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 日本代表の正守護神は、最近もずっと、我が清水の権田が務めている。しかし、玄人筋からの評判が、芳しくない。特に足元の技術に不安があり、GKを起点とするビルドアップができない、相手がはめに来た時にGKを経由してプレスをはがすことができないという点を指摘されることが多い。

 昨日も、「なぜ後方から繋がない? 足元に秀でたGKが不足している日本サッカー」なんて記事が出て、権田はロングボールを蹴るばかりで、後方から繋ぐことをしていないと、批判的に論じられた。

 まあ、正直言うと、清水でのプレーを観ていても、足下が万全で、ビルドアップが得意という印象は、あまり無いかな。清水のプレーヤーが代表の正守護神というのは個人的に嬉しいものの、「本当にこの男が日本No.1GKなのか…」と疑問に感じることも少なくない。

 そう言えば、当S研ブログでは9月に、「カタールW杯で清水の権田がピッチに立つ可能性」なんて記事を書いたことがあった。その時には、日本がカタール大会に出られる確率が80%、来年11~12月に権田が日本代表の正守護神である確率が60%、その時権田が清水に在籍している確率は70%、したがって「清水の権田がカタールW杯のピッチに立つ確率」は70%×60%×70%で計30%くらいではないか、なんてテキトーな見通しを述べた。

 しかし、それから2ヵ月ほど経って、これらの確率はいずれも厳しくなってきたと思う。まず、最終予選で、日本はもう2つも負けてしまったので、日本がカタール大会に出られる確率は60%くらいと見るべきだろう。また、森保監督が近いうちに解任される可能性は否定できず、そうなればGKの人選は変わるはずなので、来年11~12月に権田が日本代表の正守護神である確率はせいぜい40%くらいでは。そして、清水がJ2に落ちると、たぶん権田はJ2ではプレーしないと思うので、W杯時に権田が清水に在籍している確率も50%程度に下がったと思う。なので、「清水の権田がカタールW杯のピッチに立つ確率」は60%×40%×50%で、計12%程度に低下してしまったというのが、現時点での個人的な見立てである。

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