ご覧になった方が多いと思うが、上掲の動画の中で、山室社長が、今シーズンの清水の目標は優勝、タイトルであると明言している。

 社長いわく、プロ野球でも2021シーズンに、セパともに、2年連続で最下位だったチームが優勝するということが起きた。それを考えれば、2021シーズンに残留争いを強いられた清水が、2022年に優勝したっておかしくない。我々にとって一番の敵は、「優勝なんかできっこない」、「優勝争いができればそれで充分」といった諦めである、と。

 個人的に、社長が高い目標を掲げてくれることについては、嬉しく、頼もしく思う。しかし、やはり、野球とサッカーは違うのだと、指摘せざるを得ない。

 まず、野球は両リーグ6チームしかなく、どのチームにもバイオリズムというのはあるので、例えばソフトバンクや巨人のような強豪チームでも、振るわないシーズンというのはあり、その結果、他のチームにチャンスが生まれる。他方、低迷していたチームでも、投手の柱が2~3人登場し、野手の4~5人くらいが調子の良い状態が重なれば、急に強くなったりする。

 そもそも、野球はサッカーと違って平等主義が基本であり、弱いチームでも、ドラフトで有望選手を獲得できる。たとえば、最下位のチームでも、4割くらいは勝てるのがプロ野球であり、優勝するチームも6割くらいの勝率なわけで、上と下の差は小さく、上述のような戦力の変化が生じれば、オリックスがソフトバンクを上回って優勝ということも、数年に一回くらいは起きうるのである。まあ、セパともに、最下位から優勝へというのは、さすがに百年に一度の珍事だとは思うが、プロ野球というのは構造的に、どのチームにもある程度の優勝の可能性があるわけだ。

 それに対し、サッカーは違う。サッカーでは、上位チームに多額の分配金が流れるし、選手も自由獲得なので、有望選手はこぞって上位チームに入団する。サッカーは国内だけでなく、国際競争もあるので、上位にビッグクラブがいてくれないと、国際競争力が保てない。プロ野球と違って、あえて格差を設けて、そのように仕向けているのである。だから、前年までの順位、序列を覆すというのが、プロ野球に比べて、はるかに困難なのだ。

 長くなってきたので、続きはまた明日。

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