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 天皇杯京都戦、今後のリーグ戦に向けた「ラージグループ」を作るためにも、もっと大胆にターンオーバーをするのかと思っていた。しかし、実際には、ほぼベストメンバーと呼べるような布陣だった。

 それだけ、天皇杯を重視したのか。いや、リーグ戦のためにも、レギュラーチームの戦術徹底を図りたく、いわばリーグ戦のためのトレーニングの場としてカップ戦を使ったのか。

 ただ、今回も、ヴァウド、ホナウド、カルリーニョスのブラジル人トリオはベンチ入りしなかった。その他にも怪我人が出ているのだろう。ターンオーバーしようにも、稼働できる戦力が足りなかったのかもしれない。

 試合内容については、評価が分かれている。かなり低調だったという評価と、意図が見える悪くない戦いだったという評価。

 個人的には、前者、つまりだいぶ深刻だったという印象の方が強いかな。シュートは6本で、決定機と呼べるものは一つも無し。それこそベストメンバーとは言えない京都相手に、もがき苦しむばかりだった。降格危機にある我が軍としては、「これがリーグ戦でなくて良かった」というのが、せめてもの救いか。

 試合後のリカルド監督のコメントを聞くと、勝ちたかったので、なるべく良いメンバーを揃えたが、負けてしまって残念といった口ぶりである。疲労だけが残り、リーグ戦に引きずらなければいいのだが。

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