エスパルス研究所

清水エスパルスの躍進と新スタジアム建設に向けた考察

カテゴリ: エスパルス

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 「清水の来季新監督に横浜F・マリノスのピーター・クラモフスキー・ヘッドコーチが就任することが13日、濃厚となった。続投が基本線だった篠田善之監督は今季限りで退任し、来季はコーチとしてチームに残る予定。14日にもクラブから正式発表される」と報じられている。数日前に名前が挙がったうちの1人に、実際に白羽の矢が立ったようだ。

 個人的に、今回の話が出るまで、クラモフスキーなんて存在は認識していなかったし、その手腕や人となりも知らず、「分からん」としか言いようがない。

 クラモフスキー氏がポステコグルー監督と同じようなサッカーを志向するという前提で、直感的に論評するならば、確かに楽しみな部分はあるものの、やや危うさを感じる。単に、「今季の横浜のような楽しい攻撃サッカーをやりたいから、ポステコ本人を引き抜くのは無理にしても、小ポステコを引っ張ってくるか」的な発想でクラモフスキーの招聘に動いたのだとしたら、落とし穴が待ち受けているのではという不安を感じる。

 今の清水にとっての一番の課題は、守備の規律や組織の立て直しであろう。クラモフスキー氏にその手腕はあるのか? 篠田さんがコーチで残る方向のようだが、篠田さんの持ち味は相手チームのスカウティングや対策であり、今季の実績を考えても、篠田さんが清水の守備を見違えるように良くしてくれるとは思えない。では、新たに守備専門のコーチでも招聘するのか? その部分がはっきりしないと、来季に向けて安心できない。

 今季のマリノスは、失点が38と、優勝チームの割には多かった。しかも、チアゴ・マルチンスという今季のJ1の守備のMVP級のCBが広いエリアを奇跡的にカバーしてくれたからこそ、その程度の失点で収まったのであり、もちろん相棒CBの日本代表・畠中の存在も大きく、属人的要素が大きい。さらに言えば、マリノスでGKに求められているような役割を果たせる、足元の上手いGKは、今の清水には見当たらない。今の清水のディフェンス陣の陣容で、今季のマリノスのような戦術をとったら、危険なことこの上ない。新監督の主導で守備系総入れ替えくらいの大ナタを振るわないと、無謀な挑戦になりかねない。

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402

 昨日、呉越同舟、じゃなかった、篠田監督と大榎GMがSBS静岡新聞社を訪れてシーズン終了の報告を行った、なんてニュースが流れていた(上の画像はスクリーンショットなのでクリックしても再生しません)。腹の中は分からないが、さすがにマスコミの前で不仲を晒し出すようなことはなかったようで、安堵した。

 12月15日 (日)に、『2019応援感謝デーin三保』が開催されるようだ。はっきり言って所長は完全にこの週末も試合があるつもりでいたので、試合ではなく「応援感謝デー」というユル・イベントが開かれるというのは、何だか拍子抜けというか、奇妙な感覚である。

 所長はあまり選手と直接触れ合ったりしたいとは思わないタイプなので、普段だったら、応援感謝デーなどには興味はない。しかし、今年に限っては、スケジュールさえ合えば、出向いてみたいという気持ちがある。監督がこの手のイベントに出席するのかは存じ上げないが、もし監督に会えるのなら、直接感謝の念を(そして、会社の非礼についてのお詫びを)伝えたいという気持ちがあるからである。

 個人的にも、今季の総括は必要だし、来シーズンの監督はゼロベースで最良の人選をすべきだとは思っている。その意味では、GMと同じ考えとも言える。しかし、まずは難しい仕事をやり遂げた篠田監督への最大限の敬意と感謝を表するのが先決だろうと思う。その手順を間違えてはいけない。

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401

 それにしても今季の清水の残留は、ありえない、奇跡に近いものだったと思うわけである。これまでのJの歴史を見れば、最多失点のチーム、ワースト得失点差のチームは、ことごとく降格してきたからである。

 そのことを確認するために、上掲のような表を作成してみた。J1はチーム数やレギュレーションに変遷があり、過去には1チームだけ入れ替え戦に回っただけのシーズンもあったりしたから、現在と同じ18チーム、シーズン34試合で、降格チームが3ないし2.5になった2005年以降のデータをまとめてみた。青が残留、赤が降格である。

 まず、最多失点のところから見ていくと、最多失点のチームは17位か18位で降格というケースがほとんどであり、これまでの歴史で残留に成功したのは2009年の磐田と2018年の名古屋だけだった。最多失点のチームとしての過去最高順位は2009年磐田の11位であり、今季の清水は12位に終わって、わずかに届かなかった(別にそんなことで張り合わなくてもいいが)。

 そして、得失点差のデータは、よりダイレクトに順位に直結している。ワースト得失点のチームは最下位が定位置であり、従来の歴史では、どんなに頑張っても2007年の広島の16位が最高であった(入れ替え戦で敗れて降格)。2019年の清水が、ワースト得失点差でありながら残留を果たしたのは、もちろん現行レギュレーションでは初の快挙である。それのみならず、12位というそこそこの順位でフィニッシュしたのは、空前絶後と言っていい。勝つ試合は常に1点差で、負ける試合では派手に負けるという今季の清水の大クセが、この珍現象をもたらした。

