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 我が家では、昨日、DAZNが絶不調で、清水ドキュメンタリー・エピソード3観ようとしたら、TVでもPCでも、「貴方の地域では視聴できません」(つまり日本以外の国として認識されているということ)という表示が何度も出て、難儀した。何度か再起動したり再読み込みしたりして、どうにか最後まで視聴できた。

 そんなわけで、エピソード3、全体的な筋立てとしては、2021シーズンの清水は怪我人が多く、戦績も思うように上がらなかったので、夏に再び大型補強を敢行したが、それが裏目に出て、逆に崩れていったといった感じで描かれている。まあ、そういうストーリーは、今回のドキュメンタリーに限らず、シーズン終了度の報道や論評でも見られたので、我々素人は、まあそうだったのかなと思う程度である。

 しかし、どうも釈然としない。たとえば、前半戦で、ロティーナサッカーの完成度が60%くらいまで達していたとしよう。しかし、夏の積極補強で、逆に40%くらいに落ちてしまったと、そんなマヌケな話でいいのだろうか? もし夏に獲ったホナウドが思うように働けていないのなら、従来の主力だった竹内・河井・宮本あたりに戻せばいいだけの話ではないのか。その方が、まだしもロティーナ戦術を体現できたかもしれない。無理にコロリを使わなくても、ロティーナのサッカーを実践できる代役はいたはずである。鈴木義宜がまだ本調子でなかったので、井林を使ったというのは理解できるが、他の新規加入選手については、なぜ戦術理解が浅いまま、無理に起用を続けたのか?

 というわけで、ドキュメンタリー・シリーズを観て、チーム内の空気感がどうだったのかというのは痛いほど伝わってきたが、「なぜ清水でロティーナ・サッカーが挫折してしまったのか?」という根本問題は、個人的にいまだに大いなる謎として残っている。

 ところで、ドキュメンタリーではホワイトボードがチラチラ映るが、どんなことが書かれているのか、内容に興味があるので、もっとじっくり読んでみたいものである。次なるドキュメンタリー企画として、一年を通じたホワイトボード定点カメラなんてのがあったら、ぜひ見てみたい。時々、選手にぶん殴られたりして。もちろん、シーズン中は機密事項として見せられないだろうが、もうシーズンは終わったし、監督も代わったし、昨年のホワイトボードの内容は見せてくれてもいいのではないか。

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