もうご覧になった方も多いと思うが、今季の清水の挑戦に関し、DAZNでエスパルスとJリーグが制作したドキュメンタリーが配信されている。昨日6日にepisode1が公開され、2以降はこれから出るようである。上のYouTube動画は、ドキュメンタリーそのものではなく、その予告編。

 なお、そもそもなぜこのようなコンテンツが作られたかについては、こちらのコラムを参照していただきたい。

 個人的にも、とりあえずepisode1を観たところである。夏の五輪中断くらいまでの時期が取り上げられている。もがき苦しみながらも、まだロティーナ清水は浮上できると信じられていた頃のストーリーである。

 今回のドキュメンタリーを観ても、ロティーナにビジョンがあることは間違いないし、それを必死にチームに落とし込もうとしていたことは、痛いほど伝わってくる。それが開花した可能性も、確かにあったと思うのである。ホームの福岡戦でも、横浜FC戦でも、湘南戦でも、一つでもいいから、いずれかの試合で勝利を挙げられていたら…。成功体験が次の成功を呼び、良い循環に入っていけたのではないかと、今も思う。失ったものの大きさが、改めて痛感される。

 だが、個人的には、だからと言って、ロティーナと心中すべきだったとは思わない。確かにロティーナサッカーが開花したらどんなに良かっただろうとは思うが、それは死児の齢を数えるというやつで、我々には監督交代で生き残るしか道が無かったのである。ロティーナサッカーという大きな可能性を断念しなければならないような、そういう状況に陥ってしまったことこそが問題なのであって、ロティーナの更迭自体はやむを得なかった。

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