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 当S研で何度か述べたように、これまで清水からはJ1得点王が一回も出たことがなかった(J2ではテセがなったが)。それどころか、清水のストライカーが得点ランキングのベスト3に入ったことすら、一度もなかったのである。

 そのジンクスを、ようやくドウグラスが打ち破ってくれた。上の表に見るとおり、ドウグラスは2019年の得点ランキングで3位に入ってくれた。

 それにしても、惜しかったと思う。今年の得点王争いは例年になく水準が低く(年間34試合制では史上最低のゴール数による得点王だった)、ドウグラスの能力と、途中までの得点ペースからすれば、充分に得点王を狙えたと思うからだ。第30節の磐田戦から第33節のセレッソ戦まで、それは取りも直さず清水が一番苦しんでいた時期でもあるわけだが、ドウグラスが4試合連続で無得点に終わったのが痛かった。

 おそらく、連戦の疲れがたまって、シーズン終盤にキレを失っていたのではないか。夏以降はほとんどの試合で先発フル出場していたからねえ。2点くらいリードして、70分くらいにドウグラスを引っ込めてもいいような状況をもっと作れるとよかったんだけど、追いかける展開が多かったし、リードするにしても常に1点だったし、ドウグラスがいなくなったら預けどころがなくなるし、互換タイプの選手がいないしで、ドウグラスに出ずっぱりでプレーしてもらうしかなかったのだ。心臓に不安を抱えながら、チームの苦しさを一人で背負い込むような形となり、チームがお膳立てしてドウグラスに気持ちよく点をとってもらうようなことができなかった。

 第34節のドウグラスのスーパーゴール、たぶん本人は、「来週もう1試合やるのはムリ~」と心で叫びながら、最後の力を振り絞ってシュートを打ったんじゃないかな。

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 昨日、徳島VS山形のJ2プレーオフ決勝を見逃し視聴しようとしたのだが、またしてもDAZNクオリティ炸裂! 8日に行われた徳島VS山形を視聴したいのに、なぜか動画の頭に、7日の横浜VS東京戦のプレビューを無理矢理ぶっこんで、それを観ないと先に進めないようになっていた(パソコン視聴なら簡単に飛ばせるが、所長はテレビのアプリで観たいので、それだと飛ばせない)。時間泥棒かよ!? 何の地獄なんだ、これは?

 さて、当方としては徳島さんにも山形さんにも利害関係はないが、周知のとおり、うっかりGMさんが来季の監督候補として徳島のロドリゲス監督の名前を挙げたりしたものだから、どうしてもその目線で観てしまう。「清水が早く交渉できるようになるためには、徳島が早く敗退してくれた方がいいのかな」なんて邪念を抱きながら観戦した。

 徳島のサッカーはポゼションに定評があるが、意外に跳ね返したり大きく蹴ったりということもやる時はやるし、ロングパスなんかも使う。ただ、その中心になっているのはヨルディバイスというDFであり、昨年まで長崎にいた彼が加入したことが、今季の徳島躍進の秘訣だったのではないだろうか。したがって、清水としてはロドリゲス監督を引っ張ってくるだけでは駄目で、ヨルディバイスもあわせて獲得できれば即効性が大きいだろう。そして、ロドリゲス徳島は、決定的なスルーパスの形を持っていて、外から角度をつけて入ってくるプレーヤーにスピードのあるスルーパスを供給することでビッグチャンスを作り出す傾向がある(昨日の決勝点もそう)。徳島の試合を観ていると、選手が楽しそうに自信をもってプレーしているのが印象的であり、今の清水とは真逆のチームカラーと言えそうである。まあ、以上は、あくまでも清水の一ファンが来季の夢を膨らませただけの話であり、実際に清水がロドリゲス氏に白羽の矢を立てて交渉するかは不明であり、来季ロドリゲス監督でJ1を戦う気満々の徳島サポの皆様にはご容赦いただきたい。

 運命を決めるのは、次の湘南VS徳島戦。以前、当S研では、清水がプレーオフに回ったら絶望だけど、湘南さんなら難なく勝てるでしょう、だから湘南さんお願いしますというようなことを述べたが、今でもその思いに変わりはない。湘南は、J1終盤に残留を争ったチームの中では、今一番勢いがあり、J1の中堅くらいの力はありそうだ。最終節に勝利を逃したことで精神的なダメージが残っていなければ、難敵徳島とはいえ、湘南有利は動かないだろう。

 それにしても、各方面で批判を呼んでいるようだが、最終節終了後の大榎GMの発言(昨日、当S研でも取り上げたもの)は、関係者への敬意や配慮を欠いたものだったと言わざるをえない。そもそも、当ブログでも何度も指摘してきたように、篠田監督が就任した時点で、「戦術ドウグラスで、なりふり構わず残留する」というのは、チーム、有識者、サポの間で共有されていたコンセンサスのはずである。それがどうにか成就したその時に、「カウンター重視となった戦術に疑問符」を付けられても困るのである。「そういうアンタは、2勝・2分・7敗の状態でシーズン途中にチームを引き継いで、残留させられるのか?」と、各方面からツッコまれるのも、当然であろう。何だか、ちょっと、嵐の予感がしてしまう。

