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 途中までは、「シュート0本での勝利達成か?!」と思いながら観ていたが、そこまで甘くは無かった。

 やはり、セレッソとの力の差は大きく、惨敗もありえたと思う。20分に清武が負傷退場したことで(心よりお見舞い申し上げたい)、セレッソの機能が低下し、それでようやく、清水とセレッソの力の差が縮んで、ある程度可能性のある試合になったという感じである。そんな中で、35分にオウンゴールで先制したのだから、何とか千載一遇のチャンスを活かして勝利したかった。

 後半、ずっと押し込まれ、苦しい状況が続いたが、サッカーではある程度、自分たちのターンも来て、そこで落ち着くなり、相手を脅かすなりできるはずである。ところが、この日の清水は(いつもそうだが)、せっかく自分たちのボールになっても、縦に急ぎ過ぎて、あっさりと失い、それでまた相手のターンになって、ずっと敵の攻撃の圧力にさらされ続けるということを繰り返した。さすがに、鉄壁とは言えない清水の守備力で、後半45分を守り切るのは難しい。

 案の定、同点に追い付かれ、勝ち点1で御の字という試合になってしまった。2点目が欲しいのは分かるが、前線に可能性の低いボールを焦って入れるよりも、まずはボールを回して自分たちの時間を作るとか、そういう冷静な試合運びがあまりにも欠けていた。

 新指揮官が就任して、勝ち点が全くとれないようだと苦しかったが、リーグ戦は1勝・1分ということで、一応勝ち点は積めている。次節、大苦戦が必至としても、新体制3試合で1勝・1分・1敗なら、まあ最悪ではないだろう。なんとか戦術を落とし込んで、早く戦える態勢を整えてほしい。

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