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 普通、サッカーで5:0の勝利は、一年に一度あるかないかの大勝であり、何年も語り継がれるようなカタルシスが残るものである。でも、すでに今季、6:0や9:1を経験した我々としては、5:0では何か物足りないような気もしてしまう。いけないおクスリを決めすぎて中毒になり、5点くらいじゃ満足できないような、そんな体になってしまったのだろうか。

 いや、むしろこの試合に関しては、選手たちも言っているように、点差ほどは楽な試合ではなかったということだろう。特に、後半は一方的に攻められた。印象としては栃木戦と同じで、前半はアグレッシブなサッカーで得点を重ね、「こりゃ後半はもっとすごいことになりそうだぞ」とアイスタの期待感をマックスまで高めておきながら、実際には後半は守ってばかりだったと、そんな感じである。

 秋葉監督の試合後のコメントを読んでも、点差もあるので、後半は安全運転に徹したというようなことを言っている。超攻撃的に、最後まで相手を殴り続けるというのを標榜していることを考えると、公約違反という気もしないでもないが、なるほど、秋葉さんにはこんな一面もあるのかと、認識を新たにした。まあ、連戦続きで、前節のような残念は失点は絶対にしないというのがテーマだったことを考えれば、納得だ。

 今後も、前半はイケイケ、そこでリードを奪い、後半は慎重にという試合が、増えるかもしれないな。アイスタも、前半たっぷり目の前でゴールを拝むため、東サイドスタンドの方が人気が出たりして。


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