そんなわけで、浦和に勝ち切れず、天皇杯に続いて、ルヴァンも終戦となってしまった。
正直言うと、最近個人的に、J1のダイジェストなどを観ると、そこが清水が戻るべき場所ということは分かるのだけれど、「こんなところに戻ったとして、清水はやれるのだろうか…」などと、弱気になっていた。権田のスローモーション発言ではないが、今年清水がJ2でやっているサッカーに比べると、ダイジェストで観るJ1の試合はスピードやインテンシティが別次元に感じられ、とても清水では通用しないのではないかなどと思ってしまうからだ。
そういう意味では、ルヴァンでJ1勢と公式戦を6試合やれたのは、日程的にはキツかったが、自分たちの現在地を知る上で、有益な機会だった。そして、結果としても、Bグループの中で2位でフィニッシュ。浦和には2分、川崎には1勝・1敗、湘南にも1勝・1敗と、どれも五分だった。しかも、川崎と湘南相手の敗戦は、状況的に最初から負けを覚悟した戦いであり、ある程度本気を出した試合ではすべて勝ち点をとった。
まあ、ダイジェストで観ると、良い場面ばかりなので(笑)、J1のレベルがすごく上に見えるというのもあるだろう。実際やってみて、今の清水がJ1にまったく歯が立たないということはなさそうだ。言い換えれば、J3に負けることもあるが、J1に勝つこともあるというのが、秋葉清水ということか。自分たち独自のサッカーが確立されているわけではないので、先制点とか、そういうことに左右されて勝ったり負けたりというチームなんだと思う。
現実的に考えれば、今回の敗退で、秋の日程はかなり楽になる。ミッドウィーク開催とされていたリーグ戦を、週末に振り替えることが、近く発表されるはずだ。
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