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5

 基本的には一日一回の更新を原則としている当S研ブログだが、「篠田善之監督、解任か 大榎GM『洗い直す』」という記事を読んで、一言、言いたくなった。

 清水の篠田善之監督(48)が解任される可能性が高まった。試合後、大榎克己GM(54)が報道陣に対応。「(監督人事は)洗い直します。今日の時点では続投と明言できない」と白紙の方針を明かした。

 篠田監督は成績不振で解任されたヨンソン前監督の後を受け、5月にヘッドコーチから昇格。修正点を的確に指示し、前体制で1試合平均1点だった得点を1.48、同失点を2.36から1.87に改善するなど手腕を発揮してきた。ただ、同GMは「戦い方のスタイルを含めて検討する」と説明。カウンター重視となった戦術に疑問符を付けている模様だ。

 解任が正式に決まった場合に備え「5人ぐらい」をリストアップ。Jリーグ関係者によると、F東京などで指揮を執ったランコ・ポポヴィッチ氏(52)に強化部が接触済みで、徳島のリカルド・ロドリゲス監督(45)、優勝した横浜Mのピーター・クラモフスキーヘッドコーチ(41)、松本の反町康治監督(55)も挙がっているという。なお、大榎GMは自身の去就について「自分から身を引くつもりはない」と話した。

 おいおい、当ブログで推した徳島のロドリゲス監督や、反町監督をリストアップするって、まさか大榎GM、このブログ読んでるわけじゃないだろうなあ(笑)。

 まあ、そんなわけはないけど、所長は篠田監督は自分の役割をきっちり果たした功労者だと思うので、「解任」といった文言が飛び交うのは残念である。あの絶望的な状況下で監督を引き受け、まあ素晴らしいサッカーを披露してくれたわけではなかったが、あの当時誰もが考えた「どんな形でもいいから残留を」という目標を、見事に達成してくれたわけである。当S研でずっと示してきた「ヨンソン・篠田別順位表」の最終版を上に掲げるが、当ブログでずっと言い続けてきた「せめて篠田監督自身が五部の星を」という願いは、惜しくもかなえられなかったものの、ほぼそれに準ずる成績を残してくれた。今季序盤、我が軍は最下位の暗闇をさまよっていたわけで、下手な手を打てば、そのまま奈落の底に沈む可能性もあった。それを、目を見張るようなサッカーではなかったにせよ、12位に着地させてくれた篠田監督には、感謝の念しかない。

 もちろん、それは、「ボロボロの状態だったチームをシーズン途中に引き受けて、サッカーの中身はどうあれ、何が何でも残留させる」という特殊任務である。来季、まっさらな状態から新しいチームを作っていく(清水の場合は根本から直さなければならないことが山ほどある)上で、誰が適任かというのは、まったく別の問題である。その新しい任務には、篠田さん以外の別の誰かの方が適しているのではないかというのは、所長も同意見だ。ただ、それは篠田さんが駄目だから「解任」するというのとは筋が違う話であり、むしろ篠田さんは特殊任務を見事にやり遂げた好リリーフだったと位置付けたいものである。

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 清水の選手諸君。そして、清水にかかわるすべての皆様。残留おめでとうございます。

 今回の鳥栖戦でも、サッカーそのもののクオリティが向上したわけではなかった。むしろ、「相変わらずだな」と、何度も苦笑いさせられた。試合のクローズの仕方も、依然としてぎこちないものだったし。

 でも、「急に上手くなるわけがない」というのは、最初から分かっていたこと。鳥栖だって、実力も、状況も、似たり寄ったりだ。だとしたら、どれだけ泥臭く、必死になってやれるか。ホームの声援を、力に変えられるか。それが勝敗を分けるだろうことは、明らかだった。まあ、ハードワークや守備意識というのは、最終節で追い詰められたからやるのではなく、普段から最低限のベースとしてやってほしいものなのだが、こいつらもやればできるということを、ようやく最後の最後で見せてくれた。

 今季途中、篠田監督が就任した時点で、「戦術ドウグラス」を選択し、それがチームにおいても、サポの間でも、コンセンサスとなった。内容が乏しい割に効率的に勝ち点をとれるという意味で現実的ではあったが、シーズンの終盤になってチームとしての底の浅さ、上積みのなさ、そしてドウグラス自身鳴りを潜めたことで、窮地に陥った。しかし、今さら新しい戦い方ができずはずもなく、やり方を貫くしかなかった。そんなシーズンを、ドウグラスの超絶ゴールによって締めくくったというのは、いかにも今季を象徴した勝ち方だった。

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 近年の清水が低迷し、とりわけ今季降格の危機に瀕しているのには、必然的な原因がある。もちろん、その原因は一つではないが、所長が見るところ、一番根本的な問題は、守備の意識や厳しさだと思う。これは、誰でも心がけややる気があればできることであり、戦術とかテクニックといったレベルの話ではない、もっと初歩的な問題である。相手のボールの出どころに激しく寄せる、もしもシュートを打たれたら身を挺してブロックすると、Jの他のチームがどこでもやっていることを、清水はできていない。

 たとえば、セレッソ戦の1失点目。河井に当たってコースが変わって入ったのは、アンラッキーだったと考えたくなる。しかし、河井は立っていただけで(いつもの清水イレブンのように、よけなかっただけマシとも言えるが)、もしも河井がシュートに対してもっと激しく寄せていたら、結果は違ったのではないだろうか。

