まあ、Jの中で、一番最後まで所属カテゴリーが決まらなかっただけあって、来季に向けた編成は、出遅れるわな。増してや、GMが退任となれば、編成も難航するだろう。
それにしても、大熊GM、連れてきた選手が悪かったとは決して思わない。クラモフスキーには冷たかったが、ロティーナの引き抜きは見事で、それに合わせた選手獲得もちゃんとやった。しかし、そのロティーナで降格危機に陥ってしまったのが、大誤算だった。あそこで、踏みとどまれていれば、今頃J1でAクラス争いくらいはしていたと思うのだが、意中の監督で失敗し、あとは後手後手の監督起用になってしまった。
そんなわけで、チームをめぐるモヤモヤは晴れないが、数少ない朗報として、新スタジアムに関しては、ちょっとだけ前進した感がある。こちらによれば、
静岡市の難波喬司市長は22日、JR清水駅東口の製油所跡地で民間企業と連携して新しいサッカースタジアムや商業施設などを開発する方針を明らかにした。工業専用地域の区分を商業地域に変更するほか、今年度中に民間企業からアイデアを募り、来年度から開発に向けた本格検討に入る。
しかし、静岡市は、条件整備はするけれど、カネを出すつもりはないということが、ますますはっきりしてきた。この点では、難波市長は田辺前市長と同じ姿勢であり、失望を禁じ得ない。恐らく、鈴与が巨額投資をして、商業的に成り立つ複合開発に踏み切らない限り、スタジアムは動かないだろう。
ところで、新スタジアムに関連し、個人的にはぜひとも実現してほしいと思っている点がある。静鉄電車の、JR清水駅東口(すなわちスタジアム前)までの延伸である。そのイメージ図が、上の地図だ。
一部、車と一緒に走る路面電車になってしまうかもしれないが、ぜひやるべきである。ただ、直角に曲がるのは厳しく、ルート上にある区画の再開発や立ち退きなども必要になるかもしれない。そうなれば、まさに行政の出番だろう。静岡市は、スタジアム建設費を出さない、せめてもの罪滅ぼしのために、静鉄と連携して、静鉄電車の延伸をぜひとも実現してほしい。
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