清水の公式YouTubeに「THE REAL」という試合当日の舞台裏シリーズがある。先日の対戦相手である広島にも、「INSIDE」という同じようなシリーズがあるようだ。DAZN主導の昨年のドキュメントもの以来、こういうのがトレンドになっているのだろうか?
で、上掲動画を拝見して、まあだいたいどのチームも試合前・後のルーティーン的なものは同じなんだなと、当たり前のことを再確認した。試合直前には、監督とキャプテンが檄を飛ばして、チームを鼓舞する。
それで、清水と広島の舞台裏を比較すると、どちらかというと広島の方が理知的で、清水の方が情熱的という違いを感じる。ドイツ人監督とブラジル人監督のカラーの違いだろうか。
それと、今回観た広島の動画と比べても、うちらのキャプテン権田のスピーチ力は、やはり際立っている。はっきり言って、この人がチームを鼓舞するのを聞くたびに、毎回泣きそうになる。前にも言ったが、この人が政治家になったらヒトラー並みの弁舌家になる恐れがあるので、それだけはやめた方がいいと感じるくらいである。
逆に言うと、過去にはキャプテン竹内とか副キャプテン河井とかが、こういう檄を飛ばす役割をやっていたかと思うと、大人しい口下手兄ちゃんには荷が重かったかと、ちょっとかわいそうになる。
ある意味で試合以上に感動する権田のスピーチ、清水は「THE REAL」のフルバージョンを有料にし、一部の課金者しか観れないようにしているわけだが、惜しすぎる。今の清水にとって最も強いコンテンツは、権田のスピーチである。


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