 相手のクロスに対しても、そう。ワールドカップの時のスウェーデンのように、クロスは上げさせても中で跳ね返すということがキチンとできているのならいい(ヨンソン監督はそういうスウェーデン流をやろうとしていた節もあった)。しかし、DFのクロス対応が弱い清水では、まずクロスの上げ手に激しいプレッシャーをかけて、その精度を狂わす必要がある。

 しかるに、現実には、まさにその部分が甘い。西澤あたりのクロス対応を見ていると、2メートルくらい離れて立っているだけであり、まるで充分な車間距離をとって安全運転に徹するマナーの良いドライバーみたいだ。サッカー守備は、思いっきり幅寄せする、すぐ前に立って相手を追い詰めるという具合に、「煽り」じゃなきゃ駄目なんだよ。

 果たして、本日の鳥栖戦で、尻に火のついた清水イレブンは、心を入れ替えてタイトな守備を見せてくれるだろうか? この期に及んで、惰眠をむさぼり続けるなら、そんな自分たちにふさわしい場所に落ちていくだけの話である。

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 チームはラスト1試合(+α?)に集中すべき時で、来期の体制などについて語るのは時期尚早だが、チーム関係者や選手がこんなブログなど読んでいるはずもないという前提で、今後についての話をさせていただく。

 反町康治というのは面白い指導者で、戦力がやや厳しいチームの指揮ばかり任せられる。Jでは、新潟、湘南、松本を率い、いずれもJ2からJ1には引き上げたものの、戦力格差はいかんともしがたく、J1では一度も一桁順位を達成したことがない。しかし、どう見てもそれは絶対的な戦力不足が原因であり、反町監督はむしろあの手この手で戦力の最大値を引き出している、というイメージがある。

 なので、「もしも反町監督に、充実した戦力を与えたら、どうなるのか?」というのは、前から個人的に興味があった。まあ、「充実」まで行かなくても、J1の平均的な戦力を与えたら、反町監督はどんな結果を出すのか? たとえば、清水くらいの強化費があったとしたら?

 もちろん、もしかしたら、反町監督は「弱者の兵法」にこそ長けた指揮官であり、実は良い戦力の使い方とかは下手なのかもしれない。実際、北京五輪の時には過度に守備的な戦術をとり、本田圭佑らの造反を招いたこともあった。

 松本はJ2降格がすでに確定し、報道によれば、反町監督の退任が濃厚であるという。他方、清水は来季の居場所すらまだ決まっていないが(J1に加えACLを戦う可能性すらある!)、ギリギリ残留するにしろ、降格の憂き目に遭うにしろ、チームの根本的な立て直しは不可避であり、守備組織・規律・ハードワークを信条とする反町氏は、適任に思える。

 反町氏が湘南で監督を務めた2009~2011年に、うちの左伴社長は湘南の常務理事だった(ついでに言えば反町氏は大榎GMの高校の先輩でもある)。左伴社長が反町氏の携帯番号を知らないということはないだろう。すでに社長は電話をかけているだろうか? 反町氏は、「来季オレが率いるチームをJ2に落とすわけにはいかない」と奮い立ち、最終節に全力で湘南をたたいてくれるだろうか(妄想)。

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 セレッソ戦の清水の先制点だけど、あれ、練習通りの形だったのかねえ? DAZNの解説は「あらかじめデザインされていたプレーですね」なんてコメントしてたけど、どう見ても、西澤のコーナーが例によって前で引っ掛かり、そこにたまたま清水の選手がいて、適当に流したらたまたま味方に繋がっただけのように感じたけど。

 さて、目下のところ、清水はJ1の15位。しかし、ここ数試合の内容と結果だけから見れば、J1最弱であることを認めざるを得ない。まあ、それは仕方ないが、問題はプレーオフに回った場合の、J2チームとの力関係である。所長の感覚から言うと、今の清水の力は、J2に換算したら、15位くらいではないかと思う。つまり、プレーオフを勝ち上がって勢いを付けてきたJ2のチームを相手に、苦戦することは必至である。

 実力はJ2の15位くらいの清水だが、サッカーの内容、つまり守備の強度とかビルドアップやポゼションの質とか崩しの形とか、そういうことだけとれば、力はさらに低い。J2の下位か、下手をすればJ3くらいのクオリティしかない。それでも、なぜ今のところJ1の15位にいるかというと、それはチームのオーガナイズとは関係ない、ブラジル人助っ人の属人的能力の賜物に他ならない。つまり、いくら内容がお粗末でも、試合の流れに関係なく、ドウグラスの超絶的な決定力やエウシーニョの変態プレーで点をとれることが時々あるので、そのお陰で一定の勝ち点を積み上げられたに過ぎない。

 プレーオフに回った場合のJ2との試合は、格上に対するチャレンジャーという自覚を持って臨んだ方がいいだろう。先週末のJ2プレーオフも眺めてみたが、徳島が来ても、山形が来ても、おそらく清水は圧倒されることになると思う。

 個人的に、事前の展望では、「山形が来てくれたら一番やりやすいかな」なんて思ってた。というのも、山形の木山監督は、「ミスター引き分け」と呼びたくなるような引き分けの多い指揮官であり(今年はそうでもなかったが)、普段は慎重に戦って勝ち点1でもOKという戦いを特徴としているので、プレーオフでJ1チームは引き分けでも生き残れることを考えると、好都合かななんて思ったのである。

