考えてみれば、2012年にJ2が22チームになってから、勝ち点80以上とってJ1に上がれなかったのは、今年の松本が初めてだな。首位とわずか勝ち点1差で昇格を逃すなんてのも、初のケースだろうし。ムゴいな。まあ、その悲劇の主人公がうちでなくてよかったとしか、言いようがない。

ranking

 さて、以前も使わせてもらったこちらのサイトから、2016年のJ2リーグ戦における清水の得点者だけを抜き出して、上掲のような表を作成してみた。なお「順位」というのはJ2の得点ランキングにおける順位、「得点率」というのは得点/シュート数であり要は決定率のことである。

 改めてこうやって見てみると、得点はお化け2トップに極端に偏重しており、それにサイドハーフと控えFWが続くという図式だ。ディフェンス系プレーヤーの得点はごく少ない。驚愕の事実だが、今季清水はボランチの得点はゼロであった。河井が1点こそ決めているものの、それは彼がサイドハーフとして出場した第2節の長崎戦だった。う~む、清水のボランチは「守備的」というわけでもないのに、ここまで得点力が低いのは、やはり問題だと思うぞ(ていうか、1シーズンを通してボランチが1点もとらなかったチームなんて、長いJリーグの歴史で存在するのだろうか?)。普通は、サイドバックの得点も、もう少し多いだろうなあ。セットプレーからのDFの得点も、終盤戦になってやっと角田や犬飼の「待たせてSORRY弾」が出た程度で、それぞれ1点づつに留まった。モンスター2トップがいるから、得点は彼らにお任せというのも、分からないではないけれど、もうちょっと満遍なく得点者が生まれてほしいものである。

 ところで、原典には、長谷川悠が1得点と書いてあり、「おいおい、やつは無得点だぞ」と一瞬思ったが、それは古巣での得点のことだろうね。


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