2022slogan

 町田で監督をやっている黒田という人が嫌いだ。しかし、今季のJ2で、成功したのがあの人であり、失敗したのが我々だ。この事実から、謙虚に学ばなければ、清水の再生はない。

 自分が、町田における黒田監督のマネジメントに関し、一番強く印象を受けたのは、こちらの記事に見る以下のようなくだりである。

 チーム体制が変わり、戦力も大幅に入れ替わりがありながら短期間でチームをまとめあげた黒田監督のマネージメントは見事だった。昨季の町田は42試合で50失点。その失点の多さから、黒田監督はすべての失点シーンの映像を徹底的に分析し、守備から立て直しを図ったという。

 これこそ、昨今の清水に最も欠けている点ではないだろうか。昨年、2022シーズンの清水は、試合終盤の失点により、数えきれないほどの勝ち点を落とした。サッカーでは、後半アディショナルタイムの失点で勝ち点を落とすのは、まあ時々はあることだが、どんなに多くても、年に2~3回ではないだろうか。それが、2022年の清水の場合には、正確には覚えていないが、10試合近くあったのではないか。これはほとんど、オカルトの世界である。

 だが、オカルトで片付けていいはずはなく、試合運びにしろ、個人戦術にしろ、何か必然的な原因があったからこそ、試合終盤の失点で勝ち点を落としまくったはずなのだ。

 では、清水というクラブは、試合終盤の失点という怪奇現象を徹底解析して、それをチーム全体で共有し、対策を練り上げ、2023年のチーム作りに生かしたのか? とてもそうは思えない。そもそも2022年終盤の時点でゼ・リカルドは求心力を失っており、選手たちは監督の手腕に疑念を抱きながら、2023シーズン入りしたようだ。そんな状態で、前年の失敗を検証し全員でそれを克服するような気運が生まれるはずはない。「まあ、J2だから、何とかなるっしょ」くらいの感覚だったのではないか。

 秋葉監督に代わり、失点したり、敗戦したりした時の、反省の度合いは増したと思う。そのあたりは、「我関せず」といった雰囲気のゼ・リカルドよりはマシだったと思う。しかし、秋葉監督は精神論に終始し、「集中力が足りなかったから」といった話で片付けがちだった。対策は座禅。これでは、黒田監督のように、一つ一つの失点を具体的に検証し、映像を使いながらその再発を防ぐ手をしっかりと打つ町田に、上回れるはずはない。


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