 しかし、大宮と山形のプレーオフ1回戦を観たら、木山監督の指揮がいつになくアグレッシブで、得点を奪った時に派手にガッツポーズするなど、人が変わったようだった。順位が下である山形は、勝ち上がるためには勝利しかないから、そのレギュレーションが木山監督を、そして山形イレブンを豹変させたのだろう。

 鬼気迫るものがあったのは、敗退こそしてしまったが、徳島と戦った甲府も同じだった。不運な退場で1人少なくなっても、ポゼションに定評のある徳島を相手に、ボールを握って攻め続けた。ただ、それを落ち着いてかわした徳島のチーム力も、大したものだった。

 そんなこんなで、もしも清水がプレーオフに回ることになったら、内容でも勢いでも優るJ2チーム相手に、タジタジになってしまいそうだ。なにしろ、うちはJ2の15位なので。

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 残念ながら、篠田政権のリーグ負け越しも確定してしまった。プレーオフ、天皇杯の結果が不確定とはいえ、さすがに続投は、無いか。個人的に、今の清水の崩壊が、篠田監督のせいだとは思わない。篠田さんが就任前から進行していた危機が、顕在化しただけだろう。しかし、篠田監督がチームを崩壊状態から救えなかったこともまた事実である。来季の指揮をお任せする道理は見当たらない。しかし、チームがこんな状態じゃあ、来期の体制作りは、思いっきり遅れるだろうなあ。

 何を言っても愚痴や弱音になってしまう今日この頃だが、それにしても、「5位」を目指すはずのチームが、「15位」の死守に汲々とさせられるとはなあ。

 今季ずっと、救いようのない放蕩息子のように、大量失点を続けてきたツケが、最終節になって、本当に回ってきた。上の表を見ても、篠田政権になってからも、1試合にほぼ2失点のペースで失点を続けてきたことが、再確認できる。以前も書いたとおり、J1が今のレギュレーションになってから、得失点差がワーストのチームが残留した例は、ただの一つも存在しないのだ。

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 昨日は、錯乱のあまり、血迷ったことを書いてしまった。「湘南は、最終節も勝ち点を獲得するだろう。それが1であろうと3であろうと、いずれにしても、清水は最終節に勝たなければいけなくなってしまった」などと書いたが、冷静に考えれば、湘南が勝ち点1なら、清水も勝ち点1で、残留が可能である。お詫びして訂正させていただく。そう考えると、まだうちのJ2流刑も、あながち確定ってわけでもないのかなー(笑)。

 それにしても、逃がした魚は大きい。湘南が広島に引き分けてさえくれれば、以前当S研でも書いた、最終節に清水が鳥栖と仲良く引き分けて残留確定というシナリオが描けたのだが、こんな時に限って、広島が21年振りとかで、湘南に負けちゃうんだもんなあ。くだんの試合は、DAZNで時間差観戦したが、広島って、そもそもACL重視してないから、「4位以内に入ってACLの可能性残す」なんてモチベは全然なさそうで、手を抜いてるわけじゃないんだけど、必死さという点で湘南に圧倒されてた。

 話はさかのぼるが、第32節のFC東京にも失望させられた。もちろん、東京は首位でホームに帰ってきて、意欲には溢れてたんだけど、それゆえにか、全体的にフワッフワした感じで、地に足がついていなかった。案の定、湘南に先制され、最後にようやく同点に追い付くのがやっとだったからね。

 東京とも、広島とも、堂々と渡り合って、しっかり勝ち点を奪ってる湘南だからなあ。最終節に松本から勝ち点をとることくらい、わけもないだろう。問題は松本側のモチベだな。ホーム最終戦を勝利で飾りたいとか、最下位を回避したいとか、そういう思いはあるだろうけど、ガックリ来ていてやる気が出ないということは考えられる。しばらく前から、最終節の松本VS湘南戦が残留をかけた決戦と見られてたけど、むしろ清水VS鳥栖戦の方が生き残りをかけた戦いになった。

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 11月30日、J1第33節は、恐れていたことが現実になった暗黒の土曜日となった。あらゆることが、清水にとって不都合な結果となった。

 清水自身は逆転負け。湘南が勝ち点3。松本は負け(最終節のモチベを維持してもらうためにも勝ち点を積んでくれた方がよかった)。鳥栖は敗戦(勝ってくれた方が、鳥栖の残留が確定して、最終節の必死さが薄れる期待があった)。浦和は貴重な勝ち点1を獲得し、事実上残留は決定。湘南は、最終節も勝ち点を獲得するだろう。それが1であろうと3であろうと、いずれにしても、清水は最終節に勝たなければいけなくなってしまった。そして、その大一番に、大怪我のヘナトを欠くことになる。

 しかし、清水がこんなことになったのは、すべて自分たちの責任である。湘南には湘南スタイルがあるが、清水には清水スタイルがないのである。窮地に追い込まれた時に、立ち返る場所がないのだ。一応、まだ順位表の上では湘南より上にいるが、もはやプレーオフ候補の筆頭になってしまったことを、認めざるをえない。

