20202021

 昨日の話の続きである。上に見るとおり、2020シーズンと2021シーズンの点差別の勝敗を、グラフにまとめてみた。なお、昨日の図はリーグ戦だけだったが、今日の図はルヴァンも含んでいるので、ご注意いただきたい。2020年が34+3=37試合、2021年が38+8=46試合である。

 まあとにかく、2020年も、2021年も、クセがあり過ぎる。

 何しろ、クラモフスキーが作った2020年のチームは、1点差勝利が一度もなかった。恐らく、Jの長い歴史の中でも、全チームを通じて、初の珍事ではないか。1点差敗戦は結果的に多くなったが、大差で負けている試合で、失点覚悟で捨て身の反撃に出て、試合終了間際に焼け石に水ゴールを奪って、結果的に1点差で敗れるというパターンが多かったためであり、完敗に変わりはなかった。つまり、2020年の清水は、勝てば大勝(回数は多くなかったが)、負ければ大敗というチームだったわけである。引き分けを含め1点差以内の試合を「僅差の試合」と呼ぶならば、その割合は51%という低いものだった。

 それに対し、2021年には、僅差の試合が全体の74%に上った。ロティーナのイメージ通り、馬鹿試合はほとんどなくなり、ロースコア、僅差の試合は、確かに増えた。言うまでも無く、問題は、そうした僅差の試合をものにできず、勝ち点1だったはずの試合が0に、3だったはずの試合が1になることが、余りにも多かったことである。

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