はピーター・クラモフスキー監督の進めるチーム作りを支持しており、信じて付いて行くつもりである。

 しかし、今のやりかたをそのまま続けて、勝てるチームになれるかというと、疑問である。いやむしろ、最下位まっしぐらだろう。ピーターの哲学に沿ったチーム作りは継続するとして、やはり現実主義の部分、守備の文化も必要だと思う。ピーター自身が学習して変わるか、あるいはピーター戦術に足りない部分を誰かが補わないと、攻撃サッカーは絵に描いた餅に終わる恐れがある。理論的には、チアゴマルチンス互換的なCBを獲得して属人的に穴を埋めるということも考えられるが、もう予算も外国人枠も残っていない。

 藤枝とのTMを観て、「川崎に5:1でやられた時と、まったく変わってない」という感想を抱いたサポさんは、多かっただろう。相変わらず、サイドバックがサイドにもバックにもおらず、ボールを失ってその背後を狙われると、敵に気前良く決定機を献上することになる。守っているのは2CBだけであり、危険きわまりない。藤枝さんはJ3の中では好チームだとは思うが、2カテゴリー違う相手に、あれだけ決定機を作られては、お話にならない。

 清水と藤枝の試合を観ていると、清水は苦労してチャンスを作っているのに、ピンチは自ら呼び込んでいるような恰好であり、パスミスなどでボールを失うと一気に決定的ピンチまで持って行かれる傾向がある。もちろん、モフ清水はこれからコンビネーションを高めていくはずではあるが、どうしたって1試合に何回かミスは起き、ピーターの戦い方ではミスは即、決定的ピンチを意味するわけで、J3相手と違ってJ1であればかなりの確率でそれが失点に繋がる。

 パスの成功率を高める訓練も必要だが、むしろパスミスを前提とした備えをした方が、勝利には近道ではないか。そうした修正は、ピーターの哲学を曲げることではないはずだ。


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 藤枝さんとのTM。大前提として、チームが試合をやっているのを久し振りに観れて嬉しかったし、中継をしてくれたクラブおよび関係者の皆さんには感謝の思いで一杯である。

 それを大前提として、率直に感想を申し上げれば、まず、中継は相当に酷かった。素朴な疑問として、事前にリハーサル、機材チェックなどはしていなかったのだろうか? サポは新機軸に飢えているのではなく、サッカーに、チームに飢えているのである。であるならば、そもそもがPlayer!などというとっつきにくいフォーマットを選んだのが疑問だし、実際に我々に届けられた映像も音声もグダグダだった。

 「せっかくやってくれたのに、文句言うなよ」というご意見もあるだろう。しかし、浦和だったら、あるいは鹿島だったら、このようなグダグダ中継になっただろうか? また、それが許されるだろうか?

 もう一度言うが、サポが飢えているのは、サッカーであり、チームである。実況担当者やゲストが、試合そっちのけで悪ふざけをするのを聞くために、我々は貴重な時間を割いているのではない。もっと、サッカーそのものに集中してほしかったというのが、個人的な意見である。

 さて、試合そのものに目を転じれば、これまた合格には程遠いものだった。これについては、改めて語ることにしたい。


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 久し振りに、スタジアムの天気を気にする、土曜日の朝だ。残念ながら、雨のようであり、プレーに影響のない小雨レベルならいいのだが。

 本日の藤枝とのTM、Player!で中継されることになった。TMは、DAZNで中継してくれたこともあったし、YouTubeならそれと遜色ないが、以前やったインスタライブは微妙だった。今回はさらに新たなフォーマットPlayer!ということであり、所長も含め、ほとんどの方が初体験だろう。一応、iPadにアプリをインストールしたものの、果たしてどんな視聴体験、使用感になるのだろうか? 投げ銭という新機軸のために、あえてPlayer!を起用したと思うのだが、高齢者も多い清水サポ層なので、あまり視聴ハードルを上げず、お手柔らかにお願いしたいというのが本音である。「ひさしぶりに清水の試合は観たいけど、プレなんとかっていうのがわかんないだよー」とか言ってるおばあちゃんとかいそうな気がして、泣けてくる。

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 悔しい。これが、「完成度」、「安定感」の違いというものなのか。清水は、ボール支配率、走行距離、シュート数のすべてで広島を上回りながら、勝ち点3を手にしたのは広島だった。城福浩監督が3年目を迎え、戦い方が成熟しつつある広島。今季もここまで、爆発力はないながら、リーグ最少の失点で、わずか1敗という安定した戦績だった(5勝・5分・1敗)。

 今回の清水VS広島戦でも、広島は清水に主導権を握られながらも、「最後のところだけやらせなければいい」とばかりに、のらりくらりとゲームを進めた。そして、後半の半ばまで点をとれなくても、決して焦らないのが広島だ。ついに74分、広島の要・青山敏弘が清水のトップ下ドゥトラからボールを奪うと、CFのレアンドロ・ペレイラに鋭い縦パスを供給、バランスを崩していた清水守備陣はこれに対応できず、ペレイラがそのまま一人で持ち込んで、先制点を奪ったのだった。

 先制後は、広島の戦い方はさらに明確になり、清水に一切隙を見せない。終盤は清水にこれといったビッグチャンスはなく、そのまま試合終了。清水にとっては、一見攻めているようでありながら、終始、広島の手のひらの上で踊っていたという、そんな試合だった。

