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 昨日申し上げたように、個人的には初めて、今回のルヴァン参戦のために、豊田スタジアムに行ってみたんだよね。

 やはり、豊田スタジアムの威容には、圧倒された。あの規模感と、せせり立つ急勾配のスタンドは凄い。日本のサッカースタジアムの中では、スペック的には、最高峰なのではないか。当日、結構風が強かった割には、スタンドで四方を覆われているせいか、スタジアム内にはそれほど風が吹き込まないのはいいなと思った。

 その反面、驚いたのは、豊田スタジアムが、名古屋からクッソ遠いことである。名古屋の中心街からは、電車を乗り継いで、1時間以上かかる。駅から、さらに30分近く歩く。まあ、トヨタのお膝元だけに、車社会で、郊外型のスタジアムの方が駐車場を確保できていいのかもしれないが、とにかく、名古屋の中心からは隔絶された場所にあって、ビックリした。個人的には、名古屋市と豊田市の位置関係、距離感みたいなものも、今まで理解していなかったからねえ。

 いくら、グランパスのスタジアムが、ハコとして素晴らしくても、あの立地では、集客ポテンシャルが2~3割減だろう。今まで、日本平スタジアムが日本で一番アクセスが悲惨だと思っていたが、いやいやどうして、名古屋も相当なものだった(笑)。

 静岡・清水は街の規模は名古屋に劣るとはいえ、我が清水エスパルスは名古屋グランパスに勝ち目があるんじゃないかと思えてきた。清水に駅近スタジアムができさえすれば、立地的には日本屈指となる。

 そうした観点からも、注目されたのが、清水みなとまちづくり公民連携協議会の主催により2月23日に開催された第3回清水みなとまちづくりシンポジウムだった。もちろん所長も参加させていただいたのだが、正直言うと、過去2回のシンポジウムに比べ、今回はお堅い話に終始し、個人的には寝落ちしてしまった。お役人の公式見解をずっと聴かされているような感じで、我々サッカーファンが求める心躍るようなビジョンが感じられなかった。

 ただ、恐らくそれは、清水の駅近新スタが、非常に具体的な検討段階に入っているからこそなのではないか。従来の2回のシンポは自由に夢を語るものだったのに対し、その後、候補地も絞られてきて、技術的な詰めの段階に到達しつつあるからこそ、ちょっと素人には難しい話になってしまったのではないかと、個人的には思っている。そういう意味では、喜ばしい現象だったのかもしれない。

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