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 残り2試合。清水が連敗して、湘南が勝ち点4以上をとると、得失点の関係で、清水は湘南に抜かれ、プレーオフ圏の16位に転落してしまう。残念ながら、清水が連敗する可能性も、湘南が勝ち点4以上をとる可能性も、そこそこ大きいと思う。

 湘南は、一時の迷走からは、完全に立ち直った。第33節でホームに迎えるのが、広島という難敵とはいえ、勝っても全然おかしくないと思う。湘南様、今の貴軍なら、プレーオフに回っても、J2代表チームを、簡単に退けられるだろう。その点、清水はプレーオフに回った時点で、もう終戦なのである。ここは何とか、J1を代表して、湘南様にプレーオフを戦っていただけないだろうか。うちらも全力で応援するから。何ならプレーオフにドウグラスを助っ人として貸し出してもいい(都市対抗野球じゃないっつーの)。

 というわけで、清水にとって、第33節で一番大事なのは、清水自身の結果というよりも、湘南が広島に勝たないことだと思うわけである。清水がセレッソに勝てないのはやむをえないとして、湘南が広島に勝ってしまうと、うちとしてはもう本当に後がなくなる。まあ、さすがにリアルタイムでは清水の試合を観ると思うが、本当の注目は湘南VS広島戦である。

 一応、清水の対戦相手であるセレッソについてもコメントしておくと、何と言っても失点がJ1最少の24。守備組織が整って失点が少ないチームは、清水が最も苦手なタイプである。清水はノーガードの撃ち合いみたいな試合展開を得意としているので、セレッソのように守備が固くロースコアの試合をしてくる相手には、まず勝てる気はしない。ホームでセレッソに勝てたことは、まったく参考にならない。救いとしては、セレッソは得点も決して多くなく、焦点だったブルーノ・メンデスも結局怪我で欠場らしいので、現状で点取り屋が不在ということである。なので、セレッソが攻撃で決め手を欠けば、どうにか1:1くらいで引き分けで勝ち点1とか、期待できるとすればそれくらいかもしれない。

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 考えてみれば、今季の我が軍は、「10番不在」という異常な状況でシーズンを戦っている。それで、シーズンの半ばに西澤が活躍したため、アカデミー育ちということもあり、「来季からは西澤を10番に」と期待するサポさんは多いだろう。所長も、一時期はそう思っていたし、西澤がそれにふさわしいくらい成長してくれることを願うが、最近になって、ちょっと心境が変わってきた。

 お気付きの方も多いと思うが、西澤が大活躍する試合というのは、一部の対戦相手の時に限られる。具体的に言えば、横浜、名古屋、湘南戦で大活躍したが、他の試合のプレー振りはインパクトに欠ける。湘南はチームとして崩壊していたのであまり参考にならなかったが、横浜、名古屋に共通しているのは、ともに攻撃的なチームで、横浜だったら最終ラインが高くて背後に広大なスペースがあり、名古屋だったらプレスが甘かったりと、スペースを与えてくれる相手ということである。つまり、西澤というのは攻撃時にフリースペースを与えられるとダイナミックな動きを見せて決定的な仕事をするタイプなのだろう。

 他方、先日の仙台戦とか、直近の大分戦のように、相手の守備組織がしっかりしていてスペースがないと、有効な仕事ができないという印象がある。遅攻になった時のパスセンスなどは、だいぶ怪しい。

 そういう意味では、西澤は本来は途中投入の方が決定的な仕事ができるタイプなのかもしれない。70分くらいに投入すれば、お互いにだいぶ間延びした状態なので、西澤の能力がより生きるような気もする。

 それから、西澤の動きを見ていると、献身性が足りていない気がする、大分戦でカウンターを受けた時の戻りが、非常に緩慢だった。以前の試合では、相手のクロスに対応しようと深い位置まで戻ったのは良かったけれど、そこから自分のポジションにダラダラと戻ろうとしたので、彼のせいでオフサイドを取り損ねて失点したことがあった。

 あと、これも多くの皆様が感じていることだと思うが、西澤の蹴るコーナーキックの期待度が低いのが残念である。ニアで引っかかったりすることが多い。まだ二見のロングスローの方が、何かが起きそうな予感がする。

 というわけで、現状で西澤の能力や働きを公平に評価したら、後半途中に投入するスーパーサブくらいが最適ではないかと思われる。いくら期待のアカデミー育ちとはいえ、スーパーサブに10番というのは微妙だ。「西澤に10番を背負えるくらいの選手になってほしい」というのはまったく同意だが、現状がそうかというと疑問である。

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 今シーズン、清水では唯一、リーグ戦で先発フル出場を続けていた松原后の記録が、途絶えることとなった。あと3試合、フル出場を果たせば、清水では実に久し振りのフィールドプレーヤーとしてのシーズン・フル出場になったはずだが、第32節の86分でそれが途絶えたことになる。

 松原は累積警告のリーチがかかっていたので、4枚目のイエローをもらって出場停止ということは考えられたし、怪我で欠場といったことも起こりうることだが、試合の中で、しかも、どうしても得点が必要という場面で、交代させられた。さらに言えば、本職は右の飯田との交代である。松原はスタミナはチームで一番ある選手であり、疲労による交代でもない。要するに、松原が攻撃でまったく機能していなかったから交代させられたわけである。