 前半12分の決定機をカルリーニョスが決めて、清水が先手をとっていれば、また違った展開になったかもしれない。しかし、全体としては、現時点でのチーム完成度の違いがはっきり出た試合と認めざるをえないだろう。

 第12節を終えた戦績:4勝・2分・6敗 勝ち点14 12得点・18失点(得失点差マイナス6)。12位

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 シリーズ、神スポンサー探訪。今回は、クラブパートナーのハラダ製茶㈱様を取り上げさせていただく。

 と言っても、地元の方は皆ご存知の会社さんだろうし、あまり企業経営的な難しい話をするよりも、とにかくハラダ製茶さんの製品で、我々もお茶ライフを楽しもうではないか。

 かく言う所長も、ハラダ製茶さんの「茶葉まるごと粉末茶 カテキン一杯」というのを、毎日飲んでいる。お蔭様で、今のところコロナ知らず(!)だ。

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 ちょっと古いものかもしれないが、CMもあったので、拝見してみよう。

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 あと1ヵ月で、あの日常が戻ってくる。いまいち、実感が沸かない感もあったが、昨日あたりから、再開後の日程等につきチラホラと色んな情報が出始めて、ソワソワしてきた。

 特に色めき立ったのは、「J1は7・10以降観客ありで合意 上限5000人」という情報だ。「Jリーグは9日、ウェブによる実行委員会を開き、7月10日以降の試合から観客を入れて行うことで合意した。J1は同4日から無観客で再開するが、再開3戦目の第4節から上限5000人の観客を入れてリーグ戦を行う」という。

 ということは必然的に、J1は7月4日に再開して、その直後、いきなり7月8日(水)にミッドウィークの試合を開催するということだろう。いやあ、飛ばすねえ(笑)。そして、その2試合までが無観客で、7月10日(金)以降(というか、たぶん金Jはないはずで、11日(土)以降になるはずだが)、人数に上限があるとはいえ、観客を入れるわけか。

 それにしても、5000人は、どうやって選ぶのか? シーズンチケットのオーナーは優先されるのか? Jリーグも、クラブも、準備や調整で、てんてこまいだろうなあ。

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 7月4日の再開初戦のカードが伝えられ、予想どおり、清水は名古屋との対戦となった。清水ホームである。

 再開自体は喜ばしいものの、清水は一番ワリを食ったと言えるかもしれない。

 まず、無観客であることが確定している7月4日がホームというのが、不運だ。次節だったら、もしかしたら、観客を入れられたかもしれないのに。次節は恐らくアウェーだろう。

 それから、再三言っているように、名古屋に感染者が出て(守護神まで罹患して)、名古屋の準備が間に合うのか、ひょっとしたらこのカードだけ中止とか延期になるのではないかという不安がある。先方のコロナ感染は気の毒だったが、かくなる上は、たとえ主力が揃わなくても、ユースチームでもいいから、7月4日に静岡に来てもらわないと困る。

 さらに言えば、やっぱりこの東西二分割方式は、清水にとって不利だ。この方式で、実際に移動距離を短縮できるのは、関東の7チームと、関西の3チームだけだろう。清水の場合は、関東遠征ならば大した負担でもないが、長距離西日本遠征が増え、かえって負担が増すことになった。東西二分割方式は、実際に移動距離=感染リスクが低下するというよりは、世間様にリーグ再開をご理解いただくためのエクスキューズという意味合いが強いのではないか。

 まあ、まずはリーグを再開にこぎ着けることが肝心であり、贅沢は言えないけどな。

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 清水サポ限定、オトナのための社会科見学、シリーズ「神スポンサー探訪」のお時間です。今回ご紹介するのは、㈱中部衛生検査センター様。重要なプレミアムパートナーであるにもかかわらず、取り上げるのが遅くなってしまった。というのも、社名から何となく事業内容は察せられるものの、我々一般市民からすると難しそうで、二の足を踏んでしまったわけである。こういう企画でもなければ、会社名は存じ上げていても、中身は詳しくは知らないというままだったかもしれない。

 そんなわけで、HPを改めて拝見してみる。事業内容は、以下のように説明されている。

 当社は、食品従事者の健康管理に関わる保菌検査、食品微生物及び環境微生物等の検査を行っています。近年HACCPが目指す、食品の生産段階から製品に至るまでの品質管理が推進される社会情勢の中で、食品部門を中心に検査機能を高め、さらに業務に必要な研究を進めるため食品衛生研究所を2003年6月に設立し、業務の円滑化と一層の試験・検査の充実強化を目指すことといたしました。さらに、東日本大震災の影響による原子力発電所から拡散した放射能汚染の問題について、2012年6月から放射能検査業務を開始しました。

 ところで、今回初めて知ったのだが、中部衛生検査センター様は、島田市の企業ということだ。清水に拠点があるわけではなさそうなのに、エスパルスを応援していただいているというのは、本当に有難い。本社は、島田市のなかでも、下の地図に見るように、JRではなく大井川線が最寄り駅ということだ。こういう地方発祥の企業が、静岡のみならず、東京、大阪、九州、札幌にまで営業所を開設し、全国的に事業を展開されているというのは、ご立派としか言いようがない。ますますのご発展を祈念するとともに、これからもエスパルスをよろしくお願いいたします!

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