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 本来はもっと危機感を持たなければいけないのだが、名古屋戦の「勝ち点1」により、何となく、一定の安堵感を抱きながら、プチ中断に突入した。新戦力もまずまず無難にチームに溶け込み、これで中断期間を利用して一層の成熟を図れば、リーグ戦終盤の準備が整うのではないか、と。

 そうした中、昨日になって、「本日(8/30)よりトレーニングキャンプ(8/30~9/5 @高円宮記念JFA夢フィールド)を行うU-20日本代表候補において、松岡大起選手が怪我のため不参加となりました」と、チームから発表があった。

 名古屋戦で松岡は、最後まで普通にプレーしていたと記憶している。88分にボランチの1枚を代えた時も、ホナウド→竹内だったし、交代枠は1枚余っていた(いや、ヴァウドが脳震盪扱いだったら2枚余っていたことになるのかな? 分からん)。ボランチの適役がもうベンチにいなかったのは事実にしても、もしも松岡が動けないほどだったら、交代させていたはずだ。

 そもそも、松岡が加入して以降、リーグ戦では出ずっぱりで、酷使し過ぎの感があった。いくら本人が野心的でエネルギーが満ち溢れていても、新加入の二十歳に頼りすぎだろうという気はしていた。

 終盤戦に向けて、チームを成熟させていく上で、この中断はぜひ有効活用したく、その時に松岡が代表活動でチームにいないのは痛いな、とは思っていた。まさか、清水でのトレーニングを優先し、仮病を使ったということは無いと思うが……。願わくば、「無理はしたくないのでU-20は辞退するが、それほど重大な怪我ではない」という、良い塩梅の怪我(?)であることを祈るばかりである。

 気になると言えば、名古屋戦で原輝綺がベンチにもいなかったことが、気になり過ぎる。清水加入以来、怪我以外で、リーグ戦を欠場したことは無かったはずだが。その結果、まだ大学生の山原怜音君がベンチ入りするという楽しみな要素もあったが、緊急事態ゆえの学徒出陣の感は否めなかった。エウシーニョ不在の上に、原までもが大きな怪我などということになったら、痛手は計り知れない。

 リーグ戦再開初戦は、9月11日のアウェー鳥栖戦になるわけだが、松岡、原と、2人揃って古巣対決に臨めると、信じたいものである。


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