 篠田監督のその交代策は、妥当なものだっただろう。もっと言えば、今シーズンずっと、松原は攻撃で効いていなかったわけで、いつこのような交代があっても不思議ではなかった。監督としては、ついに業を煮やしたといったところだろう。

 圧倒的な実力ゆえにレギュラーを守り通すというのならいいが、清水の左SBの場合には、これといったバックアッパーがいないので、それで松原が出続けていたというニュアンスの方が強い。現状の松原はまだ完成されたプレーヤーとは言い難く(今後完成されるのかも不明)、競争が必要だろう。シーズン・フル出場してくれる選手が一人もいないのは寂しいが、今回の交代劇は妥当と言わざるをえない。

 PS:言い忘れたが、言うまでもなく、前半に松原のゴールが取り消されたのは誤審。あのゴールが認められていれば、試合結果も、松原のその後のパフォーマンスも、違っていたという可能性はあるだろう。

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 サッカーという競技では、「八百長」は厳禁だけど、「談合」は黙認されている。つまり、試合前に申し合せたりしてはいけないけれど、試合の中でお互いの利害が合致すれば、空気を読み合って、お互いにとって無難な試合結果に落とし込むということが、時々発生する。

 我々にとって記憶の新しいところで言えば、2016年のJ2最終節で、札幌と金沢が談合して、清水のJ2優勝の可能性が奪われたことがあった。また、昨年のワールドカップでは、グループステージの第3戦で、決勝Tに進みたい日本と、1勝でも挙げて大会を去りたいポーランドの利害が一致し、試合終盤は日本がパス回しをして時間を消化したことがあった。

 お気付きの方も多いと思うが、次のJ1第33節で、清水と鳥栖が敗れ、湘南が引き分けるか、あるいは松本が勝利したとする。その結果、清水と鳥栖は勝ち点36、湘南と松本のどちらか(あるいは両方)が勝ち点33ということになる。最終節で、清水と鳥栖が引き分け、勝ち点37ずつでフィニッシュすれば、湘南と松本は絶対に追い付けないから、清水と鳥栖は安全に残留ができる。

 果たして、最終節に、清水と鳥栖は、90分間ダラダラとパスを回し続けることになるのか? ただ、お互いに「シュートゼロ」というのは批判を浴びそうだから、わざとふかしたシュートを2~3本ずつ打つとか? まあ、清水の場合は、わざとふかさなくても、どうせ枠には飛ばないという説もあるが。

 一つだけ、恐ろしいのは、金崎ムーである。やつは、空気を読むということを知らないので、談合などそっちのけで、遮二無二ゴールに向かってきそうで、コワい。

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 残り3節なので、結果がすべて。今さら内容云々を言っても仕方がない。今回の大分戦、1:1で引き分けたわけだから、残るのはその結果だけである。しかしながら、やはり大分とのクオリティの差は、歴然。後半途中までは、完全に先方の術中にはまった形だった。

 大分の特徴は低い位置から丁寧にビルドアップすることであり、あまりにそれにこだわるので、大分ホームでの試合の時のように、致命的なミスを起こすこともある。それがあったので、今回も清水は、前で引っ掛けてショートカウンターという作戦を立てていただろう。しかし、今回大分は、「清水がプレスに来なかったら繋ぐけど、プレスに来たら大きく蹴る」という具合に、使い分けていたと思う。結局、清水の前プレスがはまった場面は、ほとんどなかった。

 それで、大分のサッカーを見ていると、「あんな低い位置からゆっくり繋いで、何の意味があるんだろう? 敵に奪われて危ないだけじゃないの?」と思うことが多い。しかし、あれは敵に撒くエサのようなものであり、プレスをかいくぐって、ハーフラインくらいまで運んでから、大分の攻撃は一気にスピードアップするのである。相手は前からプレスに来てるから、前線では数的有利になり、そこで一気に仕留めるというわけである。まあ、そういうやり方というのは、清水ももちろん知ってはいて、だからこそ昨日の試合では、かなり慎重に戦っていた。だから前半は我慢比べのようになり、敵にほぼ決定機を作らせなかったのに、前半終了間際に隙が生まれて、完全に相手の形で先制を許した。試合展開の上で、重い重い1点だった。

 大分に力の差を見せつけられたのは、後半の最初の方だった。プレスをかけてもことごとくはがされ、サイドチェンジされてピンチを招く、と。大分は、中長距離のパスが非常に正確だった。

 1点を追う清水だが、クオリティがないので、力攻めするしかない。流れの中のカウンターよりも、ロングスローの方が得点の匂いがするというのは、いかにも今の清水らしい現象だ。完全に、ハプニング待ちの攻撃になっている。同点弾も、嬉しくはあったが、形と呼べるようなものではなかった。

 間違いなく言えるのは、残留争いしているチームの中で、今一番サッカーが酷いのは、清水だということである。

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 相変わらず、何の進展もない、清水の新スタジアム問題。我々が惰眠をむさぼっている間に、日本各地では新たなサッカー専用スタジアムが、続々と誕生しようとしている。

 まず、皆様ご存知と思うが、こちらのサイトなどに見るとおり、京都の新スタジアムはほぼ完成し、2020シーズンから使用されることになっている。写真などを見る限り、スタジアムそのものは申し分ないが、ただ、京都の中心からはやや離れており、車でのアクセスも道が混んだりして、ちょっと難があるようだ。いずれにしても、京都は新シーズンをJ1で迎えたいだろう。

 それから、ジャパネットの資金力と決断力で、2023年に新スタが誕生することになっているのが、長崎である。こちらのサイトなどが伝えているとおり、大変夢のある話である。

 広島では、2024年までに新スタジアムを建設する計画で、もう建設地も中央公園広場に決まっている。ただ、こちらの記事によると、にぎわいの創出といったことが課題となっているようで、近く欧州に視察に行くのだとか。政治家どもというのは、散々広島の新スタ建設に横槍を入れておきながら、いざ出来ると決まったら、その利権に群がろうとしており、本当に醜い連中だと思う。欧州におけるスタジアムのあり方なんていうのは、日本のサッカーマニアがとっくに知っていることであり、バカな素人の政治家や役人が物見遊山に行ったところで、ロクな結果にはなるまい。

 あとは、こちらの記事などが伝えているように、山形も2025年竣工を目指し新スタ計画を練っている。ただし、こちらは具体的な建設地などが未定で、行政も煮え切らない態度らしい。

 最新の情報として、こちらなどが伝えているように、水戸もサッカー専用新スタジアム建設に向け動き出した。ただし、市は既存スタジアムの拡張でお茶を濁そうとしているようだ。

 それから、つい先日、「Jリーグ、スタジアム整備補助金を4クラブに交付…理想的なスタジアム整備の促進が目的」という情報が伝えられた。ここに清水の名前が出ていないということは、我がクラブは現時点で新スタ実現に向けた働きかけを一切行っていないということなのだろう。

 かくして、静岡県には、アイスタとヤマハスタジアムという、サッカー専用でそれなりに趣きはあるが、老朽化しスペック的に見劣りするスタジアムと、エコパという場所が不便な陸上競技場しかないという、嘆かわしい状況である。まかり間違って清水がACLに出場したら、遠隔の山奥のエコパまで行って試合をしなければならない。清水、磐田の凋落に加え、スタジアム面でも後進地域と化しつつある。というか、両者は関連し合った現象であろう。


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 当S研では以前、「ボールを持つのがそんなに怖いのならサッカー選手をやめてしまえ」、「清水のボール回しを見ていると、まるで爆弾コントのよう。導火線に火のついたダイナマイトをやりとりしているように、おっかなびっくりだ」などと書いたことがある。そしたら、このたび、清水と真逆のJクラブ、J監督を見付けた。リカルド・ロドリゲス監督率いる徳島ヴォルティスだ。「無理せず、慌てず、攻め急がず。J2徳島に根付くリカルド監督の思考」という記事をご覧いただきたい。以下、抜粋して引用させていただく。

 徳島が素晴らしいのは順位だけではない。就任3年目を迎えるリカルド監督は、自分たちがボールを動かし、ゲームを支配する、プレーで唸らせるチームを創り上げた。結果と内容の両立。これはなかなかできることではない。

 徳島のプレイスタイルは「ボールを持つことを恐れない」、このひと言に尽きる。

 直近のゲームとなった東京ヴェルディ戦は2-1で勝ったが、とくに前半は押し込まれる時間帯が続いた。それでも苦し紛れにボールを蹴ることは滅多になく、3バックとキーパーが丹念にパスをつないで敵のプレスをかいくぐりながら、ボールを確実に前へ運んだ。

 敵のプレスを受けても、パスコースの確保と落ち着いたキープによって、しっかりとボールを保持し、前に持ち出す。ほとんど慌てることはない。

 「自分がボールを持って敵が寄せてきても、こことここには必ず味方がいてくれるという信頼関係があります。どこかに道があるので、慌てることもありません。プレッシャーから逃げたら自分たちの大事なものが失われる、そんなこだわりはありますね。敵を引きつけることで、そこから生まれるスペースを突きます。これは正直、適応が難しいサッカーですが、1年やってきて少しずつわかってきた印象ですね」(田向泰輝選手)。

 いかがだろうか。今年の清水のサッカーを見てきて、うんざりしていた皆さんなら、色めき立つような話ではないか。J2の平均的なクラブ規模と思われる徳島でも、ちゃんとした監督を招聘してじっくりとチーム作りをすれば、どこかのチームみたいに、パニック蹴りを繰り返さなくていいのだ。

 上で見た田向選手の「自分がボールを持って敵が寄せてきても、こことここには必ず味方がいてくれるという信頼関係があります。どこかに道があるので、慌てることもありません」という証言は、とりわけ重要である。たとえば、仙台戦の1失点目は、確かに松原の判断の悪さとミスが響いたが、普段からオートマチックに動いて味方同士でパスコースを作る訓練をしていたら、そもそもあの時の松原みたいに追い詰められたりしないのである。「この位置に味方がいるはず」ということが分かっているから、慌てずにボールを繋ぐことができる。今の清水に最も欠けている部分だと言っていい。

 問題は、ある程度の経営規模がありながら、そういうチーム作りを任せられるような監督を一向に見付けられない清水というクラブそのものということか。自力でそういう人材を発掘できないなら、セレッソがJ2からロティーナ監督を引っ張って成功したように、清水だってロドリゲス監督を引き抜いてもいいような気がする。

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